初めての投稿です。
拙い文章ですが、ウルトラマンとシンデレラガールズの魅力を少しでも皆さんに伝えられたらと思っています!
精一杯頑張りますのでよろしくお願いします!
♯1始まりの出会い
不思議な空間の中で少女は光を見ていた。
光は巨人の姿で少女に語りかけるが少女は、聞き取れない。
そして、光が溢れて少女は目を覚ました
「また、あの夢だ……」
夢の中の巨人はテレビで放映されている『ウルトラマン』に似ているがネット等で調べても同一の姿をしたウルトラマンはいなかった為、よく分からないままであった
「卯月ー朝ごはん出来たわよー」
少女が夢について考えていると下から母親の声が聞こえた為、頭を切り替えて返事をする。
「わかったー今行くー」
そう言って少女、『島村卯月』は自分の部屋から出る。
宇宙のどこか赤黒く光る球体を青白く光る球体が追いかけている。
白い球体が光線や光弾を放つが黒い球体には防がれる。
2つの光る球体はぶつかり合いながら徐々に地球に近付いて行く
その中で黒い球体が白い球体を引き離す為に行動を起こす
《ダークライブ サンダーダランビア》
その音声と共に黒い光を地球に放つ。
その光は怪獣となって街を襲うことが白い球体には分かっていた為その黒い光を追わざるを得なくなってしまった。
彼女…島村卯月はビルやお店が立ち並ぶ道を歩いていた、まるでこの世界には希望しかないと思わせる様な眩しい笑顔を輝かせ鼻歌でも歌いだしそうな雰囲気で。
何故、彼女がそんなに上機嫌かと言えば彼女はつい数日前に夢への第一歩を踏み出せたからであった。
シンデレラオーディションを受けて一度は落ちてしまったが3人の欠員が出た為、補欠合格という形で『346プロダクション』の『シンデレラプロジェクト』のメンバーとして所属する事になったのである。
更に今度のライブで先輩アイドルである『城ヶ崎美嘉』のバックダンサーを欠員補充として一緒に入った『渋谷凛』と『本田未央』と共に出来る事になったのだから浮かれるのは当然だったかもしれない。
だが彼女には…いや、その近くに居た全ての人々もそんな楽しいあるいはいつも通りの日常を破壊されるなんて考えもしなかったであろう
考える暇すら無くそれは降ってきたのだから…
(何が起こったの?)
突然、轟音を立てて降ってきたものに対してまず卯月が考えられたのはそんな疑問符だけで土煙が晴れそれが視認できる様になるまでまるで時間が止まった様な感覚だった。
だが誰かが「怪獣だぁぁー!!」と叫んだ瞬間に止まった時間が動き出し人々が、一斉にその怪獣から離れる為に走り出す。
もちろん卯月も逃げる為に走り出そうとするが偶然、道の端で泣いている女の子を見つける。
「っ!?」
卯月には見て見ぬふりをして逃げる事に集中するという選択肢もあっただろう、たとえ卯月が助けずにいても都会の街で沢山の人がいるのだから1人位は正義感の強い大人がいてその女の子を助けただろう
しかし、卯月の足はそれが当たり前の事の様に自然と女の子の方へと駆け出していた。
しかし、怪獣はそんな1人の少女の覚悟など無駄だと言うかのように背中の突起物から電撃を周囲に放つ、そしてその攻撃の一部が運悪く女の子の居る場所の横にあるビルに炸裂し瓦礫が女の子に落ちてくる。
(間に合って!!)
そう卯月が考えた時には女の子を突き飛ばしていた、それが火事場の馬鹿力なのかは分からなかったが卯月は、女の子を救えた事に安心し笑顔で「ウルトラマン…」と静かに言い瓦礫の中に消えていった……
それと同時にその言葉に応えるかのように青い輝きのクリスタルを身に纏ったウルトラマンが空から光を放ちながら現れた
黒い光、怪獣『サンダーダランビア』を追いかけていた『ウルトラマンギンガ』には空から1人の少女が犠牲になるのが見えていた
だが幸いにもサンダーダランビアの電撃が街を破壊するよりもギンガへの牽制という目的で発射されたものであった為、犠牲者はその少女だけだった
だからこそギンガがするべき行動は単純に二つだけになる
犠牲者を増やす事無くサンダーダランビアを倒す事と犠牲になった少女を救う事との二つだけ
(大丈夫だ……たった二つ出来れば良いだけ、先輩達から教わった事を思い出せば簡単だ)
ギンガはそんな事を考えながらサンダーダランビアの前に降り立つ
そして数秒の静寂の後、サンダーダランビアがギンガに大量の電撃を放つ……だがギンガは右腕を前に出し銀河の渦の様なシールドを展開しそれを防ぎながら左手を瓦礫の方へと向けて光を放つ、その光は瓦礫の中から球体の形となってそのままギンガのカラータイマーに吸収される
(よし、後は)
ギンガは相手が電撃を放ち終わるのを待たずシールドを解除し腕を胸の前でクロスさせる
すると頭部のクリスタルが黄色く発光し左腕、右腕と力を込めて振り下ろすと腕のクリスタルも黄色く発光し、そして左腕ゆっくりと空へ伸ばしていくと全身のクリスタルが電気を帯びながら更に黄色く輝く
そして自身の体に雷を降らせながら頭上に円盤状の電撃を生成し必殺の一撃を放つ
『ギンガサンダーボルト!』
その電撃は相手の電撃をかき消しながら進んでいきサンダーダランビアに炸裂しサンダーダランビアは耐えきれず爆発する
そして爆発した場所に光の粒子が集まっていきサンダーダランビアは『スパークドールズ(SD)』と呼ばれる人形となる
それをギンガはカラータイマーに吸収し光を放ちながら姿を消した
だいぶウルトラマンに寄った一話です
シンデレラっぽい雰囲気はおそらく次回から出せるのではないかと思います(卯月も卯月っぽくなかった……)
感想や指摘などよろしければお願いします
それでは次回、第2話《レッツウルトライブ!》お楽しみに!