大切な探し物   作:八代の地面

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久しぶりに投稿。先に言っときます。多分読んでも何も伝わらないと思います。
自分の力ではこれが限界千代の富士...
設定を載せると言っておきながら一番難航している設定。その設定を後で読めば5%は理解出来るのでは...
ではどうぞ...


裏の顔

~再開発エリア~

 

 

 

 

「ふぅ〜、ここに来るまでで結構神経使うのキツイな〜。更にもう春なのにこのコート着ないといけないとは...でも正体バレたら困るし」

 

雅也が着ていた真っ黒なフード付きのコートを脱ぎ近くの椅子に掛ける。

 

 

「仕方ないですよ、そろそろ鳳凰星武祭がありますから。これからは警備の目が厳しくなる時期ですよ」

 

 

 

と雅也の後ろの少女も同じようにコートを脱ぎながら言った。

 

 

 

その少女はウェンディ・マーベル。星導館の中等部の生徒だ。

 

 

昔、雅也が世界中を旅している時に1人で泣き歩いたところを雅也が発見し、少しの間一緒に旅をしていた。

 

 

そして1年前、ウェンディが『恩返しをしたい』と雅也を探しにアスタリスクにやって来たのだ。再開発エリアでウェンディが迷子になっているところを偶然雅也が見つけ現在は仕事を手伝ってもらっている。

 

 

 

今、2人は再開発エリアの雅也達の拠点に居た。

 

 

 

「それに今日は雅也さんが集合をかけたのに本人が忘れてるなんて...」

 

 

「いやぁ、ごめんごめん。今日は転校生が来てだね、そいつと夜吹と話してたら忘れてて」

 

 

そう謝りながら雅也は手を伸ばし人差し指で何かのボタンを押す。

 

 

すると2人を大量のパソコンの光が覆った。しかしそれを気にせず

2人は話を続けた。

 

 

「その方は例の天霧綾斗さんですか?」

 

 

「そうそう、やっぱり綾斗は見込んだとおりの強さだったよ。ただ、まだ未完成って印象だったなぁ。」

 

 

「未完成、ですか?私は闘いとかはよくわからないです...」

 

 

「誰にだって得意不得意、向き不向きはあるもんだよ。それにウェンディにはウェンディだけの良さがある。だから気にしない気にしない」

 

 

そう言って雅也は大量の画面の方を向き

 

 

「さぁて、今日も始めようか!」

 

 

と気合を入れた。

 

 

 

 

 

〜1年前〜

 

 

 

 

 

(ここに彼らがいるかもしれない..)

 

 

 

 

 

 

 

雅也が星導館に来て間もない頃

世界中を旅している間に雅也は既に目的のヒントを掴んでいた。

 

 

(その裏付けをする為にここに来たけど、いきなり星武祭で優勝して叶えるのは色々と不味いだろうし...)

 

 

雅也は特待生として星導館に入ったが決闘や面倒事を嫌い目的の為だけに奔走していた。お陰でほかの生徒達からは良くは思われていなかった。そんな奴が急に星武祭で優勝など、注目されていずれは目的がバレてしまうだろう。

その為、影で行動をするべく先ずは拠点となる場所を探していた。

 

 

 

(再開発エリア...ここなら情報が集まりやすいし人目につかないかな...)

 

 

 

そう考えた雅也は再開発エリアのとある廃ビルを拠点に決め、資金調達を始めた。

 

 

再開発エリアでは黒いコートで正体を隠し情報屋として活動を始め、影では「黒情報屋」と呼ばれるようになっていた。

 

 

そして学園内でも少しでも情報と資金を集めようと雅也は何でも屋を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜現在〜

 

「...これはっ!」

 

 

大量のパソコンの画面と向き合うこと3時間。雅也は声をあげて椅子から立ち上がった。

 

雅也の後ろの机で目を擦りながら書類を整理していたウェンディがその声に驚く。

 

 

「どど、どうしたんですか?」

 

 

「統合企業財体だ...」

 

 

「え?」

 

 

「奴らがあの情報を隠している...その証拠を見つけたんだ」

 

 

「え...えええええええ!」

 

 

ウェンディが先程の雅也よりも声を出し驚く。

 

 

「雅也さん、ととと統合企業財体の情報ハッキングしたんですかぁ!?」

 

 

「あれ?言ってなかったっけ。結構前からしてたよ?」

 

雅也は当たり前のような顔で答え、対するウェンディは信じられないといった様子でパソコンの画面に顔を近づける。

 

 

「本当だ...き、気付きませんでした」

 

「まぁ俺も言ってなかったし、ウェンディは基本部屋の掃除とかしてるだけだし知らないのも無理ないか」

 

「うぅ...ごめんなさい...私、機械とか苦手で...」

 

 

ウェンディはそう言って落ち込んでしまう。

 

「さ、さっきも言ったけど人には向き不向きがあるんだよ?ウェンディが掃除とかしてくれるのは凄い助かってるんだ」

 

 

元気づけようと雅也はフォローする。

 

 

(しかしまさか統合企業財体が持っていたとは...しかも確実な証拠はもう残ってないだろうね...でもやっと尻尾を掴んだぞ)

 

 

 

画面に目を向け直し真剣な顔でパソコンを見ていると、突然どこからか音が鳴りだした。




後で設定載せますので...しばらく、もうしばらくお待ちください...
あと多少なりともペース上げます。まだ読んでる人がいればやる気も上がるのになぁ|´-`)チラッ
ここまで読んでくれた方、ありがとうございました!

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