バカとテストと召喚獣~響き渡るバカ達の絆~   作:shin-Ex-

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美しく最後を飾りつける暇があるなら、
最後まで、美しく、生きようじゃねーか。

「・・・・・次は銀○か。脈絡なさすぎじゃあないか?」

まあ完璧私の趣味でやってますからね。

「お前の趣味変なふうに偏りすぎだろ・・・」

まあ自覚はしていますよ。ネタなんですから細かいことはいいんですって!

「はあ・・・まあいけど」

さて、今回からBクラス戦なんですけど・・・・・・ちょ~シンドい!!

「そうなのか?」

ええ。私はやはりバトルシーンを書くのが苦手でして・・・・時間がかかるんですよ。

「たしか朝7時から書いて終わったのが昼の12時だったな」

・・・・いつのも倍近くかかってしまいました。

「要課題だな」

はい。もっと早く書けるようにしなければと思います。

「まあ無理だけはすんなよ仕事もあるんだから」

はい!わかってます!それでは本編行きましょう!

「それでは本編どうぞ」





第13話

side 響

 

「さて皆総合科目テストご苦労だったな」

 

宣戦布告した日の翌日。Bクラスとの戦争の時間が迫っていた。

 

「午後はBクラスとの試召戦争だ。殺る気は十分か?」

 

「「「「おおーーーー!!」」」」

 

「今回の戦争は前線部隊の指揮を姫路にとってもらう」

 

「頑張りますっ!」

 

「野郎ども!きっちり死んで来い!」

 

「うおおおおーーー!」

 

キーンコーンカーンコーン

 

午後の鐘が鳴った。戦争の開始だ!

 

「よし行ってこい!目指すはシステムデスクだ!」

 

「「「「うおおおおおお!」」」」

 

・・・・おいお前ら指揮官の姫路を置いて突っ走るなよ。作戦の意味わかってんのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いたぞ!Bクラスだ!高橋先生を連れてるぞ!」

 

ふむ。Bクラスは文系が多いから理系を主武器に強化したが総合科目で一気にケリをつけるつもりか?・・・・少しマズイな。

 

「Fクラスの連中を生かして返すな!サモン!」

 

Fクラス モブA

総合   764点

VS

Bクラス モブA

総合   1943点    

 

Fクラス モブB

数学    69点

VS

Bクラス モブB

数学   159点

 

Fクラス モブC

物理    77点

VS

Bクラス モブC

物理   152点

 

圧倒的だな。文字通り桁がひとつ違う点数差だ。

 

「戦死者は補修!」

 

「「「ぎゃあああああ!」」」

 

このままでは姫路が来る前に戦線が崩壊するな。

 

「アキ、総合科目の方は頼む。俺は物理でやる。サモン!」

 

「わかったよ。サモン!」

 

Fクラス 仲渡響

物理   396点

VS

Bクラス モブC

物理   152点

 

Fクラス 吉井明久

総合   2257点

VS

Bクラス モブA

総合   1943点

 

う~ん。400点には少し届かなかったか。

 

「は、はあああああ!」

 

「なんだよあの点数!」

 

「こいつら観察処分者の馬鹿だろ!なんでこんな点取れるんだ!?」

 

「仲渡の方はAクラス上位並だぞ!」

 

お~お~驚いてるな。まあFクラス・・・しかも観察処分者の俺とアキが自分達以上の点数を持ってるんだから当然か。しかし・・・

 

「アキ、点数少し上がったな」

 

「うん。今回のテストは結構調子が良かったから」

 

「この調子ならすぐにAクラス並みの点数が取れそうだな」

 

俺とアキがのんきにそんな話をしていると・・・

 

「よそ見してんじゃねえぞ!」

 

「なめんな!馬鹿が!」

 

突撃してきた。

 

「「誰がよそ見してるって?」」

 

俺とアキは軽々と躱して木刀を急所に叩き込んだ。

 

Bクラス モブA

総合   戦死

 

Bクラス モブC

物理   戦死

 

「「な、何!」」

 

たったの一撃でやられたことに彼らは驚いている。

 

「油断するな!このふたりはDクラス戦で20人以上も戦死させたんだ!数で攻めろ!」

 

「わかった!」

 

「行くぞ!」

 

「「「「サモン!」」」」

 

Fクラス  仲渡響

物理   396点

VS

Bクラス  モブ×5

物理   平均160点

 

Fクラス  吉井明久

総合科目  2257点

VS

Bクラス  モブ×5

総合科目 平均1900点

 

数で攻めてきたか。だが!

 

ザンッ!×2

 

俺とアキは手近な召喚獣を切りつけた。

 

Bクラス  モブD

物理    戦死

 

Bクラス  モブE

総合科目  戦死

 

「な、なんだと!」

 

「一瞬でやられたぞ!」

 

「召喚した直後に油断しちゃあダメだよ。これは戦争なんだから」

 

「一瞬の油断で戦死すると思え」

 

「くっ!流石にやるな」

 

「同時にかかれ!攻撃する隙をを与えるな!」

 

奴らはこちらに攻撃させまいと同時にかかってきた。

 

「「甘い!」」

 

俺とアキは相手の攻撃を紙一重で躱し回避と同時に急所に攻撃した。

 

Bクラス  モブ×3

物理    戦死

 

Bクラス  モブ×3

総合科目  戦死

 

「な、何!」

 

「この数を一瞬で!?」

 

「いつ攻撃したんだ!?」

 

俺とアキは喧嘩が得意だからな。喧嘩の経験から相手の攻撃の隙をぬって返り討ちにすることはできる。相手の操作技術もそこまで高くなかったので難しくはない。

 

「戦死者は補習!」

 

「「「「ぎゃあああ!!!」」」」

 

やられた連中は西村先生に連れて行かれた。

 

「おおおお!」

 

「すげえ!Bクラスを一瞬で倒したぞ!」

 

よし。今のを見てFクラスの連中の士気も上がったようだな。

 

「皆!1対1では勝ち目はない!集団で攻めろ!」

 

「やられそうになったらお互いフォローして!とにかく戦死を避けて!」

 

「「「「おう!」」」」

 

これでなんとか戦えるか?ちなみにこいつら前回の戦争でほとんど戦っていないのが知られてユウとOHANASIしたらしく今回はきちんと戦っている。

 

「おっ遅れました・・・・ごめんなさい」

 

っと。ようやく姫路が来たか。

 

「来たぞ!姫路瑞希だ!」

 

やはりBクラスは姫路を警戒しているのか、姫路の登場に緊張が走る。

 

「姫路さん。来たばかりで悪いけどお願いできる?」

 

「は、はい!行きます!」

 

「Bクラスの岩下!Fクラスの姫路に数学勝負を申込みます!」

 

「律子!私も手伝う!」

 

「あっFクラス姫路です。よろしくお願いします」

 

姫路相手に二人か・・・よほど警戒してるんだな。

 

 

「「「サモン!!」」」

 

Fクラス  姫路瑞希

数学     412点 

VS

Bクラス  岩下律子 菊入真由美

数学     189点   151点

 

ほう。姫路は400点越えか。ということは・・・

 

「よ、400点超え!?それって!?」

 

「私たちで勝てるわけないじゃあない!」

 

「いきます!『熱線』!」

 

「ちょっと待ってよ!」

 

「律子!とにかく避けないと!」

 

チュボ!

 

「きゃあああああ!」

 

「り、律子!」

 

Bクラス  岩下律子 菊入真由美

数学     戦死   151点

 

二人は回避するが岩下の召喚獣にはあたってしまった。

 

(あれが姫路の召喚獣の腕輪の能力か。すごい威力だな)

 

「ごっごめんなさい!これも勝負ですので!」

 

そう言って姫路は残った菊入の召喚獣を一閃した。

 

Bクラス  菊入真由美

数学     戦死  

 

「い、岩下と菊入が一撃だと!」

 

「姫路瑞希・・・・噂以上に危険ね!」

 

よし。流れはこっちにあるな。

 

「姫路さん。みんなに指示を」

 

「は、はい!えーと・・・・み、皆さん頑張ってください!」

 

いや、姫路・・・・それは指示とは言わんだろ。そんなんで士気が・・・・

 

「やったるでーー!」

 

「姫路さんサイコーー!」

 

めちゃくちゃ上がってんな。こいつら本当に単純だな。

 

「姫路さん。とりあえず下がって」

 

「あっはい」

 

アキが姫路に下がるように言った。

 

(まあ腕輪はその威力の分消耗も激しいからな。妥当な判断だ。ん・・・・?)

 

俺はBクラスの部隊の後ろからこそこそと階段を下りていく奴らの姿を見つけた。

 

(あいつら・・・・まさかユウに奇襲を?)

 

俺はそいつらが下の階から回り込んでユウに奇襲をかけるのだと思った。だがユウにはヒデとコウが護衛に付いている。あの二人がついているなら大丈夫なはずだ・・・・・しかし

 

「・・・・・アキ、Fクラスの教室に戻るぞ」

 

「え?どうして?」

 

「少し嫌な予感がしてな」

 

「うん。わかったよ」

 

「お前たち!俺とアキは少し外す!戦線は任せたぞ!」

 

「「「「おう!」」」」

 

俺たちは戦線をほかの奴らに任せて教室に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『おいおい、本当にこんなことしていいのか?』

 

『構わねえよ。こんなボロ教室、もっとボロにしてやったって誰も迷惑に思わねえよ』

 

『Fクラスの奴らにとっては迷惑だがな』

 

『知ったこっちゃねえよ。どうせあいつらは負けて設備を落とされるんだ。だったら先に俺たちがやっておこうぜ』

 

『そうだな。にしてもFクラスの設備を壊して補給できなくするなんて名案だな!』

 

『ああ!これで俺たちの勝ちは確定だし、馬鹿どもに憂さ晴らしできるし!一石二鳥だぜ!』

 

俺たちがFクラスの教室に戻ると中からそんな声が聞こえてきた。

 

「・・・・・響」

 

「・・・・ああ」

 

随分とつまらないことをする奴らだ。この声たしか宣戦布告の時襲ってこようとした奴らか?それにしてもなんで中にはユウたちがいないんだ?

 

『でもこんなことがバレたら・・・』

 

『大丈夫だ。俺たちがやったてバレても根本に脅されたって言えばいいんだからな!』

 

・・・・・なんだと?

 

『おっ!それいいな!』

 

『だろ?あいつに脅されたって言えばみんな信じてくれるぜ!なにせあの根本だからな!』

 

『はじめはあいつが代表で最悪って思ってたけど、根本様様だな!』

 

『ああ。あんな卑怯者こんな時にしか役に立たないからな!』

 

『『『『ギャハハハハハハ!』』』』

 

・・・・・こいつら・・・・・フザケンナヨ?

 

ガラッ!

 

俺は力任せに扉を開いた。中には設備を壊そうとするクズどもが4人いた。

 

「!お前は仲渡、吉井!」

 

「なんでここにいるんだ!?」

 

クズどもがなにか言ってるが今はどうでもいい。

 

「・・・・・貴様ら」

 

「な、なんだよ!」

 

「随分つまんねえ真似してんじゃあねえか?あ?」

 

「ち、違う!俺たちは根本に脅されて・・・・」

 

「黙れ」

 

「「「「ヒ、ヒイイッ!」」」」

 

「・・・・・Fクラス仲渡響が貴様らに総合科目勝負をを挑む」

 

「な、なんだと!」

 

「落ち着け!相手は観察処分者のクズだ!俺たちにかなうわけない!」

 

「そ、そうだ!問題なんてない!」

 

「このクズをを戦死させて補習室送りにしてやれ!」

 

「「「「サモン!」」」」

 

Bクラス  クズ×4

総合科目 平均1800点

 

「どうだ!この点数!驚いたか!」

 

いちいちうるさいやつらだ。

 

「響!僕も・・・「必要ない」・・・え?」

 

「こいつらは・・・・俺ひとりで十分だ」

 

「・・・・わかったよ(響・・・・・かなり切れてるね)」

 

「はっ!クズがかっこつけてんじゃねーよ!」

 

「さっさとお前のしょぼい召喚獣出せよ!」

 

そんなにお望みならすぐ出してやるよ。

 

「・・・・・サモン」

 

Fクラス  仲渡響

総合科目  3642点

 

「は、はあああああ!?」

 

「な、なんだよこの点数!?」

 

「Aクラス上位並みじゃねえか!」

 

「なんでこんな点数観察処分者のクズが・・・・!」

 

「クズクズうっせーんだよ・・・・・・消えろ」

 

そう言って俺は召喚獣を最高速で操り奴らの召喚獣を叩き伏せた。

 

 

Bクラス  クズ×4

総合科目  戦死

 

「な、何が起きた!」

 

「俺たちの召喚獣が一瞬で戦死しただと!」

 

「貴様!なにかイカサマしたな!」

 

「そうだ!でなきゃこんなことありえねえ!」

 

本当にうるさいやつらだな。

 

「戦死者は補習!」

 

「げっ!鉄人!」

 

「ち、違うんです!コイツが・・・・仲渡がイカサマしたんです!」

 

「そ、そうです!この勝負は不当です!」

 

「黙れ!仲渡がそんなことをするわけないだろう!」

 

「なんでですか!?こいつは観察処分のクズですよ!」

 

「・・・・・どうやら貴様らには念入りに指導する必要があるようだな」

 

西村先生は暴言を吐く奴らに呆れながら言った。

 

「西村先生。彼らはFクラスの設備を破壊しようとしました」

 

「なんだと!」

 

「ち、違うんです!これは根本に脅されて・・・・」

 

「そういうことにしようとしてるんでしょ?悪いけど全部聞いてたよ」

 

「ち、違います!こいつらはデタラメを言ってるんです!」

 

「西村先生!俺たちBクラスの優等生とこんなクズの観察処分者のクズの言うことどっちを信じるんですか!?」

 

まだ言うのかよこいつらは。

 

「貴様らいい加減に「いい加減にしろ!お前たち!」・・・・西村先生」

 

「さっきから聞いていればクズクズと。こいつらをクズ呼ばわりすることは俺が許さん!貴様らが更生するまでたっぷりと指導してやる!覚悟しろ!」

 

「い、嫌だ!嫌だーーーーー!」

 

「だ、誰か助け・・・」

 

「ぎゃああああああ!」

 

「な、なんで俺たちがあああああ!」

 

西村先生は抵抗するクズどもを連れて補習室へと向かった。

 

「・・・・・ふう」

 

奴らが去ったあと俺はため息を吐いて座り込んだ。

 

「お疲れさま。響」

 

「ああ」

 

「それにしても・・・彼ら本当にどうしよもないね」

 

「全くだ。西村先生の指導で少しはましになればいいがな」

 

「そうだね。それじゃあ戦線に戻る?」

 

「少し待とう。頭を冷やしたいし、ユウに話を聞きたいしな」

 

「そうだね。わかった」

 

俺は血が上った頭をクールダウンさせながらユウたちを待つことにした。

 




あとがき座談会のコーナー!INバカテス!

今回のゲストは再び吉井明久さんです!

「よろしく」

はいよろしくおねがいします。さて今回ですが・・・・・響さんめっちゃ怖いですね。

「そうか?確かに切れてはいたがあれくらいアキや咲夜に比べたら全然だぞ?」

いやいやいや、充分恐ろしいですって!

「うん。僕も恐ろしいと思ったよ。まあ、あの時よりはまだマシだったけど」

へ?あの時?あれより恐ろしい時があったんですか?

「うん。昔咲夜のことでちょっとあった時にね。あの時の響は・・・・・・・(ガタガタガタ!)」

あ、明久さん!?どうしたんですか!?

「ゴ、ゴメン。あの時のことを思い出すと震えが止まらなくて。・・・・・響は本気で切れた僕や咲夜の方が恐ろしいって言ってるけど多分・・・・っていうか絶対にあっちの方が恐ろしい」

「そうか?自分ではわからないんだが」

「あの恐ろしさを体験するくらいなら僕は富士○ハイランドのお化け屋敷で1年間暮らす方が遥かにマシだよ」

あ、あの・・・それ恐ろしさのベクトルが違うんですが・・・・というかあのガチで怖いっていう富士○ハイランドのお化け屋敷で1年間暮らす方がマシって・・・・どんだけですか?

「・・・・・知らないほうが幸せだよ」

そ、そうですか・・・・・できればその状況を作らないようには・・・・・できますかね?

「なぜ俺に聞く?お前次第だろ?」

ま、まあそれはそうですが・・・・あ~もう!この話はおしまいです!次の話いきましょう次の話!

「強引すぎるだろ・・・」

いいんです!これは私の小説ですから!というかお二人共本当に召喚獣での戦闘強いですね。

「まあ今回は操作が上手い奴がいなかったからな」

「うん。あれくらいならね」

これは少々魔改造しすぎたでしょうか?このままだとAクラスの方にも強くなっていただかないと調整が・・・・・。

「その辺はお前の仕事だろ?」

ええまぁそうですが・・・・どんどん労力が増えていく気が・・・・・

「それは小説書くって決めた時から覚悟してたんだろ?」

そうですけど・・・・

「まあ頑張ってね。応援はしてるから」

明久さん・・・・ありがとうございます!

「さて主、そろそろ締めるぞ」

はい!それでは次回予告どうぞ!





次回
雄二たちはなぜ教室にいなかったのか?

そして島田が人質に!?

響と明久がとった行動は!?

そしてCクラスが暗躍する?

次回、バカとテストと召喚獣~響き渡るバカ達の絆~ 第14話

「「「次回もまたきてくださいね(きてくれ)!!」」」

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