『実際はお飾りの様だったのかもしれませんが、一応成るからには作法やら装いやらひたすらドゥリーヨダナに振り回されるアンガ王成り立てのカルナさんとかちょっと見てみたいです「アティディナンダは見た!」みたいな。兎に角ドゥリーヨダナとカルナの友情とそれを少し後ろの木の影から見つめるアティディナンダ(解説)のようなお話を出来ればお願いします!』
リクエスト内容からはやっぱりちょっとずれているけど、番外編書き上げました!
時間軸的にいうのであれば武術大会の少し後、不吉の屋敷の後にアディティナンダとドゥリヨーダナが和解する前。(時系列とか無茶苦茶です……正直なところ)
そのせいで、ちょっと二人の内面がギスギスしていますが、全体的にほんわかした話ではないでしょうか。(この時間軸的にはロティカだったんじゃないか、とかそういうことには目を瞑ってね)
それでは、上記の事情にOK! と豪語できる読者様は本文へどうぞ!!
――ドゥリーヨダナ様、ドゥリーヨダナ様。
――まさか、本気であらせられますか? あのような何処の馬の骨とも知らぬ輩を神聖な宮中に迎え入れるなど。
――まさか、正気であらせられますか? あのような下賤な身分の男を貴き者たちの集う宮廷に招き入れるなど。
――仰ってください、あれは一時の気の迷いであったのだと。
――申してください、あれはただの戯れでありましたのだと。
目元が闇で隠された、顔もない者たちが口々に言い募る。
お前のためになることを申しているのだと、したり顔で
男も女も、老いも若きも、身分の高い者も卑しい者も、分け隔てなく同じことを繰り返す。
――確かに、武には優れましょう。ですが、それだけでしかありませぬ。
――確かに、力には勝りましょう。ですが、それだけでしかありませぬ。
――なに、お気にめさるな。あの男は己を取り立てて下さった貴方様には従うことでしょう。
――そう、話は簡単でございます。どこか適当な職を与えて、役に立つ武器として飼ってやればよろしい。
――ですが、お忘れなさるな。決して、あの男を重用し、寵愛するような真似だけは絶対に致しなさるな。
厭らしい微笑みを浮かべながら、気取って道理を説く者たちに――うんざりする。
おい、見てみろよ――と誰に語ることもなしに胸中で呟く。これが、下々の者に雲上人と崇められる者たちの姿だぞ、と。
彼らが見下している城下の人々とどこか違うというのだろう――狡賢く、悪辣で、文字通り人を人とも思わない高慢さ。
なまじ、その醜い内面を気取った礼儀作法や美しい宝玉や化粧で着飾っている分、尚更タチが悪いものだと密かに毒づいた。
「――……貴様らのいうことは分かった。確かに、貴様らの目からすれば、あれは不調法極まりない田舎武者であろうなぁ」
ずっと黙りこくって居た彼がようやっと返事をしてやれば、口々にさざめいていた者達が水を打ったように静まる。
期待に満ちた眼差しでこちらを見やる彼らに対して、意識して甘やかな微笑みを浮かべてやれば、媚びるように微笑みを返す者すらいる。
有象無象にしか思えない彼ら全員に応じるように、彼は――否、ドゥリーヨダナは甘い毒を孕んだ流麗なる声音で応えを返したのであった。
「――では、こうしようじゃないか。次の――において、――には――…………」
*
*
*
「――と、謂う訳だ。カルナ、お前には今日から特訓してもらう」
「承知した。それがお前の求めであるならば、何なりと応じよう」
唐突なドゥリーヨダナの宣言にも、ついこの間、召抱えたばかりの訳あり武闘者はその怜悧な容貌を崩すことなく、さらりと承諾した。
その気前の良さに戸惑ったのはドゥリーヨダナの方で、憤慨したのはいつの間にか部屋に忍び込んで居た自称・兄のお抱え楽師の方だった。
「こら、カルナ! お前はまた何でもかんでも安請け合いして! せめて、相手の話を聞いてから諾と答えるべきでしょう!!」
男にしては細い腰に手を当て、己よりも高い位置にある弟の顔を仰ぎ見るように主張する。
晴れ渡った夏の空の双眸にしっかと睨みつけられ、咎められるように言い含まれようと、非難の矛先になったカルナの方は微動だにしなかった。
むしろ、その薄い唇を開いて、理路整然と心配性の兄へと反駁し返す始末であった。
「ドゥリーヨダナはオレの主君であり、オレの友である。そんな男がわざわざ改まってオレに依頼してきたのだ。それに応じない道理がどこにある?」
「う、うぐぐ……」
「つ、つ、つらい……最近できた親友の全幅の信頼が辛い……」
竹を割ったような返答に、反論できずに口籠るアディティナンダ。
この世の摂理を説くように、至極当然といった物言いで語られた内容に、膝をついたのはドゥリーヨダナの方だった。
基本的に呪われた子扱いで、信用されることはあっても信頼されることの少ない彼にとって、一切の悪意の込められて居ない真摯な言葉は一周回って毒であった。
「……? どうした、ドゥリーヨダナ。腹でも下したのか?」
「なん、でも、ない!」
きょとん、と涼やかな蒼氷色の双眸を軽く見開いたカルナが、当然の様に手を差し伸べてくる。
その厚意に甘んじて答えつつも、ぶっきらぼうに対応すれば、真逆の方向から咎めるような視線が突き刺さった――無論、その相手はいうまでもないだろう。
弟思いなのはいいことだが、いささか対応が面倒だな、とドゥリーヨダナは胸中で独り言ちる。
己が神々に厭われる“呪いの子”である以上、致しかたないことではあるが……とひっそりと嘆息し、中断して居た話を再開する。
「この前の武芸大会でお前をアンガ国王に任命しただろう? あの場は勢いで乗り切ったが、どこにでも口さがないものは多くてな」
「だろうな」
「そうなんだね……やっぱり」
やれやれ、と大仰に肩をすくめて見せれば、アディティナンダの紺碧の瞳が陰る。
全く気にして居ない様子の弟とは実に対照的な反応に、ドゥリーヨダナは内心でやりづらいことだと舌打ちする。
これまで垣間見てきた天の神々と重なるようで重ならない目の前の神霊の人臭さは、超常の存在を厭う彼の心中をざわめかせることが実に多かった。
胸の中で感じた違和感を封殺して、仰々しい仕草でドゥリーヨダナは天を仰ぐ。
「どいつもこいつも、物を見る目のない奴らばかりだ! たかが国一つで、お前のような男を麾下に迎え入れられることがどれほど幸運だということを!!」
「はいはい、ご高説ありがとう。うちの弟のことをここまで評価してくれる人間はお前が初めてだよ――畜生、ありがとうな!!」
わっ、と泣き真似をしだしたアディティナンダに、カルナが意図せずして酸っぱいものを口に押し込まれたような表情を浮かべている。
鏡を見るまでもなく、おそらく己も同じような表情を浮かべているのだろうな――と脳裏の片隅で思い、首を振ってその思考を霧散させる。
――ああ、本当にこの神霊は人間臭い。
「――例え、お前が神の子であろうと魔物の子であろうと、わたしの配下になったのであれば、話は別だ。わたしはお前を生まれや育ちよりも、お前自身の性質や能力で持って判断したい。――だが、その理屈を理解できるだけの柔軟さを持つ者がこの国にはなんと少ないことか!!」
天を仰いで大仰に嘆息するドゥリーヨダナの芝居めいた仕草にも、当の本人であるはずのカルナは微かに片眉を上げて「そうか」と返すきりだ。実に淡白極まる反応である。
むしろ、側で傍聴している方のアディティナンダの方が得心がいったように何度も首肯している――どっちが神なのやら、と再度ドゥリーヨダナは溜息をついた。
「――それで、ドゥリーヨダナ。長々と不満を謳うことがお前の本意ではあるまい。段階を踏むにせよ、冗長な会話は煩わしいだけだぞ」
「そういうお前は本当に豪速球を投じてくるなぁ! では、結論から言おう!!」
びしり! と擬音が施されそうなほど、鋭利に、鮮烈に。
武具の取り扱いの際に邪魔にならないよう、短く切りそろえられた指先をひたりとカルナの顔へと突き出して、ドゥリーヨダナは高らかに宣った。
「――勅命だ、
――パチン! と高らかに指を鳴らせば、その音を合図に、室外に控えていた忠実なる女官たちが一糸乱れぬ整列をなす。
彼女たちが恭しく掲げるその両手には小箱に入った宝玉、輝石。光沢を帯びた綾織物に、磨き上げられた武具防具。
金糸銀糸を惜しげも無く使用し、砕いた宝石を縫い付けた絢爛たる装束に、達人の鬼気迫る執念すら感じられる華麗にすぎる装飾品。
最高級の大粒の宝石ばかりを飾りに使った黄金飾りの冠に、密林の奥でのみ採取される高価な香木、この国ではお目にかかれない稀少な獣の毛皮に思わず目が惹きつけられる極彩色の鳥の尾羽。
本来ならば王族の身を飾る至宝として、国家の権威を示す財宝として、宝物庫の奥底に眠っている方が相応しい品々の数々に、カルナの頰がひくりと引き攣る。
ジリジリと密林に潜む肉食の獣もかくやと言う、隙のない動きの女官たちに囲まれながらも、その動きを制するようにドゥリヨーダナへと訴えた。
「――待て、ドゥリーヨダナ。オレは武にしか取り柄の無い不調者だ。そのようなものを持ち出したところで宝の持ち腐れにしかならん」
「ふふふ、謙遜するな、我が友よ。このドゥリーヨダナ、生まれも育ちもパーンダヴァとは違って都会ゆえ、己が審美眼には絶対の自信を持っている」
黒檀のような黒い肌を尊ぶこの国において、ともすれば幽鬼を思わせるカルナの肌色は異色だ。
けれども、白い肌と色鮮やかな蒼氷色の双眸の織りなす玲瓏たる美貌の麗しさは異端であるが故に人目を惹く――とドゥリヨーダナは踏んでいた。
己の容姿が異端である事を自覚していたカルナにとって、この言葉はよほど寝耳に水だったのだろうか。驚いたようにカルナが切れ長の目を見開き、微かに硬直した隙に、ドゥリヨーダナは傍観者とかしていた自称・兄の神霊の方をちらりと見やる。
――すると、そこには。
夏の晴れ渡った青空を連想される紺碧の双眸を大きく見開いたアディティナンダが、キラキラとした眼差しでカルナを見つめていた。
ぽかんと間抜けに開かれた唇からは、この国の王から天上の調べと称えられたその美声で「カルナの晴れ姿……」と言う兄馬鹿極まりない感想が呟かれていた。
「…………」
「…………」
――こいつ本当にちょろいな、とドゥリヨーダナが内心でそう思ったのかどうかは内緒にしておく話だが、最大の関門はこれで乗り越えた訳だ。
あとは無表情の中に困惑をにじませながら、抵抗を試みようとしているこの飾り気のない男に「諾」と言わせるだけのこと――そして、ドゥリヨーダナはそういった交渉ごとでこれまでに遅れをとったことがほとんどない。
ましてや、口の達者な宮廷人ですらない、この口下手な武芸者のささやかな反論など、ドゥリヨーダナにとっては赤子の手をひねるよりも容易いことであった。
「――さて、カルナ? よもやと思うが、わたしの命令に反するような、不忠極まりない行為はせぬよなぁ?」
ニッコリと余所行き用の微笑みを浮かべて仁王立したドゥリヨーダナの言葉を合図に、カルナを取り囲んでいた女官たちは獲物に飛び掛かったのであった。
*
*
*
「――はい、そこ! 猫背にならない、唇をへの字にしない! 背筋はピンと伸ばして、唇には微笑みを載せて! にこやかに、ひたすらにこやかに!!」
「注文の多いことだ」
「そこ、口答えしない! それから、それは微笑みと言わない!!」
「……こうだろうか?」
薄い硝子版を二つ繋げた不思議な細工物を両目を覆うように装着したドゥリヨーダナがピシ、ピシ! と乗馬鞭を打ち鳴らす。
出会い頭に奇妙な格好だなぁ、と思われつつも「誰かに何かを教える時の格好は
市井の女のように、頭上に器用に水瓶を載せたカルナは、先ほどから訓練用に設けられた室内を行ったり来たりしている。
それを物陰から見守りつつも、日暮れから行われている特訓に疲弊しているだろう二人のために用意した軽食の盆を手に、アディティナンダはいつ出て行くべきかと思案した。
――実に、奇妙な光景だった。
――実に、不思議な情景であった。
アディティナンダがカルナと地上で暮らし始めてから、決して短くはない時間が経過した。
そしてその期間の間だけ、アディティナンダがカルナに付き合って人間社会に身を置いていたことになるのだが、これまでの日々において、こんな風に弟と対等に口を聞く存在が他にいたのだろうか……と考えずにはいられない。
その素性のせいか、カルナという存在は良くも悪くも人間社会から逸脱していた。
母親からの受け継いだ業に、虚飾を見抜く眼力、神の力を恣に行使する精神力、その身に蓄えた尋常ならざる神秘の力――そして何より、卓越しすぎた武術の才。
人よりも神に近しく、さりとて純粋な神と称するには人間を愛しすぎている狭間の存在――それはある意味、カルナという存在がどっちつかずのままであるという事実を示している。
そうして、カルナ自身、己の特異性を理解していたが故に、人々の営みを尊びつつも己という異物が深入りすることは避けていたように思える。
そんな彼がある意味で特別扱いしたのがパーンダヴァの第三王子であり、主君と仰いでいる神々の忌み子たるドゥリーヨダナだ。
彼を主君と定めることによって、カルナはそれまで付かず離れずの立ち位置を放棄して、人間社会における己の居場所を獲得した。
養父であるアディラタの住まう集落に身をおきながらも、世俗を離れた聖者のような暮らしを是としていたこれまでのカルナでは想像もつかない変化だ。
欄干の上に片足を立てて座り込み、行儀悪くもう片方の足に肘を乗せて頬杖をつく。
人間ではないアディティナンダの目から見ても、人間であるはずのカルナは実に人間味がないように思えた――だからこそ、眼前で繰り広げられている情景はアディティナンダにとっても実に新鮮な光景であった。
「右、左、右! はいそこ、もっとゆっくりと振り返る! 水を零すような仕草は二流、悠然と泰然と、それでいて一部の隙もなく! 今のお前では、あのビーマにも劣るぞ! もっと優雅に、華麗に、それでいて細心を尽くすのだ!!」
「――む、こうか」
「違う! もっと上品に動け! そう、そうだ! やるではないか、流石だな!!」
数日にも及ぶ特訓の成果は厳しい教師の目も満足させられたらしい。
どうだ、と言わんばかりの表情を浮かべるカルナに対して、ドゥリーヨダナはなんのてらいもない賞賛の声を上げる。
「――ふふん! 流石はわたし! どうやら一流の教師としての才能にも恵まれたらしいな!」
「確かに。ここ数日の教え方の上達ぶりにはオレの方とて目を見張るものがあった」
「そして、流石だな、カルナ! 元々の素地はあったのだろうが、これならば誰も文句などつけられまい! 実に見事な立ち振る舞いであった!!」
「ああ。それもこれもドゥリヨーダナが辛抱強く教示してくれたお陰だ――――感謝する」
「と、と、ッとと、当然だ!」
それまで流れる水のような声で滔々と自信を褒め称えていたというのに、途端に吃り出す。
――嗚呼、とアディティナンダは深々と息をつく。
アディティナンダは人ではない。
人の世の摂理よりも神の理によって動く生き物だ。人間ならば自然と持ちうるはずの情緒や人の繊細な心の機微を持っているわけでもない――それなのに。
「
「……知っていてオレを祭の重役に任命してくれたのか?」
「ぐ、ぐ、偶然だ! 断じて、余計な気を回した訳ではないぞ! 敬愛する父の前では流石のお前とて気を張り詰めるであろうという深謀遠慮によるものだ!!」
「――そうか、偶然だとしても感謝する。我が父の手前、ますます無様な姿を見せるわけにも行かなくなった」
……御者の子であるとか、呪われた王子である、とか。
そういった人の世に根付いた人々の偏見や誤解、面倒な政治事情や思惑などを綺麗さっぱり取り払って、なんの色眼鏡もなしにこの光景を見れば――
それこそ、どこにでもいるような、どこででも見られるような。
――口下手ながらも誠実な青年と口は悪いながらも世話焼きな青年による、友人同士の、他愛もないやり取りにしか見えないのだろう。
それは何故だか、人ならざる身のアディティナンダにとっても――まことに尊ぶべき、愛おしむべき日常の情景のように思えたのであった。
だから、ここ数日のドゥリヨーダナによるカルナへの乱雑きわまりない振る舞いにはいってやりたい文句が十にも百にもあったのだけれども、その全てを胸の奥にしまい込んで、アディティナンダはじゃれ合う二人に声をかけたのであった。
「休憩にしよう、カルナ……と、ドゥリヨーダナ! 厨のお姉様方からの差し入れだよ!」
呪われた子であるドゥリヨーダナを厭う気持ちもあるにはある。それは否定できない。
――だけれども、それ以上に。
カルナの友であるのだと公言するこの奇矯な王子に対する感謝の念もまた、この人ならざる人でなしの心に芽吹き始めたのであった。
*
*
*
――この話の顛末となる
ただ、太陽神の誉れ高き息子の初お披露目となるこの祭祀の翌年、クル王国は例年の倍以上の収穫を誇る豊作に恵まれたとだけ補足しておこう。
【後書】
この小ネタはこれで完結なので、他の小ネタとは別に本編の間に番外編的な感じで常駐させようと思っております。
それでは、ウォシュレットさま、だいぶ遅くなりましたが、リクエストしてくださり、ありがとうございました!!
……そのうち、本編もアップさせます……(鬱だなぁ)
評価とか、感想とか、いつもありがとうございます! 執筆活動における励みです!!
=追記=
この番外編における各キャラクターの心情
・アディティナンダ
…強いて言うなら神寄りの精神性。疎まれがちの弟に初めて友人ができたのは嬉しいが、なんで巷で評判の呪いの子だったのか、と思わなくもない精神年齢××歳。でもなんだかんだで弟が嬉しそうだし、基本的にボロクソ言われる弟をこれ以上なく評価してもらえるのはめちゃくちゃ嬉しかったりする悪意に気づかぬ人でなし。
・ドゥリヨーダナ
…生まれて初めての友人に内心ドギマギしているが、そのモンペの自称兄が顔には出さずとも時たま疎ましい。基本的に天にツバ吐く罰当たりなのだが、まじかで見る友人の兄の人間めいた振る舞いに戸惑いを覚えずにはいられないツンデレ。
・カルナ
…特に何も考えていない。強いて言うなら、初めての友人との気兼ねない会話が楽しい。