バカとテストと召喚獣~響き渡るバカ達の絆~ 作:shin-Ex-
「急にどうしたんだ?」
いえね?前回オリキャラ募集したじゃないですか?それで想像以上に案を出していただいたんですよ!
「それは良かったな」
ええ!本当に嬉しいです。ただ・・・・
「どうかしたのか?」
はい。どのキャラもとても魅力的でして・・・・・甲乙つけがたいんですよね。
「それでなかなか選べないというわけか」
そうなんですよ。・・・・・そこで私は考えました。ならいっそ全員出してしまおうと!
「マジで言ってるのか?かなり無理があるように思えるが・・・・・」
わかっていますよ。だから全員を物語全体にに食い込むメインキャラとして出すわけじゃあありません。かなり先になるんですがある話で全員出す機会があるのでそこでだそうと思ったんです。
「ある話?」
ええ。どんな話かは言えませんがね。そこならば全員出すことができます。
「まあどんな話かは今は聞かないでおこう。それで?物語に食い込むキャラは決まりそうか?」
ええ。今のところノルマの3名決まりました。変更がなければその3人を物語に登場させます。まあ時期はバラバラになると思いますが。
「そうか。じゃあもう募集は打ち切るのか?」
いえ、まだ募集は続けましょう。さっき言っていたある話で出せると思いまうので。そうですね・・・・・締切は6月7日までとします。それまでは応募を受け付けます。
「というわけだ。あんがあったらどうか出してくれ」
よろしくお願いします。あと重要のことが一点。応募していただいたキャラですが基本的には応募していただいた設定を重視しますが話に加えさせやすくするためにこちらで設定を少々帰る可能性もありますのでどうかご了承ください。
「じゃあそろそろ本編行くか」
はい!それでは本編どうぞ!
side 響
「咲夜、これの味見頼む」
「はい」
明久が藤原のところに行った後、俺と咲夜は夕御飯を作っていた。ちなみに慧音さんと藤原の歓迎の意も込めて一緒に食事をしようと思い5人分作っている。
「どうだ?」
「はい。このままでも美味しいですが塩をもう一撮み入れてはいかがでしょう?」
「わかった。そうする」
料理に関して咲夜の言うことは確かだからな。
「・・・・・・・・」
慧音さんは先程からリビングにある椅子に座り黙り込んでいる。おそらく・・・・・というより確実に藤原の心配をしているのだろう。
「アキに任せておけば大丈夫ですよ。慧音さん」
そう。何も問題ないだろう。なぜなら・・・・
「なぜそんなことが言えるんだ?」
「それは、まあ・・・・」
「ええ」
「「アキ(明久)だから」」
藤原の下に行ったのが他の誰でもない明久だからだ。
「どういうことだ?」
慧音さんはわけがわからないという感じで聞いてきた。
「慧音さん・・・・俺には藤原の気持ちがわかります」
「え?」
「俺も・・・・・拒絶されていたから。周りの人間に」
そう俺は拒絶されていた。落ちこぼれという理由で家族に、そして・・・・かつては小学校の教師やクラスメイトからもだ。兄さんや姉さん学校では非常に優秀な人間として有名だった。俺はそんな兄さんと姉さんと比べて優秀とは言い難くさらに当時は気が弱くおどおどしていたから周りに鬱陶しがられていた。
「辛かったし苦しかったです。たとえ咲夜が傍にいてくれていても・・・・正直耐えられものではありませんでした。そんな時・・・・アキが助けてくれたんです。あいつは・・・・俺をいじめていたやつらに真っ向から立ち向かってくれて、俺に友達になろうと言ってくれました。俺は・・・・アキに救われたんです」
「だから彼女も大丈夫ですよ。明久は救うことに関しては誰にも勝る人ですから」
特に彼女はアキにとって特別な人みたいだしな。
「・・・・・そういえば妹紅も言っていたよ。彼は誰よりも優しくて誰よりも信頼できる人だと。・・・・・不思議だな。妹紅から話で聞いていただけで会うのは今日が初めてなのに彼ならば信じられる」
「「アキ(明久)ですから」」
「ふふ。そうか、食事の準備、私も手伝うよ」
慧音さんの顔から不安の色は消えていた。
「じゃあお願いします」
俺たちは3人で料理を作る。アキと藤原を待ちながら。
「響、咲夜」
しばらくしてアキと藤原が来た。どうやらもう大丈夫らしい。藤原の顔は先ほどあった時よりも晴れやかだ。
「やっと来たか、アキ」
「うん。ねえ響、実は・・・・「藤原と慧音さんと一緒にご飯食べようって言いたいんだろ?」どうしてわかったの!?」
「お前が考えそうなことはわかるさ。今5人分の食事の準備してる。お前も手伝え」
「うん!わかった」
「私も手伝う」
「ええ。よろしくお願いします」
俺たちは5人で料理を作った。皆笑顔で楽しそうに。
「「「「「いただきます!」」」」」
料理が完成したので俺たちは席について食事を開始する。メニューはハンバーグにコンソメスープ、ポテトサラダにパエリア、そしてデザートに俺の手製のプリンだ。
「このパエリア美味しいな。これって明久が作ったんだよな?」
「そうだよ。妹紅の口にあってよかったよ」
「パエリアはアキの得意料理だからな」
「パエリアでは明久にかなわないわね」
アキのパエリアは本当に美味しい。なにせ咲夜にここまで言わせるほどだからな。特に今回は妹紅が食べるということでいつもより張り切っていたからな。
ちなみに俺と咲夜は妹紅を名前で呼び捨てにしている。料理の時にそう呼んでくれといわれたからな。妹紅も俺と咲夜を名前で呼び捨てにしている。
「あ、そういえば妹紅ってどこの学校に通うの?」
アキが妹紅に聞いた。やはり気になるのだろう。
「私が通うのは文月学園ってところだ。ちなみに慧音も文月学園の教師になる」
「文月学園!?」
「明久知ってるのか?」
「知ってるもなにも僕達も文月学園に通ってるから」
「そうなのか!?そっか、明久も文月学園に・・・」
これはふたりにとって嬉しい偶然だな。特に妹紅は見てわかるほど嬉しそうだ。
「確か文月学園は成績でクラス分けされていたな。3人はどのクラスなんだ?」
「あ~、その~・・・・・」
慧音さんの質問にアキが言い淀む。まあ自分が最低クラスだというのは言いにくいな。まあ・・・
「咲夜は一番上のAクラスで俺とアキは最低クラスのFクラスです」
俺は気にしないから言うけど。
「響!?」
「・・・・・・明久、勉強苦手だっていうのは知っていたが、まさかそこまで・・・・・・」
「止めて妹紅!そんな可哀想なものを見る目で僕を見ないで!」
ふむ、予想通りの展開だな。
「少し落ち着きなさい明久。妹紅、確かに明久Fクラスだけどそれには事情があったからで成績が悪いからじゃないわ。響様も同じよ」
咲夜がうなだれているアキのフォローをした。ちゃっかり俺のフォローまでしている。
「そうなのか。ごめんな明久」
「あはは。いいよ妹紅気にしないで」
「・・・・・・よし、決めた。私もFクラスに入る!」
「ええ!?も、妹紅本気で言ってるの!?」
「勿論本気だ。それとも私が同じクラスじゃダメか?」
妹紅は不安な表情でアキに言った。
「そんなことないよ!妹紅と同じクラスだなんて僕にとっては天にも登るほど嬉しいに決まってるよ!」
「そ、そうか///」
アキ・・・・・・今のお前すごい輝いて見えるぞ。
「ただFクラスはちょっと、いやかなり、というかとてつもないほどの問題クラスだから・・・・・・」
「そこまで言うほどなのか?」
「うん。正直妹紅があのクラスに入ったら洒落にならないくらい大変だと思う」
アキは妹紅にFクラスに入ってほしくないらしい。まあ気持ちはわかる。俺も咲夜にはあの女子に飢えた連中がいるクラスに何があっても入ってほしくないからな。特に妹紅の場合はアキ関連で姫路さんと島田さんに目をつけられる可能性が高い。まあアキ自身はそこには気がついていないだろうが。
「それでも私はFクラスに入りたい。明久と一緒にいたいから」
「うっ」
ふむ、これは本気だな。
「諦めろアキ、ここまで言ってるんだぞ?」
「そうね。女の子にここまで言わせたんだから何を言っても無駄よ?」
「妹紅を頼んだぞ、明久」
もはや明久には止められないな。
「はあ・・・・・・わかったよ」
アキは観念したようだ。
「ふふ、これからよろしくな明久」
「うん」
まあこれから大変だろうが頑張れアキ、俺も色々協力してやる。
「そういえば妹紅、Fクラスに入るのはいいのだけれどそのための振り分け試験は受けたのかしら?」
咲夜が妹紅に聞いた。文月学園に転校するのは結構面倒で入るための入学試験とクラス分けのための振り分け試験を別々に受ける必要があるのだ。
「いやまだだ。明日慧音の手続きとかがあるから一緒に受けに行く。Fクラスに入るにはどれくらいの点数があればいいんだ?」
「点数で言えば総合で800点未満といったところだな。最悪全部白紙で出せばいい。点数がなければ確実にFクラスに入れる」
俺とアキも点数がなくなってFクラスに入ったからな。
「わかった。うまく調整するよ」
これで問題なくFクラスに入れそうだな。それにしても明日か・・・・・
「アキ、明日妹紅と慧音さんに学校の中を案内してやれ」
「え?でも明日は教室の掃除が・・・・」
「二人を案内する時間くらいはあるさ。まあお前が嫌だというなら構わないが」
「喜んでやらせていただきます」
即答だったな。
「ありがとう。明久」
「私からも礼を言うよ。ところで教室の掃除とは?」
慧音さんが聞いてきた。
「Fクラスの教室は・・・・・うんまあ結構悲惨な状態でね。明日大掃除をすることになったんだよ」
「・・・・・・そこまでなのか?」
「俺とアキは初めて見たとき本当に教室かと疑いました」
あれは本当にひどい。設備を任されていた竹原さんがいかにFクラスのことをどうでもいいと思っていたのかが表れているといっていいな。
「一応明日掃除して少しでもよくしようと思うけど・・・・Fクラスに入るんだったら覚悟しておいたほうがいいよ妹紅」
「・・・・・わかった」
何とも言えない空気になったな。そのあとは空気を変えるために文月学園やクラスメイトの話をして食事は進んでいった。
「アキ、お前に聞きたいことがあるんだが」
「何?」
食事が終わった後、俺はアキに話があると自室に連れてきた。重要なことを聞くためだ。
「お前・・・・・妹紅のことが好きなのか?」
「なっ!?ちょ、ちょっと響!い、いきなり何を言ってるの!?」
アキは顔を赤くして動揺している。・・・・・・すげえわかりやすいな。
「あ~答えなくていい。その反応で十分わかった」
「う・・・・・そ、そうだよ!僕は妹紅のことが好きだよ!ずっと好きだったんだ!」
「・・・・・アキ、あんまり大声で言うとリビングにいる妹紅に聞こえるぞ?」
「あ・・・・・」
アキ・・・・・やっぱお前バカだろ?
「・・・・・まあお前が本気だというなら俺は協力しよう」
「本当に!?」
「声がでかいって言ってるだろ。アキには世話になったからな。これくらいのことはさせろ」
「ありがとう!響!」
「いや、だから声でかいって」
よほど妹紅のことが好きなんだな。さて、向こうはどうなってるかな?
side 咲夜
さて、響様が明久を連れて行ってくれたので私も聞きましょう。
「妹紅。あなたに聞きたいことがあるわ」
「なんだ?」
「あなた・・・・明久のことが好きなの?」
「なっ!?さ、咲夜!い、いきなり何を言ってるんだ!?」
・・・・・何故かしら?向こうで明久も同じことを言っている気がするわ。
「ふふ、そういえば妹紅は言っていたな。次に彼に会ったらお嫁さんにしてもらうって」
「ちょ!慧音!?」
あら、まさかそこまでだったとは・・・・・羨ましいわね。
「ということは好きなのね?」
「・・・・・・うん」
「そう・・・・妹紅」
「な、なんだ?」
「頑張りなさい。私も協力するわ」
「!ありがとう咲夜!」
「ええ」
妹紅は満面の笑顔で言ってきた。よほど明久が好きなのね。
side 響
あの話からしばらくしてアキと妹紅、慧音さんが自分の家に戻ったあと俺と咲夜は・・・・
「で、どうだった咲夜?」
「はい。やはり妹紅は明久のことが好きなようです」
「やはりな。明久もそうだったよ」
あのふたりのことを話していた。やはりふたりは両想いか。まあふたりの様子を見ていればすぐにに分かったが。
「これは応援のしがいがありますね」
「そうだな。ただ・・・・・・」
「ええ。問題は山積みですね」
なにせFクラスには他人の恋愛を邪魔するFFF団がいる。あいつらが邪魔をしてくる可能性は大いにある。それ以上に問題なのは島田さんと姫路さんだ。島田さんははっきりいって自分勝手だし姫路さんもFクラスに毒されている。アキと妹紅のことを知れば確実に理不尽なお仕置きをしようとするだろう。
「まああいつらはなんとかしよう。ユウたちに話せばきっと協力してくれると思うしな」
「私も全力で協力します」
「ありがとう咲夜」
「お気になさらずに。私も明久には幸せになってもらいたいので」
「・・・・・そうだな」
アキは俺にとって親友であり、恩人だ。アキにはなにがなんでも幸せになってもらいたい。
「これから頑張ろうな咲夜」
「はい」
俺と咲夜はアキの幸せのために全力を尽くすと決めた。
「それでは今日はもう寝ましょう」
「そうだな・・・・と、忘れてた」
俺は携帯を取り出した。
「教室の畳の件ですか?」
「ああ」
俺は畳の件でつてに電話をかけた。
『もしもし、響?どうしたの』
「ああ、少し頼みがあるんだがいいか?」
『何?言ってみて』
「実は・・・・」
俺は畳の件について頼んだ。
『そこって本当に教室。畳を使っててしかも腐ってる可能性があるって・・・・』
「悲しいことにこれが現実なんだ」
『あんたも大変ね・・・・わかったわ。ちょうど最近家の畳を取り替えたばかりだからお古でよければ譲ってあげるわ』
「本当か!ありがとう!」
正直半ばダメ元だったんだが、頼んでみるものだな。
『気にしなくていいわよ。あんたと私の仲じゃない。それにこっちもどうせ処分するつもりだったし』
「それでもありがとう」
『それじゃあ明日持って行くわ』
「明日って・・・・いいのか?こちらとしては助かるが」
『ええ。どうせ明日は暇だし構わないわ。文月学園に持っていけばいいのよね?』
「ああ。ちゃんと許可はもらっておく。何から何まですまないな」
『だから気にしなくていいって言ってるでしょ?それじゃあまた明日ね』
「ああ。また明日な
輝夜」
俺は電話を切った。
「畳の件は大丈夫みたいですね」
「ああ。これで多少はマシになる」
その後俺はカオル婆さんに許可をもらうために電話し、無事に許可をもらい就寝した。
あとがき座談会のコーナー!INバカテス!
今回のゲストはこの方!
「上白沢慧音だ。よろしくな」
はいよろしくお願いします!
「さて、ゲストに呼ばれたのはいいんが・・・・私はまだそこまで表立って何かしているわけじゃあないんだが」
「今回もどっちかって言うと妹紅がメインだったしな」
ま、まあ正直そうですね。その点は申し訳ありません。
「まあ個人的にはこの作品に出られたから満足はしているが」
まあ大丈夫ですよ!慧音さんについても設定は考えてありますので!今後は教師として響さんたちをさせて言ってもらおうと思います!
「そうだな。皆なかなか大変そうだから教師という立場でフォローしていきたいと思う」
「慧音さん・・・・本当によろしくお願いします」
「・・・・・そんなに真顔で言うほど大変なのか」
さて、それはそうと慧音さん!ひとつ聞きたいことがあります!
「なんだ?」
慧音さんって・・・・・恋愛したいです?
「なっ!急に何を聞くんだ!」
まあ慧音さんだって乙女ですし、恋愛したいかな~と思いましてね?( ̄∀ ̄)
「・・・・・ふん!」
ゴンッ!(慧音が主に頭突きをした音)
「ガッ!?」
「お前・・・・・前回ピチュられた反省してないのかよ」
お、お星様が目の前で回っている・・・・・
「自業自得だ、それで?そんなことを聞くってことは慧音にも相手がいるのか?」
どうしようか迷っているんですよね。恋させるなら同じ教師と言うことになりますが文月学園の教師ではどうもイメージしづらくて、オリキャラを出そうかなと思ってるんです。
「わざわざオリキャラ出してまで恋愛させようとしなくていいから!」
そう言う割にはまんざらでもなさそうですけど?
「・・・・・もう一発くらいたいか?」
マジですみません(DOGEZA!発動!)
「まあその辺は今決められないなら話を進めながら考えたらどうだ」
そうですね、そうします。では今回はここで締めましょう!それでは・・・・
「「「次回もまたきてください(きてくれ)!!」」」