大切な探し物   作:八代の地面

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一ヶ月ですか。全然手付かずでしたね(土下座)
世間は目まぐるしい毎日ですが、私は医者に「涼しくしていろ」と言われるくらい暑さにやられていました。
そんなこんなで干からびながらも今回。相も変わらず低クオリティですが是非是非読んでやってください。
それでは、どうぞぉ


忍び寄る──

「お疲れさん、綾斗、ユリス」

 

「あぁ、雅也達ももう大丈夫なのかい?」

 

「俺は試合の終盤には気が付いて見てたよ。しかし相変わらず底なしの星辰力だなぁ」

 

 

既に準々決勝の四試合は終了し、いつもメンバーが綾斗達の控え室に集まっていた。

 

「それはお前達も同じだろう一色。あの場面で二人共新たな魔法を隠していたとはな」

 

「俺のは隠していた訳じゃないけど、ウェンディのは俺もビックリしてるよ」

 

「私は攻撃魔法の星辰力配分が苦手で、雅也さんに止められていたのですが、あの瞬間は勝手に体が動いてて...」

 

「まぁあれが無かったら完全に負けてたねぇ」

 

ケタケタと笑いだす雅也にウェンディは頬を膨らませて抗議する。内心では振り返っただけで冷や汗をかくような場面だったのだが。

 

 

「...だがやはり雷の魔法、なぜあの場面まで隠していた?」

 

紗夜が少し悔しそうに疑問を投げる。

 

「あぁ、それは皆が言うように別に隠していた訳じゃないよ?昔は普通に使えてた。ある時に使えなくなったんだけど、ウェンディのお陰で使い方を思い出したという感じなのかなぁ」

 

 

「で、でも使い方を思い出してもあの時の一色先輩からは星辰力を感じませんでした。それもどういう事だったのか気になります」

 

 

と今度は綺凛から質問される。それにも雅也は答えるが...

 

 

「それは俺の星辰力が

 

 

 

 

 

各魔法によって別々にあるんだ」

 

 

 

ウェンディと雅也以外は一瞬、頭に?が浮かんだ表情をした。

 

 

「あ、あぁ。言葉足らずだったね。俺の使う魔法は主に、氷の造形魔法、炎の滅竜魔法、雷の滅竜魔法、それ以外の魔法の四つに分けられるんだ。そしてそれぞれ一人分ずつ星辰力があるんだ」

 

 

「つまり一色の星辰力は単純に人の四倍あるということか?」

 

 

「そ、流石ユリスは理解が早いねぇ。戦闘用はでは主に氷、炎、雷。でも雷の滅竜魔法は、炎と氷の星辰力が切れてから使えるようになったんだ。だからあの試合で、二人は『星辰力満タンの一人分の相手が追加で現れた』て感じだったんだねぇ」

 

 

綺凛と紗夜は雅也程ではなかったがボロボロだった。その場面で新たにもう一人分、更にはウェンディの戦闘参加により厳しい戦いを強いられたのだ。

 

 

「炎と氷で単純に二人分の星辰力、だから序盤は綺凛ちゃんと紗夜の二人の相手が出来てたんだね」

 

 

「えぇ、そして実に見応えのある試合でしたね」

 

 

感心したような綾斗の言葉に続いて控え室にはクローディアが入ってきた。何やらいつになく機嫌がいいといった感じだ。

 

 

「綾斗とユリス、刀藤さんと沙々宮さん、そして一色君とウェンディさん、星導館学園の生徒がここまで活躍したのは実に素晴らしいです」

 

「クローディアもご機嫌だねぇ。なんだか控え室なのに賑やかになってきちゃったねぇ」

 

 

「そういえばお前達、誰かフローラを見なかったか?」

 

 

賑やかな中、あの特徴的なメイド姿の子がいないことに気付く一同。

 

 

「迷子かな?それなら探しに行こうか」

 

綾斗がそう提案し控え室を出ようとしたその時、ユリスの携帯端末に着信が入った。

 

「音声通信だと...?」

 

雅也もその通話に耳を傾ける。

 

(何か嫌な予感がする...準決勝前だし、何もなければいいけど)

 

 

 

だがその予感は的中する事になる。最悪の形で──

 

 

 

「フローラが、誘拐されただと...」

 

 




私は足らんくなったら言い訳足していくだけなんで(殴
暑い。この一言に限りますね。皆さんも水分補給しっかしして健康に過ごしてください。私も無理せず家でゴロゴロしときます(書けよ)
次回はなるべく早く上げたいですね(願望)
更新してないのにじわじわお気に入りが上がっていく様を見ていると罪悪感で脱水症状を起こしそうなので。
それではここまで読んでくれた方、ありがとうございました!

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