バカとテストと召喚獣~響き渡るバカ達の絆~ 作:shin-Ex-
「なんでここで遊○王5D'○の遊○なんだよ」
まあ今回はAクラスへの宣戦布告なので・・・・ある意味ではデュエルを申し込んでいるわけですし。
「まあそうだが・・・・」
そしてなによりデュエルがしたい!
「それが本音だろ」
ええそうですよ!最近とにかくデュエルがしたくてしょうがないんです!それこそ遊○王の小説を書こうと思うくらいに!
「・・・・・まさか書かないよな?ただでさえ今3本も書いてるのに」
まあ書きませんよ。・・・・・・4本目としてではね。
「・・・・・お前まさか」
ええ。今書いてる3作品の中の一つでいずれ書こうかな~と思っています。
「・・・・・大丈夫なのか?」
多分大丈夫じゃあないですね。問題あると思います。
「中途半端な返しするなよ」
まあ正直ちゃんと描写できるほど私は文才もデュエルの腕もないですので・・・・・いつか多分やるということで。
「はあ。もう好きにしろ」
そうさせていただきます!それではそろそろ本編にいきますか!
「では本編どうぞ」
side 響
Bクラス戦が終わった翌日。俺達はFクラスの教室に集まっていた。
「まずは礼を言う。不可能とも言われたDクラス、Bクラスを打倒し、ここまでこれたのもお前たちの協力があったおかげた。ありがとう」
「珍しいな。ユウがそんな風に礼を言うなんて」
「確かにそうかもな。だが俺の偽ざる気持ちだ。本当に感謝している。だがここで終わりじゃない。俺達の目標は打倒Aクラスだ!皆に勉強だけが全てではないということを証明するぞ!」
「おう!やってやるぜ!」
「勉強だけが全てじゃない!」
「勉強なんてできなくてもいいんだ!」
「勉強なんて必要ない!」
「「「「そうだ!」」」」
いやお前ら何勘違いしてんだよ。確かに勉強が全てじゃないとは言ったが勉強が必要ないとは言ってないだろ。第一ある程度勉強できなきゃ進学も就職も厳しいってわからないのか?正直こいつらの将来がかなり心配なんだが。
「さて、Aクラス戦だが一騎打ちを仕掛けたいと思う」
「一騎打ちだと!?」
「誰がやるんだよ」
「本当に勝てんのか?」
ユウの発言に皆がざわめいた。
「気持ちはわかるが落ち着け。やるのは俺と翔子だ」
「は?馬鹿の坂本が霧島さんに勝てるわけ・・・・・・」
ヒュッ(ユウが須川にカッターを投げる)
パシ(俺がカッターを掴む)
「・・・・・・響。できれば邪魔しないで欲しかったんだが」
「ユウ。気持ちはわかるがカッターなんて投げんな。(こいつらと)同レベルになるぞ?」
「・・・そうだな。悪かった」
「それと須川」
「な、なんだ?」
「お前が今言ったことはユウを・・・・・・俺の親友を侮辱するものだったが・・・・・・どういうつもりだ(ニコ)?」
「す、すんませんっしたー!!」
((((言わなくて良かった・・・・・・))))
須川は土下座して謝ってきた。ほかの奴らも顔が青くなっているので須川が言ったことを思っていたのだろう。全くこいつらは・・・・・・
「まあ、須川の言う通り翔子は強敵だ。まともにやれば今の俺では勝てないだろう。だがそれはまともにやればの話だ。俺に任せて信じてくれ!必ず翔子に勝ちFクラスを勝利に導いてやる!」
「「「「おおおぉぉぉぉぉ!!」」」」
さすがユウ。うまく乗せたな。
「さて、具体的な方法だがフィールドを限定してやる」
「何に限定するのじゃ?」
「小学生レベルの日本史で上限ありのテストだ」
小学生レベルの日本史?しかも上限ありのテストだと?召喚バトルじゃないのか?満点が前提になるから集中力勝負に持って行く気か?
「それじゃあ満点が前提勝負になるよね?集中力勝負になるんじゃない?」
「明久の言う通りじゃ」
「おいおい、俺がそんな作戦をとると思うのか?いくらなんでもそこまで運に任せるようなことはしない」
「じゃあ霧島さんの集中力を乱す方法を知ってるの?」
「いや、翔子なら小学生レベルのテストなら集中してようがしてまいが関係なく満点がとれるだろう」
まあ翔子なら余裕だな。
「雄二よ。あまりもったいぶらず早く教えてくれぬか?」
「ああ。翔子はある問題が出れば必ず間違える。その問題は『大化の改新』だ」
『大化の改新』だと?それくらい翔子はわかってると思うが?
「それって誰が何を起こしたかってこと?」
「いや、小学生レベルの問題なんだ。そんなに掘り下げたものじゃない」
「となると・・・・・・年号かの?」
「ビンゴだ秀吉。『大化の改新』の年号が出れば翔子は間違える。そして俺達の勝利だ」
「なるほど。いけそうだな。『大化の改新』の年号くらい歴史が苦手な俺でもわかるし。Fクラスの皆だって間違えないだろうしな」
俺がそう言うとFクラスのほとんどの奴が顔を逸らした。・・・・・・お前らマジか?
「あの・・・・・・坂本くん」
「なんだ?姫路」
「霧島さんのことを名前で呼んでいましたけど知り合いなんですか?」
「ああ。翔子とは幼なじみだ」
「総員!殺れ!!」
「「「「イエッサー!!」」」」
ユウが翔子と幼なじみと言ったら須川の号令のもとFクラスの連中はユウに襲いかかった。
「待て!なんでいきなり襲いかかったくるんだ!?」
「黙れ異端者!霧島さんの幼なじみなんてうらやましいんじゃちくしょう!!」
(全くこいつらは・・・少しは学習しないのか?)
俺は馬鹿共を止めるため立ち上がった。アキも同じことを考えていたのか立ち上がる。すると・・・
「あの・・・吉井くん」
姫路が声をかけてきた。
「何?姫路さん?」
「吉井くんは霧島さんみたいな女の子が好みなんですか?」
姫路は気にのかアキにそんなことを聞いてきた。
「う~ん・・・・・・確かに霧島さんは美人だけど好みってわけじゃない・・・・・・って姫路さん!?なんで攻撃体制をとるの!?島田さんもなんで教卓を持ち上げて僕に投げつけようとしてるの!?」
「吉井くん!どういうことですか!」
「吉井~!どうやらお仕置きが必要なようね!」
何言ってんだこいつらは?もしかして美人だって言ったことしか聞いてないのかよ。どんだけ人の話聞いてないんだ?っていうか姫路まで何してんだよ。Fクラスに毒されすぎだろ。
「死ね~!坂本!」
「覚悟しなさい(してください)!吉井(くん)!」
・・・・・・貴様らいい加減にしろよ?
「「貴様ら、黙れ」」
俺とヒデがドスの効いた声で言った。どうやらヒデもかなりムカついているらしい。俺とヒデの声を聞いて馬鹿共はおとなしくなった。
「な、仲渡くん!木下くん!邪魔しないでください!」
「そ、そうよ!あんたたちには関係ないでしょ!」
「うるさい。わしは黙れと言ったはずだ」
「第一関係ないって言うならお前たちの方だろ」
「何でよ!」
「ならば聞くが明久の好みと貴様らには何の関係がある?」
「「それは・・・・・・」」
「明久と特別な関係でもない貴様らがっかかってくるな」
「貴様らもだ。俺は自己紹介の時に警告したつもりだが・・・・・・通じていなかったのか?」
「「「「そんなことありません!すみませんでした!」」」」
「・・・・・・一応言っておく。これが最終警告だ。次俺の親友に危害を加えてみろ・・・・・・生きてきたことを後悔させる」
「「「「は、はい!」」」」
ちっ、気分が悪いな。こいつらは本当にわかっているのか?
「話がそれたが。俺は昔翔子に大化の改新の年号を間違えて教えちまったんだ。そしてあいつは一度覚えたことは忘れない。だからこの問題が出れば勝てる」
ふむ。確かに翔子の記憶力はいいからな。しかも大好きなユウから教えてもらったんだ。なおさら忘れないだろう。
「これからAクラスに宣戦布告に行く。明久、響、康太、秀吉はついてきてくれ」
俺達はユウについてAクラスに向かった。
「ねえ響。ちょっといい?」
Aクラスに向かう途中。ユウたちとは少し離れた位置でアキが小声で声をかけてきた。
「なんだ?」
「雄二の作戦どう思う?」
・・・・・なるほど。アキらしいな。
「勝つためのいい作戦だと思う。・・・・・アキは雄二の作戦に不満か?」
「・・・・・正直に言うと少しね。あんなやり方で勝つのはちょっと」
「まあ気持ちはわかる。だがこれはユウと翔子の問題なんだと思う。きっと本当はユウもこんな作戦はとりたくないんじゃないか?それでもユウには・・・・きっと何かあるんだ。だったら俺たちは口を出すべきじゃあない。それともアキはユウに失望したか?」
「・・・・そんなことない。たとえ何があっても雄二は大切な親友で悪友だ。失望なんてしない・・・・・響の言うとおりだね。雄二には雄二の考えがあるんだろうね。だったら僕はもう不満に思わない」
「そうか。お前がそう決めたならそれでいいんじゃないか?」
「お前らのろのろしてないで早く来い」
「「すぐに行く(よ)」」
俺とアキはいつの間にか距離が離れたユウに急かされ少し小走りになった。
「一騎討ち?」
「ああ。FクラスはAクラス代表に一騎討ちでの試召戦争を申し込む」
Aクラスの教室にて俺たちは宣戦布告をする。ちなみに俺たちが入ってきたとき女子が少し騒いでいた。・・・・・なんで短期間に何度もデジャブを見ることになるんだ?
「何が狙いなの?」
今応対しているのは木下優子。秀吉のお姉さんだ。
「当然Fクラスの勝利が目的だ」
どうやら木下は怪しんでいるらしい。まあ無理もないだろう最下位クラスのFクラスが一騎打ちを申し込むのだ。何かあると思うのが普通だろう。
「まあたしかに面倒な試召戦争を手軽に終わらせる事ができるのはありがたいわね」
「そうか。なら・・・・」
「その申し出断るわ」
「・・・・・なぜだ?」
「決まってるでしょ?リスクが大きすぎるからよ。一騎打ちをするにはあなたたちの戦力は強力すぎる」
「俺たちは最下位クラスだぞ?何を警戒するんだ?」
「無駄よ。そっちにどれだけの戦力が揃っているかはわかってる。そんな挑発乗らないわ」
「姫路が出ることを警戒してるのか?」
「姫路さんだけじゃあないわ。仲渡くん、吉井くん、土屋くん、秀吉、それにあなたもいるわけだしね」
まあ向こうには咲夜やユーリ、アリスがいるからな。それくらいのことは分かっているのだろう。
「そうか・・・・・ところでBクラスに宣戦布告されそうなんだってな」
「よく白々しいこと言えるわね。今朝根本君が来たのってあなたたちの差金でしょ?」
「ああそうだ。Bクラスとは和平による締結になったからな。BクラスはAクラスに宣戦布告できる。ちなみにDクラスもな」
「・・・・・全く。それって脅し?」
「できればお願いととって欲しいんだがな」
なんかユウが少し悪役に見えるな。まあこんな状況じゃあ仕方がないが。
「・・・・・」
木下は顎に手を当てて少し考え込んでいる。
「もし設備の心配をしているなら必要はないぞ。俺たちが勝っても設備は奪わない」
「え?ならどうして戦争を仕掛けるの?」
ふむ。そのことは咲夜に聞いていなかったのか。
「学園長と交渉してな。俺たちが勝ったら振り分け試験をやり直してもらえることにした」
ちなみにこれはFクラスの連中には了承済みだ。はじめは文句を言っていたが女子がいるクラスに入れるかもしれないと言ったらすぐさま文句を言うのをやめ賛同してきた・・・・・・・あいつらは今のままでFクラス以外に入れると思っているんだろうか?
「・・・・・受けてもいい」
「代表!」
突然翔子が来て受けると言ってきた。
「いいのか翔子?」
「・・・・・うん。負けても私たちには損がないから。・・・・でも一つ条件がある」
「条件?なんだ?」
「・・・・・負けたら何でも1つ言う事を聞く」
・・・・・翔子のやつ、まさか・・・・・
「・・・・・・わかった。その条件飲もう」
「・・・・・うん。決まり」
「待って。私からも条件があるわ。代表同士じゃなくてお互い7人ずつ選んで一騎討ちを7回で4回勝った方が勝ちって言うのはどう?」
「構わないが?なんでだ?」
「どうしてもあなたたちと戦いたいっていう人がいて・・・・代表どうしの一騎打ちじゃあ文句言われそうだから」
絶対に咲夜とユーリだな。
「わかった受けよう。そのルールなら勝機は十分あるからな。その代わり科目の選択権は4つもらうぞ」
「それでいいわ。全部取られるよりはましだし」
「決まりだな。勝負は午後1時からでいいか?」
「・・・・・うん。それでいい」
「よし。交渉は成立だ。一旦教室に戻るぞ」
「待ちなさい」
俺たちが教室に帰ろうとしたら咲夜が止めてきた。
「どうした?十六夜」
「少し響様と話したいのだけど・・・・いいかしら?」
「ああ。構わない。響、俺たちは先に戻っているぞ」
「ああ。すまないな」
「気にするな」
そう言ってユウたちは帰ってった。
「それで?話ってなんだ咲夜」
「いえ、大した話ではないのですが・・・・・」
「なんだ?」
「・・・・・ようやくですね」
「ああ。待たせて悪かったな」
「いえ。むしろ早いぐらいです」
「はは。そうか・・・・・・咲夜。わかっているとは思うが」
「ええ。この戦争私は全力を尽くします。たとえ響様が相手でも・・・・・勝ちにいかせてもらいます。私もそれを言おうと思っていました」
「・・・・・やっぱり咲夜は最高の従者だよ」
「身に余る光栄です」
「ほんと硬いな。じゃあもう行くな。またあとで」
「ええ。また後ほど」
そう言って俺はAクラスの教室を出ていった。・・・・・・・背中に殺意のこもった男どもの視線を受けて。全く。AでもFでも男ってほとんど変わらないんじゃないかと思うぞ。
あとがき座談会のコーナー!INバカテス!
本日のゲストは木下優子さんです!
「よろしくお願いするわ」
はい。よろしくお願いします。
「呼ばれたのはいいんだけど・・・・・何を話せばいいのかしら?」
なんでもいいんですよ。気になったことはなんでも聞いてください。
「じゃあ・・・・私って恋愛できるの?」
「早速聞くことがそれなのか・・・・」
「い、いいでしょ!原作じゃあそういう話は全然ないし!気になるのよ!」
「わ、わかった。俺が悪かったから少し落ち着け」
「え、ええ。ごめんなさい」
さてそれでは質問の答えですが・・・・予定は一応ありますよ。
「一応って何よ」
いえ、誰とカップルになるかは決まっているのですが・・・・・どうやってその方を出そうかと思いましてね。まだそのあたりが決まっていないんですよ。
「つまりお前が思いついたら出るということか」
はい。少しずつアイデアは出ているんですがいかんせんまだまとまらないんですよ。
「そう。ちなみに誰なの?原作キャラの男子はもうほとんどカップリングは決まってるでしょ?」
優子さん。あなたはこの小説がどういったものか覚えていますか?
「確かバカテスの世界に東方のキャラを追加した小説だったわよね」
「ん?東方キャラ?まさか・・・・」
はい。響さんがいま考えた人ですよ。
「誰なの?私東方ってあまり詳しくないんだけど」
まあいづれわかりますのでその時まで楽しみにしてください。東方好きの読者のみなさんは気づきましたよね?
「じゃあ次の質問だけど・・・私って仲渡くんたちとは知り合いじゃあないの?」
そうですね。響さんたちとは知り合いじゃあありませんよ。たまに秀吉さんがうちに連れて来た時に挨拶するぐらいです。ただ・・・・・
「ただなんだ?」
・・・・・木下さんは響さんに少し惹かれていたという設定があります。
「ちょ////なんでいうのよ!」
「え?マジで?」
はい。木下さんは1年の時響さんを一目見た時から惹かれていまして・・・・・よく目で追っていました。
「だからなんで言うのよ!」
まあまあいいじゃないですか。もう吹っ切れているんでしょ?
「ま、まあ咲夜とのことを聞いた時から諦めてはいるわ」
「・・・・・あの。なんか少し気まずいんだが」
「別に仲渡くんが気にすることないわよ。私の片思いだったんだし。今はもう吹っ切れてるしね」
「そ、そうか」
まあ今後はカップルにはできませんが繋がりはできますので仲良くしてくださいね?
「「ああ(ええ)」
さて、それでは次回予告で締めましょう。
次回
とうとうAクラスとの戦いの火蓋が切って落とされる!
果たして先陣を切るのは?
そして何回戦まで書けるのか(笑)
次回、バカとテストと召喚獣~響き渡るバカ達の絆~ 第17話
「「「次回もまたきてくださいね(きてくれ)(きてちょうだい)!!」」」