バカとテストと召喚獣~響き渡るバカ達の絆~ 作:shin-Ex-
「お前何言ってんだ?」
ライ○ーの決め台詞ですよ!あれ好きなんですよね~。
「そ、そうか。まあ俺も好きだが・・・・お前まさかこれから始まりはネタではじめる気か?」
はい。それもいいかな~と思いまして。
「・・・・・ネタ、尽きないよな?」
(多分)大丈夫ですよ。さて、ネタはここまでです。前回の件でアドバイスをしてくださった方!ありがとうございます!結果としてですが今のところは名前を書かずにやっていこうと思います。誰が何を言っているかは・・・・・みなさんの想像力に託します。
「投げんなよそこは」
もちろん私も努力します!それと3人称視点を勧めてくださった人もいるんですが・・・・正直私の未熟さ故この技術を身につけるのは難しいんですよね。
「そんなに難しいのか?」
私にとってはそうですね。ほかの方にとってはそうじゃないかも知れないですけど。
「でもアドバイスされたんだから頑張って身につけろよ」
精進します。さて、それでは本編行きましょう!
「では本編どうぞ!」
side 響
「そういえば雄二。次の目標ってBクラスなの?」
アキのOHNASIを終え(姫路は少々ぐったりしている)俺とアキの弁当をみんなで分け(姫路がデザートがあるといって今度は俺とOHANASIをした)少々物足りない昼食を摂ったあとミーティングが始まった。ちなにみ島田さんの話は聞いた。俺は島田さんに対して怒りを通り越しもはや呆れることしかできなかった。おそらくもうアキを振り向かせることできないだろう。さらにそこで島田さんをかばった姫路に対して先程の化学料理の件もあり少し信用できなくなった。
「ああ。そうだ」
「Aクラスではないのかの?」
「ああ。正直に言えばまともにAクラスとやりあっても俺たちでは勝てない」
「まあ妥当だな。Aクラスの戦力は格が違う。俺たちがどんなにうまくやっても勝てない」
なにせAクラスには咲夜、ユーリ、アリスをはじめとする特記戦力がいるからな。しかも代表は翔子だ。翔子は学年主力だけあって特に格が違う。
「それじゃあ最終的な目標はBクラスってこと?」
「いいや。そんなことない。Aクラスをやる」
「えっと雄二?さっきと言ってることが矛盾してない?」
「アキ、さっきユウはまともにやれば勝てないと言っていただろ。じゃあまともにやらなければいい」
「さすが響、気づいたか。響の言うとおりまともにクラス単位では戦争しない。一騎打ちに持ち込む」
「・・・・・どうやって?」
「そのためにBクラスを使う。明久、下位クラスが上位クラスに負けたら設備はどうなる?」
「たしか設備のランクが1つ落ちるんだよね」
「そうだ。つまりBクラスならCクラスの設備になる。では上位クラスが負けたら?」
「相手クラスと設備が入れ替わるんでしょ。まあ僕たちはDクラス戦でしなかったけど」
「そうだ。そのシステムを利用して交渉をする」
「そう簡単にうまくいくかのう・・・」
「Bクラスを倒してら設備入れ替えを盾にAクラスに攻めるように交渉する。Fクラスの設備になるよりAクラスに負けるだけならCクラスの設備になるからうまくいくだろう」
「それをネタにAクラスと交渉するんだな。『Bクラスとの勝負の直後に攻め込むぞ』ってな」
「なるほど。学年2位のクラスとの戦争後に連戦なんてAクラスには何のメリットもないしね」
「じゃがまだ問題はあるじゃろう?Aクラスとしては一騎打ちよりも試召戦争のほうが確実じゃろう?それにそもそも一騎打ちで勝てるのかの?こちらには姫路がいることは既に知っておろう?」
「その点に関してはおそらく問題ない。前にも話したが俺たちは勝っても設備を入れ替えないからな。Aクラスにとってデメリットはほとんどないからな」
「なるほど。たとえ負けたとしてもデメリットがないなら受ける可能性が高いね!」
「そういうことだ。とにかく今はBクラス戦のことを考えろ。細かいことはそのあとだ」
「そうだね」
「それで康太。Bクラスのこと、どこまでわかった?」
「・・・・・少しまずいことがわかった」
「まずいことだと?」
「・・・・・Bクラスの代表はあの根本だ」
「根本・・・・あの卑怯者か」
根本恭二。あいつは卑怯であることで有名だ。球技大会では対戦相手に下剤を仕込み喧嘩での刃物の使用はデフォということで評判は悪い。しかし・・・
「あいつが代表なのか。これはキツそうだな」
俺は笑みを浮かべそう言った。
「響、何を笑っておるんじゃ?相手はあの根本じゃぞ」
「あ~。そういえば皆に言ってなかったけな?たしかに根本は卑怯だが今のあいつは非道なことはしない」
「・・・・・どういうことだ?」
「根本とは1月にいろいろあってな。ちょっとした知り合いなんだよ。それでまあその時あったことで根本は確かに卑怯なことはするけど自分のためだけにそういうことはしないし前に噂になったような非道なことはしない。現に最近あいつに関して悪い噂は聞かないだろう?」
「そういえば・・・・」
「だから大丈夫だよ。確かに卑怯と言われるような作戦は立てるかもしれないが俺たちに直接的に被害が来るような非道なことはしないはずだ」
「そっか。響がそういうのなら確かだね」
「そうじゃの」
「よし。それなら懸案事項がひとつ消えたな。テストが終わり次第宣戦布告しよう。死者は・・・・昨日の放送のこともあるし島田と須川に逝かせるか」
また字が違ってるぞ。まあ昨日のことの罰なのだろう。だが・・・
「いや。今回も俺が行くよ。最近会ってなかったから根本と話したいし」
「大丈夫なのか?」
「大丈夫だよ。やられそうになっても返り討ちにするし」
「だったら今回も僕がついていくよ。万が一ってこともあるだろうし」
「そうだな。それじゃあ今回も二人に任せる。頼んだぞ」
「「了解!」」
こうしてミーティングは終わった。
「よし。入るぞアキ」
「うん」
午後のテストを終え、俺とアキはテストを終えてBクラスに宣戦布告するため教室の前に来ていた。
ガラッ!
「「失礼します」」
俺たちがBクラスの教室に入ると。
「仲渡くんに吉井くん!?」
「どうしてここに!?」
「二人が来てくれたんだから理由なんてどうでもいいじゃない!」
「きゃ~!こっち向いて~!」
・・・・・・・これはデジャヴか?Dクラスに宣戦布告したときとほとんど反応が同じなんだが。なんかアイドルみたいな扱いしてる子もいるし。それで一部男子は舌打ちして悪態ついてるし。
「相変わらずすごい人気だな仲渡」
戸惑っている俺に根本が声をかけてきた。
「根本・・・・代表なら止めてくれよ」
「無理だな。俺が何を言っても聞かないだろう」
「代表としての威厳はどうした?」
「まだ代表になって日が浅いんだからそんなものつかないさ。特に俺に対してはな」
「・・・・・自分で言ってて悲しくならないか?」
「・・・・・まあ多少はな」
俺と根本のあいだに何とも言えない空気が流れた。
「あ~根本くん。いいかな?」
アキが空気を察して声をかけてきた。
「なんだ、吉井?」
「どうやって響と知り合ったの?」
アキは気になったのだろう聞いてきた。
「あ~それは話すと少し長いから今度でいいか?・・・・・戦争が終わった後とか」
「お?知ってたのか。俺たちが宣戦布告に来たって」
「宣戦布告だと!」
「FクラスってDクラスとやりあったばかりだろ!?」
「最低クラスが!調子に乗るな!」
俺が宣戦布告と言ったらBクラスの生徒(主に男子生徒が)不満を口にする。
「ああ。お前たちがわざわざBクラスの教室まで来たんだから宣戦布告以外理由はないだろ?今日はテストを受けていたみたいだしな」
まあそりゃあ気づくな。
「それじゃあ一応体裁として言っておくぞ・・・」
俺はアキと目を合わせ、
「「俺たち(僕たち)FクラスはBクラスに試召戦争を申し込む!」」
宣戦布告した。
「わかった。俺たちに断る選択肢はないからな。その戦争受ける」
「戦争は明日の午後からだ。いいな?」
「ああ」
「それじゃあ用は終わったから戻るな」
そして俺とアキがFクラスに戻ろうとすると・・・・
「待てよ」
「最低クラスが随分調子に乗ってるじゃねえか」
「まさかタダで帰れると思ってるんじゃねえだろうな?」
はあ・・・またか。アキもうんざりした顔をしている。
「このクズどもをボコボコにしろ!」
「「「「おお!」」」」
Bクラスの連中(もちろん男子)が襲いかかってくる。俺とアキが応戦しようとすると
「お前たち!やめろ!」
根本が襲いかかろうとした連中を怒鳴りつけた。
「なんでだよ!根本!」
「相手は戦争の使者だぞ。手荒な真似はするな」
「こいつら最低クラスのクズの分際で俺たちに宣戦布告したんだぞ!」
「お前は腹が立たないのかよ!」
「腹が立つ立たないの問題じゃない。そんなことしても意味がないだろ。それに・・・・・・・・お前たち何俺のダチに手を出そうとしてんだ?」
根本が睨んで言った。
「「「「ヒッ!」」」」
睨まれた連中は怯んだ。根本のやつなかなかの迫力だな。あれ以来随分鍛えているようだ。
「・・・・うちのクラスの連中が迷惑をかけてすまなかった。代表として謝る」
そう言って根本は頭を下げた。全く。平賀といい根本といい・・・
「頭を上げろ。お前のおかげで手を出されなかったんだから」
「そうだよ。根本くんが謝ることじゃないよ」
「そうよ!二人に襲いかかろうとした馬鹿な男子が悪いのよ!」
「本当にサイテー!」
・・・・あれ?またデジャヴ?
「そうか。そう言ってくれると助かる。ありがとう」
「いいよ。気にしないで。僕たちも気にしないから」
「そうだな。それじゃあ今度こそもう行くな」
「ちょっと待て」
「なに?」
「今回の戦争。俺はこいつらを勝たせる責任がある。勝つためなら俺は卑怯と呼ばれるようなことも喜んでしよう。だから覚悟しろ。たとえ相手がお前達でも容赦はしない」
・・・全く。何が代表としての威厳がないだ。十分代表やってるじゃないか。
「・・・・わかった。なら俺たちは負けないように全力を尽くす。お前たちも覚悟しろよ」
「ああ。それじゃあまた明日な」
「ああ。また明日」
俺とアキはFクラスの教室へと帰っていった。
「戻ったぞ」
俺とアキはFクラスの教室に戻ってきた。
「うむ。お疲れだったの」
「それで?根本はどうだった」
「うん。大丈夫だよ。宣戦布告に来た僕たちにも友好的だったし、襲われそうになったところを助けてくれたし」
「・・・・・あの根本が!?」
「マジかよ」
「ああ。それが今の根本だよ。それとあいつはこう言ってたぞ『俺はこいつらを勝たせる責任がある。勝つためなら俺は卑怯と呼ばれるようなことも喜んでしよう。だから覚悟しろ。たとえ相手がお前達でも容赦はしない』ってな」
「・・・そうか。これはBクラス戦、一層気を引き締めないとな」
「なんか楽しそうだね。雄二」
「まあな。代表としてそんな奴と相手できると思うと少し楽しみでな」
「まあ気持ちはわかるぜ。俺も楽しみだからな」
「・・・・・だが負けられない」
「うむ。そうじゃの」
「次のBクラス戦。全力で挑むぞ!」
「「「「おう!」」」」
俺たちは明日のBクラス戦に向けて意気込みを新たにした。
あとがき座談会のコーナー!INバカテス!
今回は原作では卑怯、最低と呼ばれた根本恭二さんをゲストに呼んでいます!
「根本だ。よろしくな」
はい。よろしくお願いします。
「なあ主。あの紹介はさすがにひどくないか?」
「いや、別に構わない。原作の俺は本当に最低だからな」
いや~さすがうちの根本さんですね。とても謙虚です。
「別にそういうわけじゃないさ。事実を言ってるだけだからな」
「というかこの小説って根本アンチじゃあないんだな」
そうですね。そういった小説はよく見かけますがうちではアンチじゃあありません。
「なんでだ?俺としては助かるが」
それはですね。私の中で卑怯というものの定義が少し変わってるであろうと思うからです。
「どういうことだ?」
まあ原作のラブレターを使った脅しや教室を破壊したのは確かに非道だと思いました。でもCクラスを利用した点は確かに卑怯だな~と思いはしましたが同時に勝つための作戦としてはいいんじゃあないかと思いました。
「そうなのか?」
ええ。結果的には設備は変わりませんでしたけど、負けたら設備を落とされてクラスのみんなにきつい思いをさせることになってしまいますからね。だったら勝つためにある程度の卑怯さは持ち合わせないといけないと思ったんです。そういった点であの作戦は悪くないと思います。
「まあたしかにそういった強かさは必要だな」
なので私は卑怯な根本さんはある程度認めているんです。ただ、非道なことはして欲しくないので根本さんにはああいったキャラになってもらいました。個人的にはかっこいい卑怯者をイメージしています。
「そうだな。あれなら小山も惚れ直すかもな」
「友香の話は今いいだろ!」
まあともかくこの小説では根本くんはああいったキャラとして通していきます。
「そうか。なら戦争ではあんな非道なことはしないんだな」
ええ。根本さんはしませんよ。
「根本さん『は』?『は』ってなんだよ?」
それはお楽しみということで。あと根本くんの改心の話はBクラス後に少し書きます。まあ正直うまくかけるかわかりませんが。さて、そろそろ締めましょう!
「そうだな」
「ああ。今日はありがとな主」
いえいえ。それでは次回予告です!
次回
始まったBクラス戦!
本気の響と明久が再び無双する!
そして暗躍するBクラスの生徒。
Fクラスの教室へ向かう彼らの目的とは!
そして響の怒りが爆発する!?
次回、バカとテストと召喚獣~響き渡るバカ達の絆~ 第13話
「「「次回もまたきてくださいね(きてくれ)!!」」」