話しにオチがついてしまったので①という形になってしまいました
戦闘とかはまた次回です
《笑顔だけは自信があります!》
《綺麗な衣装を着れて、キラキラしたステージに立てて、お姫様みたいで!》
《アイドルに…キラキラした何かになれる日が、きっと私にも来るんだって、そうだったら良いなって、ずっと思ってて…》
《私は、きっとこれから夢を叶えられるんだなって、それが嬉しくて!》
卯月が目を覚ますとそこは白く輝く空間だった
(此処は天国?私、死んじゃったのかなぁ…)
と卯月が考えていると後ろから『いや、死なれちゃ困る』という声が聞こえ、振り返るとそこには卯月と同い年くらいの少年が立っていた
「えーっと、貴方は?」
そう卯月が聞くと少年は慌てた様に何故か両手を少し上げて何故かカタコトで喋り出す
『ワタシハM78セイウンノウチュウジンダ』
「…………」
『…………』
少年は少し頭を抱えて、卯月はポカンとした表情で、数秒の沈黙が2人の間に流れた
その後、卯月が耐えきれず少年に話しかける
「あのー、大丈夫ですか?」
そう聞くと少年はまたもカタコトで『ヘッヘッヘッ…シンパイスルコトハ…』と言いかけるが『いや、絶対これは違うな…』とか『あんまり先輩達のイメージを崩すのは…』とブツブツと言いながら後ろを向いてしまう
その様子に困惑しながらも卯月は少年に優しく話しかける
「私、島村卯月っていいます、貴方の名前は何ですか?」
そう聞かれ少年は慌てて振り返って『えっと、ワタシハ…』と言いかけた所で、卯月が待ったをかけて少年に言う
「あのー、出来れば貴方が一番話しやすい話し方で話してほしいです…」
それを聞くと少年は申し訳なさそうに話し始める
『えっとごめん…じゃあ改めて、俺の名前はウルトラマンギンガ、そしてこっちの姿の時は『星空ヒカル』だ』
ウルトラマンという名前を聞いた卯月は驚いた様子だったが、ヒカルはそのまま話を続ける
『君の今の状況を説明すると、君の身体は今表面上は無傷の状態だけど、あくまでそれは俺の力が君と融合している状態だからで、俺が君から離れれば君が受けた傷はそのままって事になる…』
そこまで話してヒカルは卯月に対し深く頭を下げる
『遅くなったけど、関係の無い君を巻き込んで本当にごめん!』
それに対して卯月は少し慌てて答える
「いえ!あの、私が勝手に巻き込まれにいっただけですから、あまり気にしないでください〜!」
それを聞いてヒカルは自分が謝ってもずっとこの調子で返されるだろうと思い話を先に進める
『わかった、じゃあこっから重要な話をする……俺が君と融合した状態のままで君の怪我を少しずつ治していくか、それとも死ぬ危険が無い状態まで回復させてすぐ離れるかだ』
その話に対し卯月は違いがよくわからないのか首を傾げている、その様子を見てヒカルはわかりやすい様に説明をしだす
『簡単に言えば前者は君は自由に行動できるけど、その代わり俺は怪獣が出たら戦わなきゃいけないし、俺が追ってきた敵を探さなきゃいけない…だからそれに君を巻き込む事になる。後者はもっと簡単で、君はしばらく入院生活になって……君の夢からは遠ざかる事になる』
ヒカルは少し目を伏せながら言い、続ける
『だから君に選ん「卯月って!」はい?』
突然割り込まれポカンとしているヒカルに卯月が続ける
「これからしばらくは一緒にいるんですから、君じゃなくて卯月って呼んでください!」
『いや、あの、そんな簡単に決めて良いのか?』
そんな質問に対し卯月は少しの間目を閉じ、最近見始めたウルトラマンの夢の事を思い出しながら答える
「私、この出会いは偶然じゃないって思うんです!だからこれからよろしくお願いします!えっと…」
『ヒカルで良いよ、これからよろしく卯月』
そう言って笑顔でヒカルは手を差し出す、それに対して卯月も笑顔で
「はい!よろしくお願いします!ヒカルくん!」
と言って手を握った
…………そして握手した状態のまま数秒の時が経ち
「あのー、それで此処は何処ですか?」
卯月が聞くとヒカルはハッと思い出したように卯月の肩を持ちクルッと回して卯月の背中に手を当てて言う
『後は起きてから話そう』
「えっ?」
卯月が混乱しているのを無視しヒカルは卯月の背中をドンッと押して、卯月は白い空間から落ちていき、次第に意識が遠のいていった
なるべくゆるい雰囲気を目指していたらギャグに寄っていた
まあギンガの一期っぽくゆるい所はゆるく、決めるとこはしっかりカッコよく決める感じに出来れば良いなと思っています
感想、指摘などあれば是非お願いします!
それでは次回《レッツウルトライブ②》本当にウルトライブしますよ!お楽しみに〜!