魔法少女&仮面ライダー育成計画 〜Episode of Mirror Rider〜 作:スターダストライダー
いよいよ彼が関わってきます。
「うぉい正史ぃ! お前どこほっつき歩いてんだよぉ!」
『うぉ……! 声デカいですよ編集長!』
N市の一角にある建物の2階。その一室に入居しているモバイルネットニュース配信会社『OREジャーナル』で、社長兼編集長の大久保 大介の怒声が響き渡った。
「んなこたぁどうでも良いんだよ。一体どこにいるんだよ! 全然連絡よこさねぇし……」
『あ、すいません! 実はまだ取材中で……』
「本当かぁ? ひょっとしてお前、まだあの件を追ってんのか?」
『えぇ。まぁそんなとこです』
「本当だろうな? 嘘だったらタダじゃ……」
『ほ、ホントですって! 信じてくださいよ!』
大久保は電話相手の話を聞いて、しばらく唸っていたが、やがてため息混じりにこう告げた。
「……ったく。そんなに言うんならちゃんとやれよ。もしショボいネタばっかだったらそん時はもちろん俺特製の青汁を……」
『ギャァァァァァァ⁉︎ 分かりました! 絶対持ってきますから! それじゃあ』
「おう。ま、とりあえず一回は戻ってこいよ」
それだけ告げると電話を切り、椅子に深く腰掛ける大久保であった。そんな彼に、パソコンと睨み合っていた1人の女性が話しかけた。
「正史君、何て言ってました?」
「相変わらずだよ。ちったぁマトモな事件の取材にも今見たいに力入れて欲しいもんよ」
「……寂しい」
不貞腐れた表情で再びパソコンと向き合う、エンジニアの島田 菜々子。どう反応すれば良いか分からず、気まずい表情になる大久保だったが、扉を開けて入ってきた1人の女性の登場で、大久保も表情を和らげた。
「ただいま戻りました」
「おぉ、令子か。お疲れ。どうだった?」
「あまり成果無しですね。誰に聞いても分からないの一点張りで……」
苦々しい表情で呟いたのは、ベテラン記者の桃井 令子。
「ちょっと休憩したら、また取材に向かおうと思います」
「おう。頼りにしてるぜ令子。正史はしばらくあてにならないしな」
「……そう言えば、正史君は?」
「アレだよアレ。この街で噂になってるアレ」
その一言で、令子は大きく頷いて理解した。
「あぁ。例の、魔法少女や仮面ライダーの事ですね」
「そうなんだよ。ここ最近になって目撃情報が多発してるってやつだ」
「私も一応家とかで暇を見つけてやってるんですけど、特におかしな兆候は見られませんし、やっぱりただの都市伝説だと思いますよ」
「俺もやってるけど、もうさっぱりだな。無課金とはよく言うけど、頭が回らねぇんだよ。もう歳なのかなぁ、俺」
大久保はげんなりとした様子で手鏡に目をやった。
「……で、正史君は未だにそれを追い続けてる、と?」
「あぁ。あいつ大学の頃からこういうのにやたらと敏感だからな。この事を聞いた途端、目の色を変えてガキみたいにはしゃいで受けてたし」
「子供っぽい……ですか。心中お察しします」
令子も彼の事を思い浮かべ、ため息と共に椅子に座った。
「……って事は、彼もやってるって事ですよね?『仮面ライダー育成計画』」
「だろうな……。あいつは昔っから、祭りの取材行ったらいつの間にか神輿担いでるタイプだし。案外、戻った時には、本物の仮面ライダーになってるとか?」
「まさか……」
大久保の冗談に、令子はあり得ない、と言わんばかりに首を横に振った。
「正史君が、仮面ライダー……。良い……!」
不気味ににやけながら呟く島田に、大久保と令子は若干引いた。
「……あぁ。ビックリした。急に電話してくるとは思わなかった……。データが飛ばなくて良かった……」
都内のベンチに腰掛けていた城戸 正史は、耳鳴りが残る事に違和感を感じながら、再び手に持ったスマホに目をやった。
そこには、龍のような仮面をつけたアバターが、蜘蛛のような怪物と対峙している画面があった。
「よぉし。そんならここは……!」
正史は画面をタップすると、アバターは必殺技を放ち、怪物は消滅し、クエストクリアを知らせる音楽が流れた。
「ッシャア!」
思わずガッツポーズと共に叫び声をあげたので、周りの通行人は迷惑そうに目を向けた。
「……あ、すいません」
正史は一言謝ると、受け取ったマジカルキャンディーとアイテムを確認した後、スマホをポケットにしまい、立ち上がって背伸びした。
「……よぉし。気分も良くなったし、編集長の罰ゲーム回避のために、もういっちょ働くか!」
正史は気分爽快と言わんばかりに元気良く原付バイクにまたがり、ヘルメットを被ってその場を後にした。
彼が未だに記者見習いから抜け出せないのは、こういった事ばかりに時間を割いてしまい、本業を忘れがちになっているからなのだが、本人がそれに気づく日は、まだまだ遠い。
「お待たせしました」
夕暮れ近くの喫茶店『ATORI』にて、店のロゴが入ったエプロンを着用している女子高生らしき少女が、注文されたドリンクを唯一残っている客に差し出すと、そそくさとその席を離れた。その表情に笑顔は微塵もない。ネームプレートには『
「あぁ、華乃ちゃん。悪いけどそこのテーブル拭いといて」
「はい」
華乃と呼ばれた少女は間髪入れずに、店主のお婆ちゃんに言われた通りにテキパキと仕事をこなしていた。
そんな中、彼女の目の前で謎の口論が繰り広げられていた。気になった彼女の目線の先では、この店の店員である20代の男性とスーツを着た女性が対面しており、女性の方は手帳やペンを構えているところから、どうやら新聞記者として何かしらの聞き込みを行っているようだが、店員の反応は冷たかった。
「何度も言わせるな。俺はそんな奴とこれっぽっちも深い関わりを持っていない」
「でも、今回行方不明になったこの男性は、この店の常連だったわけですよね。何か心当たりは無いんですか? 例えば誰かに追われていたとか」
「それで、俺やこの店の店員を疑っているってわけか」
「そ、そういう訳じゃ……」
女性が弁解しようとしていると、男性は冷徹な表情になり、手に持っていた布巾をテーブルに放って女性を睨みつけた。
「ここは喫茶店だ。飲む気が無いなら帰れ」
あまりにも冷たい一言に、女性はムッとした表情になったが、そこは大人の対応を見せ、観念したかのように言った。
「……分かりました。何か思い出した事があれば、こちらに連絡を」
そう言って名刺を渡した後、店を後にした。その後ろ姿からは苛立ったオーラが溢れている。
男性は肩を竦めて、名刺をカウンターの隅に置いた。そこへ、皿を洗っていた店主が声をかけた。
「あんた。やっぱり素直じゃないねぇ。あたしは知ってるんだよ。あんたは、本当は誰よりも優しい子だって」
「そんな訳……」
「あるわよ。それより、さっき何話してたの?」
店主が男性に質問した。対する男性は素っ気ない態度で答えた。
「大した事じゃ無いですよ。最近この辺で行方不明事件が起きてるから、それでこっちまで調査の手が伸びたってだけです」
「あらそう。そういえばこの街じゃ、奇妙な化け物がうろついてるって話じゃないか。華乃ちゃんも聞いた事あるだろう?」
「……まぁ、噂程度には」
華乃は曖昧そうに答えた。
「どうせ変質者とかの見間違いだと思うけどね。あんた達も気をつけるんだよ。最近は物騒だし、あんた達が怪我でもしたら、おばさんショックで倒れちゃうわ。あ、蓮二君はそんなに心配しなくても大丈夫よね」
「心配してくれてどうも」
蓮二と呼ばれた男性は、苦笑いしながら受け答えた。やがて残っていた客も去り、店主も店の奥に向かって、珍しく誰もいなくなった店内に、掃除をしている華乃と、男性……
「蓮二さん。さっきの話……」
「だろうな。本物の事件に巻き込まれたか、凶暴なモンスターに喰われたか。俺達からすれば、後者に納得がいく」
「モンスターの出現が頻発化してるなら、活動範囲を広げる必要がある」
「……シローに掛け合って、システムのアップグレードをしてもらった方が早いかもな」
蓮二がそう呟いたその時、耳鳴りに近い音が聞こえてきた2人は同時にバッと窓の外に目をやり、一目散に店の外に出た。
「ファ〜……。結局めぼしいものは無しか……」
その頃、正史は先ほどまでのテンションは何処へやら、項垂れながら路地裏の壁にもたれていた。大久保の言ってた通り、彼が目下全力で調査しているのは、N市で度々目撃されている『魔法少女』と、『仮面ライダー』の存在だった。彼らは人助けをモットーにしているらしく、常にネットに載る情報は、彼らが街の平和に貢献しているものばかりだった。異能の力を持つヒーローに憧れていた正史にとって、これほどの特ダネを逃すまいと、日々取材等に明け暮れていたが、結果はご覧の通り。ほぼ収穫ゼロという状態にあった。
「このままじゃ編集長や令子さんにどやされるし……。やっぱこの記事から追いかけたほうが良いかな……?」
そう呟いて正史が開いている、魔法少女や仮面ライダーに関するまとめサイトには『昨日、白い魔法少女が、蜘蛛のような怪物から近所の知人を助けてくれたらしい』という内容があった。距離的にも住んでいる家から近いため、そちらから調査を進めようと考えた。
「……でもその前に、疲れたからちょっと休憩っと」
そう言って正史が開いたのは、またしても『仮面ライダー育成計画』。彼らの噂を聞くようになってから、実態調査の為に始めたという理由もあるのだが、単純に興味があったので、すぐにハマってしまい、仕事が若干疎かになってしまっているのだが、元々サボり気味体質な彼である為、周りはまさかアプリゲームのやり過ぎが原因で怠けているとは思ってもいないのである。
「……よっしゃあ! またまた倒したぜ!」
普段は機械操作が苦手な彼でも、操作方法が初心者でも分かりやすいのが売りの『仮面ライダー育成計画』は順調にこなせていた。
「良し、じゃあこれで最後に……」
そう言って正史が最後にクエストに挑もうとしたその時、画面が突然切り替わった。
「うぉ⁉︎ もしかして編集長から……⁉︎」
だがそこに映ったのは、『仮面ライダー育成計画』のマスコットキャラクターであるシローだった。
『おめでとう! 私はシロー。君に嬉しいお知らせだ。君は、本物の仮面ライダーに選ばれたのだ!』
「……?」
告げられた内容を頭の中で整理するのに、多少時間がかかった正史だが、すぐに声をあげた。
「……あ、あれ? もしかしてやり過ぎて壊れちゃった? まだ機種変更したばっかなのに……⁉︎」
『何を言っているのか分からないが、私から君に伝えたい事はただ1つ。仮面ライダーになって、この街の平和を守ってほしい。それだけだ』
「……はぁ⁉︎」
それは、仮面ライダーへの勧誘。てっきり夢でも見ているのかと思った正史だが、シローはそれに構わず言い放った。
『君には仮面ライダーとしての適性があると判断した。今からタップするだけで、君は本物の仮面ライダーになれる!』
すると画面は切り替わり、龍のような紋章と、『仮面ライダーになる』と、『タップする↑』という表示が出てきた。
「こ、これ。本当、か……?」
正史は半信半疑で画面をタップした。すると画面から光が溢れ出て、その光は正史を包み込んだ。
「えっ⁉︎」
正史が目を開けると、そこは真っ暗な空間だった。が、その空間にいたのは正史だけではない。赤い龍が正史の周りを旋回しているのだ。
「……!」
正史は驚いているが、不思議と逃げ出すという選択肢はなかった。
やがて龍は正史の体の中に吸い込まれるように入り込み、彼の体は光に包まれた。
「……ん⁉︎」
不意に顔をあげた正史は、混乱したように辺りを見渡した。そこは先ほどまで正史がいた路地裏だった。
「夢……か」
正史がそう呟いたその時、シローの声が響き渡った。
『おめでとう! 君は仮面ライダー「龍騎」となったんだ!』
「……龍騎? それって、俺がゲームのキャラにつけた名前じゃ……」
そう呟いて正史がスマホに目を向けた瞬間、自分の手を見て腰を抜かした。
「おわっ⁉︎」
よく見ると、その両手はガントレットに覆われており、左腕には龍の頭部を模した器具が装備されている。慌てて後ずさっていると、落ちていたガラスの破片に手が当たり、そこに目をやると、更に正史を驚愕させた。
そこに映っていたのは額の部分に龍のマークがついた、フェンシングのマスクに似た仮面の奥に光る赤い複眼。そして身体中を覆うように真紅のアーマーが装着されている。正史はその姿が、自分がプレイしていた『仮面ライダー育成計画』においてアバターとして設定していた仮面ライダーにそっくりだと気づくのに時間がかかった。
「う、嘘だろ……⁉︎」
『本当さ。その姿は君が積み上げてきた努力の結晶。スペックもゲームとほぼ同じだ』
「……うわぁ〜。俺、仮面ライダーになれたんだ!」
驚き半分、喜び半分という状態で興奮冷め止まぬまま、正史……もとい龍騎はしばらく自分の体を眺めていた。
続いてシローが、龍騎にマジカルフォンを提供した。
「何だこれ?」
『ここに載っている情報は今後の君をサポートしてくれるから、しっかり読んでおいてくれ。さて、仮面ライダーとなった君に頼みたい事は2つあるんだが……』
シローが要件を伝えようとしたその時、マジカルフォンから耳鳴りのような音が鳴り響いた。
「うわっ⁉︎ 今度は何だよ⁉︎」
『モンスターが近くに現れたという知らせだ』
「モンスター?」
『ゲームで散々相手にしてきただろう? そのモンスター達が実体化して人々に対し、悪さを働いている』
「人々に……? あれ? じゃあもしかして、その実体化するっていうモンスターが、令子さんが調べてる行方不明事件と関係あるって事なのか⁉︎」
『その通りだ。そのモンスターと戦い、倒す事こそが仮面ライダーとなった君達の使命の1つだ。場所は私がナビゲートする。罪なき人々を守るんだ、龍騎!』
「……よく分かんないけど、なんか燃えてきた!」
人助けは得意な方である正史は、俄然やる気になって、シローの案内で、モンスターの出現場所にやってきた。
そこで彼は、目の前の光景に驚愕した。人気のない路地に駐車してある乗用車のボンネットに、巨大な蜘蛛のモンスターが映っており、明らかに運転手を狙っているのが確認出来た。そして龍騎には、その車に見覚えがあった。
「あれって、令子さんの……!」
そう。龍騎の言うように、その車の持ち主は先輩でもある令子のものだった。令子は先ほどの取材で蓮二に軽くあしらわれていた事に腹を立てながらキーを回してした。が、一向にエンジンがかかる気配がない。それもそのはず。龍騎には、蜘蛛のモンスターから吐かれた糸が車を縛り上げているのが見えているからだ。
「令子さんが危ない……!」
直感的にそう感じた龍騎は、彼女を助けに行こうとした。が、ボンネットにしか映らない相手にどうやって対抗するのか、はたと困ってしまった。
「けど、どうやってあいつを……!」
『そのままボンネットに向かって飛び込めば良い』
「はぁっ⁉︎ そんな事したって車にぶつかるだけじゃないか! それでもし傷ついたら弁償する事になって生活に困っちゃう……!」
『何を危惧しているのか知らないが、大丈夫だ。仮面ライダーになった事で、君はミラーワールドに入る事が可能になった。それはつまり、あのモンスターのいる空間で戦える事を意味する』
「ミラーワールド……? もう分かんない事だらけだけど、今は令子さんを助けれるのなら!」
龍騎は疑問を抱きながらも、後方から車に向かって体当たりした。
すると龍騎の姿は車の中に文字通り吸い込まれていった。それからしばらくして、エンジンがかかったのを確認した令子は、ホッと一息ついてから、何事も無かったかのようにその場を後にした。
そしてその様子を、華乃と蓮二は別の路地から目撃していた。
「今のは、九尾……?」
「いや、違うな。見た目が違いすぎる。また新たな仮面ライダーが出てきたのかもな」
「16人目の、ライダー……」
「とにかく今は、俺達であのモンスターを叩き潰すだけだ。行くぞ」
華乃は頷くと、近くのビルのショーウィンドウの前に立ち、周りに誰もいない事を確認してから、華乃はマジカルフォンを、蓮二はコウモリの紋章が刻まれたカードデッキを取り出した。蓮二がカードデッキをかざすと、Vバックルが腰に装着され、右手の拳を握り、腕を内側に向けて曲げ、振りかぶってから叫んだ。
「変身!」
カードデッキをVバックルにセットすると、いくつもの鏡像が重なり、その姿を仮面ライダー『ナイト』へと変えた。
「……変身」
一方、華乃は落ち着いたようにマジカルフォンをタップし、光に包まれた。そして華乃は忍者の格好をした魔法少女『リップル』に変貌を遂げた。2人は龍騎を追うためにミラーワールドへと入っていった。
[挿入歌:果てなき希望]
「うぉぉぉぉぉぉっ⁉︎」
その頃、龍騎は全力で蜘蛛型のモンスター……ディスパイダーから逃走していた。
このような状態になったのには訳がある。ミラーワールドに入り込んだ龍騎は後先考えずにディスパイダーに体当たりし、車についた糸を引きちぎり、令子を逃した。が、そこからが問題だった。捕食の邪魔をされたと思ったディスパイダーが、標的を龍騎に変えたのだ。
龍騎はディスパイダーのデカさに恐れ慄き、逃げる事だけに必死になっていた。いくらゲームで倒す事に慣れている正史でも、実物を見て焦りを隠せなかった。シローがマジカルフォンから声をかけた。
『どうしたんだ? 戦わないのかい?』
「い、いざ目の前に出てくるとなると、怖くて……!」
そう叫んでいる龍騎に追いついたディスパイダーは、長い足で龍騎を弾き飛ばし、建設途中の建物に体を打ち付けた。様々な機材が降り注ぎ、龍騎は逃げ回る事だけに精一杯だった。
「(くそっ……! どうやったらあいつを倒せれるんだ……?)」
龍騎がはたと困っていたその時、向かってくるディスパイダーを何者かが弾き飛ばした。よく見るとそれは人ではなく、コウモリのモンスターだった。
『! あれはもしや……!』
「えっ? どういう事?」
シローがコウモリのモンスターを見て何かに気づいたように叫んだ。
龍騎が、コウモリのモンスターがあらわれた方に目をやると、そこには彼が初めて直に目撃する、まとめサイトに載っていた西洋騎士風の仮面ライダー、そして忍者のような格好をした魔法少女が静かに歩み寄っていた。
というわけで龍騎の初登場。
因みにライダー以外の主要人物の名前は本編と変えない方針でいきます。
次回は戦闘が始まります。