ウルトラマンシンデレラガールズS   作:びーふじゃきーex

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皆さん、あけましておめでとうございます
え?まだ1月なのでセーフですよセーフ

そして久々すぎてタイトルも入れずに投稿してしまって慌てている私です
きっと2月になったら本気だす

それでは間が空いて申し訳ありませんが絶対完結はさせますので、こんなのんびり作者についていけるぜ!
という人もそうでない人も本編どうぞお楽しみ下さい


♯10 先に行く子、残される子①

(話ってなんだろね?)

(全員集めたってことは…多分、重要なお話なんだと思いますけど…)

 

集められ騒ついているメンバー達だったが、プロデューサーが一度咳払いをすると皆プロデューサーの方に注目する

「PR動画の撮影お疲れ様でした、今後……活用させていただきます」

そしてプロデューサーは一度メンバーを見回し

「今日は皆さんに発表があります」

そう聞くと真っ先に

「もしかして仕事がきたにゃ?!」

とみくが聞き

その言葉にみりあは

「すご〜い!」

と言い

「ねえ!私にきたんでしょ?!」

と莉嘉も言うがみくは

「違うにゃ、きっとみくの所にゃ!」

と言い返し

「私のロックが、早くも認められちゃったかな?」

と李衣菜も言う

「でも、昨日の今日で早すぎない?」

「それもそっか…」

「じゃあ発表って何?」

そう聞かれるとプロデューサーは少し間をおいてから話し出す

「まず…新田美波さん、アナスタシアさんのお二人、それから…島村卯月さん、渋谷凛さん、本田未央さんの三人…それぞれこのプロジェクトのユニットとしてCDデビューしていただきます」

 

「「「「「CD、デビュー……?」」」」」

5人の声と部屋にある時計の動く音が鳴り、プロデューサーは

「はい、お二人と三人にはユニットとしてCDデビューしていただきます」

と再度、確認のように伝える

「うおー!どうしよっ、どうしよっ?CD、CDだよ?しぶりん、しまむー?!」

未央がテンパりながら2人に言うと、卯月は一瞬惚けた顔をするがすぐに笑顔になり喜びの声を上げながら凛と未央に抱きつく

「どうしよう?いきなりすぎて…」

「シー、ディー…?」

美波は驚いた様子で、アーニャはまだ状況が飲み込めていないような様子であった

そして発表により、部屋は再び騒がしくなる

 

「ズルい!アタシは?!アタシもCD出したい!!」

そんな莉嘉の声で部屋の中が一瞬静まり返るが、みくがすかさず

「そうにゃ!みく達はどうなるにゃ?」

とプロデューサーに聞くが

「企画検討中です…」

という一言だけが返されるだけだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日

「ライブ!?」

「出来るんですか?!」

エレベーター内に声が響く

「はい、CD発売イベントのミニライブですが…」

プロデューサーは顔だけ卯月達の方を見ながら答える

「すごい!ライブだ!」

「はい!楽しみですね!」

「うん」

ライブと聞いて三人とも嬉しそうな表情をしている

「曲って、もう出来てるんですか?」

未央がプロデューサーに聞く

「いえ、これから作せ…「ちょっと待つにゃ!」

プロデューサーは返答しようとするがその声は、謎の?声にかき消される

声がする方を見るとそこには、猫耳を付けたみく、みりあ、莉嘉が腕を組んで横一列にに並んで立っていた

「新入りが先にデビューなんて納得いかないにゃ、みく達と勝負にゃあ!」

「「にゃー!!」」

 

 

ピョーンと小さいピンク色の樽の様な物から猫が飛び出していく

そしてそこに刺さっている緑色の鍵の様な物を持っている未央の手は震えていた

「ついに勝ったにゃ…」

「「やった、やったー!」」

勝った猫耳を付けた三人組みは喜び

「ぐぬぅ、中々やりますなぁ…」

「なんで私まで…」

「うぅ…もっと頑張ります」

負けた三人は落ち込んだりしていた

(アイドルって大変だなぁ…)

そして約一名はこの勝負がアイドルに必要な物だと勘違いをしていた

「プロデューサー!勝負に勝ったから、みくをCDデビューさせて欲しいにゃ!」

「アタシも、アタシもー!」

「可愛い歌、いーっぱい歌いたい!」

みく達にそう言われプロデューサーが首元に手を当て困っていると、レッスン場の扉が開き

「いた、休憩終わったぞ!」

トレーナーがみく達に言うと

「覚えてろにゃー!」

「勝ったのに〜」

「またねー、にゃー!」

と捨て台詞のようなものを言いながらレッスン場に帰っていく

「くっ…今度は勝ーつ!」

 

 

「失礼します」

ボイスレッスン場にやってくると、そこでは美波とアーニャが発声練習をしていた

「「ん?」」

卯月達が来た事に気がつくと2人が振り返り、キーボードの前に座っている女性が三人に挨拶をする

「初めまして、ボイスレッスン担当のトレーナーです」

「「ええっ!?」」

「まさかの三姉妹…二度ある事は三度ある…」

凛以外の2人が驚いたように話す

「ふふっ、よろしく」

「「「よろしくお願いします!」」」

挨拶を済ませると早速三人のボイスレッスンが始まった

 

 

 

 

 

 

休憩中、5人で美波とアーニャのユニット曲のデモを聞きながら話していると

ガチャン!と扉が開き

「頼もーにゃ!」

「「にゃー!」」

と、さっきの三人が入ってくる

「出たなみくにゃん!返り討ちに…」

と言いかけたところで

「お邪魔しまーす、休憩中?」

「どーも」

かな子、李衣菜、智絵理が入ってくる

「6人!?え、ちょコッチ5人なんだけど…!」

未央が慌てているが

「安心しにゃ、美波ちゃん、アーニャちゃん、交渉に来たにゃ!」

「ん?」

(サラッとハブられた……)

 

 

 

「みく達のライブにようこそにゃ〜」

扉が開きプロデューサーが入って最初に見たのは、猫耳を付けた三人組みV2(みく、美波、アーニャ)であった

「美波にゃん!」

「え、えーと……さあ!好きにぷにぷにするにゃん!」

「あーにゃん!」

「ニクキュウ気持ちいい、にゃん?」

「どお?どーお?にゃんにゃんユニット可愛いでしょ?」

しかし横から

「あざとすぎる…」

と言う李衣菜の声が聞こえる

「むう、ひどいにゃー!」

「美波さんとアナスタシアとだったらクールにキメるべき!ロックにいこうぜ!」

※三人でカッコ良くギターなどで演奏しているイメージ

「えー?コッチのが良くな〜い?」

と更に横から莉嘉が言う

 

※イメージ※

「ねぇ…カッコ良いシール、うちに見にこない?」

「可愛いシールもあるよ」

「ナンチャラ、ナンチャラ、ナンチャラ…」

……

 

「ナンチャラナンチャラってなんにゃあ!?」

「だってロシア語分かんない」

「もはや、ユニットでも何でも無いし…」

「りーなちゃんの案だって、それバンドっていうにゃ」

「ロックを否定したなあ!?」

「1人でエアギターでもやってにゃ」

「何ぃ…勝負するかあ!?」

 

みくと李衣菜が言い合いを始めると、さすがにプロデューサーもかな子達に

「どうしたんですか?」

と状況を聞く

「美波さん達のユニットに、もう1人入れるんじゃないかってみくちゃんが…」

「ええっ…?」

「あのね、卯月ちゃん達は三人だけど、美波ちゃん達は二人でしょ?もう1人入ったら三人でピッタリだよ!」

そう言いながらみりあがアーニャに駆け寄り抱きつく

「ねえねえ、私ね?楽しいユニットがいいなぁ」

そう言われアーニャは

「いいと思います、が…」

そう言ってプロデューサーの方見ると、全員がプロデューサーを見る

「…新田さん、アナスタシアさんはこのまま2人ユニットでいきます、申し訳ありませんがすでに準備を進めているので」

「そんにゃ〜…」

「извините…ごめんなさい、残念です」

「ごめんね?」

アーニャと美波が謝ると

「ううん」

と言ってみりあは、残念そうながら笑顔を見せる

それがかえって全員の雰囲気を重たくした

(1番危ないのはみくか莉嘉か…警戒はしとくか…)

 

 

 

 

 

「以上が、発売イベントまでのスケジュールです」

プロデューサーが卯月達にこれからのスケジュールを伝え終わると

「最後に、宿題を…」

宿題という言葉を聞くと未央はすぐに

「宿題!?えー、やだ〜」

と言うが

「皆さんにとって、重要な宿題です。ユニット名を考えておいてください」

「私達のですか?」

「うわ〜!めっちゃ重要じゃん!どうしよう?!」

「どういう名前が良いとか…」

卯月が聞くと

「覚えやすいものが良いかと…3人らしい名前なら何でも…」

と答える

「あのさ、どうして私達3人なの?」

(凛…)

「しぶりーん、私達とじゃ嫌〜?」

「そうじゃない、みく達じゃなくて私達を選んだのは何で?」

プロデューサーは凛にそう聞かれ

「総合的に判断して…です」

そう答えるが凛に

「よくわからないんだけど…」

と返されてしまう

「歌とかダンスとか度胸とか?」

未央が聞き返す

「タイミングやバランスも…」

「バランスって、メンバーのですか?」

「なるほどボケ、ツッコミ、天然ボケ」

「私、天然ですか〜?!」

「おやおや〜?自覚が無い所がさらに…」

「ち、違いますよ未央ちゃん〜!」

 

「ふーん……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数日後

《CDデビューするならどんな感じかなー?って》

《忙しいプロデューサーのかわりに考えてるにゃ》

………

《お外でみんなでいっしょに歌うの》

 

(あれ?案外みんな元気そう?俺が心配しすぎなだけか?)

CDデビュー組5人が着替え中につき目を閉じてみく達の様子を聞いていたが、案外みんなが落ち込んでいたりしていなくてちょっと拍子抜けしていたヒカルであった。

 

「ライブ、一緒にやるんですよね?」

「うん、一緒で良かった、私達だけだと…ね?」

「うん…」

そう言って、美波とアーニャは少し不安そうな顔をする

「えー?みなみん達なら心配ないでしょ〜?お客さんも盛り上がってくれるって!」

未央は2人にそう言うが、2人は心配そうな表情が消えない

「…何か、あるの?」

凛が聞く

「ううん、何も…何も無いから心配なのかな…?」

「それは、自信とかそういう…」

「うん、私達にはプロデューサーさんが用意してくれた素敵な曲と、衣装しかないでしょ?まだステージに立ったこと、一度も無いし……」

美波がそう話すと、アーニャが美波の側に寄り

「ミナミ」

と名前を呼びながら手を握る

「しっかりしなきゃね?選ばれたんだから、頑張らなきゃ」

美波はアーニャの手を握りながら笑顔でそう言う

 

(選ばれたから……か)

 

 

 

 

 

「レッスン、お互い頑張ろうね」

「おーう」

「はい、頑張ります!」

レッスン場の近くの自販機の前で話していると

「みんなーー!」

とかな子が走って5人の元に来て、焦った様子で

「プロデューサーさん、見なかった?」

5人に聞く

「どうしたの?」

凛が聞き返すとかな子が事情を話し出す

 

「ストライキ?」

かな子の話しだと、みくや莉嘉の不満が爆発しカフェを占領してストライキを起こしたということでプロデューサーを探しているようであった

「ストライキですか?…っ!」

(あちゃー、大丈夫だと思…っ!……おい今かよ!……卯月、ちょっと喋るから喋るなよ)

(えっ?)

「卯月ちゃん?どうしたの?」

美波が急に難しい顔をして動かなくなった卯月を心配して聞く

『あ、あーえっと、うづ私、凛…ちゃん、未央ちゃんで向こうを探して、かな子ちゃん達はあっちの方を探してみて、2.3分探して見つからなかったら合流して、みくちゃん達の所に向かうってどうですか?』

そう言われ美波は少し考えると

「分かったわ!アーニャちゃん、かな子ちゃん、行きましょう!」

 

 

 

「ヒカル?だよね?」

凛は3人が離れたのを見計らって聞く

(ああ、まあ察しの通り出た訳だ)

「ひかるん、そんなすぐ倒せるの?大丈夫?」

(うん、1分くらいで片付けて来るから、狙いはみくだからどっちみち早く倒さないと面倒になるし…じゃあ、卯月!いくぜ!)

「はい!」

 

【ウルトライブ!ウルトラマンギンガ!】

 

 

 

 

 




ウルトラマンどこー??
第1章とは書いてありますが割とまだ0章といっても差し支えないかも…

ちなみにどうでも良い話しですが作者の1番好きなウルトラマンはガイアです。V2回は何度も見返してた子供でした

つまり2月に本気出すは割とガチになるかもしれないですね

それでは感想、指摘などあれば是非お願いします

次回《♯11先に行く子、残される子②》お楽しみに!

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