バカとテストと召喚獣~響き渡るバカ達の絆~   作:shin-Ex-

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第25話!

「さすがに休日だと更新が早いな」

はい!今のうちに書き進めなければ!明日からの仕事は忙しそうですからね!

「そうか。頑張れよ」

はい!そしてオリキャラを投稿してくださる方、本当にありがとうございます!そこで私は決めました!はじめは2、3人と言っていましたが可能な限り本編に関わらせようと!

「・・・・まさか全員?」

いえ、流石にそうなったら収集つかなくなるので、一部のキャラは前回言っていた話から出ることになります。いろいろ調整する必要もありますしね。

「それでもどんどんキャラが増えそうだな」

まあ何とかしてみましょう!考えてみれば私が書いている東方の小説だって東方キャラほぼ全員出そうとしてるんですから結構なんとかなると思います!

「相変わらず軽率だな」

大丈夫ですって!何とかしてみます!・・・・・多分

「そこまで言うなら多分を付けるな。さて、そろそろ本編行くぞ」

はい!では本編どうぞ!


第25話

side 響

 

時刻は10時30分。俺、咲夜、アキは教室の掃除に、妹紅と慧音さんは振り分け試験と手続きのため文月学園に来ていた。

 

「ここが文月学園か」

 

妹紅が校舎を眺めながら言った。

 

「あれ?転入試験できたんじゃないの?」

 

「転入試験は別のところで受けたんだ。だから来たのは初めてだ」

 

「そうか。だったらアキにしっかり案内してもらわないとな」

 

「うん!」

 

本当に嬉しそうだな。

 

「その前に振り分け試験だ。行くぞ妹紅」

 

「ああ。じゃあな三人とも、また後でな」

 

「うん」

 

「後でな」

 

「それではまた後ほど」

 

俺たちは振り分け試験を受けに行った妹紅たちと別れて教室に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お、来たか、明久、響、十六夜」

 

「・・・・・おはよう。響、咲夜、吉井」

 

教室に入るとユウと翔子が声をかけてきた。

 

「おはよう雄二、霧島さん」

 

「ああ。お前たちが最後だぞ」

 

「そうか。待てせて悪かったな」

 

「・・・・・・大丈夫。みんな気にして「遅いわよ!吉井!」

 

「そうです!みんな待っていたんですよ!」

 

翔子の言葉を遮って島田さんと姫路さんがアキに文句を言ってきた。というか・・・・

 

「・・・・・ユウ、なんで二人がここにいるんだ?」

 

俺は二人に声をかけた覚えがないんだが。

 

「・・・・・話を聞いていたらしくてな。勝手に来たんだ。まあ掃除を手伝ってくれるならと思って皆今回は放っておいたんだが・・・・」

 

見ると二人がアキに詰め寄っていた。そしてそれを見たユーリとアリスが二人を抑えている。

 

「・・・・響様」

 

「ああ。・・・・・これはマズイな」

 

確実に妹紅とあの二人が会うな。そうなったら・・・・・非常にめんどくさい。またアキに被害が出そうだ。

 

「マズイって・・・何かあるのか?」

 

「・・・・・後でわかる。とりあえず掃除を始めよう」

 

「?そうだな」

 

こうして俺たちは掃除を始めた。掃除は掃き掃除や窓の修繕、座布団を屋上に持って行って干したりとまあ色々だ。・・・・ちなみに掃除の最中も島田さんと姫路さんは難癖つけてアキに何度も詰め寄ってきた。その度に俺たちのうちの誰かが止めるといったことを繰り返したため思ったより掃除に時間がかかった。・・・・・本当に二人は何しに来たんだ?皆も同じことを思ったのか二人が何か起こすたびにに怪訝な顔をした。さらに・・・・・

 

「・・・・・・なあ、この畳」

 

「・・・・・・腐ってるわね」

 

ユーリとアリスが何とも言えない表情で言った。

 

「・・・・・まさかここまでひどいなんてね」

 

「・・・・・ここって本当に教室?」

 

「・・・・・・まだ一週間とは言え吉井君たちはよくここで過ごせたね」

 

木下、工藤、久保も俺たちに同情の眼差しを向けてきた。その眼差しを受けて俺はなんだか虚しい気持ちになった。アキ、ユウ、ヒデ、コウも同じ気持ちだろうな。

 

「・・・・・響様の予想通りでしたね」

 

「ああ。あまりあたって欲しくはなかったが」

 

「響はこれ予想してたの?」

 

「まあ薄々な」

 

「・・・・・・儂等は当分この畳の上で過ごさねばならんのか」

 

「・・・・・・かなりきつい」

 

ヒデとコウががっかりした様子で言った。

 

「その心配はないぞ。畳なら調達できた」

 

「どういうことだ?」

 

ユウが疑問に思ったらしく聞いてきた。

 

「畳が腐っている可能性があるのは分かっていたからな。つてに譲って欲しいと頼んだんだ。そしたらちょうど取り替えたばかりでお古でよかったらくれると言ってくれたから譲ってもらうことになった。お古でもこの腐ったのよりずっといいからな」

 

本当頼んでよかった。

 

「つてって・・・・本当お前っていろんな知り合いいるな」

 

「・・・・・・響の交友関係が気になる」

 

ユウと翔子がそんなことを言ってきた。まあ()()()のおかげでいろんな人と知り合ったからな。俺の交友関係はすげえ広いとは思う。

 

「・・・・ねえ響、そのつてってもしかして・・・・」

 

「ああ、多分アリスが考えてるとおりだ」

 

「そう、やっぱり」

 

「アリス、心当たりあるのか?」

 

「ええ。多分知り合いよ」

 

「そうか」

 

アリスのところの会社と輝夜のとこは同じグループに属しているからな。知り合いでもおかしくない。

 

「それじゃあとりあえずこの畳はどっかに置いといて、畳の下の床掃除するか。結構汚れてるし、このままじゃもらった畳直ぐに腐らせちゃいそうだしな」

 

俺たちは床を掃除した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

掃除を始めて2時間経ち、大まかな作業が終わった。あとは畳が来るのを待つだけだな。そんな時・・・・

 

「明久!」

 

妹紅と慧音さんが来た。

 

「妹紅!試験は終わったの?」

 

「ああ!」

 

「それでどうだった?」

 

「ああ、調整が面倒だったから全部白紙で出した」

 

「は、白紙って・・・・」

 

「これで同じクラスだな!」

 

「あはは・・・そうだね」

 

・・・・・まさか本当に白紙で出すとはな。慧音さんも頭を押さえている。

 

「おい、響。彼女は?」

 

ユウが妹紅のことを聞いてきた。他のみんなも気になっているようだ。

 

「ああ、彼女は「ちょっと吉井!誰よその子は!」

 

「吉井君!説明してください!」

 

・・・・・・またかよ。

 

「あんたたち誰?」

 

妹紅が島田さんと姫路さんに聞いた。

 

「それはこっちのセリフよ!あんた何者よ!」

 

「吉井くんのどんな関係何ですか!」

 

・・・・・初対面の相手にその物言いはないだろ。

 

「私は藤原妹紅。明久の幼馴染だ」

 

「なんですって!どういうことよアキ!」

 

「吉井君!」

 

「え?ちょっと二人とも急にどうしたの!?なんで釘バットなんて構えてるの!?」

 

「決まってるじゃない!あんたをお仕置きするのよ!」

 

「そうです!」

 

・・・・・ふざけんなよ?

 

「お前ら「ふざけんな」

 

ん?

 

「お前らふざけたこと言うな!お前たちが明久とどんな関係か知らないけどなんの権利があってそんなことするんだ!」

 

妹紅が二人に怒鳴りつけた。

 

「あんたには関係ないでしょ!黙っててよ!」

 

「関係ある!明久は私にとって大切な奴なんだ!明久を傷つけらそうになってるのを黙って見てるなんてできない!」

 

・・・・・妹紅は本当に明久のことを大切に思ってくれているんだな。

 

「・・・・・・明久、二人に校内を案内するんでしょ?早く行きなさい」

 

咲夜が気を利かせて明久に言った。

 

「え?でも・・・・」

 

「あの二人に関しては俺たちに任せろ。早く行って来い」

 

「・・・うん、わかった、ありがとう。じゃあ行こう、妹紅、慧音さん」

 

「・・・・ああ」

 

「よろしく頼む」

 

そう言って三人は教室から出ていこうとした。

 

「待ちなさい!まだ話は・・・・」

 

ギロ!

 

「「ひっ!!」」

 

俺と咲夜は明久を引きとめようとする島田と姫路を睨んだ。俺と咲夜だけでない。この場にいる全員が状況を察して二人を睨みつける。そうしている間に三人は教室から出た。

 

「ちょ、ちょっと!なんで邪魔するのよ!」

 

「そうです!邪魔しないでください!」

 

邪魔するなだと?

 

「・・・・・邪魔なのはあなたたち二人の方です」

 

咲夜が冷めた目で二人に言った。

 

「どういう意味ですか!」

 

「・・・・・それぐらい自分で考えなさい」

 

咲夜・・・・相当切れてるな。

 

「もういいわ!行くわよ、瑞樹!」

 

「はい!」

 

島田さんと姫路さんはアキたちの後を追おうとした。

 

「二人ともちょっと待て」

 

「なによ!」

 

「・・・・・二人に情報で模擬試召戦争を仕掛ける」

 

「「え?」」

 

「承認する!」

 

「「ええ!?」」

 

いつの間にか来た西村先生が模擬試召戦争を承認した。ほんとにいつの間に来たんだ?みんな驚いているぞ。ちなみに姫路の方が昨日の戦争で基本科目の点数がなく勝負が仕掛けられないので特殊科目の情報にした。

 

「ど、どういうつもりよ!仲渡!」

 

「どうしても明久を追いたいなら俺を倒してから行け」

 

まさかこんなアニメやゲームみたいなこという日が来ようとはな。

 

「くっ!やるわよ瑞樹!」

 

「はい!」

 

「「サモン!!」」

 

Fクラス 姫路瑞希 島田美波

情報    332点   62点

 

ふむ、島田はともかく姫路は高いな。

 

「響様、私もやります」

 

「いや、咲夜が手を煩わせる必要はない。俺ひとりで十分だ・・・・・サモン!」

 

Fクラス 仲渡響

情報   462点

 

「なっ!400点オーバー!?」

 

「そんな・・・・」

 

俺の点を見て二人共驚いているな。まあ情報は得意科目だからこれくらいは取れる。

 

「『換装』!」

 

Fクラス 仲渡響

情報   442点

 

俺は召喚獣の武器を大剣に変えた。

 

「くっ!瑞樹、二人がかりで一気にやるわよ!」

 

「はい!」

 

二人は数で攻めようと同時に襲いかかってくる。

 

「・・・・・あめえよ」

 

俺は二人の攻撃を躱して、大剣で召喚獣の首を一閃した。

 

Fクラス 姫路瑞希 島田美波

情報   dead   dead

 

急所を斬られたため二人の召喚獣は一撃で戦死した。

 

「戦死者は補習!!」

 

「「そ、そんな~」」

 

二人は西村先生に補修室へ連れて行かれた。これで今日はおとなしくしているだろう。

 

「お疲れ様です。響様」

 

「疲れるほどじゃない・・・・・と言いたいが今回はさすがに色々疲れた」

 

「・・・・・心中お察しします」

 

本当にあの二人は・・・・・これからもこんなやり取りが続くのだろうか?

 

「それで響、結局彼女は誰なんだ?」

 

騒動が終わりユウが聞いてきた。

 

「そういえばまだ話してなかったな。彼女は・・・・」

 

俺は咲夜とふたりで妹紅と慧音さんのことを説明した。

 

 

 

 

 

~少年少女説明中~

 

 

 

 

「なるほど、あの明久が・・・・」

 

「これは応援せぬとの」

 

「・・・・・(コク)」

 

「ようやくアキにも春が来たってことか」

 

「是非とも二人には頑張ってもらわないとね」

 

ユウ、ヒデ、コウ、ユーリ、アリスがそう言った。。

 

「まあ障害は多いがな・・・・主にあの二人とFFF団」

 

「そうだな。まあ俺たちが協力すればあいつらは何とかなるさ」

 

「明久の邪魔はさせぬ」

 

「・・・・・全力を尽くす」

 

「もちろん俺も協力するぜ」

 

「私も頑張るわ」

 

本当にこいつらはいい奴等だな。

 

「・・・・・私も協力する」

 

「私も。毎回あんな目に遭ってちゃ吉井くんがかわいそうだし」

 

「ボクも協力するよ!」

 

「僕もだ。吉井くんには助けられたからね。その恩を返さないと」

 

翔子、木下、工藤、久保も協力してくれるらしい。本当にこいつらは・・・・・

 

「それじゃあ頑張るか。アキと妹紅の幸せのために」

 

「「「「「ああ(ええ)(うん)!!」」」」」

 

俺たちは二人の幸せのため、心を一つにした。




あとがき座談会のコーナー!INバカテス!

今回はゲストなしで響さんとふたりで進めていきます!

「今回はゲストなしか」

はい。輝夜さんもまだ名前しか出ていませんからね。ゲストとしては呼べません。

「まあそうだな。それで?今回はなんの話をするんだ?」

それは・・・・・どうしましょう?

「・・・・・何も思いついてないのか?」

はい。正直今回はあまり話すことがなくて・・・・・何かありますか?

「そうだな・・・・・そういえばアリスの家の会社と輝夜のとこが同じグループって話があったけどそのグループってなんだ?」

おお!その話ですか!

「ああ。気になったからな。で、どうなんだ?」

そのグループについて詳しいことはまだ話せませんけどいくつか教えましょう。まずそのグループは文月学園のスポンサーの筆頭です。文月学園はこのグループからかなり出資されていますね。そしてそのグループの傘下に入っているところの多くは東方に関連したキャラが関係しています。もちろんグーループの筆頭も東方キャラです。

「そうか。ちなみにそのグループの筆頭って・・・・」

まあ勘がいい人ならわかると思いますよ。ちなみに仲渡カンパニーはそのグループに入ってはいません。ただ響さんはその筆頭と知り合いですけどね。

「なんで仲渡カンパニーはグループに入っていないんだ?」

単純にその筆頭の方が今の仲渡カンパニーが好きじゃないからです。響さんのお爺さんが社長だったときなら良かったらしいんですが・・・・どうやら今の仲渡カンパニーは色々問題があるらしいです。

「問題って?」

表向きは評判はいいけど裏では・・・・ってやつです。

「・・・・・なんか俺の行く末が不安になってきた」

大丈夫ですよ!私が響さんを不幸のどん底に叩き落とすようなことすると思います?

「お前は設定の段階で俺を不幸にしているだろ」

・・・・まあそれはそれとして。

「おい」

ま、まあ大丈夫ですよ!響さんも幸せになれるようにいろいろ考えてますから!

「・・・・まあそれならいいんだが」

さて、それじゃあここで締めますか!それでは・・・・




「「次回もまたきてください(きてくれ)!!」」

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