バカとテストと召喚獣～響き渡るバカ達の絆～

第105話

第105話!

今回は極端に短いです。

「理由は活動報告で記述したことに関連するな」

「要は主が不甲斐ないからだよね」

･････まったくもってその通りでございます。

とりあえず本編にいきましょう。

「本編どうぞ」

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「えっと････アリス?俺はユーリ達が覗きしようとしてる奴らを足止めしていると聞いたんだが?」

「え、ええ････そうよ」

自分の目に映る信じられない光景を目の当たりにしながらアリスに尋ねる響。他の者達も全員目を点にしておりアリスも戸惑っているようだ。

「･････これはどういうことだ?」

「･････私にもわからないわ」

今響達が目にしている光景。それは････

「A、B班は右からくる連中を!C、D班は俺に続け!なんとしても女子風呂を防衛するんだ」

「「「「了解!!」」」」

････須川の指揮により覗き犯を食い止めるFFF団の姿であった。

「おう、来たか響」

唖然としている響に勇陸が声を掛けた。すぐそばには遊星、にとり、羽羅、華扇の4人もいる。

「な、なあ･････これは一体どういう状態なんだ?なんでFFF団がここに?」

「あ～････それがな?俺達が覗き犯を押さえ込んでる時にあいつらが乱入してきて････」

「はじめはあいつらも敵だと思ったのだがどういうわけかあいつら覗き犯をの方に敵対してるようで」

「･････こうなってるというわけよ」

「正直俺たちもまだ混乱している」

「まあ確かに助かってはいるけどな～」

5人は苦笑いを浮かべながら答えた。3人からしてもこの状況は想定外であるため動揺しているようだ。

「本当にどういうことなんだろう??覗き側にいるならまだわかるけどなんでFFF団が防衛側に･････まさかなにかの策略!?」

「防衛側だと思わせておいて後で裏切るって作戦か?」

「明久、雄二･････お主らのFFF団への信頼はある意味厚いの。まあわからんでもないが」

悪魔でもFFF団を疑ってかかる明久と雄二。まあ今までが今までなので仕方がないといえば仕方がない。他の者達もまだ疑っている。

「ん?おおお前達!いいところに来てくれた!協力してくれ!流石に成績の低い俺たちでは抑えきれないんだ!」

響達に気がついた須川が歩み寄ってきて声を掛けた。

「･････その前に聞くが須川。なぜお前が防衛側に加わっている?」

響は須川に訝しげな視線を送りながら尋ねた。

「････響の言いたいことはわかっている。いつもの俺達なら向こう側にいるはずだと言いたいんだろ?だが･････俺達はもうそういうことはやめたんだ。今までのことは････深く反省している」

須川はこれまで行ってきた悪行のことを思い返し、苦悶の表情を浮かべながら響に言う。

「････それを信じろっていうのか?」

「･････信じられないのも無理もないか。だが今は詳しく話しておる余裕はない。頼む。協力してくれ」

須川は深々と頭を下げて響達に頼み込んだ。

「･････明日になったら詳しい話を聞かせてもらうからな」

「･････須川の言っている事を信じるのか?」

康太が響に聞く。

「信じる信じないにせよ俺達のやることは変わらないだろ。今は覗きしようとしてる連中を止めるのが先決だ」

「響様の言うとおりですね。まずはそちらから対処しましょう」

「そうだね････というかさっきから気になってるんだけどなんで召喚フィールドが貼られてるの?」

明久は素朴な疑問を口にした。

明久の言うとおり召喚フィールドが貼られており、防衛側と覗き側で召喚獣バトルが繰り広げられている。

「ああ、これは教師が貼ったものだ。はじめは教師がフィールド貼って食い止めてた」

「なるほど、教師の召喚獣は観察処分者と同じで物理干渉できるからな」

「なんでもいいがそろそろ儂等も参戦せぬか?」

「そうだな。それじゃあ････皆やるぞ」

響の一声で皆応戦しようと召喚獣を出そうとする。

するとその時････

「ちょっと待って!」

響達に声をかけるものがいた。

「ん?誰だお前は?」

見慣れない人物だったので雄二が尋ねる。

「僕は村雲龍牙。Aクラスの生徒だよ」

「ああ････そういや見かけたような気がするな」

同じクラスであるユーリが思い出したように言う。

「僕も防衛に協力したいんだけどいいかな?」

「構わないが････それわざわざ言う必要はないと思うぞ?」

「言っておかないと敵に間違えられて攻撃されると思ったから」

「それはまあ････あり得るな。でもなんで俺達に協力してくれるんだ?」

響は龍牙に尋ねる。

「協力っていうか････完全に私情なんだけどね。詳しい理由は明日話す。それでいいかな?」

「ああ。頼むぞ村雲」

「龍牙でいいよ」

「わかった。それじゃあ今度こそいくぞ皆!」

「「「「「サモン!!」」」」」

皆は一斉に召喚獣を召喚して、応戦を始めた。

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今回はあとがき座談会はお休みにします。

その代わり今回出てきたオリキャラについての紹介を。


名前:村雲　龍牙

所属:Aクラス

容姿:ドラクエ5の主人公但しターバンは巻いていない

設定:普段はのんびり屋だが好戦的で戦争時は指揮官より直接戦ったほうが強い。両親はよく旅行に行き、龍太も連れて言ってもらっていた。その影響で国に関する知識が多く、山を登ったり、現地の子供と遊ぶこともしばしばあったため、体は強い。しかし、女子に弱く、抱きつかれると、考えが少し甘くなる時がある一面もある。趣味は旅行先の歴史を調べたり、得意なRPG系のゲームをやること。


このキャラクターはHR５のスライムさんが考えてくれたものです。

個人的にはもの凄く気に入っております。


活動報告でも話しましたがこの話をもちまして更新はしばらく停止いたします。

身勝手で大変もうしわけありません。

それでは失礼致します。