魔法少女&仮面ライダー育成計画 〜Episode of Mirror Rider〜 作:スターダストライダー
王蛇、カラミティ・メアリとの一戦から一夜明けた、次の日の夕方。
この日は比較的、争い事や揉め事が少ないように、龍騎は感じていた。
「いや〜、しっかし昨日はアレだな! 危なっかしい場面もあったけど、みんな無事で良かったよな!」
「あ、あぁ。そうだな! 運命も変えられたんだし!」
意気揚々と語るトップスピードに、龍騎も賛同の意を示していた。一方でナイトとリップルのペアは、まだその事を話題にしてるのか、と言わんばかりに呆れながら、高速道路が通る山にある、高台の公園から街を見渡していた。
昨日の夕方、スノーホワイトを人質にとった王蛇、カラミティ・メアリと対決。その際、龍騎を庇う為、そして何より定められた運命を変える為にと前に出たライアは、犠牲を覚悟に、龍騎を突き飛ばす。が、その直後、後から駆け付けた九尾とラ・ピュセルの登場によって運命はさらに大きく変わった。結果として王蛇とカラミティ・メアリも撤退をし、誰1人欠ける事なく、彼らは生き延びたのだ。
因みに、そのライアの変身者、手塚はこの日、用事があって来れない事になっていた。理由は話してくれなかったが、おそらく彼の今は亡き親友の雄一の墓参りに行って、報告でもするつもりだろうとナイトは推測する。リハビリ中の颯太もそうだが、大地、小雪も用事がある為、この日は合同出来ない。よってこの4人でキャンディー集めに勤しむ事になった。
そんな中、パトロールにも飽きてきたのか、龍騎は昨日王蛇とメアリが撤退する原因となった、あるシステムについて問いただした。
「にしても、その……『サバイブ』、だっけ? それ結構凄いんだよな。だって、あの2人を圧倒したって聞いたけど……」
「で、どうだった? 使ってみた感想は?」
トップスピードに急かされながらも、リップルは舌打ちしてからその問いに答えた。
「……まぁ、悪くはない。あの2人に一泡吹かせただけでも充分」
どうやら高性能なアイテムである事は実感出来たようだ。そこへナイトが口を挟む。
「だが気になるのは、なぜこんなアイテムを解放する必要が出てきたのか、だな」
「えっ? でもそれってファヴとシローが、景気付けにプレゼントするものだって言ってたじゃないか」
「バカが。ここまで多くの脱落者を、犠牲者を出しておいて、その代価がペアの強化? 割に合わない。この力なら、その気になれば誰かを殺す事だって可能だ」
「ちょっ、何でそんな物騒な事言うんだよ……」
トップスピードが咎めるが、ナイトはスルーして呟いた。
「ライアの話だと、このサバイブにはこの先の戦いの運命を変える何かが秘められていると言っていたな……」
「何か、戦わせる事に意味があるのか、それとも……」
「まぁ、向こうが何を企んでいようと、俺達には関係ない。この力は俺達の目的に有効的に使わせ……!」
そこまで呟いたその時、ナイトはハッと上空に目を向けた。何かを察したようだが、トップスピードが尋ねる前に、事態は動いていた。
「伏せろ!」
「おわっ⁉︎」
唐突にナイトに飛びかかれて、戸惑う龍騎。2人が地面に倒れこんだ直後、上空から何の音もなく、巨大な球体が地面に落下した。その衝撃で、近くにいたトップスピードとリップルも軽く吹き飛ばされる。
「な、何だよいきなり⁉︎」
トップスピードが喚きながら立ち上がり、ようやくその球体を見据えた。
そこにあったのは、解体作業でよく見かける、巨大な鉄球。落下地点は龍騎が立っていた場所。もしナイトが気づいていなければ、龍騎は抵抗する間もなくペチャンコに潰れてしまっていただろう。
「て、鉄球⁉︎ どこから降ってきたんだよ……!」
まさか、また死の運命が働こうとしているのか。トップスピードは素早く龍騎とナイトのそばに寄り、龍騎を守るように立ちはだかる。
『あぁ〜あ。なーんで声出しちゃうのかなぁ。同じチームだからって、一応敵同士でしょ?』
「「⁉︎」」
「「!」」
龍騎、トップスピードは驚き、ナイト、リップルは警戒心を強める。鉄球が言葉を発した。そう思った直後には、鉄球の形は歪み、やがて人型となった。
宙に浮いているその小柄な天使は、彼らが何度も見かけた魔法少女だった。彼女を最後に見たのは、港でのキャンディー争奪戦以来となるか。
「ミナエル……!」
「いいよねぇ〜。あんた達のチームは仲良しこよしで上手くやっててさぁ。……ムカつくぐらいに」
そう呟く魔法少女、ミナエルは笑っていた。だが、4人は警戒を怠らない。目の前にあるその笑みは、不気味で狂気的だった。
「ところでさー。龍騎ぃ」
「な、何だよ……!」
「……あんただけはさ。誰1人殺そうとせずに平和ボケな正義を振りかざして解決しようとするタイプのバカだと思ってたけどさ〜」
やっぱ、そんなの甘かったよね〜。
そう呟きながら、顔を俯かせて、マジカルフォンを取り出すミナエル。そしてその両手には、パートナーであるタイガの武器、デストクローが取り付けられると、一気に態度を豹変させた。
「……てなわけでさ。さっさと死んで詫びろよ龍騎!」
「!」
刹那、ミナエルは猛スピードで龍騎に迫り、その首元めがけてデストクローを振り下ろす。が、龍騎は紙一重でかわした。
「チッ! 運の良いやつ! ほんっっっとムカつく!」
「ちょ、待てって……!」
『GUARD VENT』
さらなる追撃を回避した後、龍騎はカードをベントインし、ドラグシールドを両手に持ってミナエルの猛攻を防ぐ。が、ミナエルは目を血走らせながら、攻めの姿勢を崩さなかった。それに加え、感情を露わにしながら暴言を吐き散らしていた。
「死ね、死ね、死ね! さっさとやられろよ! ユナの仇、とらなくちゃならないんだよこっちは!」
「お、おい! やめろよミナエル! 龍騎が何したってんだよ!」
トップスピードが大声で止めさせようとするが、それで止まるミナエルではない。
「こいつは……! こいつが、ユナを……! お前は絶対に誰かを殺さないって思ってたのに! なのに……! 絶対に、殺す!」
「な、何で俺が誰かを殺した前提になってんだよ⁉︎ 俺はそんな事してないって! ってかそんなの俺は反対だぞ!」
「うっさい! あたしはこの目で見たんだ! あんたがユナを殺した瞬間を、この目で、タイガ達と一緒になぁ!」
「……何?」
「どういう事だ」
ミナエルの発言に、ナイトとリップルは訝しむ。彼が仮面ライダーとなり、同じチームとして行動を共にするようになってから少しずつではあるが、龍騎の、正史の大体の素性は見えてきていた。トップスピードと似た、とにかくバカがつくほどに素直で、騙されやすく、誰かと戦う事に迷いすぎて見てられない部分もあるが、その芯は誰よりも強い、といったところか。その龍騎が人を殺めるなど、2人には想像出来ない。だがミナエルが嘘をついているようにも見えない。事実、彼女の片割れはすでに脱落している。おそらくこれも誰かの手によって殺された、と推測はしていたが、それに龍騎が関わっているとは、2人には考えられない。
そこで2人がとった行動は至極単純だった。
「フッ!」
リップルが手裏剣を投げて、魔法でコントロールする事で、掠めとる程度にはミナエルにダメージを与えた。片腕から血が流れ、距離をとるミナエル。そこへナイトが追撃とばかりにダークバイザーで斬りかかる。回避されたが、結果的にミナエルを龍騎から引き離す事に成功した。トップスピードも龍騎のそばに駆け寄り、安否を確かめる。
「大丈夫か⁉︎」
「お、おぅ。俺は平気」
「……何なんだよ!」
そう吐き捨てるミナエルの顔には、苦痛と怒りが入り混じっていた。
「何で、どいつもこいつもあたしやユナの邪魔ばっかりするんだよ……! あたし達だって、生き残りたかった……! 2人一緒なら、何でも出来るのに……! だからあの時、決めたんだ。お前だけは、何が何でもユナと同じ目に、いやそれ以上に酷い目に遭わせてやるって!」
「ユナエルの仇討ちってわけかよ……! でもそれは……」
「やったのはこいつじゃない」
トップスピードが説得に入る前に、ナイトが横から口を出した。
「あぁ⁉︎ どこにそんな証拠があるんだよ!」
「それはお前も同じだろ? 俺も付き合いが長いわけじゃないが、それでも分かった事はある。……こいつは、同じ力を持つ奴らとは戦う事を拒む、戦場には向かないバカだ」
「そんなの今更……!」
「確かに」
ナイトはそこで止まる事なく、これまでとは雰囲気を変えて、こう呟いた。
「確かに
「蓮二……、お前……!」
ナイトの評価に驚く龍騎。
「おぉ、良い事言うじゃねぇかナイト!」
「……」
トップスピードは場違いな歓喜をし、リップルは黙って目をそらす。
「……だからって、もう後戻りなんて出来るかよ! あたしは、ユナの弔い合戦をするって、決めたんだ! こんなところで、こんなところでぇ!」
そう叫んで再び突撃しようとするミナエルだが、唸り声と共に現れた存在が、行く手を遮る事になる。
「! モンスター!」
現れたのは、両腕に頑強なカッターを備えたレイヨウ型モンスター『オメガゼール』。これを見たナイトとリップルは、ダークバイザーや小刀を構えて対峙した。オメガゼールはその驚異的な脚力と素早い動きで、ナイトとリップルを振り切り、2人や龍騎達になりふり構わず襲いかかってくる。
オメガゼールの攻撃を回避しながらも、ミナエルは常に龍騎を睨みつけていた。
「だったら……! デストワイルダー!」
「うわっ⁉︎ こんな時にもかよ!」
龍騎は慌ててミナエルが呼び出したパートナーの契約モンスター、デストワイルダーの急襲から逃れようとする。トップスピードもドラグセイバーを構えたのを見て、龍騎も続けざまにカードをベントインした。
『SWORD VENT』
「やめろって! 今はモンスター退治の方が先決だろ!」
「知るかよ! お前さえ葬れば、後はどうなったって知ったことか!」
「こいつ、どこまで頑固なんだよ……!」
トップスピードがそう毒突くが、ミナエルは聞く耳を持たない。
一方、オメガゼールと戦うナイト、リップルペアも舌を巻いていた。
「……速い」
「……時間をかけると面倒だ。一気に決めるぞ」
「……サバイブか」
「あぁ」
2人はオメガゼールを一瞬の隙をついて蹴り飛ばし、距離をとった。そしてナイトは1枚のカードを、リップルはマジカルフォンを取り出し、相手に見せるようにかざした。ナイトが持つカードやマジカルフォンに出たアイコンには、それぞれ翼が描かれており、『SURVIVE』と表記されている。
すると、2人を中心に風が吹き荒れた。
「! あれって……!」
「何かよく分かんないけど、凄いのが来そうだぜ……!」
龍騎とトップスピードが期待を寄せる中、ミナエルは背筋から冷たい汗が流れ落ちた。前に2人が新たに配布されたレアアイテムを所持している事は知らされたが、とてつもない迫力を、ミナエルは感じ取っていた。
そして、ナイトの持つダークバイザーが盾状の召喚器『ダークバイザーツバイ』へと変貌し、リップルの左腕に、マジカルフォンがスッポリと嵌るようなはめ込み式のケースが出現した。ナイトはサバイブのカードをダークシールドに差し込み、リップルはマジカルフォンをケースに装填した。
『『SURVIVE』』
ダークバイザーツバイとマジカルフォンから、エコーのかかった電子音が鳴り響き、ダークブレードを引き抜いたナイトには鏡像が重なり、リップルは光に包まれる。やがて姿を現した2人の容姿は劇的に変化していた。
ナイトは紺色から青と金のラインが目立つようになり、西洋の鎧のようなものを纏い、背中にマントをなびかせている、『ナイトサバイブ』へ。
リップルは腕と脚が忍び装束で覆われ、口元はマスクで包まれ、胸部につけられていたビキニはホルターネックへと変わり、膝から下は脚絆で守られ、下駄だった履物は草履へと変わっている。髪留めとしてつけられていた手裏剣ヘアアクセも、左側から後頭部に移動しており、左腕につけられたマジカルフォンがピンクから紺色へとチェンジしている、『リップルサバイブ』へと変身を遂げていた。
[挿入歌:果てなき希望]
「うぉっ⁉︎ これが、サバイブ……!」
「スゲェ! カッコいいじゃん!」
龍騎とトップスピードが賞賛する中、ミナエルは苛立ちを隠せなかった。
「姿が変わったからって、何なんだよ!」
「……なら」
そう呟いて、リップルサバイブはマジカルフォンをタップして、パートナーと同じ武器であるダークブレードを手に持った。そして襲いかかるミナエルを正面から捌いていく。その差は第三者から見ても、一方的なものだった。
それもそのはず。今現在ミナエルが敵にしているのは、あの王蛇やカラミティ・メアリをも凌ぐ力。到底彼らの足元にも及ばないミナエルでは、歯が立たないのだ。だがミナエルも頭に血が上っているのか、攻めの姿勢を止めない。
「こ、のぉ……! パワーアップしたからって、いい気になるなよぉ! デストワイルダー! お前もやれぇ!」
「負け犬の遠吠えみたいだな。なら、少し頭を冷やせ」
呆れ口調でそう呟いたナイトサバイブは、新たにカードを1枚取り出してベントインした。
『BLAST VENT』
すると上空から、サバイブの恩恵を受けてダークウィングの進化形態『ダークレイダー』が姿を現し、両翼のホイールから凄まじい突風を放った。
「ぐ、アァ!」
ミナエル、デストワイルダーだけでなく、近くにいたオメガゼールも巻き添えをくらい、3体はなす術なく地面に叩きつけられた。そしてナイトサバイブは手を休める事なく、カードを渡しベントインする。
『FINAL VENT』
と、今度はナイトサバイブがダークレイダーの上に乗ると、形そのものが変形し、バイクモードへと変化した。
「ば、バイク⁉︎」
「何かスゲェよ……」
龍騎とトップスピードが目を見開く中、ナイトサバイブはしばらく走らせ、3体に向かって機首からビームを放った。ミナエルとデストワイルダーは間一髪のところでこれを回避。オメガゼールだけがビームを受け、その場から動けなくなった。どうやら拘束されたようだ。そして背中にあったマントが翼のようになって車体を包み、一気に速度を上げて突撃し、オメガゼールを難なく爆散させた。ナイトサバイブの必殺技『疾風断』が命中した証拠である。
ナイトサバイブはブレーキをかけ、ダークレイダー・バイクモードから降りて、ミナエルにダークブレードの剣先を向ける。
「次は、お前だ」
「ぐ、うぅ……!」
「お、おい! もう良いって! 勝負はついたんだし、後は……」
「勝負は、ついた……⁉︎ ふざけるのも、大概に、しろよぉ……! あたしは、龍騎を、殺して、ユナの……!」
ミナエルは口から血を流しながら、龍騎を睨みつける。とはいえ、もう満身創痍とも見て取れる。リップルサバイブがトドメを刺そうと決めたその時、森の奥からエンジン音が鳴り響いてきた。一同がその方に目を向けると、奥から現れたのは、アメリカなのでよく見かける、車高の高いモンスターバイク。それが龍騎達に向かって突っ込んでくるではないか。
「! 避けろ!」
トップスピードの叫び声と共に、他の3人も一旦後方に下がった。
やがて土埃が晴れると、モンスターバイクの姿は消え、代わりに1人の全体像が見え始めた。そこには、ぐったりしているミナエルと、ミナエルを片手で抱えている彼女のパートナー、タイガがいた。先ほどのモンスターバイクは、タイガがパートナーカード『トランスベント』で生き物以外、つまり乗り物に変身してこの場にやってきたようだ。
「お前……!」
「……」
タイガは何も言わず、一度ミナエルに目を向けた後、背を向けてその場から立ち去った。ナイト、リップルはそれを確認した後、元の姿に戻った。
「行っちまった……」
「ふぅ。何とかなったって感じ?」
「あまり油断するなよ。向こうはまだ、お前が双子の片割れを殺したと思い込んでいる」
「分かってるって。……あ、後さ。さっきはありがとな」
「何がだ」
「俺の無実を証明しようとしてくれて。お前、結構良い奴だな」
「……フン。バカが」
ナイトは鼻息を荒げただけで、それ以上何も言う事はなかった。トップスピードはニヤけ、リップルはいつもの如く、舌打ちを響かせた。
「クッソォ……! あいつら、あんな隠し玉まで……!」
一方、龍騎達から逃げ帰ったタイガは、途中で目を覚ましたミナエルを安全な場所まで避難させていた。ミナエルはタイガに感謝の言葉をかける事なく、悪態をついていた。その小さな瞳からは、はち切れんばかりの憎悪が煮えたぎっている。
「こうなったら、もう誰でも良い……! あたしとユナの幸せを邪魔しようとした奴は、片っ端から全部殺してやる……! だからもうちょっとだけ待ってて、ユナ……!」
「……」
握り拳を固めるパートナーを、タイガは黙って見つめていた。その姿からは、何を考えているのかも想像がつかないほどに。
『で、本当に良かったのか?』
『ぽん?』
『確かにこれで現状生き残っているメンバーの戦力の差が均等になるのは間違いないだろうが、あのサバイブは、かなりイレギュラーな力だ。下手に監視を怠れば、我々の目的の妨害として悪用され兼ねない』
『……はぁ。シローは心配性だぽん。向こうがそれを知った頃には、この試験は終わりかけるだろうし、その時には、向こうもファヴ達を受け入れてくれるぽん』
『だと良いがな。長年人間を観察してきたが、どうにも不確定要素、情緒不安定な箇所が多い。下手に手を打てば、何をしでかすかも分からない。それが人間の面倒な所だ』
『だったらファヴはそれでも構わないぽん。何をしでかすか分からないと言う事は、即ちファヴが求める、刺激的な展開が起こりうる可能性が一気に高まるという事ぽん! ファヴはこの先が楽しみぽん!』
『……能天気な奴め』
『褒め言葉として受け取っておくぽん』
『さて、明後日はあのペアへサバイブ配布か。こちらもインストールの準備をしておかないとな』
『あのペアは全然この試験に乗り気じゃないけど、これで参戦派になってくれたらグッジョブぽん。これからも期待してるぽん』
というわけで、ナイト&リップルペアのサバイブ初お披露目回となりました。絵の方も載せておきます。(絵のセンスは全然ありませんが、その辺はご了承ください)
さて、最後の会話でもお判りになったかと思いますが、次回は新たなサバイブの登場です!