THE IDOLM@STER  二つの星   作:IMBEL

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またまた大遅刻の末の投稿ですが…続きです。
最近忙しい中色々なアイマスSSを読んでいく内に熱意が戻ってきて、気がつけばキーボードを叩きまくっていました。
まぁ…過度な期待はしないでください…かなり久々に書くもんですから。


第23話 星の熱意は広がって

「朱里…すっごいの…」

ステージ上で歌って踊る妹の姿を見て、美希は一人呟いた。先ほどまで感じていた疲労感は妹の晴れ舞台を見た瞬間にどこかへ吹っ飛んでしまっていた。それ程までに美希はステージで踊る妹の姿に魅入られていた。

―――美しい。今の朱里を一言で表すならばこれに尽きるだろう。

まるで羽化したての蝶みたいに今の朱里は輝いていた。一生懸命に踊る姿が、笑う表情が、身体から流れる汗が、その一つ一つが朱里を輝かせている。自分の妹という色眼鏡を外しても、今の朱里は美しく輝いて見える。

―――そして何よりも。

(朱里…何だかとっても楽しそう…!!)

朱里の楽しそうに歌うその声色に、美希は驚いた。アイドルとしての始まりだけでなく、一人の人間の新たなる門出を歌うかのように歌う朱里の姿に、美希は凄みを感じてしまう。

美希の励ましのおかげなのかは分からないが雑念などが一切感じられないほどの笑顔で、透き通った声で、朱里はステージの上を踊り、歌っている。

(とっても、綺麗な声…)

自分の妹はこんな声で歌うことが出来るのか―――そんな驚きも美希の中にはあった。

少し前まではレッスンごとにハァハァヒィヒィと息を上げる弱弱しい印象が強かったのだが、そんなイメージは消し飛んでしまっていた。何があったのかは分からない。けれども、美希の知らない間に朱里の中で何かが変わるようなことが起きたことだけは確かだった。

朱里が今歌っている『READY!!』は一切アレンジなど入っていないのに、伴奏や歌詞も全く同じはずなのに、美希自身や他の皆が歌う『READY!!』とは全く違って聞こえてくる。

歌う人、声色、歌詞に載せる感情。これらが違うだけで曲は違った一面を覗かせる。美希もそのことはなんとなく知っていたはずなのに、改めてそんな事実を突きつけられたような気分だった。

…思えば、朱里が歌う姿を見るのは久しぶりだった。

ゴールデンウィークが終わった後はオーディション対策用のレッスンでずっと離れ離れだったし、ここ最近も中間試験だの今日の前座に向けてのあれこれ…で、朱里と一緒に過ごす時間が極端に少なかった。あの日オーディションに付き添ったプロデューサーからは「とにかく凄かった」というざっくりした説明は受けていたものの、それがどれだけ凄いのかまでは分からないままだった。

「本当に…凄いの…!」

美希は凄い凄いと繰り返しながら笑った。本当に凄い出来事に遭遇した時、人間は言葉足らずになり、表現できなくなるということをどこかで聞いたことがあったが、まさにその通りだ。

朱里は変わろうとしている。自分の知らない所で成長している。

…姉としてそのことに少し寂しさを感じてしまうが、それよりも嬉しさの方が勝っていた。

だって以前の朱里だったら絶対にしないような顔で今ステージにいる。美希の『キラキラ』とは違うが、朱里は自分らしさを前面に押し出して輝いている。以前から朱里のことは好きだったけれど、今の朱里の方がずっと魅力的に見えた。

だって今の朱里は―――。

(朱里―――すっごくキラキラしてるのっ!!)

以前の何倍にも増して輝いて見えるのだから。

魅入られているのは美希だけではなかった。律子も、他のスタッフも、前座と侮っていた観客も朱里を見つめている。「おいおい、妹さんも凄いじゃないか…」とか「お姉さんとはまるっきり違う歌声だ」などの声も聞こえてくる。

あれは朱里なの。美希の妹の朱里なの。美希は周囲でざわめいている一人一人に言ってまわりたい衝動に駆られたが、グッと堪える。

今の朱里は、たるみなく張った細い糸を切れる寸前までに引き絞ろうとしているような、そんな様子だった。それは言い換えれば何かの弾みで張った糸が切れてしまうような危うさも秘めており、仮にそれが起こってしまえば今の朱里のパフォーマンスは台無しになってしまう。

今は集中している朱里の邪魔をしてはいけないのだと美希は直感で理解していた。今は朱里には触れてはいけない、曲が終わるまでは誰も朱里のことを遮ってはいけないと。

「…ありがとう、ございました」

そして曲が終わるまで、最後のあいさつが終わるその瞬間までずっと美希は朱里のことを見つめていた。妹の初舞台を胸に刻みつけるかのような真剣な顔つきで見守っていた。

(朱里…!)

パラパラと拍手を背に受けてステージを後にし、こっちへと近づいてくる朱里をすぐに抱きしめたい衝動をグッと美希は堪える。まだ朱里のステージは終わっていない。まだ美希は朱里を抱きしめてはいけない。

そして朱里の全身がステージ脇に引っ込んだのを確認した瞬間、まるで檻から解き放たれた獣のように美希は朱里に抱き着いた。突然の抱き着きにビクッと朱里は驚いた様子であったが、すぐに全体重を美希へと預ける形になる。

「凄く…! すっごく、綺麗だったの! 朱里!!」

「あはは…ありがとう、姉さん」

当の朱里本人はぐったりとしており、まさに全力を尽くした様子であった。だが朱里の顔はやってやったという充実感に満ちており、その瞳には何かに燃えるような熱が籠っていた。

「―――お疲れ様、朱里」

そんな妹の背中をゆっくり擦りながら、美希は優しく微笑む。そっと顔を覗き込んでみると朱里も顔を上げ、美希と同じように微笑み返す。

「―――美希こそ、お疲れ様」

…こうして、美希と朱里の初ステージは無事に終わる事となるのだった。

 

 

 

 

 

 

朱里たちのステージが終わった後も関係者たちへの挨拶回りなどで色々と仕事は続き…やっと帰れるという頃にはすっかり空は茜色に染まっていた。

朱里は帰りの車の中で助手席に座りながら、やっと一息つけるなと感じながらペットボトルの封を切る。よほど喉が渇いていたのか、そのまま一気に半分以上飲み込んでしまった。

(つ、疲れた…)

思っていた以上にイベント会場に留まっていたせいで、朱里の心身はすっかりクタクタだった。

やっぱり働くって大変だ。他の皆はこんな疲労感と戦いながら働いているのか…と働くことの大変さを感じていた。

そんな美希も朱里同様にクタクタなのか後部座席で横になりながらすっかり寝入ってしまっている。緊張など微塵も感じてなさそうだった美希も美希で疲れるところがあったのか、ちょっとやそっとじゃ起きない様子だ。

あの様子じゃ事務所着くまで絶対に起きないだろうな。毎度のことながら我が姉はすぐ寝る…と座席を陣取る美希を見ながら、視線だけを自分の手へと向けた。

(…手、まだ震えてる)

その震えはステージに出る前の恐怖から生まれる震えとは違っていた。歌っていたあの時に感じた感覚と景色を思い返そうとするたびにこの震えは始まり、気持ちが滅茶苦茶に昂り、興奮してくるのだ。

何故アイドルという存在に多くの人々が惹かれ、それを目指す人間が多いのか―――朱里はこの初仕事を通して、その真実の一端にたどり着いたような気がした。

(自分の初仕事は…上手くいった…ってことでいいんだよな…? 美希姉さんのステージは上手くいっていたはずだけど…)

―――結論から言えば、美希と朱里の初仕事は大成功を収めたと言っていいだろう。

デビューしたてのアイドルには荷が重いであろうこの仕事を見事にやり切って前座としての役目を果たしたこと、姉妹揃っての初ステージで両者共に存在感をアピールできたこと、スタッフや業界関係者に765プロの存在を知らしめたこと…ざっと上げるだけでこれだけのことを朱里と美希はやり遂げたのだった。

だが、自分のことで精一杯だった朱里にはやり遂げたことの重大さを理解できずに、ただ自分の身体が生み出す不思議な震えをじっくりと感じていた。

(もし、あの席が全て埋まっていたら…)

―――あ。

(前座じゃなかったら…)

―――り。

(会場がもっと広かったら…)

―――あか。

(いったいどんな気分なんだろう、どれほどの震えが来るんだろう…一体どんな景色なんだろう…?)

「朱里?」

「…は、はい!?」

物思いに耽っていた朱里は、運転している律子の突然の呼びかけに必要以上のリアクションをしてしまった。

「そんなに驚かなくても…あ、もしかして起こしちゃった?」

「あ、いや! 別に寝てはいませんから大丈夫です!」

「そう? 何回も呼んでいるのに答えないからてっきり寝ているかと思っちゃったんだけど…」

「あ…なんか、無視しちゃっててすみません…」

「別に謝らなくたっていいわよ」

慌てふためく自分の姿に少し恥ずかしくなってしまい、朱里はぽっと顔を赤く染める。そんな朱里を律子は面白そうに見ていた。

「それで初めての仕事、どうだった?」

「…やっぱり緊張、しました。場の空気に少し呑まれちゃったし、自分が上手くできているのかどうかも全然分からなかったですし」

「大丈夫よ、美希も朱里もしっかりできてた。私が保証するわ。他のスタッフさんも驚いていたわよ、あの子達本当にデビューしたての新人なんですかって」

律子はそう微笑むが、どうも朱里は実感が湧かない。

「そう、ですかね? なんか歌っている間にあっという間に時間が過ぎてしまった感じがしちゃって…拍手が聞こえて上手くいったのかなって思うくらいで…」

「それだけ集中できていたって証拠よ」

「そう、ですかね?」

「そうよ。朱里はもっと自信を持ってもいいわよ」

律子は嬉しそうに頷いた。

「今日のイベントの本命があの『新幹少女』だったっていうのも大きかったわ。これからウチの名前が話題になることが多くなるかもしれないし、忙しくなるわよ」

「しんかん…?」

聞き覚えのないグループ名に朱里は目を白黒する。自分のことばかりに夢中で、どのアイドルが本命として控えているのかなど気にしている余裕がなかった。

『しんかん』と聞いて一瞬、ミサイルとかに積まれている部品の方を連想したが、流石にアイドルに似つかわしくない物騒な単語だったのでこれは違うな、と察した。

「…そんなに有名で、すごい人達なんですか?」

「今話題のアイドルグループじゃない。ほら、鉄道会社とかのCMで出てくる、全員の名前が新幹線の女の子たちの…」

「ああ、あの子達ですか…」

朱里は理解したような顔をしながらそう返答したが、まるで分からなかった。新幹線がどうだの誰がどうだのと言われてもいまいちピンとこない。鉄道会社のCMに出ている位なのだから世間的な認知度もかなり高い事は予想できるが…。

(今度から他のアイドルについても勉強しておこう…)

朱里は密かに決心を固めた。もうちょっと他のアイドルのことを知っておかなければ今後の仕事にも支障が生まれるだろうからだ。まだまだ学ばなければいけないことは多そうだ。

「今話題のグループなんですから、やっぱり会場も満員だったんですかね?」

「そうみたいね。詳しく見る機会がなかったけれど…」

朱里は大勢の新幹少女のファンと思われる人々が賑わっている光景を帰りの車に乗り込む前に少しだけ目にしたので、その新幹少女というグループは大人数を前にパフォーマンスをしたのだということだけは何となく想像できた。

「まぁ、あの子達の所属事務所はウチよりも大きいし、話題の多いグループだから。今日の会場も小規模だったし、あなた達はあまり気にしなくても…」

律子は前座と真打ちの役割は違うということを言いたいのだろう。朱里と美希は立派に前座の仕事をやり切った、会場を盛り上げたんだということを話していたが朱里はそれに相槌を打ちながら、別のことを考えていた。

(一体、その人たちはステージの上でどんな景色を見ているんだろう…)

朱里は今日のステージでの出来事を思い出す。心臓の鼓動が熱くなり、指の先まで血が流れるあの感覚。自分の目が捉えたあの景色はキラキラと眩しく、まるで車窓の向こう側に見える夕日のように光り輝いて見えたような気がする。凄く美しかった。

じゃあ、世間一般にアイドルと認識されている人たちのステージからの眺めはどう見えているんだろう。自分が今日感じた世界よりも輝いて見えるのだろうか? その先には何があるのだろう? 怖いのだろうか? それとも楽しいのだろうか?

朱里は今日、上には上がいるということを知った。それは姉である美希もそうだし、世間一般に認識されているアイドルの存在もそうだ。

当たり前だけれど、世界は広い。世界の果ても見えないような広大な世界を、星井朱里というアイドルはその一歩を踏み出したばかりだ。

(上に行けるかどうかはまだ分からない…でも、出来るのならば、目指してみたい。アイドルとして成長したい…美希姉さんみたいに輝きたい…あの景色をまた見てみたい…)

朱里は自分の心の中で何かが燃えているような感覚がする。チリチリと何かが沸騰するような気分がする。

(まずは…歌える曲を増やさなくっちゃな。『READY!!』一曲だけじゃ流石にバリエーションが少ないし…)

『READY!!』は良い曲だし、朱里もお気に入りの代物なのだがこれ一本では限界がある。

やはり今の自分に必要なのは多くの引き出し―――自分の武器を増やすことだろう。技術的な上達もそうだが、多くの曲を歌えるようになり、自分の魅力を高めることも重要になってくる。

(姉さんが今日歌った『THE IDOLM@STER』もいいけど…できたら皆の持ち歌も歌いたいなぁ。…難しいかもしれないけれど…歌えれば……きっと………)

朱里は背もたれに後頭部を預けると、自分の中で何かが途切れる感覚がすると共にそのまま眠りに落ちてしまった。

 

 

 

 

 

 

「…この間の宣材効果もあって、徐々にみんなの仕事も増えてきているしね。まぁ、みんなに合った仕事じゃないかもしれないけど、こういうのもいい経験に…?」

運転中の律子は先ほどから自分だけが一方的に話していることに気がついた。

ふと視線をハンドルから助手席へと動かすと、朱里は車の窓ガラスに側頭部を押し付けたまま寝息を立てていた。既に律子の声も聞こえていない様子だった。

(…姉妹揃って寝るスピードも新人離れってこと…?)

美希と同じくらいのスピードで寝入ってしまった朱里に驚いたが、初めての仕事の帰り道は誰だってこうなるものだ…ということを思い出した。

自分の時もそうだったもんなぁ…と、律子は数年前の記憶を辿る。

(私の初めての仕事はデパートの屋上での歌のステージ…確か春香の代打だったっけ…)

今でこそプロデューサーという立場だが、律子も765プロのアイドルとして活動していた時期があった。

(あの時は本当に人手不足で、仕事も回らなくて…)

元々律子はプロデューサー志望であり、765プロに関わったのも事務員のアルバイトを通してプロデューサー業の勉強のはずだったのだが…当時の765プロにいた面子は事務所までの移動時間が2時間の春香など、フットワークが軽いとは言えない子ばかりだった。

これでは急に入った仕事や何かトラブルがあった時に対応できない…事務所の皆が困り果てていた時、白羽の矢が立ったのが律子だった。事務員離れしたルックスとスタイル、そして何よりも生真面目な性格…トップアイドルを目指せる素質は十分に揃っていた。

『律子君! アイドルを始めてみる気はないかね!?』

社長のその言葉を最初聞いた時は何の冗談かと思った。アルバイトの事務員にアイドル活動をさせるなどという滅茶苦茶な事があってたまるかと断固拒否した。

当初はアイドル活動など絶対にしないと頑なだったのだが、当時の事務所の状況ではそんな我儘を言っている余裕もなく引き受けることとなり、事務員兼アイドルという異例の掛け持ちが始まったのだった。

最初こそ『今後のプロデューサー業に活かすための勉強の一環』という打算的な部分はあったが、続けていく内にアイドル活動は楽しくなってくる。最終的には元々は臨時として始めたアイドル活動をこのまま続けてもいいかも…と思うほどにだ。

しかし活動を続けていく内に状況は変わっていった。765プロに所属するアイドルが増えたことで律子はアイドル活動を続けなくてもよくなったのだ。あずさや貴音など学生でないが故に時間の余裕があるアイドルの加入も決定打となった。

律子は決断しなければならなかった。このままアイドルを続けるのか、志望していたプロデューサーの道を進むのか、それとも掛け持ちのまま活動するのか…。

無論、プロデューサーを目指す夢は捨てるつもりはない。だが、活動を通して増えたファンを見捨てるような行動を取る事にも抵抗があった。律子はギリギリまで悩んだ。悩んだ末に出した答えは―――アイドルを引退し、本格的にプロデューサーを目指すという結論だった。

寂しさはある。時々、後ろ髪に引かれるような思いが蘇ってくることもある。今日の美希と朱里のステージを見た時も、不意にアイドル時代の記憶が蘇った。少し前まで自分もあそこに立っていたことを思い出してしまった。

(もし、もしも…アイドルを続けていたら……? あの子達と一緒に歌う機会があったのかしら…?)

2人のあの新人離れしたステージを見て、元アイドルの血が騒いでしまったのかもしれない。ほんの少し何かが違ったらあり得たかもしれないそんな『もしも』を少しだけ想像し―――律子はすぐにかき消した。何故ならばそれはあり得ない話だったからだ。

「…今の私はアイドルじゃなくて…プロデューサーの秋月律子、だものね」

今の律子の仕事はステージに立つことではない。ステージに立つ他の皆を支え、フォローすることこそが仕事。

(でも……アイドル時代のことを思い出させてくれて、ありがとう。美希、朱里)

車窓に寄りかかる朱里を横目にしながら、律子はそう思った。

始まりは完全に成り行きだったが、あの活動を通して得たものは確実に律子の中で生きている。あのかけがえのない時間は何物にも変えることができない、律子にとってかけがえのない時間だった。

―――さあ、次は私の番。大成するにもしないにしろ…この子達にも自分が感じたような時間が過ごせるようにお膳立てしなければ。それこそがプロデューサーの存在意義なのだから。

(事務所に帰ったら報告と今日のライブの反省点を書いて―――明日以降のレッスンのメニューも考えなくちゃ。ああそうだ! 朱里には『シンデレラガールズ』を勝ち抜いたことでの仕事が一つ入っているし、そのことも朱里に報告しなくちゃね)

事務所に帰っても仕事は山済みだ。でも、不思議と疲れは感じなかった。

今日の仕事を通して熱意に燃えているのは美希や朱里だけじゃない。律子にもそれは伝染していた。

「………二人とも初仕事、お疲れ様」

寝ている美希と朱里にそう呟いたと同時に車のスピードが上がる。まずは早く事務所に帰らなければ。それが今一番自分がやるべき仕事だと思いながら、律子は車のハンドルを握った。




りっちゃんの過去は完全捏造です。公式でもあんまり語られていない部分なので、自分の主観がかなり混じっています。そのため「ありえねーよ!」な部分もあるかもしれませんが…。
パイナップルも良いけれどエビフライのりっちゃんも、髪を下ろしたりっちゃんも大好きです。
次回は…新キャラ登場するかも?

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