暇つぶし程に読んでやってください!
男の子は泣いていた
自分の俯いた顔から落ちる涙で地面が濡れている
何日間こうして泣いていただろうか男の子にはもう分からなくなっていた
「どこへ行ったの...一人にしないで...」
暗い森に男の子の泣き声に混ざった弱々しい声が聞こえる。
『・・・ぞ・・・は・・・・・・』
『そ・・・に・・・・・・つい・・・』
途切れ途切れの誰かの声が聞こえる...
男の子の声ではない他の誰かの声
だが聞いたことのある優しい声だ...
周りには人の気配は無い
男の子は泣きながら恐る恐る顔を上げ周りのを見渡すが、声の主は見当たらない
(やっぱり僕は一人なんだ...)
男の子が諦めたようにまた顔を俯かせようとしたその時
森の奥が急に明るく光り出した
男の子は立ち上がってその光の方を見つめた
(なんだろう...出口なのかな...でも一人は怖いよ...)
男の子が怯えながら光を見つめていた
トンっ
と、不意に誰かに背中を押される感覚がした
男の子は慌てて後ろを振り返るがそこには誰もいない
しかし男の子には確かに聞こえた
『行け、お前の信じる道を。』
男の子は涙を拭って光の方を向き
「わかった...僕は行くよ...自分の信じる道を!」
その声に笑顔で男の子は答えた
そして男の子は光の方へと歩き始めた...
ドンッ
と鈍い音がするのと同時に少年は目を覚ました。
まだ寝ぼけている横目でベッドが自分より高い位置にある貴重な現状を確認し、自分がベッドから落ちたことを冷静に判断する。
「.......またあの夢かよ...」
少年は呆れたようにため息をつき体を起こす。
少年は時計を見てまだ早朝であることを確認し、身だしなみを最低限整え自分の部屋出て寮を後にした。
少年、一色雅也16歳は3年前にこのアスタリスクの星導館に特待生として入った。
その前は1人で世界中をある目的の為に旅していたが今はこのアスタリスクを拠点としている。
そして今は日課の散歩中だ。このアスタリスクに来てからはほぼ毎日だ。
最初は学園の地図を頭に入れようと早起きをして散歩していたが、今では散歩が1つの趣味になっていた。
早朝のこの時間帯は普段は決闘などで盛り上がっている学園内も静かだ。昼間の騒がしいのも嫌いではないが朝独特の空気を吸って散歩するのが雅也のお気に入りだった。
「やっぱ早起きはサーモンがなんたらっていうしな〜」
などと下らない独り言を呟きながら雅也は歩いていた。
「漫画とかならここで何か起こるんだろうな〜」
雅也がそう言った矢先目の前を2人の生徒が何かを話しながら走り抜けていった。
「おい、向こうで決闘やってるってよ!」
「こんな朝から誰が戦ってるんだ?」
「あの《華焔の魔女》だってよ!」
「まじかよ!そりゃぁ見に行かなきゃな!」
(.....まだ朝なのにこの野次馬精神は流石だな)
と思いつつ
(あのユリスが決闘か、面白そうだな)
と自分も野次馬をしに行く雅也であった。
読みにくかったと思います(確信
自分のぶっちゃけ暇つぶしなんですすみませんなんでも(ry
主人公の設定とかまだ詳しく決まってません見切り発車です“〇| ̄|_続くかは分かりませんがここまで読んでくれた方ありがとうございます!