卓球の張本君凄いですね。あんな集中力や何かしらの才能が欲しいものです。
忙しいを理由に疾走しそうだったのでムチを入れて書きました。痛いです。
それではどうぞぉ
鳳凰星武祭準々決勝
後に、近年稀に見る激闘とまで言われる試合にも終わりが近づいていた。
「早速だけど、三つほど我儘を聞いてくれないかな?」
「いきなり三つもですか。でも、私に手伝える事なら!」
苦笑いで雅也に手を差し伸べ立ち上がるのを助けるウェンディ。
「じゃあ一つ目。ここから先の準決勝、決勝も俺の隣で戦ってくれるかな?」
「当たり前です。もう後ろで見てるだけはゴメンです!」
「本当に頼もしい限りだよ。改めて最高のパートナーだねぇ。
そんで二つ目」
「ドンと来いです」
まだ足元がふらつく雅也に今度は肩を貸すウェンディ。
「ドンと来いて...頼もしいけど本当に変わったよね…」
「そこは気にしなくていいところなんですっ!それより二つ目は何ですかっ」
「やっぱキャラに合ってない自覚はあるんだね」
思わずニヤけてしまう雅也は、「ふぅ」と、ひと呼吸置い話し出す。
「二つ目は、また助けたいヤツが出てきやがったんだ。寂しそうで、孤独で、放っておけないんだ。そいつにお節介焼くのを手伝って欲しいんだ」
「?雅也さんのお節介は今に始まったことじゃありませんよ?昔っからそうです。今更我儘だなんて思いませんよ」
「お、おう。そうか...」
「でも後でシルヴィアさんには言っといた方がいいですよ?その人どうせ女の子ですよね。浮気だと勘違いされたら大変ですから...」
「何で女の子とバレて...てか浮気じゃないから!てかあいつとはまだそういう関係じゃ...」
そこまで言って試合中だったということに気付き我に帰る雅也。
突然叫び出したので、そこだけバッチリ観客にも聞こえていたようで会場が悪い意味でざわつき出した。
「ぁあぁそれはまた後であいつも含めて話そうくぁwせdrftgyふじこlp」
「動揺しすぎですよ雅也さん。落ち着いてください」
「うぅ...。最後の我儘、自分いいすか?」
いつも通り大袈裟に落ち込む仕草を見せ、ウェンディから離れ肩を借りずに立とうとする雅也。まだ意識が朦朧としているのか再び体が傾く。ウェンディはそれを支えに行くが…
ダンっ、と倒れそうになるのを踏みとどまった雅也。
それと同時に
バチッ
静電気のような何かに弾かれてしまった。
(え...?)
一歩二歩後退りのように離れるウェンディ。
雅也の体からは静電気と表現するのは甘い、それはどんどん強まっていき、
(雷──?)
「三つ目の我儘はこの試合、もう少し俺に無茶させてくれないかな?」
尽きたはずの星辰力が雷となって体から溢れていた
少しの沈黙──そして
「はぁ...今更止めても無駄だって分かりきってるじゃないですか」
その光景に驚きではない、沈黙を破ったのはそんな呆れた声だった。
(フフッ...我ながら身勝手なやつだねぇ)
これ以上は何も言わなくてもいい
長年の付き合いだ
「さてさて...」
初めてこんなに心の底から気持ちを伝えた
後は示すだけだ──
「最終ラウンド、始めようか」
ウェンディは雅也の隣に立ち、雅也は雷の星辰力を高める。
その視線の先には紗夜と綺凛が同じように並び立っている。これが互いに最後の攻防と理解しているのだろう、ありったけの星辰力が感じられる。
そして──
「天竜の─」「雷竜の─」
『咆哮!!』
二竜のブレスを合図に最終幕は上がり──
暫くしてその激闘は、雅也達の勝利で閉じられた。
まさに滅茶苦茶忙しい時期に必死に頭回して書いたのでもはやなにこれイミワカンナイになってると思います。
そういえば煌きのステラのサービス終了は驚きましたね...まだまだオーフェリアを愛でていたいのですが残念です...“〇| ̄|_
次回はきっと少しは読みやすくなっていると思いたい...
それではここまで読んでくれた方、ありがとうございました!