フラっぴーです!
今回はお気に入り50件突破記念番外編です!
50件突破したのがあまりにも嬉しすぎて書いてしまいました。
それでは本編どうぞ!
「メイド猫カフェですか?」
「そう!あなた達に是非やって欲しいの!お願い!人手が足りなくて……今日だけだから!」
皆さんこんにちは。私は七海千秋。超高校級のゲーマーです。私達がなぜお店の手伝いを頼まれたのかは今から2時間前にさかのぼります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2時間前……
「ねぇねぇ折角の休みだし女子のみんなでどこか出かけない?」
食堂で77期生の女子全員でお昼ご飯を食べている時、小泉さんがいった。
「小泉おねぇに賛成!」
「いいっすね!」
「うむ。私も賛成だ」
「お、いいね!どっか遊びに行こうぜ!」
「わっ私も賛成ですぅ」
「それなら皆さんとショッピングに行きませんか?」
「七海さんはどうする?」
私がゲームをしていると小泉さんが聞いてきた。もちろん、私は行くと答えた。
「じゃあみなさんでこの間出来た大型ショッピングモールに行きましょう!30分後校門に集合で!」
「「「「「はーい」」」」」
行き先はソニアさんの案でショッピングモールに行くことになった。私もあそこのショッピングモールに行ってみたかったからちょうどよかった。校門で待っているとみんなが集まってきた。
「それじゃあみんな揃った訳だし、行きましょうか!」
そして私達は目的地に向かっていった。ショッピングモールではみんなで買い物をしたりゲームセンターに行ったりした。午後三時になりみんなで休憩していると一人の女性に声をかけられた。その人は私に名刺を渡してきた。名刺を見ると『メイド猫カフェ』と書かれていた。
そして話は冒頭に戻ります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私は別に構わないけどみんながどうするかわからなかったからみんなに聞いた。
「みんなはどうする?」
「「いいんじゃない」」
「唯吹はやってみたいっす!」
「私もやってみたいですわ」
「私も構わない」
「わ、私もやってみたいですぅ」
「面白そうだな!」
「それじゃあお手伝いさせて頂きます」
「ありがとう!本当にありがとう!改めて自己紹介するわね。私は兵藤美由紀。このお店の店長よ」
兵藤さんは私の手を握りお礼を言った後、もう一度自己紹介をした。私達も自己紹介をして、兵藤さんのお店に向かっていった。お店に着くと私達はスタッフルームに案内され、仕事用の服を渡された。
「メイド猫カフェって言うくらいだからメイド服は覚悟してたけど、まさか猫耳や尻尾まで付けるなんて…」
「こんなの恥ずかしいよ!」
まあ確かに恥ずかしいよね…。私も恥ずかしいし。
「引き受けたんだから文句言わずにやりましょう」
やっぱり小泉さんはしっかりしてるなあ。もう着替えてるよ。うーん、尻尾がなかなか付けられないなあ。
「あれ?尻尾どうやってつけるんだろ?」
「七海さん、私が付けてあげますわ」
「ありがとう」
「は、恥ずかしい……。こんな姿、坊ちゃんに見られたら私は恥ずかしくて死んでしまいそうだ…」
「ぺ、辺古山さん!?大丈夫ですよ、とても似合ってます!」
「ペコちゃん凄え可愛いっす!」
「みんな〜着替え終わったー?はい、コレがこの店の仕事内容ね。それじゃあ今日1日頑張ってね!」
兵藤さんはスタッフルームに入ってきて仕事内容の書かれた紙を渡した。私達はそれを見た時、思わず驚いてしまった。
七海side out
帝人side
俺たち77期生の男子は今、この前出来たばかりの大型ショッピングモールに来ていた(御手洗は仕事で来れなかった)。ここにきた目的は特にない。みんな暇だから何処かに出かけようと左右田が言ってここに決まった。本当は創とも一緒に来たかったんだが勉強が忙しいみたいで来れないと言っていた。
「結構遊んだな」
「ここのゲーセンは凄え広かったな」
「あそこはまさに冥界の遊び場にふさわしい!」
「俺が一番びっくりしたのは、弐大がパンチングマシーンをぶっ壊しかけたのだな」
まあ確かにお店の人凄え涙流してたからな。
「ガハハハハ!!ワシの力はまだまだあんなもんじゃないわ!!」
弐大……笑いながら言ってるけど、お前が本気出せば絶対に色んな物がぶっ壊れるから絶対に本気は出さないでくれ。
「それよりもこの人形どうしよう」
狛枝の手にはUFOキャッチャーで取ったデカイぬいぐるみがあった。
その時花村が何か見つけたみたいで俺たちに報告しに来た。
「おーい!みんな!ここで少し休憩しようよ!」
花村が指さしたのは『メイド猫カフェ』と書かれた店だった。
はあ何で花村はこういう所に行きたがるんだ。そんな事を思っているとビラ配りをしている人が店のクーポン券を貰った。
「ちょうど7枚あるな。花村は絶対賛成として、みんなどうする?」
「行ってみようぜ!こういうところ行ってみたかったんだ」
「ワシは構わんぞ!」
「しゃーねーな」
「俺の封印されし右腕が反応している!」
「折角だし行ってみようよ。クーポン券がもったいないしね」
みんないいみたいだから俺たちは店に入った。店に入った時、俺たちは驚きを隠すことが出来なかった。その理由は出迎えたのがメイド服に猫耳と尻尾を付けたクラスの女子だったからだった。
「「「「「「「「おかえりにゃさいませ!ご主人様!」」」」」」」」
「「「「「「「え」」」」」」」
「「「「ええええええええ!!!!!!!!」」」」
「なななななんでお前らここで働いてるんだ!?」
「紫藤君達はどうしてここに!?」
「俺たちは休憩場所を探してたときたまたまここのクーポン券を貰ったから来たんだ。お前らは何で?」
「その事は後で説明するよ。とりあえず空いてる席へ案内するね」
猫耳と尻尾を付けた七海は俺を席へ連れて行った。…ん?…なんで俺だけなんだ?まあとりあえず座ろう。席に座って俺は七海達がなんでここで働いているのかを聞いた。
「なるほどね。断れなくて引き受けたんだ」
「別に嫌ではなかったんだけどね」
「そういえばどこの席も客一人対メイドだな」
「コレがこのお店のやり方なんだ……。メイド一人がお客さん一人を相手にするらしいんだ。ちなみに私達が接客したのは紫藤君達が初めてだよ」
「へえ、ん?」
「?どうかしたの?」
「辺古山がずっと顔を赤くしたまま九頭龍と一緒にいるなと思って。今は九頭龍が辺古山に何か言ってるな。その後、辺古山の顔がさらに赤くなった」
「あははは。あ、紫藤君。メニュー何にする?」
「え?ああじゃあオムライスで」
「かしこまりました。ご主人様!」
「!?」
そう言って七海は厨房に入っていった。やばい。さっきの七海めちゃくちゃ可愛かった……。しばらくすると七海がオムライスを持って戻ってきた。
「お待たせしました。ご主人様!」
「おお!美味そう!早速「ああ待って!」え?」
「こ、このままだと…ま…まだ美味しくないから……その……オムライスに……ま……魔法をかけます」
七海が顔を赤くしながらそう言った。魔法?どういうことだ?
「お……おいしくなーれ……ニャンニャンニャン!!(ううぅ、恥ずかしいよぅ)」
「がは!!(やばい!あまりにも可愛いから精神的ダメージを食らってしまった)」
「ど、どうぞ。召し上がれ」
「いっ頂きます!」
おれは七海がかけた魔法のオムライスを口に入れた。オムライスは口がとろけるような美味しさだった。
「美味い!!これ七海が作ったのか!?」
「ううん。作ったのは厨房にいる人だよ」
「そ、そうか。じゃあ七海がかけた魔法のおかげかな」
「え!?」
「それにしても本当に美味いな!」
俺はオムライスを五分で食い終わった。その後サービスでアイスをくれた。まさかアイスをたべる時に七海が食べさせてくれたのはほんとうにビックリしたな。周りを見ると他の人たちもそうだったし。その後俺は会計を済ませに行った。レジも七海がやるんだな。ていうか普段ボーッとしてる七海がここまで出来るなんて驚いたな。俺たちは全員外に出ると、七海達も仕事が終わったみたいで店から出てきた。そして俺たちはみんなで一緒に帰った。
「それにしてもまさかみんなが来るなんて思わなかったっす」
「ワシらもお前達がいるとは思わなかったわい」
「僕の所に一人もメイドが来なかった。来てもメニューだけ聞いてすぐにどっかいった」
「ちくしょう……ソニアさんに来てほしかった」
「いい加減にしなさいよ……」
「あはは。……七海」
「ん?」
「今日のお前…その……凄え可愛かったぞ……」
「!?あ、ありがとう」
俺たちはみんなでワイワイしながら帰ってそれぞれの部屋に帰っていった。
はい!
一回でいいから猫耳や尻尾を付けた七海を見てみたいっす。
感想待ってます!
次回をお楽しみに!