バカとテストと召喚獣~響き渡るバカ達の絆~   作:shin-Ex-

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終わった・・・

「なにがだ?」

何がってGWですよ!

「そうか。こっちはまだ4月のはじめだからわからなかった」

私は今日から仕事がありましたからね。正直この話は今日中に投稿できるとは思いませんでした。

「意外となんとかなるものだな」

ええ。今回は調子が良かったので。でも明日からは毎日投稿できるか不安です。

「まあ忙しいなら無理はすんなよ。何度も言われてるが体壊したら元も子もない」

はい。そのあたりは本当に気をつけています。

「分かればいい」

それとみなさん。この小説でバカテストをやろうと思っていたんですが私にはハードルが高く難しそうです。期待していた方は大変申し訳ありません。

「まあできないなら仕方ない」

ただ完全に諦めたわけじゃあありません!思いついたら書いてみせます!

「まあ頑張れ。それじゃあそろそろ本編行くぞ」

はい!それでは本編どうぞ!


第8話

side 響

 

現在時刻は午後1時30分。Dクラスとの試召戦争が始まって30分が経った。今俺、アキ、ユウ、ヒデ、コウ、姫路の5人は回復試験を受けている。というのも俺とアキ、姫路は途中退席で点数がなく、ユウ、ヒデ、コウはFクラスに来るために点数を落としているため本来の実力が出せずにいるのだ。

 

(そろそろだな)

 

「アキ行くぞ。準備はいいか?」

 

「うん。大丈夫だよ。行こう」

 

俺とアキは回復試験を切り上げて戦場へと赴こうとする。

 

「えっ!?二人共もう終わったんですか?」

 

姫路がたった30分で試験を終えたことに驚いた。

 

「まあ、僕たちは最低限の点数を取っただけだからね」

 

そう。俺たちはこの試験を本気で受けていない。最低限の点数を取るために回復試験を受けていた。理由は早く戦線に参加するためというのがまず一つ。二つ目に俺とアキの本当の実力を隠すためだ。俺たちは観察処分者だから学園の多くの奴らから馬鹿だと思われている。これは今後の戦争にとって都合がいいから点数を抑えたというわけだ。

 

「「それじゃあ行ってくる(行ってくるるよ)!」」

 

俺とアキはまだ試験を受けてる皆にそう言った。

 

「おう。頼んだぞ」

 

「・・・・・行ってこい」

 

「思う存分暴れてくるのじゃ」

 

「気をつけてくださいね」

 

4人の見送りの言葉を聞き、俺とアキは戦場へと赴いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「戦死者は補修~!!」

 

「げ、鉄人!」

 

「さあ来い!負け犬ども!」

 

「い、嫌だ!補修室に行きたくない!」

 

「黙れ!戦死者は戦争が終わるまで特別講義だ!どれだけかかるかわからんがみっちり指導してやる!」

 

「見逃してくれ!あんな拷問耐えられない!」

 

「あれは立派な教育だ!喜べ!趣味は勉強!尊敬する人は二宮金次郎といった理想的な生徒にしてやる!」

 

「そ、それは教育じゃなくて洗脳・・・ぎゃああああああ!」

 

俺たちが戦場に着くとそこには地獄絵図が広がっていた。戦死した生徒達(大半がFクラス)を西村先生が捕らえ、補修室に連れて行く光景だ。というか西村先生一度にそんなたくさんの生徒を連れて行けるなんてあなた本当に人間ですか?

 

「島田隊長!指示を!」

 

「総員退避よ!」

 

っておい島田さん!お前部隊長だろ!何敵前逃亡してんだよ!

 

「・・・・島田さん。何言ってるの?」

 

あまりの馬鹿さ加減にアキが呆れて聞いた。

 

「吉井!来るのが遅いのよ!あんたも早く戦いなさい!」

 

いや、質問に答えろよ。ていうかそれ逃げようとした奴が言っていいセリフじゃないから。

 

「そこにいるのは美波お姉さま!!五十嵐先生こっちに来てください!」

 

そう言って五十嵐先生を連れてオレンジ色のでツインロールの髪型をした女の子(オレンジドリルでいいだろう)がやってきた。

 

「み、美春!」

 

どうやら島田さんの知り合いらしい。なら

 

「島田さん。ここは任せた。行くぞアキ!」

 

「うん!」

 

島田さんに任せよう。

 

「ちょっと!待ちなさい吉井、仲渡!こういう時は普通『ここは任せろ!』ていうところでしょ!」

 

「島田さんはその子と知り合いなんだろ?だったら対策取れるだろ」

 

「それに僕たちほかの人たちの相手もしなきゃいけないし」

 

「なによそれ!ウチとほかの連中の相手するのどっちが大事なの!」

 

正直オレンジドリル一人を相手するよりほかな連中を相手する方が大事だと思う。

 

 

「お姉さま逃しません!」

 

「くっ、美春。やるしかないわね・・・!」

 

「「サモン!」」

 

島田さんとオレンジドリルがそう叫ぶとふたりの召喚獣が出てきた。

 

「お姉様に捨てられて以来美春はこの日を待ち続けていました・・・・」

 

「もう!何度も言ってるでしょ!ウチは普通に男の子が好きなんだって!」

 

島田さん・・・聞きようによってはショタコンに聞こえるぞ。

 

「嘘です!お姉さまは美春のこと愛しているはずです!」

 

「このわからずや!」

 

・・・なんというか、流石に同情するぞ島田さん。・・・仕方ない。

 

「アキ、俺は島田さんを助ける。お前は他の連中を頼む」

 

「えっ?だったら僕が島田さんを・・・・」

 

「いや、俺が行く。他は頼んだぞ」

 

「う、うん。わかったよ」

 

それじゃあ助けにいきますか。ちなみにアキに行かせないのは助けたとしてもいちゃもんつけてきそうだからだ。アキが自分が行くといったのは俺が島田さんに対してあまりいい感情を持っていないことを知っているからだろう。

 

Fクラス 島田美波

化学    53点

   VS

Dクラス 清水美春

化学    94点

 

様子を見ると島田さんの召喚獣の首元にオレンジドリルの召喚獣の剣のが向けられていた。

 

「嫌っ!補修室は嫌あっ!」

 

「補修室?・・・フフッお姉さま今なら保健室のベッドは空いていますからね」

 

「誰か助けて!ウチは今補修室より危険なところに連れていかれそうだわ!」

 

おいオレンジドリル。お前はこの小説をR18にするつもりか。

 

「はあ・・・サモン!」

 

Fクラス 仲渡響

化学   87点

 

(ふむ。適当にやったとはいえ流石に得意科目だとそれなりに点取れるな)

 

「島田さんを離せ。お前の相手は俺だ」

 

聞き用によってはフラグが立ちそうだな。まあ俺はそんなつもり一切ないが。

 

「・・・殺します。美春達を邪魔する人は全員殺します・・・」

 

・・・正直見捨ててしまいたい。

 

「悪いがそうはいかない。ここでお前を戦死させてもらう」

 

「コロスコロスコロスコロス・・・・・ジャマモノハコロス!」

 

(・・・やべえ。マジ逃げたい)

 

俺は心の底からオレンジドリル(もうめんどいからオレンジでいいか)の相手をしたくないと思ったがもう召喚してしまったのでそうはいかない。敵前逃亡は戦死扱いだからな。まあ負ける気はしないが。

 

「シニナサイ!」

 

「甘い」

 

俺は召喚獣を操作して突っ込んでくるオレンジの召喚獣を軽く受け流しそれと同時に木刀で急所を3回切りつけた。イメージ的には某三刀流の剣士の刀○流しだ。

 

Dクラス 清水美春

化学   DEAD

 

「ナニっ!」

 

「ふう、西村先生あとはお願いします」

 

「ん?おお清水か覚悟しろ。たっぷり勉強付にしてやる」

 

西村先生は抵抗する清水を引きずっていった。

 

「美春は諦めません!無事卒業できるとは思わないでくださいね!」

 

あいつ・・・まだ言ってるよ。

 

「ありがとう仲渡。おかげで助かったわ」

 

まあ今回ばかりはさすがに同情の余地があったからな。ここは素直に礼をを受けと・・・

 

「それに引き換え吉井のやつ!助けないなんて!あとでお仕置きが必要ね!」

 

前言撤回。同情の余地はないし礼も受け取らん。

 

「・・・・島田さん結構点数消費しただろ?回復試験受けて来い」

 

「わかったわ。あとはお願い」

 

逃げようとしたお前にお願いされるまでもない。正直ここにいて欲しくないから早く行ってくれ。

 

「・・・・さて、アキの援護に行くか」

 

島田さんが回復試験を受けにさった後すぐにアキの援護に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

side 明久

 

さて、響に任されたんだ。頑張らないと。

 

「Fクラス吉井明久がこの場にいるDクラス全員に現代社会勝負を挑みます!」

 

「なに!」

 

「全員にだと!」

 

「サモン!」

 

Fクラス 吉井明久

現代社会  54点

    VS

Dクラス モブ×8人

現代社会 平均102点

 

点数差は倍か・・・まあなんとかなるかな?

 

「吉井!さっきはよくも恥をかかせてくれたな!」

 

あれ?この人達よく見たら宣戦布告したとき襲って来た人達だ。

 

「お前と仲渡のせいで女子に冷たい目で見られるようになったんだぞ!」

 

「どう落とし前つけてくれるんだ!」

 

いやいや、先に襲って来たのは君達なんだから僕のは正当防衛だよ。責任転嫁しないでよ。

 

「お前観察処分者なんだろ?だったら召喚獣がやられたら痛いよな?」

 

ひとりがニヤニヤといやらしい笑みを浮かべて言ってきた。

 

「吉井の召喚獣をリンチにするぞ!さっきの恨みを晴らせ!」

 

「「「「「「「おう!!」」」」」」」

 

彼らの召喚獣が一斉に襲いかかってきた。けど・・・

 

「遅いよ!」

 

僕の召喚獣は彼らが攻撃する前に隙間を通り抜けて後ろをとった。もちろん攻撃することを忘れない。

 

Dクラス モブA

現代社会 DEAD

 

「なっ!俺の召喚獣が戦死!?」

 

「なんで後ろにいるんだ!?」

 

「隙だらけだよ」

 

後ろから近くにいた召喚獣の首を斬りつけた。

 

Dクラス モブB

現代社会 DEAD

 

「な、なんで、俺の方が点数が上なのに一撃でやられるんだ!?」

 

「召喚獣にも急所があるんだよ。急所を狙えば例え木刀でも一撃で仕留められる」

 

「くそっ!観察処分者の分際で」

 

「お、おい。これやばくないか?」

 

「落ち着け!数はこっちが上なんだ!囲んでやればやれる!」

 

彼らの召喚獣が僕の召喚獣をとり囲もうとしたとき・・・

 

「サモン!」

 

Fクラス 仲渡響

現代社会 55点

 

「待たせたな。アキ」

 

「響!向こうはもういいの?」

 

「・・・ああ。もう片付いた」

 

?何かあったのかな?少し機嫌が悪そうだ。

 

「な、仲渡まで来やがった」

 

「怯むな!まだ数はこっちが上なんだ!あのときの恨みを晴らせ!」

 

「そうだ!仲渡にも俺たちの怒りを思い知らせてやるぞ!」

 

「こいつら宣戦布告したとき襲って来た奴らか。あれは自業自得だと思うんだが・・・。まあいい。半分は俺がやるから残り半分頼む」

 

「わかった!」

 

僕と響は怒り任せに襲ってくる彼らの相手をした。

 

 

 

 

15秒後

 

 

 

Dクラス モブ×6

現代社会 DEAD

 

「ば、ばかな。俺達が観察処分者なんかに・・・」

 

どうやら観察処分者の僕達に負けたのが信じらんないようだ。でもまあ・・・

 

「戦死者は補習~!!」

 

「げえ!鉄人!」

 

「い、嫌だ!補習は嫌だ~!!」

 

負けは負けだ。補習室にいってもらおう。

 

「お疲れ、アキ」

 

「うん。まあ、言うほど疲れてないけどね」

 

「確かにな」

 

「そういえば響、島田さんは?」

 

「・・・結構点数減ってたからな。回復試験受けさせに行かせた」

 

「・・・やっぱり何かあった?機嫌悪そうだけど」

 

「・・・何もない。気にするな」

 

何かあったのは間違いないな。でも話す気がないみたいだしこれ以上聞くのはやめておこう。

 

「さて、まだ終わってないし、行くぞアキ」

 

「うん」

 

僕達は再び戦場に突入した。




あとがき座談会のコーナー!INバカテス!

今回はゲストなしで響さんとふたりで進めていきます!

「今回はゲストなしなのか」

ええ。新たに主要キャラが出てきていませんからね。

「主要キャラは出てきてないがバカテスで1、2を争う人外キャラは出てきてがな」

ああ清水さんですね。彼女は本当に人間なんでしょうか?もう人として越えてはならない線を大股で越えてますよね。響さんよく逃げませんでしたね。

「まあ確かに恐ろしくはあったがあれくらいならまだましだ」

いやいやましって。あれ以上に恐ろしいものがあるんですか?

「ああ。本気で切れた時のアキと咲夜はもっと恐ろしいぞ。オレンジドリルは人外化してるからある意味恐ろしくて当然という感じがするがアキと咲夜は理性を保ったままだからな。本当に恐ろしいのは人間だと認識させられた」

あの清水さんを越える恐ろしさって・・・想像したくないんですけど。

「俺もあまり思い出したくないな。というかその設定作ったのお前だろ?」

ちょっ!響さん!いくらあとがきでもそれは行っちゃだめです!タブーですよタブー!

「そ、そうなのか?」

そうです!今度からは気をつけて下さいね!

「あ、ああ。わかった」

わかればいいです。

「(こんなに迫力ある主は初めて見るな)そういえば主ってああいう扱いしてるけどオレンジドリルのこと結構気に入ってるんだよな?」

ええ。気に入ってますよ。確かにあの行動は問題ありますしやりすぎだと思うこともありますけど、周りからどう思われようとひとりの人を愛し続けられるのは純粋に凄いと思います。

「確かにな。その点については俺も同意する」

私は人を愛するのは簡単だけど愛をずっと持ちつづけることは難しいと思うんです。人なんですから一目惚れもあるしなんとなく好きになるということはあると思いますし否定しませんがそんな愛に限って長続きしないこともよくありますからね。でも清水さんは島田さんになんて言われようと一途に想い続けているのでその点では尊敬しています。

「主・・・言ってて恥ずかしくないか?」

ちょっと、響さん!割と真面目な話をしているんですから茶化さないでくださいよ!

「悪い。あまりにも真面目に話すからついな」

数少ない私の決めシーンが・・・(泣)

「やっぱ主はそうじゃなきゃな」

ま、まあともかく私は清水さんが気に入ってますからね多分ですけどそのうち救済処置があると思います。

「そこは多分なのかよ」

話思いついてませんからね。さて、そろそろ締めますか!

「なんかオレンジドリルのことしか話してないな。なんでゲストに呼ばなかった?」

・・・あの恐ろしい清水さんに直接会う勇気がなくて・・・。

「・・・さて、次回予告だ」

せめて何か言ってくださいよ!




次回
無双を続ける響と明久!

しかしそんな2人に世にも恐ろしい出来事が!

2人を助けるため立ち上がったのは?

そしてDクラスとの戦争に決着がつく!

次回、バカとテストと召喚獣~響き渡るバカ達の絆~ 第9話


「「次回もまた来てください(来いよ)!」」

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