ダンガンロンパ 世界で一人だけの天才医師   作:フラっぴー

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こんにちはこんばんは!

フラっぴーです!

更新遅れてしまいました。


それでは本編どうぞ!


第13話 説教と嫉妬

帝人side

 

 

「ん……ううん……あれ?ここは?」

 

 

朝7時半、俺が目を覚ました時ここは俺の部屋ではないことにすぐに気づいた。

 

 

「ああそういえばあのまま七海の部屋で寝てしまったのか。ん?」

 

 

俺は腕に何かが当たっているのに気づいてそっちに向いた。そこには寝間着姿の七海が俺の腕に抱きついていた。寝間着姿だからなのか腕には何か柔らかい感触が伝わってくる。って!そんなこと思っている場合じゃない!

 

 

「とにかく、ここから離れないと。そーっとそーっと……」

 

 

起こさないようにゆっくり離れなければ……。それにこの光景を誰かに見られたらまずい。

 

 

「腕は離せたからあとは離れるだけだ」

 

 

俺はゆっくりその場から離れようとした。しかしあと少しのところで不運なことが起こってしまった。

 

 

「あと少しだ。ってうわ!?」

 

 

俺が立とうとした瞬間、七海は俺の腕を引っ張った。俺はそのまま七海の胸に埋もれるように倒れこんだ。

 

 

「うううん……ふふ♪」

 

 

「!?!?流石にこれはまずい!?って動けない!?」

 

 

七海は俺を抱き枕のようにして眠っていた。そのせいで、俺は七海の胸に埋もれたまま身動きが取れない状態になってしまった。どうしよう、七海は当分起きそうにないし、誰もこないことを祈ってこのまま寝よう。

 

 

 

帝人sideout

 

 

 

 

 

 

小泉side

 

 

 

朝8時、私とソニアちゃん、罪木ちゃんと食堂で千秋ちゃんを待っていた。

 

 

「七海さん遅いですわね」

 

 

「いつもならもう来てるはずなんですけど何かあったんでしょうか」

 

 

「千秋ちゃんが遅れるなんて本当に珍しいわね。ちょっと見に行ってみましょう」

 

 

私達は席を立って千秋ちゃんの部屋に向かっていった。部屋の前に着いたのでノックをした。

 

 

「千秋ちゃん、いる?」コンコン

 

 

「「七海さーん?」」

 

 

反応がない。もしかして本当に何かあったんじゃ!?私はそう思いドアに手を掛けた。

 

 

「開いてる…。千秋ちゃん入るよ!!」

 

 

私達は部屋に入って辺りを見渡した。一通り見るとベッドの前のところに誰かがいるのが見えた。

 

 

「千秋ちゃん?だいじょ……うぶ……?」

 

 

「な、七海さん?」

 

 

「ふあああ!?七海さん!?」

 

 

私達は千秋ちゃんのところに近づくと、千秋ちゃんが紫藤君を抱きしめて寝ていた。紫藤君は寝てるみたいだけど、胸に埋もれているせいか凄く息苦しそうだった。

 

 

「とにかく起こしましょう。このまま放置していたら紫藤さんが七海さんの胸に埋もれて窒息死してしまいますわ」

 

 

「そ、そうね」

 

 

「は、はい!」

 

 

紫藤君を助ける為に千秋ちゃんを起こした。中々起きなかったけど起こし続けてやっと起きてくれた。

 

 

「ん……うううん……あ、小泉さん……ソニアさん……罪木さん……おはよう」

 

 

「おはよう。千秋ちゃん。今自分が何してるかわかる?」

 

 

「え?そういえば私ずっと何かを抱きしめてるような……わあ!?紫藤君!?」

 

 

「気づいてよかったですけど早く離してあげませんと紫藤さん窒息死してしまいますわ」

 

 

「あ!うん!」

 

 

(私いつの間に紫藤君を抱きしめて寝てしまったんだろう!?)

 

 

「う、ううん……あれ?」

 

 

「「「あ」」」

 

 

千秋ちゃんが離す前に紫藤君が先に起きてしまった。

 

 

「これってもしかして七海のむ「目が覚めたんならさっさと離れなさい!!」ぐは!!」

 

 

「わあああ!?紫藤君!?大丈夫ですか!?」

 

 

「紫藤さん!?」

 

 

「千秋ちゃんも早く離れなきゃダメじゃない!」

 

 

「ええと、その……私はまだ……あのままでも……よかったかな」

 

 

「え?」

 

 

この子の目、完全に紫藤君に恋してる目だわ…。っとその前に。

 

 

「何で紫藤君が千秋ちゃんの部屋で寝ていたのか説明してくれる」

 

 

「う、うん」

 

 

私は千秋ちゃんから事情を聞いた。聞き終えるとソニアちゃんと罪木ちゃんと紫藤君が戻ってきた。

 

 

「あんたね。ここで寝てしまうぐらいゲームをするんじゃないわよ!限度ってのがないの!」

 

 

「はい……すいません……」

 

 

「小泉さん…紫藤君をここで寝かせたのは私なんだし、怒らないであげて」

 

 

「はあ…千秋ちゃんがそう言うんだったらいいけど。紫藤君!次は気をつけるのよ!」

 

 

「はい」

 

 

「とりあえず食堂に行きましょう。お腹空いてきちゃった」

 

 

「行きましょう」

 

 

「は、はい」

 

 

「うん」

 

 

「おう」

 

 

私達は部屋を出て、食堂に向かっていった。

 

 

 

小泉sideout

 

 

 

帝人side

 

 

 

俺たちが食堂に着くとクラスの男子が集まっていた。俺に気づくと左右田が猛ダッシュで近づいてきた。

 

 

「おい!紫藤テメェ!!何でお前だけいい思いすんだよコラァ!!」

 

 

「は?何がだよ」

 

 

「とぼけんじゃねえよ!狛枝から聞いたんだぞ!お前が七海の胸に埋もれながら一緒に寝ていたこと!!」

 

 

「おい狛枝!!どういうことだ!!」

 

 

「ああ、君の部屋に行ったけどいなかったから七海さんなら知ってると思って七海さんの部屋に行ったら君が七海さんと一緒に寝ていたから」

 

 

「左右田!聞いてくれ。あれには訳があってだな」

 

 

「言い訳はいらねえ!!テメェあとで校舎裏に来い!!」

 

 

「か、勘弁してくれ……」

 

 

 




はい!

帝人のラッキースケベが出てしまいましたね。
そのせいで小泉から説教が……


次回第14話お楽しみに!

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