タツミが斬る!《赤と黒の鬼》   作:虎神

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本当の正義とは

タツミがお披露目会をした次の日。タツミとレオーネは、共にスラムに来ていた。

まず、来て驚いたのはレオーネの人気だ。いつもは酒ばっか飲んでいるイメージしかないのに凄く慕われていた。

 

「ねぇ、タツミ?何か失礼なこと考えてない?」

 

「気のせい気のせい...でも、ここにいる人達は元気だな。中心区に住んでる奴よりもいい顔をしてる」

 

「ここにいる人達は元から貧乏だからね。雑草魂ってうやつだよ。って、おっとヤバイな」

 

すると、いきなりレオーネが踵を返し走り出したのだ。タツミは一人ポツンとその場に立ったままだった。なんだか嫌な予感がする。

そしてその嫌な予感は的中した。

 

「レオーネだ!!溜まったツケを払え!!」

 

「博打で負けた金清算しろぉぉぉおおお!!」

 

「兄貴から奪った金返せゴラァァァアア!!?」

 

ヤバイ。そう感じた俺はレオーネが逃げた方向へと一目散に逃げ追いつく。

 

「お、さすが速いな。どうだ?面白いとこだろ?」

 

「俺はあんたが殺しの対象にならないか心配だよ!!」

 

そう叫びながら、レオーネとタツミはスラム街を走り回った。そして、決して舐めてはいけない。

 

「....どこだここ」

 

スラム街はほぼ迷路だということを。

あれから数分後、完全にレオーネとはぐれたタツミは一人スラム街を歩いていた。先ほどの人が通っているところではなく、全くもって人の気配がしない。

 

(二度とレオーネとスラム街にこねぇ...)

 

そう心に決めながらも、内心かなり焦っているタツミ。今日の夜には仕事もあるのだ。

本当にヤバイ。ヤバイったらヤバイ。

 

「ややっ?私の正義センサーに反応あり!そこな貴方、何かお困りですかな?」

 

と、いきなり話しかけてきたのは栗色の長い髪を後ろで止めている、自分と同じくらいの少女だった。そして、彼女が来ている服には見覚えがある。

 

「その服は...」

 

「帝都警備隊セリュー!!正義の味方です!!」

 

警備隊。そう言われ思い出すのはあのオーガだ。そういえばあいつにやってきたこと全部まとめて机に置いてきたが、たいして噂にならなかったな。この帝都じゃ普通ってことか?

 

「あのー?大丈夫ですか?」

 

「あ、はい。少し考え事をしてて...正義の味方ですか?いい職業ですね」

 

「はい!私の使命は悪を全てを根絶やしにすること。そのためには手段を選びませんから!」

 

「キュン!」

 

そこで気がついた。目の前の少女、セリューの横には小さい生き物がセリューと同じように胸を張っていたのだ。うん、超かわいい。

しかし、それはどこかで見たことがあるものだった。

 

「えっと...それは?」

 

「あ、この子ですか?この子は帝具【ヘカトンケイル】ご安心ください。悪以外には無害ですから!」

 

帝具!!どうりで見たことがあると思ったら、アジトにあった文献にあった絵と同じだ。生物型の帝具で、体のどこかにある核を破壊されない限り永遠に動き続ける。

 

「この子は私の正義の心に反応してくれた相棒なんです!!」

 

「へぇ〜、可愛いな?名前とかあるんですか?」

 

「はい!コロって呼んでます!!悪人をいっぱい殺してくれるように名付けました!!」

 

「そ、そうですか...」

 

さっきから殺す殺すって言ってるが、大丈夫かこの子...。タツミはコロの頭を撫でながら自然に笑顔になる。程よい毛と弾力があって最高だ。

 

「しかしコロがこんなに懐くなんて...貴方きっと凄く正義なんですね!!」

 

「正義...か...。さぁ?どうかーーー」

 

と、その時だった。

 

ーーーーー!!

 

「「!!」」

 

かすかに悲鳴のようなものが聞こえ、俺はその悲鳴が聞こえた方向へと走り出した。

 

「あ、ちょっと!!待ってくださーい!!」

 

セリューも腰にコロをつなぐ手綱を括り付けて追いかけてくる。それにかなりのスピードだ。そこいらの兵よりよっぽど強い。しかしコロが速さで宙に浮いてるからやめてあげて!?

 

そして、走って数分くらいだろうか。俺たちは悲鳴が聞こえた場所に着いた。そこはどうやら博打場のようだ。

タツミとセリューは急いでその中に入っていく。

 

「ッ!!これは....」

 

「クソッ!!遅かったか」

 

中にあったのは一人の男の死体だ。そして側には血に濡れた刃物を持った男が力が抜けたように座っていた。

俺は急いでその周りにいた男に話を聞く。

 

「おい!何があった!!」

 

「い、いや...いきなり部屋が暗くなったと思ったら、あいつがあんな状態になっててな」

 

「ち、違う!!俺はやってな...」

 

俺たちの話を聞いてか、刃物を持った男が叫ぶ。しかし、情緒不安定なのか刃物を離そうとしない。タツミは落ち着けと言いながら男に近ずいたその時だった。

 

「コロ!!悪を捕食!!」

 

「!!?」

 

いきなりセリューの声が聞こえたと思ったら、あの小さかったコロが巨大な化物に変貌し鋭い牙を男に向けていた。タツミは急いで腰に付けてあった剣でコロの行く手を阻む。それにはセリューも驚いた顔をした。

 

「少年、何をやっているのですか!!その悪は早く殺さないと!!」

 

「あんたこそいきなり何やってんだよ!!さっさとコロを元に戻せ!!」

 

先ほどからおかしいとは思っていた。簡単に殺すや悪などの言葉を使っていたが、どうせ比喩だと思っていた。だけどーーー

 

(この女、今本気でこの人を殺すつもりだった!!)

 

「ッチ、落ち着け!!まだこの人がやったと決まってねぇだろうが!」

 

「何を甘い事を言っているんですか?コロ、早くその男を殺して!!」

 

「コロ!今はまだダメだ!!」

 

「キュ、キュウゥゥゥウウウウ?」

 

コロは俺とセリューの言葉をどちらを実行すればいいかわからないようにキョロキョロと周りを見る。

 

「コロ、私の言うことが聞けないの!?」

 

「セリュー...だったか?とりあえずコロを引け!!第一この男が本当に犯人ならいつまでもこんなに長くここにいたりしないだろ!!」

 

俺たちが悲鳴を聞いてここに来るまで数分。それまでこの男はずっとここにいたことになる。普通自分が殺せばすぐに逃げるはずだ。

セリューも少しそれに納得したのか、コロを元に戻した。

 

「はぁ、いきなり何すんだよ」

 

「私は悪を倒そうとしただけです」

 

「悪を倒す?あんたは人権って言葉を知らないのか?いきなり問答無用で殺しにかかるとか警備隊のやることじゃないぞ」

 

「お、おいあんた...俺はやってねぇよ!!ただ暗闇の中で何かに触ったらそれがコレだっただけだ!!」

 

タツミとセリューが言い争っていると、背後にいた男が涙を流しながらタツミの足にしがみついて手に持ったナイフを俺に見せてくる。刃は15センチくらい。血に染まっているのはその半分くらいだな。

 

「はぁ、どうしてこんな事になったのか...」

 

「時間はあげます。その代わりその間に悪を見つけますよ。でなければやはりその男が悪ですから」

 

セリューはそう言って男を睨む。

何がこの子をここまでさせるのかはわからないが、とりあえずはここにいた奴らに話を聞こう。

そして、話を聞いたところこの場にいたのは5人。

 

一人は筋肉質な大男。先ほどタツミに状況を教えてくれた人物だ。話によると、自分たちが博打をしていると急に光を通していたロウソクが一斉に消えて真っ暗になったという。男は入り口の真ん前に座っていたため、すぐにそこから出てこれたらしい。

「いきなり女の声が聞こえてびっくりしてよ。俺が壁をつたってロウソクを改めてつけたと思ったら、そいつががナイフ持ってその男を殺してたんだよ」

 

二人目は、女性。この女性は死んだ男の隣にいた人物らしい。ロウソクが消えた時には動かずにジッとしていたらしい。

「いきなり光がなくなって、自分のお金を取られないように守っていたわ。私は関係ないわよ」

 

三人目も女性。この女性は殺された男のほぼ真ん前にに座っていたらしい。叫び声を上げたのもこの女性だった。

「わ、私は、いきなりロウソクが消えて驚いていると、自分の横に座っていたその男がその刺された男にナイフを刺しているのを見て叫び声を上げたんです....」

 

そして四人目はナイフを持っていた男だ。殺された男の隣に座っていたのもこいつらしい。

「お、俺はやってねぇよ!俺は暗闇が苦手だからあんなとこで目が見えるはずがねぇ!!ただ手を置いた場所がナイフだったから、ロウソクがついた時に俺が犯人みたいになっただけなんだ!!」

 

まぁ、最後はこの五人目の殺された男だが...うん。何も聞けないな。

 

「これで一応全員聞いたけど、何か思いつきましたか?」

 

「....ん〜」

 

「そうですか。それではあの男を殺してきます」

 

「ちょぉっと待てぇ!?どうしてあんたさっきからそんなに判断が早いんだよ!!」

 

いい加減、少しこの少女にもイライラし始めるタツミ。コロは二人が睨み合っているのをオロオロした様子で見ていた。

すると、セリューが話し出す。

 

「私のパパは優秀な警備隊だった。だが!ある日凶賊によって殺された!!私は絶対に悪を許さない!!全ての悪を殺し尽くすまで絶対に私はーーー」

 

「だから自分が悪を決め裁くってか?そんなものは正義とは呼ばない」

 

「...なんだと?」

 

セリューは殺気を放ちながらタツミを睨みつける。しかし、それくらいで怯むタツミではない。

 

「さっき見たく話も聞かずに状況証拠だけで自分の判断で人を殺す。それのどこが正義だよ。そんなものはお前の父親を殺した凶賊と一緒だろうが」

 

「なっ!!?ッ、貴様!今の言葉を取り消せ!!」

 

「断る。何もかも自分で決めてそんなやり方をしてきたならセリューさん。あんたこそよっぽど悪だ」

 

「貴様ァァァアアアアアア!!」

 

セリューは俺に殴りかかろうと拳を上げた。だがーーー

 

「キュウ!」

 

「コロ?」

 

「キュウ、キュキュキュウ!」

 

コロがセリューの足を掴み何かを訴えかけるようにそれを止めた。どうやら主人がこうだからか、かなりお利口らしいな。

 

「セリューさん。あんたが本当の意味で悪を討ち滅ぼしたいのなら...それをちゃんと見極め、それにふさわしい罰を与えるべきだ」

 

「ふさわしい...罰?」

 

「ああ。その罪人にあったふさわしい罰をだ。...みんなを集めよう。犯人がわかった」

 

セリューはその言葉に目を見開いて驚いた。

しかし、これはそこまで難しいことじゃない。こんなもの、わざと気づいてほしいみたいな死に方なのだから。

俺たちは博打場に先ほどの4人を集めて話をし始めた。

 

「まず、最初から言うと...これについて犯人はいません」

 

『....は?』

 

セリュー含め、全員が一斉に声を上げた。

 

「あんたら4人は犯人じゃないってことだよ」

 

「どういうことですか?だったら誰が...」

 

「キュウ?」

 

セリューとコロが同時に首を傾げた。さすが使用者とその帝具。息がピッタリだ。

 

「まず、この男性のナイフだが...見ろ刃が半分しか刺さってないだろ?普通この人みたいな男性がさしたらもう少し刺さるはずなんだよ」

 

「た、確かに...」

 

「そして次にみんなの話を聞いてだけど...一人だけおかしい人がいた。死んだ男性の前に座っていた貴女ですよ」

 

「!!」

 

「みんなの話を聞く限り、ロウソクがつくまでかなりの暗闇だったらしいな。なのになんであんたは暗闇の中で叫び声を上げたんだ?」

 

セリューはそこで気づいた。確かに皆はかなりの暗闇と答えていた。しかも明るい場所からの暗闇だ。訓練された兵でもない限り目には何も見えないはずだった。

女性は焦ったように身をソワソワさせるが、やがて諦めたように息を吐いた。

 

「ええ。確かに何も見えてなかったわ。でも、私は殺してなんかない!」

 

「何をそんな!!少年、こいつが悪です!!」

 

「落ち着けって...さっき言っただろうが。この4人の中にナイフを刺した人はいないって」

 

そう、この四人の中に犯人はいない。なぜならーーー

 

「この死んだ男が自分で刺したんだから」

 

『な!?』

 

「.....」

 

「あんたなら知ってるよな?どうしてこの男が自殺したか...」

 

しかし、女は黙ったまま何も言わない。タツミはため息を吐くと説明を続けた。

 

「まず、消されたロウソクは死んだ男の後ろに何本もあったんだ。つまりロウソクを消せるのはこの男一人だけ。次にこのナイフ...さっき言ったように男ではこんな浅くない。つまり女、もしくは...死を恐れた自殺した男本人しかありえない」

 

誰もが死を恐怖する。確かに死も恐れない奴もいるが、そんなものはそうそういない。それにそんな奴は自殺などしない。

 

「しかし、暗闇のなか男を刺して再び自分の席に戻るなど、いくらなんでも無理だ。それに...てか、これが一番の証拠なんだが...あんたら、この人の悲鳴、もしくは声を聞いたか?」

 

『!!』

 

「普通ならグワァなり吠えるが、それを聞いたものは誰もいなかったな。そんなことはありえない。人間は急にくる痛みに敏感だ。素人であるあんたらが痛みに慣れてるはずがない。つまりは簡単。この男自身が自分の身を刺したから声を我慢することができたってわけだ。そうだなぁ、理由は....金か。なぁ、そうだろ?」

 

タツミは叫び声を上げたという女性に向かってそういった。

おそらく、皆が混乱に乗じている間にこの人たちの金でも盗もうとしていたのだろう。しかし、それに俺とセリューが来てしまい逃げれなくなったってとこだ。

 

「....はぁ、あともうちょっとだったのに。まさか警備隊が来るなんて思ってなかったわ」

 

「あんた、この死んだ男の妻か何かか?同じネックレスをつけてるからわかったが...」

 

「ええ、この人は私の夫。二人で話し合って決めたことよ。私たちには子供がいるの。そのためにお金が必要だったのよ!」

 

女は涙を流しながらそう叫んだ。皆、元気な顔をしているが、それでもこのような人はいる。それがこのスラムの現状だった。

 

「あんた、その自分の子になんて説明する気なんだ?貴女のお父さんは貴女を育てるために死んだのよってか?...ふざけんなよ!」

 

「ッ!!貴女に何がわかるのよ!!私がやりたくてこんなことやったと思ってるの!!?」

 

「それでもあんたらはそれを実行したんだろうが!!たとえどんな理由があったてな、家族が...親が死んで悲しまない子供なんていないんだぞ!!」

 

「ーーー!!」

 

「今回、この場にいる人間は誰も悪くない。だけどな、それでも...命がなくなったらおしまいだろうが!」

 

そう言うと、女は泣き崩れた。他の3人も特に言うことはないらしく、そのままその場を離れていった。

俺とセリューも、その女性を残してその場を去ることにしたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「....」

 

「わかったか?お前は罪もない人間をあの時殺そうとしたんだ」

 

「ッ!!」

 

俺たちは一つベンチを見つけると、そこに座って話していた。先ほどからセリューは元気が無く、コロはそれを必死に慰めていた。

自分が無実の人を殺そうとした。正義という大義名分を掲げて行動していた彼女にとってそれは凄く辛いことだろう。

すると、セリューの方からタツミに話しかけてきた。

 

「知ってるかもしれませんが、最近オーガという警備隊長が何者かに殺されたんです」

 

「....ああ、知ってるよ。確かその人ってかなり悪いことをしてたんだろう?噂でちょっと聞いたよ」

 

嘘だ。殺したのは俺で、流したのも俺なのだから。聞くと、なんと彼女はオーガ直属の部隊だったようだ。オーガは師匠であり、自分に武術を教えてくれた恩人。そんな彼が悪に手を染めていたことに気づけなかったのが悔しいらしい。

 

「あなた...そういえば名前を聞いてませんでしたね」

 

「タツミ。ただの村人だ」

 

「ふふっ、タツミ...ですか。なら、タツミは私をどう思いますか?」

 

どう思ってるか...他人が聞いたら勘違いしそうな言葉だと一瞬考えるが、それは置いておこう。

セリューをどう思っているーーー

 

「悪く言えば偽善者だ」

 

「ッ!!はっきり言いますね....」

 

「聞かれたからな。さっきも言ったように自分の考えだけで悪と決めつけ即殺す。そんなものは正義とは呼ばない。人の話を聞かずに殺す凶賊と一緒だ」

 

その言葉に反論できないセリュー。コロは俺がセリューを虐めていると思ったのか、俺の手を叩いてくる。地味に痛い。

 

「私が...私が今までしてきたことは無駄だったんでしょうか?私は...私の正義は間違っているでしょうか?」

 

「....全てが無駄とは言わないが、コロという巨大な力を持ちながら罪状を問わずに私刑。今のままだったら完璧にセリューさんの方が悪だ」

 

その言葉にさらに落ち込むセリュー。コロの叩く威力が同時に上がっていく。と、それをセリューが止めてくれた。しかし、目からはポロポロと涙が出ていた。

 

「タツミ、私は...私はどうしたらいいですか!?私はこれから何を信じて戦えばいいんですか!?」

 

セリューはタツミの服を掴んで必死に聞いてくる。まるで親に泣きつく子供だ。それを見たタツミはセリューの頭に手を乗せて優しく撫でる。

 

「え?」

 

「今まで通り、セリューさんが信じた正義を貫けばいい。でも、これまでの正義じゃなくて今度は本物の...全てを見定めた上での正義を貫け。俺に言えるにはこれくらいで、後はセリューさん次第ですよ」

 

タツミはそう言うとスッとベンチから立ち上がる。セリューはコロを抱きしめたままタツミを見上げた。

あたりが暗闇に包まれそうな風景にタツミのその顔が、セリューは生きていた頃の父親のような姿に見えたのだった。

 

「んじゃ、俺はそろそろ行くけど...」

 

「私は大丈夫です。次からはセリューでいいですよタツミ」

 

「お、そうか。ならじゃあなセリュー。今度会ったらまた話くらい聞くぜ。コロもまたな」

 

「キュウ!」

 

タツミはそう言うと、走ってそのまま人混みの中に消えていった。

一人と一匹。ベンチに残されたセリューは先ほどのタツミの掌の感触を思い出していたのだった。

 

(タツミーーーありがとうございます)

 

 

このあと、任務ギリギリに帰ってきたタツミはもちろん怒られた。

 

 

 

 

 

 

 

 




やっべ、めっちゃ長くなった。
どこで切ろうかすごく迷ったんだけどな〜...というかセリューも自分好きです(真顔)

長いので誤字などありましたらご報告いただければ嬉しゅうございます!!
では、また!

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