ウルトラマンシンデレラガールズS   作:びーふじゃきーex

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ガ、ガ、ガイ!……ガイaさん!
いやぁオリジンサーガはガイさんとジャグラーがどうしてああなったのか徐々に分かりそうで楽しいですね〜

えっ?誰も叫ぼうとなんてしてませんよ?

というわけで本編どぞ!



♯11 先に行く子、残される子②

『ギンガセイバー!』

ギンガは空中からマグマ星人に斬りかかるが、その剣は右腕のサーベルによって弾かれる

「正義のヒーローが不意打ちとは…それで良いのか?」

『悪いけどお前が誰を狙ってるかは分かってるからな…さっさと終わらせる!』

(この前の宇宙人…ですよね?倒せてなかったんだ…)

(そうだな、けど…ここで倒す)

ギンガとマグマ星人はそれぞれの武器を構え同時に斬りかかる

 

『グアッ!』

 

折れた光の剣が地面に突き刺さり、ギンガは傷ついた肩を抑える

「ふん、貴様は力こそ強いが剣の腕は未熟のようだな!」

そう言いながらマグマ星人はギンガを蹴り飛ばす

『グッ…』

ギンガは吹っ飛びながら素早く立て直すと

(うわぁ、剣苦手なのバレてる……)

と心の中でボソッと言う

(ど、どうしますか!?)

卯月は慌てた様子でヒカルに聞く

(落ち着けって、平気だから)

(大丈夫なんですか?)

(こんな雑魚に構ってられないからな!)

そう言うとギンガは左腕を腰の横まで引き、右腕を前に突き出す構えをとる

『シャオラ!』

「貴様を倒し、支配者様に闇を献上させてもらう!」

そう言ってマグマ星人は左腕にもサーベルを出現させ、ギンガに向かって連続で斬りかかる

だが、ギンガは素早い動きでそれを防ぎながらマグマ星人に攻撃を当てていく

そして、ダメージの蓄積によって怯んだ瞬間に左腕のサーベルを押さえ込みマグマ星人を蹴り飛ばす

『ギンガセイバースラッガー!』

そして先ほど地面に突き刺さったギンガセイバーを再利用し、アイスラッガーと同様の形に変化した刃でマグマ星人に傷を付ける

『デヤァァッ!!』

さらに右足のクリスタルを赤く輝かせ炎を纏わせるとそのまま飛び蹴りの体勢で突っ込んでいく

『これでフィニッシュだ!』

炎を纏った蹴りが炸裂するとそのままマグマ星人の体を突き抜け爆発が起きる

そして爆発が収まるとそこには既にマグマ星人のスパークドールズが落ちていた

『はい、お疲れ様…じゃさっさと行くか?』

(はい!)

 

 

 

 

 

 

 

《我々はー!!……なんだっけ?》

《週休8日を要求するー!》

「勝手な事言っちゃダメにゃ!?」

みく、杏、莉嘉の三人が机などでバリケードを作り、その奥から拡声器で何やら叫んでいる

「杏ちゃん!みくちゃん!莉嘉ちゃーん!」

そしてきらりが、そのみんな呼んでいる所で全員が集まる

「あっ、みんな…」

「プロデューサーさんは?」

智絵理が聞くと少しだけ遅れて来たかな子が

「何処かで、打ち合わせで…」

と息を切らせながら答える

「おっ、またストライキかー」

奥でみくとメイド服を着た女の子が何か話すとみくがその女の子が持っているトレイにアイスティーを乗せ女の子はそれを運んでいく

「良いんだ…」

「お前達はー!完全に包囲されているー!おとなしく投降しろー!」

未央が三人に向けて叫ぶが

「しないもーん」

と莉嘉が返事をする

「実家のお母さんが泣いてるぞー!美嘉ねえも泣くぞ〜?」

「ええっ!?…じゃあやめる〜」

美嘉ねえ、泣く、で莉嘉があっさりと撃沈する

「んにゃー!莉嘉ちゃん!…ぐぅー2人で頑張るにゃ!」

「我々の正義のためにー!」

 

《みく"達"のデビューを約束してほしいにゃー!!》

 

「あっ…」

(…………)

 

「ええ!?…じゃあ杏も降りるよ」

「杏ちゃんまで!?」

ストライキという言葉だけでついてきていた杏もデビューという言葉を聞いてやる気を失い座り込む

 

「みくちゃん、もうやめよう?みんな、困ってるよぉー?」

「デビューの事、プロデューサーさんに相談してみよう?」

みくにきらりとかな子がそう、声をかける

「……したにゃ」

 

「何度も、でもダメだった…何で?何で駄目なの?みく達も頑張ってるのに何で?」

みくは震えた声で自身の思いを話す

「シンデレラプロジェクトのオーディション受かって、凄く嬉しかった…レッスン頑張って、小さいお仕事も頑張ってやってたら、いつかデビューできるって信じてた……でも、どんどん置いてかれて、ほっとかれて…何が違うの?もっと頑張ればいいの?もっとってどれくらい?みく全然わかんない!このままは嫌…みくもアイドルになりたい、デビューしたい!!」

最後には涙を流しながら心からの言葉を叫ぶ

 

その言葉を受け、プロデューサーはバリケードの近くまで歩いていく

「すみません…!前川さん」

プロデューサーの謝罪に、みくは警戒するように…だが次の言葉を待つようにプロデューサーを見る

「前川さん、デビューについては…皆さん全員分、考えています!」

「え…?」

「ホント!?」

莉嘉が立ち上がり、みくの代わりに聞き返す

「まだ決定ではないので、話せませんでしたが…新田さん達は第1弾、続いて第2弾、第3弾と…ユニットデビューして頂こうと思ってます…!」

プロデューサーの話を聞いたみくはへたり込み

「プロ…デューサー、なんだ……早く言ってにゃあ…!」

 

「ホントだよ…」

事態が解決しみんながそれぞれ、安心した表情を浮かべる………………ただ1人を除いて

 

「デビューが決まっているだと…?メーデー、メーデーだ!」

こうして、杏1人のストライキが始った!!

 

訳もなく

「うわぅ、はなせー!」

「杏ちゃん、てっしゅ〜!」

きらりに抱えられ敢え無く鎮圧される

 

 

(さて、後は片付けか…じゃあチャチャっとウルトラね)

(((それは止めて!!)))

(流石に冗談だって…)

 

 

 

 

「途中で抜けてごめん」

「ううん、そもそもみくが焦っちゃったからだもん」

「みくちゃん、私もこのままはやだなって思ったよ」

「やり方はどうかと思うけど…まあ、ロックって言わなくもないかな?」

「ごめんなさい…」

みくはみんなに謝ると少し離れた所にいる5人に向かって

 

「そこの5人!みく達はデビューの日まで頑張って力をつけるにゃ!だから…ファイトにゃ!」

とエールを贈る

 

それを聞いて5人は嬉しそうな表情になる

 

「ミナミ…!」

「うん!」

「やったろうじゃん!」

「はい!」

「うん…!」

 

 

 

 

 

 

「うんうん、明るくて良いねえ!デビューするぞ〜って感じ!」

翌日、3人はプロデューサーと自分達の曲のデモを聞いていた

「この、ニュージェネレーションズって…」

卯月は紙に書いてあるユニットの所を指差しながら聞く

「仮のユニット名です…何かしら書いておく必要があったので」

「なんて意味?」

「皆さんの、新しい時代が始まる…というような意味です」

それを聞いて3人はしっくりきたようで

「へぇ〜!」

「カッコいいです!」

「うん、良いんじゃない?」

「え?」

プロデューサーは少し困惑するが

「ピンと来た!ユニット名、それで!良いよね?」

「はい!」

「うん…!」

3人が気に入っている様子をみて

「分かりました…ではユニット名は、ニュージェネレーションズということで」

「「「はい!」」」

 

「ありがとうございます!」

「そうか〜私達の時代、始まっちゃうか〜」

 

 

そんな3人を見て、ヒカルも笑みを浮かべながらある言葉を思い出す

 

-未来は…変えることが出来る。良いようにも、悪いようにも…それを成すのは君達だ…-

 

(こういう事…かな?)

 

 

 





巨大化しない…キックでトドメ…
ご覧の小説はウルトラマンです!きっと!

キックと言えば映画の予告でなんかギンガサンダーボルトをキックで撃っとる!?と思って見返したら手で撃ってるぽくて謎の安心をしてました


それでは感想、指摘などありましたら是非お願いします

次回、番外編?《♪1 ユニット名は何にする?&剣が苦手?》
本編次回は《♯12 大切な一歩》です!お楽しみに!

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