フラっぴーです!
熱がやっと治りました…
調達組一班………
「………」
「………」
御手洗と田中は釣竿を持ちながら魚が釣れるのを無言で待っていた。
限界だったのか御手洗が沈黙を破った。
「釣れないね」
「言うな、虚しくなる」
左右田と弐大は潜って魚を探していた。
(お、ラッキー!大物発見だぜ)
左右田は獲物を発見してすぐにもりを刺した。そしてすぐに海面に上がった。
「プハッ!さてと、早くこいつを持って戻るか」
陸に戻ろうとした時突然大きな音が聞こえた。そっちを見ると弐大が巨大なイカを持ってやってきた。
「大物を捕まえてやったわい!」
「ダイオウイカかよ!」
弐大が持ってきたものはただのイカではなくてダイオウイカだった。
「とりあえず足を縛ってから持って行こうぜ」
「よし!じゃあまずは二人の所に行くかの!」
二人は御手洗と田中がいるところに向かった。
「おーい収穫はあったかー?」
「「ゼロ」」
「「は?」」
「見事に一匹も釣れなかったよ」
「破壊神暗黒四天王もダメだった」
「はあ……とにかく戻るか」
左右田は溜息をついて海の家に戻っていった。
接客組一班………
「お待たせしました!お好み焼きです!」
「輝々ちゃんチョコパフェ二つっす!」
「花村おにぃこっちはたこ焼きお願い!」
「以上でよろしいですか?」
二班………
「あれから2時間ぐらい経ったな。接客組は凄え頑張ってるな」
「うん、そうだね。あ、調達組が帰ってきたよ。!?」
七海は調達組が帰ってきたのを知らせたのと同時に驚いて声が出なくなっていた。それは弐大がダイオウイカを肩に担いで持ってきていたからだった。
「ダイオウイカとかどこで捕まえたんだ!!」
「こんなでかいイカ調理できるのか」
「美味そう!」
その後、左右田は捕まえたマグロ、弐大はダイオウイカを海の家の裏に持って行った。
「先生。調達組はメニューにない料理の食材を持ってきてもいいの?」
「ええ。彩がその時はメニューを増やすって言っていたわ」
「じゃあ俺たちは行ってくるよ」
「「行ってらっしゃい」」
「気をつけてな」
「い、行ってらっしゃいぃ」
帝人たちが行った後接客組もすぐに交代した。
接客組二班………
「いらっしゃいませー!」
「三名様ですね。こ、こちらへどうぞぉ」
「注文は以上でよろしいですか?」
「いらっしゃいませ!って南沢先生!?」
「やあ七海ちゃん」
七海が接客した客は前に病院であった南沢宏明だった。どうやら今日は休みのようだった。
「こちらへどうぞ」
「いやー、まさか君がここで働いているとは思わなかったよ」
「突然決まったバイトなんですよ」
「ならここに紫藤君も来てるのかい」
「はい、今は食材の調達に向かっています」
「みんな忙しそうだね。ああそうだ。注文だったね。それじゃあこのお好み焼きにしようかな」
「かしこまりました。花村君!お好み焼きお願い!」
調達組二班………
「どうする?」
「僕は釣りでもしておくよ。釣りなら僕の幸運も活かせるかもしれないし」
「なら俺と紫藤、終里は潜って探すか」
「よっしゃあ!!行くぜー!!」
「もう行ってしまったか」
「俺たちも行こうぜ」
「僕も行くよ」
帝人と九頭龍は終里を追いかけ、狛枝は釣りをしに向かった。
「魚を入れておくバケツは終里も知ってるから、伝えなくても大丈夫だな」
「じゃあ俺はこっちから探すぜ」
「ああ」
九頭龍は帝人と別れて魚を探しに行った。帝人も自分がいる周辺を探しに潜った。
(結構深くきたな。お、鯛発見。今度は鰹か)
帝人は数匹捕まえてバケツに入れに向かった。帝人がついた頃には三人は集まっていた。
「結構長く探したんだな」
「何回か息継ぎしたけど、結構時間経ってたんだな」
帝人は自分が捕まえた魚をバケツに入れると少し驚いた。
「け、結構捕まえたんだな」
「ほとんど終里がな」
「こんなもん楽勝だぜ!」
「僕も結構釣れたよ」
狛枝の方もバケツいっぱいに魚が入っていた。
「それじゃあ一旦戻るか」
「おう!」 「うん」 「ああ」
それから一班と二班は2時間ぐらいで交代を繰り返していった。
そして閉店時間。
「ありがとう!みんなのおかげですごく助かったわ!これはそのお礼よ」
仙堂が大きな箱を雪染に渡した。
「これは?」
「中身はお菓子よ、これくらいしか出せなくてごめんね」
「全然いいわよ」
「気にしないでください」
雪染に続いて七海がそう言った。
「それじゃあ私たちはもう帰るわね」
「今日は本当にありがとう!」
77期生の全員は水着を返してバスに戻って、雪染の運転で希望ヶ峰学園に帰って行った。
「今日は楽しかったね」
「結構疲れたけどな」
「やりがいがあってよかったよ」
「そうだな」
1時間後、バスは学校について、みんなそれぞれの部屋へと戻っていった。
次回は少し展開が変わります
どんな風に変わるのでしょうか