エリート警察が行くもう一つの幕末   作:ただの名のないジャンプファン

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更新です。
お久しぶりでございます。
更新が止まっていた時も、やってくださいという声があったのはとても嬉しかったです。


大56幕 決闘

 

 

 

夜に葵屋の屋根の上で一悶着?がありながらも剣心はその後、睡眠をとり、夜明けと共に訪れた斎藤と信女を伴い朝陽が登る中、4人はいよいよ志々雄との決戦の地へと向かう。

 

「剣心!皆で一緒に東京に帰ろうね!!」

 

葵屋の前で見送る薫の声に振り向けば剣心は ああ!と返し笑顔で手を振り歩き出した。

目指すは志々雄のアジトがある六連ねの祠‥‥

 

 

その頃、決戦の地である志々雄のアジトでは‥‥

 

「志々雄様、斥候より、連絡が‥緋村、斎藤、相良、今井の4人が葵屋を出発したと‥‥」

 

「よし、十本刀を招集しろ」

 

「いよいよ真っ向から決闘と言う訳ですね‥‥なんだかワクワクしてきましたよ」

 

相変わらず表情はニコニコと笑みを浮かべているが、宗次郎は少し興奮しているように見えた。

 

「ほぉ~お前にしては珍しいな、宗次郎」

 

志々雄は宗次郎がこの決闘を楽しみにしている事に意外性を感じた。

普段ならば楽の感情以外、考えもなくただ刀を振るだけの宗次郎が剣心達との決闘を楽しみにしているのだから‥‥

 

「はい。この決闘で僕達が勝てば、志々雄さんはこの国を‥そして僕は信女さんを手に入れる事が出来るんですから」

 

「‥‥」

 

(『楽』以外の感情しかもたねぇ筈の宗次郎が今井に‥‥女1人に此処まで執着するとはな‥‥)

 

志々雄は宗次郎が新たに『楽』以外の感情を戻し始めた事にほんの僅かだが、危機感を覚えた。

 

(抜刀斎共の決闘で感情が戻って剣がぶれなきゃいいけどな‥‥まぁ、万が一、宗次郎が負ける事があるのであれば、宗次郎も所詮そこまでの男だったと言う事だな)

 

だが、すぐに普段の彼に戻った。

彼が信じるのは己1人のみ‥‥自分を慕う宗次郎も所詮は自分の駒の1つでしかなかった。

 

「志々雄様」

 

「あん?」

 

「十本刀召集の前に1つ、私から作戦の提案があります」

 

方治が志々雄に今回の決闘において作戦の具申をした。

 

「作戦?方治‥てめぇ一体何を考えている?」

 

「‥‥私が考えているのは常に1つ‥志々雄様の完全勝利です」

 

「完全勝利‥だと?」

 

「はい。今回の決闘‥緋村、斎藤、相良、今井の4人にたいして此方は志々雄様を含めて10人‥掛け値なしで此方に分があります」

 

「だったらいいじゃない。貴方の出る幕じゃないんじゃなくて?」

 

由美は人数のアドバンテージはこちらにあるのだから、今更作戦の変更など必要ないと言う。

 

「しかし、敵も精鋭中の精鋭‥このままぶつかれば十本刀の中でも実力を劣る者を確実に失う事になります。ならば、いっそ此方も少数精鋭、奴等にぶつけるのは十本刀三強に絞り、残り6人の十本刀で葵屋に残る者共の抹殺を敢行します」

 

「ちょっと、それじゃあ、こっちの数と同じじゃない。折角数で勝っているのにそんな作戦をとったら‥‥それに実力が劣っても相手も決して無傷では済まない筈よ」

 

由美は剣心達4人に対してこちらは志々雄を含めて4人、折角数のアドバンテージがあるにも関わらずそれをみすみす捨てる方治の作戦に噛みつく。

これはかなりの大博打になる。

志々雄の実力を疑う訳ではないが、万が一と言う事もある。

何しろ、志々雄は体にある問題を抱えているのだから‥‥

 

「由美、お前は志々雄様の実力を疑うのか?それに志々雄様と十本刀三強の他に此処にはあの男も居る‥恐らく緋村抜刀斎の性格上、必ずあの男ともぶつかる筈‥数ではまだ此方が上だ。それに京都大火では御庭番衆の暗躍によって阻止されたと言ってもいいでしょう。奴等は抜刀斎の重要な情報源となり、後方支援を担ってきました。つまり、連中を始末しなかったのが、全てのつまずきの始まりなのです」

 

「だからって騙し討ちみたいな作戦を?」

 

「忘れてはなりません。我々の最終目標はこの国の覇権を握る事、これこそ志々雄様の完全勝利!その為には騙し討ちも当然!今ここで緋村抜刀斎とその一同を同時に抹殺する事が最良!」

 

「‥方治‥‥てめぇ、いつから俺に意見できるほど偉くなった?」

 

志々雄はやや怒気を含んだ冷たい声で方治に問う。

 

「抜刀斎には決闘と言ったんだ。それを曲げるのは剣客としての俺自身が我慢ならねぇ!!決闘に変更はねぇ!!てめぇはさっさと十本刀を呼んでこい!!」

 

「‥‥その拳で志々雄様から修羅の覚悟を頂いて後、私は1つの決心をいたしました。私は志々雄様を絶対の勝者へと導くべく、全身全霊をもって策を練り遂行すると‥勝てば官軍!!歴史は勝者が作ります!!」

 

方治も己の命をかけてでも志々雄に今回の決闘の作戦変更を具申する。

 

「煉獄を失った今、十本刀は最後の切り札。それを無駄に浪費する策には何がどうなろうと、この方治、賛同する事は出来ません!!私は志々雄様に完全勝利を奉げると誓った!!その為にはどんな卑劣で卑怯な手段を使おうとも、人に、同胞に、そして志々雄様にさえ、忌み嫌われようとも私は‥私は‥一向にかまいません!!」

 

「‥飼い犬にここまで嚙まれるのは初めてだぜ‥‥もういい、宗次郎」

 

「はい」

 

「お前が十本刀を呼んでこい」

 

梃子でも動かない方治に業を煮やした志々雄は方治に代わって宗次郎に十本刀を呼んでこさせた。

そして、志々雄の部屋に集まった十本刀達を前に志々雄は訓示を行う。

 

「じき、決闘が始まる。だが、その前に煉獄の事について話しておきてぇ」

 

「そいつは是非私も聞きたかった。京都大火は実は囮、我々は捨て駒同然だったとか?」

 

宇水が他の十本刀を代表して京都大火の真の目的を問いただして来た。

まぁ、彼らにしてみれば当然と言えば当然だろう。

京都に居る政府要人の抹殺こそが主目的だと思われたのに、自分達は煉獄の出航を隠す為の囮だったのだから‥‥

もし、煉獄が撃沈されなければ自分らは囮だった事を知らずに戦死していたかもしれないのだから‥‥

 

「すまねぇとは思っている。実はお前達も煉獄に乗せて東京へ向かう筈だったんだが、囮は派手な方がいいと方治が作戦決行ギリギリで変更しちまったんだ」

 

「っ!?」

 

志々雄は京都大火の作戦変更は方治の指示だと十本刀のメンバーに伝える。

しかし、これは志々雄が決闘の作戦変更を唱える方治が邪魔だとか、飼い犬の分際で主人に噛みついた罰だとかそう言う訳ではなく、方治の忠誠心を試した行為だった。

自分達が捨て駒だと公にされて彼らがそれを黙って受け入れるだろうか?

いや、それは絶対にない。

血と戦いに飢えている戦闘狂連中である彼らは自分達を裏切り同然の行為をした方治に対して必ず報復行為を行うだろう。

その時、方治は我が身可愛さで保身に走るか?

それとも先程言ったように自分1人に悪意が集中するのを我慢し、志々雄を庇うか?

方治の行為を志々雄は見極めようとした。

 

「そうだったよな?方治?」

 

方治自身も十本刀の気の荒さは十分承知しており、彼らからの報復はあると分かっており、小さく震えている。

しかし、

 

「は、はい‥‥全ては私の責任‥‥どうかこの通り、許してもらいたい」

 

方治は自己保身には走らず、先程自分が述べた通り、自分1人に悪意が集中する様に事を運び、皆の前で土下座をした。

 

「なぁ~んだぁ~、私てっきり、志々雄様に捨てられたかと思ってショックだったのよぉ~」

 

鎌足は方治の言葉を信じたが、宇水は信じていない様子で、土下座している方治に近づくと、

 

「本当の事を話せよ方治」

 

「っ!?な、何の事だか‥‥」

 

方治は宇水から目をそらす。

 

「私の心眼の前に嘘は一切通用しない。本当の事を話せば痛い目に遭わずに済むぞ」

 

宇水はスッと方治の手の上に自らの手を乗せる。

彼には志々雄と方治が嘘を言っている事を自らの心眼で見抜いていた。

 

「‥‥」

 

しかし、方治は沈黙を貫く。

すると、宇水は方治の左手の親指の生爪を剥ぐ。

 

「っ!?」

 

「うわぁ~痛そう‥‥」

 

「ぐへぇ~」

 

生爪を剥がされた方治に鎌足は思わず口元を抑えながらちょっと引き、夷腕坊はその痛さを想像してか涙目となる。

 

「どうだ?本当の事を言う気になったか?」

 

「私は‥‥」

 

「ん?」

 

「私は、真実しか語らない。十本刀の7人への裏切りは全て私による独断によるもの!!その償いと、志々雄様への疑念と不信はこの七爪の罰を持って許してもらいたい!!」

 

方治は自らの爪を噛みちぎり左右合わせて7個の生爪を剥いだ。

 

「‥‥作戦を命令する!!宗次郎、宇水、安慈は此処で抜刀斎達と決闘!!残りの者は直ちに葵屋に向かい、全ての者の首を取って来い!!」

 

志々雄は方治の忠誠心を見て、彼の提案した作戦を採用した。

宇水を除く者は方治の行為に納得していたが、宇水だけは最後まで納得できない様子だった。

 

「覚悟のほど、見届けた。以後、汚れ役は任せる。その代わり、お前には居の一番に勝利を味合わせてやる。この俺の傍らでな」

 

「はい」

 

こうして方治の作戦が採用され、志々雄のアジトには志々雄、宗次郎、宇水、安慈‥そしてあの男以外の戦人が居なくなった頃、剣心達は志々雄のアジトの前にやって来た。

 

「六連ねの祠…」

 

「ここだな、よしいくぜ!!」

 

比叡山を登り中腹にあった鳥居を潜り抜けると先の扉の前に1人の女が立っていた。

着物の見た目からまるで遊女のような女だった。

 

「誰か‥居る‥‥」

 

「ようこそお待ちしておりました。中は奥に進むに連れて迷路になっております。迷わぬ様、これより先は不肖この私駒形由美が案内致します」

 

「女を使って油断を誘う、よくある手だ。気をつけろよ」

 

「志々雄は暗殺とかはするけど、そこまで馬鹿じゃない筈よ」

 

「そんな浅はかな手に掛かるのはせいぜいお前だけだ」

 

「志々雄はそこまで姑息ではござらんよ」

 

左之助は由美を使い不意打ちを狙ってくるかもしれないと言うが信女、斎藤、剣心はそれを否定した。

 

「ではどうぞ」

 

ショックを受けている左之助を尻目に由美の案内の下、志々雄のアジトへと入る剣心、斎藤、信女。

志々雄のアジトは洞窟をくりぬいた造りとなっており、迷路と言うよりも迷宮‥‥恐らく侵入者防止の為、彼方此方に罠が仕掛けてあるのだろう。

谷底にはいくつもの人骨が捨ててある。

 

(まさにテレビゲームのボスステージみたいね)

 

信女は辺りを見渡しながら文字通り、志々雄のアジトはゲームのラスボスのステージの様に感じた。

 

「戦いの方法ですが、決闘はあくまで1対1、此方は1つの部屋に1人だけ待機させておきますので、そちらも毎回闘う者を1人だけ選出して残りの3人は決して手出し無用‥いかがでしょう?」

 

最初の部屋の前で由美は剣心達に決闘の方法を説明する。

 

「上等、喧嘩はタイマンが一番!」

 

「いや、決闘だけど、喧嘩じゃないわよ。コレ」

 

「別に構わんがちまちま進むのは面倒だ。俺の相手は一度にまとめてくれんか?」

 

「緋村さんと今井さんは?」

 

「結構でござる。しかし決着がついて後 相手に止めを刺そうとするのは誰であろうと見過ごす訳にはいかぬ、拙者 決闘は承知したが殺し合いは御免蒙る」

 

「フフ、甘い人。今井さんは何かありますか?」

 

「物の見事に皆好き勝手言っちゃって‥‥まぁ、私としては貴女の提案に意見は無いけど、戦う相手は好きに指名できるの?」

 

「ええ、此方の相手に対して、其方は誰が相手になっても構いません。では1人目、どうぞ」

 

由美が扉を開けると、一番に目に飛び込んできたのは大きな不動明王像の姿。

その部屋は不動明王像造と言い、なんだかお寺の様な‥仏堂の様な造りの部屋だった。

 

「不動明王像?」

 

「仰々しい、十本刀には坊主でもいるのか?」

 

「ああ、道を踏み外した破戒僧が1人な‥‥あいつにゃ、聞きてぇー事がある。1番手は俺が貰うぜ」

 

その部屋にいた安慈を見て、最初左之助は固まったが、すぐに持ち直して安慈の相手を買って出た。

左之助の話では二重の極みを教えたのは他ならぬ彼だと言う。

形はどうあれ、やはり左之助のある意味師匠の安慈は強かった。

左之助は右腕1本で二重の極みを打てたが、安慈は両手両足の四肢全てで二重の極みを放つことが出来た。

 

(すごい‥‥もしかして、あの人は打撃と言う打撃全てにおいて二重の極みを打てるかもしれない‥‥当然、頭突きを含めて‥‥まさに人間破壊兵器ね)

 

階下で闘いを始めた安慈と左之助の2人を見て、信女は安慈に対して違和感を覚える。

 

「代わってやろうか?」

 

左之助が不利だと思った斎藤は彼に代わって安慈と戦ってやろうかと?と提案する。

 

「うっせェ!!」

 

安慈の二重の極みを目の当たりにして驚く左之助に斎藤のこの一言。

 

(斎藤‥‥もしかして、相手を挑発しているのかしら?)

 

「お前はもう少し頭の賢い男だと思っていた」

 

「そりゃ単なる買いかぶりだ」

 

「っせェッてんだよ!」

 

「左之!!ひるむな!剣術でも二刀流が一刀の技に勝るとは限らん!悪い頭でも考えれば勝機は掴めるはずでござる!!」

 

「どいつもこいつも人をバカ扱いしやがって」

 

(どうやら挑発じゃなくて素だったみたいね)

 

口を挟んだ剣心に由美が手出し無用と言えば手じゃなくて口だと言い切った剣心に思わず突っ込んだ。

 

「緋村、貴方はいつから一休さんになったの?」

 

「一休?信女、お主は何を言っているでござるか?」

 

思わずツッコミを入れてしまった信女に対して剣心は理解出来ずに首を傾げる。

 

「いえ‥‥それよりも緋村、斎藤」

 

「ん?」

 

「何でござるか?」

 

「2人は不動明王がどういったモノか知っている?」

 

「さあな、信仰にはあまり興味がない」

 

「拙者も‥‥」

 

「不動明王は大日如来の化身よ。でも、安慈の言う救世って悪い人を殺す事、でも不動明王は私達とは違い、無闇に殺したりしない筈よ。どんな大悪人ですら無理矢理にでも道を正し導く慈悲を持っている‥それが仏教でいう仏の姿よ」

 

「信女は博学でござるな」

 

「本当に道を踏み外したか?」

 

(そう言えば、コイツは英語も堪能だったな‥‥)

 

斎藤は時尾から信女は英語が堪能だと言う事を聞いており、信女の意外な博学さには驚いていた。

 

「貴女は頭もキレるのかしら?」

 

先程の会話から由美が信女に視線を送る。

 

「何でもは知らない。知っていることだけ」

 

階下で左之助と安慈の戦いを見ながらポツリと呟いた信女。

2人を見ればどちらも もう余力は残っていなそうだ。

二重の極みを撃ち合いながらもどちらも倒れない。

精神が肉体を凌駕しており、どちらもいつ倒れても可笑しくはない。

しかも安慈は刀剣によって、二重の極みを遠当てする事が出来た。

だが、そんな状況下でも左之助と安慈の闘いは満身創痍ながらも左之助が一応の勝利をおさめる事となった。

彼の口から語られた悲しい安慈の過去。

10年前の廃仏棄釈により、彼は寺も大切な人々も失った。

当時、彼の居た寺も廃仏棄釈により、廃寺と決まり、安慈は寺に暮らす子供達と共に出ていく事を決めた。

だが、当時の村長一味は寺を焼き討ちし、子供達は焼死した。

それから5年後、安慈は復讐鬼となり、二重の極みを生み出し、それを極め、村長一味を皆殺しにした後、世直しだと信じ、自らの信念とも言うべき救世と言う名の破壊活動を開始した。

その内、彼は同じ明治政府に怨みを持つ志々雄と出会い、彼の計画に加担した。

しかし、彼はもし、志々雄の作る新たな日本が自分の目指した国と異なるならば再び破壊活動を開始し、志々雄と敵対する事を宣言していた。

そう言う点では、十本刀は一枚岩ではない集団とも言える。

 

力を使い果たしそのまま眠る左之助。

左之助との戦いで敗北を認め、彼の前に座る安慈。

そんな安慈に信女は語り掛ける。

 

「人を殺した時点でどんな理由が有るにせよ、貴方はその子達を殺してしまった人と同じ人殺しよ」

 

「‥‥」

 

「でも‥それでも人を救いたいと言う気持ちが貴方にまだあるなら、罪を償って手に入れたその力で不動明王の如く悪人ですら許すその慈悲深い心で人々を救ってあげなさい」

 

「‥‥」

 

安慈は呆然としながら信女の言葉に耳を傾けた。

そして次の部屋と向かおうとした時、彼の口から衝撃的な事実が語られた。

この先に居る十本刀は宇水と宗次郎のみで、他の十本刀は葵屋に居る者の抹殺へと向かったと言う。

方治もいるが、彼はどちらかと言うと肉体労働よりも頭脳労働な男なので、決闘の頭数にはいれていない。

それにあの指ではまともに戦う事などは不可能だろう。

安慈からの忠告を聞いた剣心であるが、彼は葵屋に居る皆を信じて先を急ぐことにした。

あの迷宮を引き返して彷徨うよりも先に行った方が早いと判断した。

それに今回の騒動の大元となった志々雄を倒さなければ意味がない。

傷ついた左之助は安慈に任せ、剣心、斎藤、信女は道案内役の由美を連れて先を急いだ。

 

 

 

 

・・・・続く




ではまた次回。

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