バカとテストと召喚獣~響き渡るバカ達の絆~   作:shin-Ex-

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第22話!

「今日3本目の投稿だぞ。大丈夫か?」

ええ大丈夫ですよ!・・・・・大丈夫・・・・ですよ。

「ど、どうした、主?」

HAHAHA。ナンデモナイデスヨ?ヒビキサン。

(絶対に何かあったな)

ふう・・・・さて、今回はどうしてもあるところまで進めたかったのでちょっと長いです。

「(戻ったか)あるところってどこまでだ」

それはお楽しみです。それでは前書きはここまでにして本編に行きましょう!

「ああ。では本編どうぞ」


第22話

side 響

 

「「「「提案?」」」」

 

「ああ。まず勝った方が負けたことを言う事を聞くってやつ。あの権利を譲渡する。さらに俺もお前たちの願いをひとつ聞こう。こちらから仕掛けておいて和平を結びましょうじゃ筋が通らないからな」

 

「なっ!ちょっと待て響!」

 

俺の提案を聞いてユウが動揺した。

 

「ユウ・・・・勝手に決めて悪いと思う。だが・・・・こんな事態になったのは俺とお前の責任だろ?」

 

「・・・・わかった」

 

ユウはおとなしく引き下がった。

 

「でもいいの?それだとあなたの負担も大きいでしょ?」

 

アリスが俺を気遣い言ってきた。

 

「まあ俺も引き分けの原因作った一人だからな。それくらいしなきゃ示しがつかない」

 

「そう・・・あなたがそこまで言うのならいいわ」

 

アリスは納得してくれたようだ。

 

「次に俺たちは今後3ヶ月間Aクラスを含むすべてのクラスに宣戦布告しない」

 

「え?どうして?」

 

工藤が聞いてきた。

 

「俺たちが試召戦争を仕掛けたせいで授業の進行が遅れているからな。しばらくはおとなしくしようと思う。またすぐに戦争を仕掛けたらもっと迷惑になるからな」

 

「なるほどね」

 

「そして次の提案・・・・・というかこれはお願いだな。来週からたまにでいいからFクラスに勉強を教えて欲しいんだ」

 

「Fクラスに?」

 

「ああ。理由ははっきり言ってしまうと3ヶ月後にAクラスに同じ条件、同じ報酬で戦争するつもりでな。そのときに勝ちたいからっていうのが一番の理由だ。まあ他にもFクラスの連中にしっかり勉強させてできるだけ奴らの性根を正してやりたいって理由もある」

 

なんとかあいつらをまともにできればあいつらの周りに対する被害が少なくなるからな。それに・・・・・見ていてあいつらの行く末が心配だからな。

 

「でもそれだと私たちにメリットがないわね」

 

「そうだね。それにはっきり言って僕は彼らに関わりたくない」

 

今度は木下と久保が言ってきた。

 

「いや、Aクラスの皆にもメリットはある。勉強っていうのは教えたほうが身につくと言うだろ?Aクラスの学力アップにつながると思う。もしもあいつらが妨害してきたら俺たちがしっかり指導する。久保の件についてはあいつらにはしっかりと謝らせる。だから頼む」

 

俺は二人に頭を下げた。

 

「ちょ、ちょっと!仲渡くん!?」

 

「無理は承知の上で言っている。なんなら俺に対する願いを増やしてもいい。だから頼む」

 

「・・・・・・・久保、優子、私からもお願い」

 

翔子もまた二人に頭を下げた頼んだ。

 

「だ、代表まで!?」

 

「・・・・・私たちにとってメリットがあるのも事実。だから響のお願いを聞いて欲しい」

 

「・・・・・わかったわ二人がそこまで言うんだから断れないわ。久保くんもいいかしら?」

 

「・・・ああ、そこまで言われたら断れないよ」

 

二人は了承してくれた。

 

「二人とも、ありがとう。それじゃあ来週からいいか?」

 

「ええ。それと仲渡くんに対するお願いは増やすつもりはないから安心して」

 

「ああ、すまないな。提案は以上だ。これでいいか皆?」

 

その場にいた全員が頷いた。異論はないらしい。

 

「それじゃあ翔子」

 

「・・・・・うん」

 

翔子は頷いてユウの前に出た。

 

「・・・・・雄二、私と付き合って」

 

皆がいる場で翔子はユウに告白した。ヒデとコウ、久保は驚いた表情をしているが他の皆は平然としている。どうやら知っていたらしい。

 

「・・・・・・やっぱりか。お前、まだ諦めてなかったのか」

 

「・・・・・私は諦めない。ずっと、雄二のことが好き」

 

ホント、一途だな翔子は。

 

「その話は何度も断っただろ?俺みたいなやつじゃなくて他の男と付き合う気は無いのか?俺はお前との思い出を利用しようとした最低なやつなんだぞ」

 

ユウも翔子に考え直させようと必死だな。

 

「・・・・・・私には雄二しかいない。他の人なんて興味ないし、他の人と付き合う気はない。私が好きなのは雄二だけ」

 

・・・・・翔子よ。よく人前でそこまで言えるな。その度胸がすごく羨ましいぞ。言われて顔を赤くしているからユウは嬉しいのだろうな。

 

「・・・・・・翔子、俺は今お前の願いに答えることができない。少しだけ待ってくれ。必ず答えを出すから少しだけ」

 

ユウは申し訳なさそうに言った。

 

「・・・・・わかった。待ってる」

 

・・・・・これでよかったのかもしれないな。少なくとも進展はあったわけだし。

 

「それじゃあ次だ。俺に対するお願いはどうする?」

 

「・・・・・皆、私が決めてもいいかしら?」

 

咲夜がその場にいるAクラスの皆にそう言った。

 

「皆にとって悪いようにするつもりはないわ。だからお願い」

 

「・・・・・・わかった」

 

「ええ」

 

「断る理由は特にないしね~」

 

「咲夜が決めてもいいと思うわ」

 

「俺も異存ねえぜ」

 

「僕もだ」

 

Aクラスの皆に異論はないようだ。

 

「ありがとう。では響様」

 

「なんだ?」

 

「Aクラスの全員にシュークリームを作ってあげてください」

 

「・・・・・は?」

 

俺は一瞬咲夜が何を言っているのかわからなかった。

 

「ちょっと待て咲夜。そんなことでいいのか?」

 

「ええ。響様が作るシュークリームは美味しいですからね。十分お願いするだけの価値があります」

 

「仲渡君ってシュークリーム作れるの!?」

 

工藤が目を輝かせて言ってきた。シュークリーム好きなのか?

 

「作れるなんてものじゃないぜ」

 

「そうね・・・・下手なお店のものよりもよっぽど美味しいわ」

 

俺の作ったシュークリームを食べたことがあるユーリとアリスが言ってきた。甘党の二人にそこまで言われるのは嬉しいな。

 

「へぇ~、それは楽しみだな!」

 

工藤は笑顔で言った。

 

「それじゃあ来週に作って持っていく。ただいっぺんに作るのは無理だから何回かに分けてでいいか?」

 

「はい。それでいいです」

 

「わかった。誠心誠意作らせてもらう」

 

これで俺への願いも決定だな。

 

「・・・・・・響」

 

「ん?なんだコウ?」

 

「・・・・・今度作り方を教えてくれ」

 

・・・・・あ~なるほど、工藤か。

 

「ああ。わかった」

 

「・・・・・ありがとう」

 

ふむ。なかなか面白くなってきたな。

 

「よし、これで俺から話すことは以上だ。ほかに戦後対談で話したいことってあるか?」

 

皆は何も言わない。どうやらこれ以上言うことはないようだ。

 

「じゃあこれで戦後対談は終わりだな」

 

こうして戦後対談は終わり解散となった・・・・・・というか終始俺が仕切っていた気がするんだがいいのか?

 

「・・・・・じゃあ雄二今からデートに行く」

 

「な!ちょっと待て翔子!答えはまだ保留にしているだろ!」

 

「・・・・・わかってる。だからこれはその埋め合わせ。雄二に拒否権はない」

 

うん。まあ当然の権利だな。

 

「う・・・・わかった行こう」

 

ユウも観念したようだな。

 

「と、ちょっと待て翔子。少しだけユウ貸してくれ」

 

まだユウには用があるので少しだけ待ってもらう。

 

「・・・・・何、響?」

 

「まあちょっとな」

 

俺は翔子にそう言ってアキたちの方を向く。

 

「アキ、ユウ、ヒデ、コウ。明日休日だから教室の大掃除をしようと思うんだが、お前たちも来れないか?強制じゃないから無理にとは言わないが・・・・」

 

「大掃除?」

 

「ああ。もうしばらくはあの教室で過ごすことになるから、せめて少しでも衛生面を良くしようと思ってな。どうだ?」

 

「僕はいいよ」

 

「・・・・・俺も構わない」

 

「わしもじゃ」

 

「俺もいいぜ」

 

どうやら4人とも来てくれるようだ。

 

「響様。私も行きます」

 

「いいのか、咲夜?」

 

「ええ。もちろんです」

 

「そうか。ありがとう咲夜」

 

「いえ、お気になさらずに」

 

「・・・・・・響、私も手伝う」

 

「俺も手伝うぜ」

 

「私も行くわ」

 

翔子、ユーリ、アリスも手伝う言った。

 

「いいのか?お前たちに得はないんだぞ?」

 

「・・・・・いい。響にはいつもお世話になってるから」

 

「男手が必要だろ?」

 

「遠慮なんてしなくていいわよ」

 

・・・・・全く。こいつらは。

 

「それじゃあお願いする」

 

「「「ああ(ええ)(うん)」」」

 

3人も来てくれることになった。さらに木下、工藤、久保もだ。ほんとにいいやつらだな。

 

「それじゃあ今度こそ解散だな。翔子、ユウ借りて悪かったな」

 

「・・・・・ううん。気にしないで。雄二、行こ?」

 

「あ、ああ」

 

ユウと翔子はデートしに行った。・・・・・腕を組んで。ユウは恥ずかしそうだがどこか嬉しそうな複雑な表情をしている。

 

「咲夜、アキ、俺は掃除のことをを学園長に報告してくるから先に帰っててくれ」

 

「でしたら私もお供します」

 

「来てくれるのか?」

 

「もちろんです」

 

「そうか。ありがとう」

 

「なら僕は校門で待ってるよ」

 

「わかった。じゃあ後でな」

 

「うん」

 

俺と咲夜は学園長室に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

コンコン

 

「誰だい?」

 

ノックをしたら学園長から返事が返ってきた。

 

「仲渡響と十六夜咲夜です。少しよろしいでしょうか?」

 

「ああ。入りな」

 

「「失礼します」」

 

俺と咲夜は学園長室に入った。

 

「学園長。お話したいことが「響」

 

俺が学園長に大掃除のことを報告しようとしたら学園長が遮ってきた。

 

「今は私たちしかいないんだ。いつもの口調でいいさね。もちろん咲夜もさ」

 

「・・・・・わかったよ。カオルばあさん」

 

俺は砕けた口調に変えた。文月学園の学園長、藤堂カオルは俺のじいちゃんと友人だから俺は昔からこの人のことを知っている。それで俺は学園長に対してこの口調で話せるのだ。

 

「それで?話って何さね?試召戦争のことかい?それならさっき高橋から聞いたよ」

 

「いや、別件だ。実は・・・・」

 

俺と咲夜はカオルばあさんに明日の掃除のことを話した。

 

 

 

 

~少年少女説明中~

 

 

 

 

「というわけなんだがいいか?」

 

「ああ。構わないさね」

 

「ありがとうございます。おばあさん」

 

「それとそれに関連した話があるんですが」

 

「なんだい?」

 

「どうにもあの教室の畳はかなり状態が悪いようでして・・・・・畳も取り替えたいんですが」

 

「ちょと待ちな。そんなに悪いのかい?」

 

「はい。それはもう」

 

俺の勘が正しければ・・・・腐ってるのもあるだろうな。

 

「・・・・全く。竹原のやつは・・・」

 

「竹原?彼がどうかしたんですか?」

 

竹原さん。この文月学園の教頭だ。一部の生徒からはクールだからと人気があるようだが俺はあいつが嫌いだ。あいつは俺とアキが観察処分者になった時の事件で真っ先に俺とアキをクズ呼ばわりし退学させようとしたからな。まあほかの先生方、主に西村先生、高橋先生、福原先生、カオルばあさんが反対してくれたおかげで俺とアキは退学にはならなかったが。

 

「・・・・・設備に関してはあいつに一任していたんさね。どうやらあいつは虚偽の報告をしていたようだね」

 

・・・・全く。ロクでもないな。

 

「・・・・・彼(・)女(・)の言うとおり、竹原さんには警戒したほうがよさそうだな」

 

「そうさね。畳のことは許可するよ。ただ学園側で準備するのは無理さね」

 

「わかっってるよ。それはあてがあるから心配しないでくれ」

 

「わかったさね。なら好きにするといい」

 

「「ありがとう(ありがとうございます)」」

 

俺と咲夜はばあさんに礼を言った。

 

「それじゃあ俺たち行くな。またな、ばあさん」

 

「ああ。また来な」

 

「はい。それではまた」

 

俺と咲夜は学園長室から出た、そのあとは校門でアキと合流して家へと帰った。ちなみにアキは非常に疲れた顔をしていた。どうにも姫路さんと島田さんに強引に連れ出されようとしたらしい。どうにかその場にいた皆(戦争に出たメンバー)がふたりを止めたおかげで事なきを得たらしい。・・・・・・あのふたりはどうにかならないのだろうか?

 

 

 

 

 

「それじゃあ響、咲夜、着替えたらそっちに行くよ」

 

「おう」

 

マンションに着いてアキと一時別れた。今日はうちで晩御飯を食べることになっているからアキは着替えたらこちらに来ることになっている。

 

「それじゃあ着替えるか」

 

「はい」

 

俺と咲夜は着替えるために自分たちの部屋へと入った。

 

 

 

 

 

 

ピンポーン♪

 

俺と咲夜は着替え終わり(言っておくが咲夜はメイド服じゃない。流石にマンションだからな)リビングでくつろいでいたらインターフォンがなった。アキではなくお客さんだろう。アキだったらインターフォンを鳴らさずに入ってくるからな。俺と咲夜は応対するために玄関に向かった。

 

ガチャ

 

俺が扉を開いたらそこには見知らぬ二人の女性がいた。ひとりは俺たちよりも年上の女性、もうひとりは俺たちと同年代であろう女性だ。

 

「え~と、どちら様ですか?」

 

「はじめまして。私たちは隣の部屋に越してきたものです。挨拶に来ました」

 

年上の女性がそう言った。

 

「これはどうも。私は仲渡響といいます。そしてこちらが」

 

「十六夜咲夜と申します」

 

「「どうぞよろしくお願いします」」

 

俺と咲夜はそう言って会釈をした。

 

「これはご丁寧にどうも。私は上白沢慧音と申します。ほら、お前も」

 

慧音さんはもうひとりの女性に挨拶するように促した。

 

「・・・・・・はじめまして。私は「妹紅?」え?」

 

声をする方を見たらそこには着替え終えたアキがいた。

 

「妹紅・・・・なの?」

 

「明・・・・久?」

 

ふたりは同じように目を見開いて互の名前を呼んだ。

 




あとがき座談会のコーナー!INバカテス!

今回はゲストはいません!響さんとふたりで進めていきます!

「今回はとうとう新たな東方キャラが出たな」

ええ、そうなんですよ!!やっと出せたんですよ!!

「いつもよりテンション高くねえか?」

そりゃあ高くもなりますよ!ようやく妹紅さんを出せたんですから!

「といっても最後にちょっとだけだがな。そんなに早く出したかったのか?」

ええ!私だけでなく読者の方も早く出てきて欲しいと思っていたでしょうね!感想でそう言った声をちらほら聞きましたから!

「まだ出てきてないのに妹紅スゲエ人気だな」

まあ確かに妹紅さん自体人気でしてけど一番の理由は明久さんとイチャラブして欲しかったかららしいですね!

「イチャラブて・・・・・」

まあ原作の明久さんの扱いを見た方はきっと明久さんに幸せなイチャラブをして欲しいと思ったんでしょうね。私もそうですし!

「まあそれは俺も同意見だな」

これで明久さんと妹紅さんの絡みををニヤケ顔で見れますよ~!!

「ニヤケ顔て・・・・そういえばアキは妹紅と知り合いなのか?」

ええ。お二人に関係はありますよ。どういった関係かは次回に分かることですのでここでは言いませんが。

「ふむ。ならば次回まで待とう」

そうしてください。さて!妹紅さんも出ましたし、次は輝夜さんです!

「秀吉もまだ恋愛フラグ建ってなかったしな。輝夜はいつ出るんだ?」

結構すぐに出ますよ。もう伏線は貼ってありますし!

「そうだったか?」

はい!というか伏線張ったの響さんですよ?

「そうだったのか・・・・・」

皆さんは何が伏線かわかりましたか?難しくないと思うので考えてみてください。

「さて、今回で東方キャラは合計4人出てきたが・・・・・あとどれだけ出すつもりなんだ?」

そうですね。予定としましては輝夜さん、永琳さん、文さん、紫さん、藍さん、橙ちゃん、幽香さん、チルノちゃん、大妖精ちゃん、霖之助さんは出てくることになっています。

「そうか。他の東方キャラはどうなんだ?」

考えてはいるんですが・・・・・なかなかどう出すか思いつかないんですよね。

「まあ東方キャラってたくさんいるもんな」

ええ。できるだけ多くの方に出て欲しいんですが・・・・・正直大変ですね。

「まあ頑張れ。期待している読者もいるんだからな」

はい!頑張ります!それではここで締めます!

「「次回もまたきてください(きてくれ)!!」

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