インフィニット・ストラトス ただあの空を自由に飛びたくて   作:如月ユウ

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タイトル通りメシテロです


81話 たこ焼きとバイキング

「今日の放課後って悠人が派遣されるんだよね?」

「確か今日の場所は料理部だったはず」

「そうなのか、なら私達の手料理を振る舞おう」

 

僕と一夏の部活派遣は部長が集まってビンゴ大会を開いて決めているらしく、一列穴を開けた部活から先に派遣するらしい。

男子が二人いるのでどちらを派遣するか決めて、スケジュールを組んで僕達は部活に向かうことになっている。

 

「私も行きますよ、部活動に興味あります」

「料理ってことは食べるんだよね? 私もいくよ」

「私も、私も行く」

「私も来ていいですか? か、監視の意味ですよ? オニールが周りに迷惑をかけないかですから」

「クーも、行く」

「他の人は行きますか?」

 

料理部に行きたい人がいるらしく、他の人も行くか聞いてみる

 

「料理部で作るものは何ですか?」

「今日のたこ焼きを作るの」

「でしたら私も行きます。たこ焼きは日本の伝統料理ですよね?」

「そうだよ。簪って雑学に詳しいから一緒に来てくれる?」

「行くのはいいけど、生徒会の仕事があるから」

「行って来ても問題ないわよ。簪ちゃんの分もしっかりやっておくから」

「ありがとうお姉ちゃん」

「貸し一つだからね?」

 

扇子を開いて『契約成立』と書かれた物を見せる。

 

「乱音とヘルさんはどうします?」

「そうね……日本の食べ物に興味あるわ。行きましょう」

「本場のたこ焼きも気になるし、アタシも行くわ」

「台湾にもたこ焼きあるの?」

「悠人は知らなかったわね。台湾のたこ焼きは日本のと違ってワサビを入れるのよ」

「ワサビ? 刺身につける調味料だよね?」

「えっ? 日本のたこ焼きはワサビは入れないの?」

 

ソース、マヨネーズ、鰹節、青のりはもちろん、出汁をかけるたこ焼きも存在するがワサビを入れるのは聞いたことない。

これも文化違いというものだろう。

 

 

 

 

放課後は生徒会室ではなく料理部に向かっていて、料理部が使っている教室ではたこ焼き器が並べられている。

 

「ねぇ、山田君。たこ焼きの作り方だけどお手本みせてよ」

「日本の食べ物だから作れるよね?」

 

海外から来た生徒達から作って欲しいと頼まれるが僕や簪からすれば大阪生まれだからたこ焼き作れるでしょう?という認識だろう。

ボウルに水と小麦粉と卵を入れて混ぜて生地にして、たこ焼き器に流してキャベツと揚げ玉、タコを入れてしばらく待ち、たこ焼き用針を使って転がして生地を固める。

 

「ソースとマヨネーズ、鰹節、青のりは各自、好きにかけて」

 

出来上がったものから皿に移して、テーブルにある調味料をかけて食べていく。

 

「あちっ……」

「はふぅ、はふぅ……」

「小さいからいくらでも食べれる」

 

初めてのたこ焼きに猫舌の人は苦戦しながら食べている。

 

「たこ焼きってタコを入れてるからたこ焼きなの?」

「簪、たこ焼きの歴史について教えて」

「たこ焼きはラジオ焼きを改良した食べ物でタコじゃなくて牛スジを具にして丸く焼いた食べ物なの。たこ焼きが産まれたのは1933年……昭和8年からで明石焼きに影響されてタコと鶏卵を混ぜて入れたのが始まりで──」

 

簪の解説を聞きながら美味しいそうに食べているが乱音は眉をひそめて首をかしげている。

 

「日本のたこ焼きは合わなかった?」

「いえ……生地が薄いというか、厚みがない」

「厚み?」

「もっと厚みがあるのがアタシが知ってるたこ焼きでマヨネーズも甘くない。あ、不味いということじゃないですよ。日本のたこ焼きも美味しいです」

「美味しいなら良かった」

 

不味いという訳ではないらしく、乱音も美味しそうに食べている。

 

「私の国のタイにもカノム・クロックというたこ焼きに似た食べ物がありまして、米粉に青のり、塩、砂糖ネギを使って焼いてシロップをかけて食べます」

「じゃあ、生地を分けて砂糖と塩を入れてやってみる?」

「いいですね。本来は米粉を使いますが代用として使えるかと思います」

 

ギャラクシーさんの祖国であるタイ料理のカノム・クロックを作ろうと水と小麦粉、砂糖と塩を混ぜて、たこ焼き器に流し込み、たこ焼きと同じようにして作って焼き上がったものを皿に移した。

 

「これはオランダにありますポッフェルチェに似ていますね」

「ロランの国にもたこ焼きに似た食べ物があるの?」

「はい、ポッフェルチェと言う焼き菓子でして蜂蜜をかけて食べます」

 

たこ焼きに似た食べ物って世界中にあるんだ。

 

「作り方はわかったと思うから次は自分達で作ってみて」

 

並べられた、たこ焼き器に移動して各自、たこ焼きを作っていく。手先が器用な人もいれば悪戦苦闘している人もいる。

 

「よっと、これちょっと楽しいね」

「くるくる回してやるから簡単だよね」

「う~ん、難しい」

「回そうとしたら引っ掛からないで、べちゃってなるよね」

 

上手い人は次々とたこ焼きを作って皿に移して、下手な人は一つ作るのに手間取っている様子。

 

「お兄ちゃん、たこ焼きってタコ以外にも入れていいの?」

「具は好きなものを入れればいいよ。肉とか魚、フルーツを具にしたら美味しいかもね」

 

フリーダムの拡張領域からミカンの缶詰めを取り出して、缶切りを使って開けてカノム・クロックで使った生地を使って変わり種たこ焼きを作った。

料理部に派遣されるということでたこ焼きに使う具も用意した。

 

「これ、甘くて美味しい」

「フルーツも悪くないわね」

「なになに? フルーツのたこ焼き?」

「これ、食べていいかな?」

 

ミカン入りの変わり種たこ焼きに興味を示したのか、他の生徒が食べていいか聞いてくる。

 

「ミカン以外にチーズ、魚肉ソーセージ、ウインナーもあるから好きなの入れて焼いて」

 

拡張領域から出したチーズ、魚肉ソーセージ、ウインナーはどれも切っており、入れてみたい具を選んで自分だけのたこ焼きを作っていく。

 

「クーリェ、たこ焼きは美味しい?」

「うん。みんなとたこ焼き作りも、楽しい」

「良かった。たくさん食べてね」

「うん、いっぱい、食べる」

 

嬉しそうにしながら口いっぱいにたこ焼きを食べてくれる。その幸せそうな表情に微笑ましく思っているとロランが質問をしてきた。

 

「どうして悠人先輩は生徒会所属なのに部活に派遣されるのです?」

「生徒会の独占は許されないから妥協案としてマネージャーのような役割をさせられているんだよ」

 

一夏のやつが余計なことを言わなければ僕も巻き込まれずに済んだのに。

 

 

 

 

各国企業による合同訓練が始まって最初の日曜日。

一年生寮の厨房では五人の男性が世話しなく働いて調理している。

 

「悠人、肉じゃが完成したから皿に移してくれ」

「わかった」

「こっちの煮込みハンバーグも頼む」

「オッケー」

「悠人! から揚げを早く運べ!」

「は、はい!」

「春巻きも出来たから頼む、悠人君」

「わかりました!」

 

出来上がった料理を次々と運んでテーブルに並べる。

なぜ、僕達が厨房を借りて料理をしているかというと色んな人達がIS学園に来ているので歓迎会をしようと食事はバイキング形式にしようと計画。

鈴達も手伝うと言ってくれたがISが登場してから女尊男卑いう風習に変わってしまったので男の意地を見せたいと作る料理は僕達だけでやっている。

一夏と弾は和食、和食、中華全般。

厳さんと劉禅さん揚げ物全般。

僕はデザートを担当しているがほとんど完成していて人手が足りない分担の補助をしている。

 

「悠人、皿が埋まっちまうから、はやく持っていけ!」

 

左右に持った菜箸を使ってふたつのフライパンにある揚げ物を次々とつかんで皿に移してまたおかずを投入して揚げていく。

 

「しかし、IS学園に招待されて来てみたら、なんで俺までフライパンを持って調理しているんだ?」

「悪いな、弾。歓迎会を開こうと悠人が言い出して男で料理できるのはお前と厳さん、劉禅さんしかいなかったんだよ」

「あとでなんか奢れよ」

「ガキ共、口より手を動かせ!」

「「は、はい!」」

 

厳さんの怒号に二人は目の前の調理に集中する。

 

 

 

 

一年生寮の食堂には和食・洋食・中華のオードブルが並べられていて出来立てなのか湯気が立っている。

 

「立案者とはいえ、これだけの量をやるのはさすがに……」

「疲れた……」

「手足が動けねぇ……」

 

大人数で使うテーブル席に寝転がる僕と一夏、弾は真っ白に燃え尽きている。

 

「だらしねぇな、これくらいでへばるな」

「まあまあ、彼らも頑張ったわけですし」

 

肩に手を置いてコキコキと首を鳴らしている厳さんに劉禅さんがなだめる。

本職だから疲れひとつ出ないでピンピンしてるから体力があるんだな。

 

「客が来るんだろ。シャキっとしろ」

「うぇ~い」

 

鈍い動きをして立ち上がり、劉禅さんから貰った栄養ドリンクをイッキ飲みして身体を休める。

 

「うわっ、お父さん本当にやったのね」

「これ……全部作ったの?」

「五人でこれだけの料理を……」

「和食、洋食、中華にデザートまで……」

「お世辞抜きですごいと思うわ」

 

最初に食堂に来たのは鈴、シャルロット、ラウラ、簪、刀奈さんで目の前にある大量の料理に驚いている。鈴達以外に箒やセシリアさん、各国企業の人達も食堂に入って来る。

 

「皆さまお疲れ様です。今回の歓迎会司会を進行させて頂きます織斑千冬です」

 

歓迎会の挨拶をして一礼するとパチパチと拍手が鳴る。

 

「各国企業が集まって行う合同訓練が始まって一週間が経ちました。国を代表する操縦者達がIS学園に集まるという事で交流を含めて歓迎会をしようと開こうと思いまして。まず、はじめに目の前にあります料理を作って下さったシェフを紹介します。私の弟であります織斑一夏。和食、洋食、中華全般を担当しました」

「皆さまのお口に合うかわかりませんが精一杯作りました。楽しんでください」

「次に彼の幼馴染であります山田悠人。デザート全般を担当しました」

「甘味は羊羮、団子などの和菓子をメインに作りました。もちろん、フルーツ等の果物のご用意しております」

「次に彼らの友人であります五反田弾。彼は一夏と同じ和食、洋食、中華全般を担当しました」

「このような場所で調理するのは初めてですが精一杯作りました」

「彼の祖父であります五反田厳。和食、洋食、揚げ物全般を担当しました」

「好きな物を食べても良いが取ったからには残さず食べろよ」

「同じく、中華、揚げ物全般担当した鳳劉禅。IS学園に通っています中国代表候補生であります鳳鈴音の父です」

「娘がお世話になっております。そのお礼を込めて作りました」

「それでは好きな料理、気になった料理を選んで食べてどうぞ、お楽しみください」

 

挨拶と僕達の紹介を終えるとそれぞれ自分が食べる物を選んで席に座っていく。

 

「よぉ、悠人。これ全部、作ったんだって?」

「大人数なのにこれだけ作れるなんてすごいわね」

「ナタルさん、イーリさん」

 

テーブルを確保して鈴達が持ってきた料理を食べているとナタルさんとイーリさんが僕達の席に来た。

 

「男の意地を見せたかったんですよ。ISが使えなくても女にも勝てる物があるってことを証明したくて」

「たくさんの料理を作る勝負は私でも勝てないわね」

「短い時間でこれほどの量を作るのは無理だな。負けを認めるよ」

 

大人の余裕というか悪気や皮肉はないと分かっているが馬鹿にされているような気分になった。

 

「デザートは僕が作ったので好きなの取ってください。甘い物が苦手なイーリさん用に甘さを控えた塩羊羮もありますからね」

「気が利くな。無くなる前に食べておかないとな」

 

僕達の席から離れてデザートがあるテーブルに行き、自分が食べるデザートを選んでいった。

 

「あんた、眠そうだけど大丈夫なの?」

「えっ……あぁ、へいき」

 

口ではそう言って誤魔化すが頭の中は鉛のように重く意識が朦朧としている。

 

「無理しないで、ほら」

 

肩を掴まえてゆっくり引かれると、ぽふんっと柔らかくてしっとりした枕のような物に乗っかる。

 

「頑張った、悠人にご褒美だよ」

「ごほうび……」

「今はゆっくり休んで」

 

髪を解かすように撫でられると周りの風景が舞台幕のように上から閉じて、見えなくなりはじめた。

 

 

 

 

「──えて欲しいな」

「アタシもそう思うわ。こいつは無茶ばっかりして」

「頼って欲しい。出来ない事だけではなく、自分に出来ることも私達に」

「うん……悠人君は何でも自分一人でやってるから」

「どうして、悠人君は自分の限界を追い求めるのかしら……」

 

みんな、僕のことについて話をしている?

寝起きなので内容が分からず、意識がぼやけたまま聞き流す。

 

「むっ、目を開けているぞ」

 

最初に気付いたのがラウラだったが真上に顔合わせする。たしかシャルロットが膝枕していたはずなのに。

 

「どこまで聞いた?」

「頼って欲しいという所からで、その前はよく聞こえなかった」

「そうか……なら良い」

 

ハッキリと覚えていたのはラウラの声からで鈴とシャルロットは何を話しているか、わからなかった。

 

「なにか食べたいのある?」

「テーブルにあるのを適当に食べてるよ。ジュースはコーラで」

 

起き上がると置かれている料理を黙々と食べて、頼んでおいたコーラも飲んで喉を潤す。

 

「シャルロットの膝に寝ていたけど、いつからラウラに変わってたの?」

「シャルロットだけ膝枕なんてズルいから順番でやってたのよ」

「全員やったの?」

 

今の問いにシャルロット以外は黙ってしまう。膝枕をしたなら、やったと言えばいいのだが……最初にしてくれたシャルロットに聞こう。

 

「膝枕は全員やってくれた?」

「うん、じゃんけんしてラウラが最後」

「ちょっと、なに正直に言ってるのよ!」

「ここはまだ途中って言わないと」

「正直者はいいことだけど方便も欲しかったかな」

「だってここで嘘ついても私が得することないもん」

 

気になることがあったが全員してくれたらしい。別の人が膝枕をやるには頭を動かさないといけないのに起こさないでよく交代できたね。

 

「デザート取りに行くけど、他に欲しいのある?」

「唐揚げ持ってきて。レモンも忘れずにね」

「私はフライドポテトが食べたいかな」

「フルーツを持ってきてほしい」

「悠人君が作った羊羮が食べたい」

「お姉さんも簪ちゃんと同じのをお願いね」

 

各自の注文を聞いてテーブルに並べられた料理の中で食べたい物を皿に盛り付けていく。

 

「お兄ちゃん」

「オニールとファニール、クーリェも一緒なんだ」

「はい。これ全部、悠人さんが作ったですよね?」

「デザートは僕担当で他は一夏たちが作ったんだよ」

「これを一人で? すごい……」

 

テーブルに並べられていた料理はほとんど無くなりかけていた。寝ている間にこれほど減っていたから、美味しかったのだろう。

 

「私たちもお兄ちゃんの席に行っていいかな?」

「席は狭くなるけど、大丈夫?」

「私たち大きくないので大丈夫ですよ」

「じゃあ、皿を持って、こないとね」

 

自分の皿を持ってくるそうで自分たちの席に戻って行った。

デザートと鈴たちが食べる物を置いた皿を持って戻り、オニールちゃんたちが来るから席を確保してと頼んで座る位置をずらして、三人分の席を空けた。

 

「悠人、聞きたいことがあるけど良い?」

「なに?」

「えっと、ガンダム借りて観たけど、どうしても納得できない事があって」

「納得できない事?」

 

同じ人間なのになぜ、争わないといけないのかと思ったかな?それともユリンが殺されたことか?

 

「グルーデックがみんなの為に頑張ったのに、どうして犯罪者にならないといけないの? 前の艦長はみんなをおいてけぼりにして逃げようとしたから、グルーデックが艦長になってみんなを助けたのに」

 

意外なキャラクターを突いてきたな。

グルーデック艦長は天使の落日というヴェイガンの襲撃で妻子を亡くし、復讐のために数々の不正行為に手を染めて、完遂した後は戦艦私有の罪をすべて背負う形で、反逆者として収監された。

グルーデックは犯罪に犯罪を重ねた行動をしていて、牢屋に入れられて当然だが彼がいなければコロニー内にいた人たちが見殺しにされていたのも事実だ。

 

「悪いことをしたからかな。例えばISをアリーナ以外の場所で使ったらどうなるか知ってるよね?」

「規則、違反……だよね?」

「そう。世の中には規則があって、それを破ったら罰を受ける。グルーデック艦長はコロニー内の人たちを助けようと前の艦長を何処かに閉じ込めて自分が艦長と偽って行動しても、それは立派な犯罪だから罰を受ける」

 

分かりやすく、クーリェに教える。

罪を犯さず行動するのは難しい。グルーデック艦長の行動は犯罪でも人を助けるため、これから先のヴェイガンとの戦争と渡り抜くための行動で反逆者といえ英雄ともいえる。

 

「さっき言ったのは姉ちゃんの受け売り。僕も命令違反なのを知っていて行動した事もあるから人のことは言えないけど」

 

臨海学校のときも僕と簪対一夏と刀奈さんとのタッグマッチでも規則を破って独断行動をして、ガンダムを破壊出来ても代償として違反を犯して助けて罰も受けた。

規則を守りながら大きな事をするのはとても難しい。




投稿遅くなって申し訳ありません
アーキタイプ・ブレイカー配信終わっちゃいましたね。好きなゲームとはいえ悲しいです

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