フラっぴーです!
愉快なクラスメイトシリーズその2です。
このシリーズどこまで続くかわからないんですけどね。
それでは本編どうぞ!
七海side
私は音が鳴り止むまで外でずっとゲームをしていた。するとドアが開いて3人の生徒が出てくる。そのうち一人は顔が腫れている紫藤君だった。ってええ!!紫藤君!!
「紫藤君!どうしたの!」
「あ、ああ。顔面にDVDプレイヤーが吹っ飛んできてな。悪い、もう限界……」
そう言って紫藤君は私の方に倒れこんだ。とにかく!早く保健室に!
「早く保健室に連れて行こう!」
「七海さん、救急箱ありますからここで応急処置できますよ」
「ここは超高校級の保健委員に任せましょう」
ソニアさんと罪木さんがそう言った。私はそれに同意し、紫藤君の頭を私の膝の上に乗せた。簡単にいえば膝枕かな。ちょっと恥ずかしいけど紫藤君ならいいかな。そう思っていると罪木さんは応急処置を終わらせた。
「これで大丈夫だと思います」
「あら、音が鳴り止みましたね」
「それじゃあ私たちは教室に入っていますね」
罪木さんとソニアさんが教室に入った後今度は澪田さんが出てきた。
「あれ?七海ちゃん。何やってるんすか?」
「澪田さん。紫藤君が倒れたから看病してたんです。応急処置は済ませてあるからこうやって寝かせてるんだ」
「なんだか恋人同士に見えるっす!超羨ましいっすよ!」
私と紫藤君が恋人同士!?ああでも私は紫藤君なら……って何考えてるの!?
「つつつ付き合ってないよ!?」
「あれ、そうなんすか。じゃあ唯吹は教室戻るっす!」
そう言って澪田さんはハイテンションで教室に戻っていった。でも、私と紫藤君が会ったのは八年前とこの間なのに、どうして私はあんなことを思ったんだろう。そんなことを考えていると紫藤君が目を覚ました。
「ううん。あれここは?それに頭に何か柔らかいものが」
「よかった目が覚めたんだね。因みにその柔らかいものは私の膝だよ」
「ああそうか。七海の膝かあ………ってええ!?ごごごごめんすぐどくよ」
「ダメ!頭を強く打ったんだから少し安静にしなさい。私は別に大丈夫だから」
「わ、わかりました」
(安静にしろって言われてもゆっくりできねえよ!頭は膝枕されてるし、上を見れば七海の顔と胸がすげぇ近くに見えるし!)
ガララッ
「あれ?七海おねぇ、紫藤おにぃと何やってるの?」
「西園寺さん。紫藤君を休ませてあげてるの」
「ふーん。じゃあ私は小泉おねぇのところに行ってくるねーごゆっくり〜」
そう言って西園寺さんは小泉さんを探しに行った。紫藤君もう大丈夫かな。
「紫藤君。もういいよ」
「あ、ああわかった(俺の神経が後もうちょっとで崩壊するところだった)」
私と紫藤君はそのまま教室に入った。教室の中は見事にボロボロだった。これは直すのにかなり時間がかかりそうだなぁ。まあみんなと一緒やれば短時間で終わるかな。私はそう思いながら教室の修復していった。
はい!
七海さん結構積極的でしたね。でもまだお互いに対して恋愛感情は持っていません。あくまで友達以上恋人未満です。これからどうなっていくのかが楽しみっすね!
次回第5話お楽しみ!