フラっぴーです!
ダンガンロンパが面白すぎてついに書いてしまいました。
他の作品も書いていくつもりなのでよろしくお願いします!
それでは、どうぞ!
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
『おい!しっかりしろ!!』
『紫藤……君』
『もう喋るな!!待ってろ!すぐに治してやるから』
『もう……いいよ。私はもう助からない』
『何言ってんだよ……死ぬっていうのかよ……』
『ごめんね……私のせいで……みん……なを……絶望に染めて……しまった……』
『お前のせいじゃない。俺のせいだ。俺がもっと早く来ていれば……』
『泣かないで……君のせい……じゃないよ……それだけは言える……ねえ……またクラスのみんなで楽しく過ごせるかな……また…………紫藤君や日向君と遊べるかな………私………まだ……死にたく……ない……』
「__……お前は絶対に死なせない。必ずこの世界に連れ戻す……たとえこの命がなくなっても』
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「なんだったんだ今のは……夢?」
目を開けたらいつもの天井が見えた。ここは俺の部屋だ。夢のことを考えていたが拉致があかないから考えるのをやめて俺は下に行った。
「おはよう。今日は遅いわね」
「いつも早いのに今日はどうしたんだ」
リビングに入ると父さんと母さんが心配そうな顔をして俺に言った。
「なんか変な夢を見たんだ。妙にリアルだったんだ。ていうかなんで父さんまだいんの?仕事は?」
「ああ、今日は昼からなんだ。だからお前の入学式に行けるぞ!」
「帝人が希望ヶ峰学園に入ることができるなんて……本当にすごいわ!」
「超高校級の医師の紫藤帝人!かっこいいじゃないか!」
そう。俺は希望ヶ峰学園に入学する超高校級の医師の肩書きを持っている。最初は保健委員だったんだが俺の力が凄すぎて医師になった。
家族と喋りながら準備をしていると時間がきてしまった。
「じゃあ行ってくるよ」
「「行ってらっしゃい」」
俺は家を出て学校に向かった。その道中見覚えのある奴を見つけた。
「よう!創!」
「おお!帝人か!」
「お前も希望ヶ峰学園に入学するんだな」
「予備学科だけどな。けど、俺も才能を見つけて本科に行ってみせるさ」
こいつは「日向創」。小学校の頃からずっと一緒につるんでいた。俺の親友だ。予備学科だけど俺と同じ希望ヶ峰学園に通う生徒の一人だ。
「ああ!お前が来るの待ってるぜ!」
二人で喋りながら歩いていると学校の門についてしまった。
「じゃあ、お互い終わったらあそこの噴水集合な」
「わかった。じゃあな」
そのあと入学式が行われた。学園長の話が長かったせいで半分くらい寝てしまったが……。その後は本当に長かった。本科の生徒は寮生活だから部屋の荷物を整理して、校舎内を見て回って……。本当に疲れた。そして俺は約束の噴水で日向を待っていた。
「超高校級の医師か……。俺はこんな力、才能と思いたくない。俺はこの力が嫌いだ」
俺はそうささやいて今日見た夢のことを考えていた。その時俺の肩に何かがぶつかった。肩を見てみると、本科の制服を着た女の子がゲームをしていた。
「……むぅ………プハッ………ん?」
女の子は顔をあげ、俺の顔をじって見つめていた。
「えっと……大丈夫か」
「……うん……」
そう言って彼女はそのまま立ち去ろうとした。その時俺は彼女がやっているゲームがなんなのか知った。
「ギャラオメガか」
「え?」
彼女は驚いた顔をして俺を見た。
「知ってるの!?こんな古いゲーム」
「え?あっああ。昔友達が好きだったんだ。だから俺も少しだけ」
「名作だよね!ちょー名作だよね!」
彼女はそう言って俺の方に近づいた。
「あっああ。俺は5週連続クリアしたことあるぜ」
「へぇー。私でも10回がやっとだったのに」
「いやっ俺より凄いじゃないか」
「嬉しいなぁ。私の他にこれを知ってる人がいるなんて。ねえ、今度見せてよ。約束だよ」
「ああ、今度な」
その時ちょうど創が来た。
「悪い悪い。遅れてしまった。あれっその人は?」
俺は創に彼女を紹介しようとしたが俺も名前がわからなかった。
「七海千秋です。超高校級のゲーマーでーす。オールジャンルでいけまーす」
超高校級のゲーマーか……才能ならなんでもありなのか。
「俺は紫藤帝人。超高校級の医師だ」
「俺は日向創。予備「おーい。七海さーん、紫藤くーん。」?」
創が自己紹介しようとした時エプロンを着た女の人が来た。
「あなたは?」
「私は雪染ちさ。あなたたちのクラスの副担任です。あなたは予備学科の生徒かな」
「あっはい」
「ごめんね。紫藤くんと七海さん連れてっちゃって」
「いえ、全然」
今気づいたけど七海と同じクラスなんだな。それよりも俺はどうしても先生が引きずっていた生徒が気になった。あれ、いつの間にかあそこまで逃げてるな。
「あのー先生。あれ」
「ん?」
先生は俺が指さした方に向いた。
「「あ」」
「逃げろー!」
「ああー!コラ待ちなさーい!」
そう言って先生はものすごい速さで追いかけて行った。
「本科の生徒ってああいうのばかりなのか」
「俺も初めて見た」
「でも、やっぱりああいうのでも才能はあるんだよな」
創は暗い顔でそう言った。俺は創に声をかけようとした時、七海が声をかけた。
「人生は才能だけじゃないと思うよ。私は日向君と紫藤君が羨ましいよ」
なんで羨ましいんだ?
「え?」
「だってさ。日向君はなんでも好きなことができるし。紫藤くんは医師としての資格を持っているし。私なんてゲームだけだからさ。二人が羨ましいんだ」
七海がいい終わった後雪染先生が帰ってきた。
「お待たせ〜。それじゃあいこっか」
「どこにですか?」
「どこって教室よ。後は二人だけだよ」
俺は「わかりました」と言って創と別れた。
「じゃあな創」 「じゃあね日向君」
「ああ」
そういえば七海って名前どこかで聞いたことが、それに姿も昔どこかで見たような……。俺はそう考えながら教室に向かって行った。
はい!!
第1話でした!
これからどうなっていくんでしょうねぇ
それでは、次回第2話お楽しみに!