魔法少女&仮面ライダー育成計画 〜Episode of Mirror Rider〜   作:スターダストライダー

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お待たせしました!

今回から本格的に戦闘描写が入ります!(といっても、まだしばらくは殺伐とした雰囲気にはなりませんが)

では、どうぞ。


2.変身! その名は「九尾」

『君は、本物の仮面ライダーに選ばれたのだ!』

 

突然シローから告げられたのは、本物の仮面ライダーに選抜されたという、にわかに信じがたい通達だった。

 

「……なぁに、これ」

 

大地は思わず間延びした口調でそう呟いた。

 

『そうやって驚くのも無理はない。君の事は、このアプリを通じて、常にチェックさせてもらっていた』

「⁉︎」

 

突然返ってきた返事は、元々設定されていたセリフというよりかは、まるでリアルタイムで会話しているような雰囲気だった。

 

『榊原 大地。君は行動や性格、知力。これらの要素において、全てが基準を満たしている。よって君には、仮面ライダーになる資格があると判断した』

 

すると画面は切り替わり、狐のような形の紋章が出てきた。『今すぐ仮面ライダーになる』と、『タップ↑』という表示が出ている事から、今の画面をタップする事で、仮面ライダーになれるという事らしい。

 

『さぁ、全ての準備は整った。後はその画面に触れるだけだ』

「ちょ、ちょっと待てよ⁉︎ 急にそんな事言われたって……! 大体これって、何の冗談だよ⁉︎ 仮面ライダーになれって、そんなのなれる訳……!」

『なれるさ。現にこうして私がスカウトしに来たのだから』

「でも……」

 

未だに納得がいかず、タップする事にためらっていた大地だが、そんな彼に、シローはこう呼びかけた。

 

『君は、今の日常に退屈してたのだろう?』

「! どうしてそんな事……」

『さっきも言ってた通り、私は常に君を観察していた。君の考えてる事など、すぐに分かった』

「(監視されてたのか……)」

 

何となく薄気味悪く感じていた大地だが、シローは御構い無しに話しかけてきた。

 

『仮面ライダーの力があれば、君の悩みなどすぐに解消される。君なりの満足した生活が待っているんだ』

「……」

 

一見甘い誘惑にも聞こえるが、大地は深く真剣に考えさせられる言葉だった。

 

『君自身が変えるんだ。今の自分を。今の日常を』

 

正直なところ、嘘くさく聞こえる勧誘だったが、今の日常を変えたいと思う気持ちは本物だった。

 

「……変わり、たい」

 

思わずそう呟いてしまうほど、今の大地の心情は揺れ動いていた。

 

「……!」

 

そして意を決した大地は、狐の紋章をタップした。

刹那、画面から光が溢れ出て、大地を包み込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……!」

 

光が晴れると、そこは真っ暗な空間だった。スマホを持った大地の目の前には、大地よりも背の高い、人の形をした狐が立ったままジッと睨みつけていた。まるでゲームに出てくるモンスターのような雰囲気が出ていたが、不思議と大地には恐怖心が生まれなかった。むしろ安心感があるように思える。

狐のモンスターは足を動かして、品定めをするかのように大地の周りを一周していた。やがて再び目の前で立ち止まると、手を突き出して、大地の胸の辺りに当てた。すると、狐のモンスターは吸い込まれるように大地の体内に入り込み、驚いていた大地は再び光に包まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……はっ!」

 

不意に目を開けると、そこは元の自室だった。

夢でも見てたのかとしばらくぼんやりしていたが、そこで奇妙な違和感を感じた。体中を覆うように、何かを着込んでいるような気がしたのだ。気になった大地は、スマホを確認してみた。その時、全身に鳥肌が立った。

スマホの画面は、狐の紋章が消えて白く光っているだけなのだが、問題はそのスマホを持つ手にあった。

そこにあったのは肌色の素手ではなく、純白にコーティングされたガントレットだった。思わずスマホを落としそうになるが、まさかと思った大地は、すぐ側に置かれている姿見に駆け寄って全身を確認した。

そこに映っていたのは……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上半身は裃をイメージした、普段大地が着慣れているような仕事着に酷似したアーマー。下半身は、腰から足元にかけて、毛皮で出来た、動きやすさを重視したかのように前が開いている袴のような姿。左腕には先ほど触れてきた狐のモンスターの顔に似た機械が装備されている。腰にはベルトが巻かれてあり、中心には狐の紋章が刻まれているケースのようなものがある。そして何より特徴的な、狐のお面のような形の仮面が、鏡に映っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一瞬目の前に映る者が誰だか分からなかった大地だが、見覚えのあるシルエットだと思った時には、シローが話しかけていた。

 

『おめでとう! 君は今日から、仮面ライダー『九尾』として活躍出来るようになったんだ』

「九尾って、えぇ……⁉︎」

 

大地……もとい九尾は思わず顔の部分でもある仮面をペタペタと触り始めた。そして理解した。今自分がなっているその姿は、先ほどまでプレイしていた『仮面ライダー育成計画』において、自身のアバターとして設定していた仮面ライダー……九尾そのものだという事に。

 

「……本当、だったのか……? 仮面ライダーになれるって」

『もちろんだ。その姿は、君が今日までゲーム内で積み上げてきた努力の結晶。ステータスもゲームの時とほぼ同じだ』

 

シローの言葉を聞きながら、九尾は鏡に映った自分の姿を凝視していた。

夢ではない。そして噂は本当だった。間違いなく本物の仮面ライダーに、榊原 大地は変身したのだ。そして思い起こされるのは、3日ほど前に占い師が告げた事。

 

「退屈だと思える日常は終わる……。それってこの力を手にした事と関係でもあるのか……?」

『どうかしたのかい?』

「いや、何でも……。……でも、この姿になって、俺にどうしろって言うんだ? 何か目的でもあるのか?」

『仮面ライダーの役目は、魔法少女と同じだ。ある2つの目的を持って活動する訳だが、説明する前に、私からプレゼントを差し上げよう。手を出してくれ』

 

九尾は言われるがままに右手を出した。すると手のひらに見た事のない謎の端末が出現した。

 

『それは仮面ライダーや魔法少女に共通して支給される魔法の端末「マジカルフォン」だ。基本的なチュートリアルはマジカルフォンから学ぶと良い。能力のステータスチェックやマジカルキャンディーの所持数や通信機能といった、これからの君をサポートしてくれる便利アイテムさ』

「通信機能……?」

『仮面ライダーや魔法少女との連絡さ。この街には他にも大勢の同胞がいるからね』

「ふ〜ん……。で、役目って具体的に何?」

『先ほども述べたように、仮面ライダーも魔法少女も役目は同じだ。1つは、困っている人達に対する人助け。そしてもう1つは……』

 

シローが2つ目を説明しようとした時、マジカルフォンからキィィィィィィン! という耳鳴りに近い音が鳴り響いた。

 

「⁉︎ 何だよこれ⁉︎」

『どうやら説明するよりも早くその時が来たようだ』

「だから何が⁉︎」

『君達のもう1つの役目は、モンスターを退治し、人々を脅かす脅威を退ける事だ』

「モンスター……⁉︎」

 

シローから告げられた内容に、九尾は食い入るように叫んだ。

 

『君もゲームの中で様々なモンスターを退治していただろ? そのモンスター達は、現実世界でも実体化して、人々に対し悪さを働いている』

「なっ……⁉︎」

『人間の力では、到底彼らに太刀打ち出来ない。でも、人知を超えた力を持つ君達なら』

「そいつらを倒せるって事か……」

 

どうにかして理解した九尾は、シローの案内に従い、モンスターが出現するであろう場所に案内された。

ただでさえ今の大地の格好は目立つ上に、都市伝説でもある仮面ライダーを見かけたら、騒ぎが大きくなってモンスターを見つけるどころではなくなる。九尾は身を隠し、細心の注意を払いながら境内を駆け抜けていた。

 

「けど、モンスターなんてどっから来るか分かるもんなのか?」

『この街に出没するモンスターの特徴の1つとして、鏡が関係している。奴らは鏡の中で息を潜め、隙を見て人間を襲う。特に危険な奴は、そのまま人間を捕食してしまう事だってある。十分危険な存在だ』

「鏡……」

『今は私が反応を辿っているが、慣れてくれば、私やマジカルフォンに頼るだけでなく、自分から察知する事も可能だ』

 

シローからの説明を受けながらしばらく進んでいると、シローが呼び止めた。

 

『反応が強くなってる。すぐ近くにいる証拠だ』

 

九尾は立ち止まり、物陰に隠れてモンスターを探し始めた。

九尾のいる長い廊下には、巫女装束を来たバイトの子が荷物を運んでいる。彼女の後ろ姿から少し目線を外した時、九尾は気づいてしまった。

廊下に置かれた、化粧直し用の丸い鏡の中に、ありえないはずの光景が広がっていた。巨大な牙を上下に動かし、今にも女性に襲いかかろうとしているのは、『仮面ライダー育成計画』内で何度も見かけた事のあるモンスターだ。

女性が鏡のある所を通り過ぎると、モンスターは鏡の中から抜け出して、背後から襲いかかろうとする。だが、あと少しというところで横から人影が飛び出して、その人影もろとも、鏡の中に吸い込まれてしまった。

不意に何かの気配を感じた女性は、立ち止まって振り返ったが、そこには誰もいない。気のせいかと思った女性は何事も無かったかのようにそのまま奥へと進んでいった。すぐ近くにあった鏡に、2つの影が対峙しているのが映っているとも気づかずに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、九尾は女性に襲いかかろうとしたジグモ型のモンスター……ミスパイダーにタックルして、そのまま廊下を転がっていた。

 

「くっ……! 何とか間に合ったか……?」

 

九尾が辺りを見渡すと、ある異変に気付いた。

廊下には女性の姿はなく、外を覗き込んでも、先ほどまでちらほらといた参拝客が消えていた。人の気配がないのだ。

さらに驚くべき事に、すぐ側に建てられていた看板の文字が、まるで鏡に映した時のように反転しているのだ。

 

「なっ……⁉︎ ここ、どこだよ⁉︎」

『ここはモンスター達が生息する、鏡の中の世界。通称「ミラーワールド」だ。現実世界と表裏一体で存在している、反転した世界。ここでなら、人目につかずにモンスターと戦う事も可能だ』

「ミラー、ワールド……」

『さぁ、説明はこれ位にして、後は実践あるのみだ。敵が攻めてくるぞ!』

「!」

 

ハッと振り返ると、ミスパイダーが飛びかかってきたので、慌てて身を翻して回避する。身体能力が向上しているらしく、軽く飛び上がっただけでも高く舞い上がった。

 

「おっと……!」

『言い忘れてたが、仮面ライダーになった事で、あらゆるスペックは並の人間を超越している。現実世界で動く時は十分注意しておいてくれたまえ。違和感はあるかもしれないが、これも慣れてくれば気にならなくなるだろう』

「なるほどね……」

 

バランスよく着地した後、変化した自分の両手を見回した。

これこそが、都市伝説として魔法少女と肩を並べる、もう1つの力の象徴。それが、『仮面ライダー』。

そういえば、子供の頃は律木と共にテレビの特撮ヒーローに憧れて、いつか同じ姿になりたいと願っていた時もあったな、と思い返していた。

あの頃は夢物語に過ぎないと自分に言い聞かせ、何時しか心の片隅に置き去ったはずの感情が、時を経て、今度は本物のヒーローとしてぶり返しているように思えた。

 

「さすがに幼稚な子供じゃねぇから、もうそこまで興奮したりはしないけど、こうしてなった以上、俺が代わりにこいつらを倒さないとな……!」

 

[挿入歌:果てなき希望]

 

『その心意気だ。君の戦い方は、ゲームの時と同じだ。アドベントカードを駆使して、敵を倒すんだ!』

「それなら先ずは……」

 

九尾は左腕についていた、狐の顔のような召喚機『フォクスバイザー』の口の部分を開いて、カードデッキから1枚のカードを取り出して差し込んでから口を閉じてベントインした。フォクスバイザーから音声が聞こえてくる。

 

『SWORD VENT』

 

すると上空から、刀身が長い刀型の武器……フォクセイバーが2本現れて、それらをそれぞれの手でキャッチする。

 

「はぁっ!」

 

一声気合いを入れてから、九尾はミスパイダーに突撃した。ミスパイダーも向かってくる気迫に負けじと襲いかかる。

ミスパイダーが嚙みつこうと飛び出してくるのに対し、九尾はヒラリとかわしつつ、フォクセイバーで難なく斬り裂いている。剣舞の如く、華麗に敵の攻撃を捌き、軽い身のこなしで攻撃しているその姿はまさに圧巻の一言に尽きるものがあった。

 

「グルルルルル……!」

 

業を煮やしたミスパイダーは突進してくるが、九尾はフォクセイバーをクロスして受け止めた。両足で踏ん張りながら押し留めて、逆に押し返してミスパイダーを地に伏せた。

九尾は一旦下がって距離を置くと、新たにカードを取り出してベントインした。

 

『FINAL VENT』

 

「はぁぁぁぁぁっ……!」

 

九尾が両腕をクロスして神経を集中していると、彼の隣に狐のモンスターが並び立った。そして両者は飛び上がり、九尾が前に1回転して右足を突き出すと、狐のモンスターは右足に覆い被さるようにしがみついた。すると、9つの尾が足先に向かって絡みつき、鋭利な形に変形した。

 

「ウォォォォォォォッ!」

 

そのまま勢いに乗って、強烈な蹴りがミスパイダーに直撃。ミスパイダーは爆散し、九尾の必殺技『ブレイズキック』が決まった証拠でもあった。

 

「……よし!」

 

着地と同時に狐のモンスターは足から離れ、九尾の隣に降り立った。

 

「……そういえば、こいつの名前って何だっけ?」

『このモンスターは、さっき君が戦ったモンスターと違って、君をサポートしてくれる「契約モンスター」だ。名前は「フォクスロード」だ』

「そうか。じゃあよろしくな、フォクスロード」

 

九尾がフォクスロードの頭を撫でると、気持ち良さそうに喉を鳴らした。

すると、マジカルフォンが鳴り響いたので確認してみると、『マジカルキャンディー』という文字が浮かび上がり、その下に表示された数字が上昇した。

 

「これは……?」

『これが俗に言う報酬というやつさ。モンスターを倒せば、その強さに応じた数のマジカルキャンディーをゲットできる。無論、人助けをする事で同じようにマジカルキャンディーは手に入る。モンスター退治も人助けの一環だからね』

「こんなの持ってて何の意味があるんだ? アイテム交換出来る所なんて無いし」

『そうとも限らない。今はまだ使い所が無いとはいえ、何れ必要になる時が来るかもしれない。所持しておいて損は無いとだけ言っておくよ』

「ふ〜ん……」

 

すると、マジカルフォンから再び音が鳴り始めた。

 

『おっと。そろそろ時間切れか。ミラーワールドでの活動時間には制限がある。人間はもちろん、ライダーや魔法少女も本来ならこの世界では長くいられない。体が粒子化して消滅してしまうからね』

「ゲッ⁉︎ 先に言えよ!」

『心配いらない。そうならないように、一定時間を過ぎたら今のように警報が鳴り、強制退出させるように、私が設定してある』

「そ、そっか……」

『もちろん早く出るに越した事は無い。近くに鏡さえあれば、仮面ライダーや魔法少女なら行き来は自由だ』

 

シローの言葉を聞いた九尾は、先ほど使用した鏡から元の世界に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現実世界に戻れた九尾は、人目につかない所に避難してから、ベルトについたカードデッキを外した。瞬時に九尾の姿は、普段着を着た大地の姿に戻った。

 

「これが、仮面ライダーの力……」

『初めてにしては上出来だったよ、榊原 大地。君は中々の素質を秘めていると見た。これなら教育係も困る事は無いだろう』

「教育係……?」

『さっきも言った通り、この街には多くの同胞がいる。現時点で仮面ライダーと魔法少女は共に14人ずつ。計28人となっている』

「そ、そんなにいるのか⁉︎」

 

大地は同胞達の多さにたじろいでいた。

 

『そして今日、君は15人目の仮面ライダーとなった。新人には必ず教育係が必要となる。お互い助け合っていく事が、人助けやモンスター退治の秘訣だからね』

「そうなのか……」

『誰が担当するかはまだ検討中だ。なるべく近場の者に頼むようにするが、少なくとも1週間はかかると思ってくれ。その間はもうしばらく個人で人助けやモンスター退治を続けて欲しい。困った時や誰かがピンチに陥っていたら、その時は構わず援護してくれ。私に相談してくれても構わない』

「あ、あぁ……」

『それでは、今日はこの辺で失礼させてもらう。明日から本格的に活動を始める事になるだろうけど、今の君なら問題無いと踏んでいる。この街の平和の為に、その変身アイテムを活用してこれからも頑張ってくれたまえ』

 

それだけ告げると、シローは画面から消えて、辺りに静けさが戻った。

ホッと一息ついた大地は、マジカルフォンとカードデッキを交互に見つめていた。

 

「(これ、全部夢じゃ無いんだよな。本当にあのモンスターを倒したんだ。この力があれば、毎日退屈しなくても済むかもな……)」

 

そう思った大地は少しばかり上機嫌になって、2つのアイテムをポケットにしまい、その場を離れた。

丁度そのタイミングで母親とバッタリ遭遇した。

 

「あら大地。そんな所にいたの?」

「あ、まぁ……。ちょっと気分転換にブラついてただけ」

「そう……。ならついでに買い物に行ってきてほしいんだけど。お金も渡すし、リストはここに書いてあるから」

「良いよ」

「……? 今日は機嫌良さそうね? 何かあったの?」

「ん? 何て事ないよ」

 

大地は久しぶりに、にやけながら買い物袋やサイフ、食品の書かれたリストを受け取って神社を後にした。きっとこれも人助けの内に入り、またマジカルキャンディーが集まるかもな、と思いながら、明日から始まる、退屈しない日常をどう過ごすか検討しつつ、石段を降りていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『……あれがこの街に誕生した15人目のライダーか』

『中々に強そうですね。これからが楽しみです』

 

林の中から、花に包まれた魔法少女と、黄金の不死鳥をイメージした仮面ライダーが見ている事に気付かずに……。




如何でしたでしょうか?

九尾は、他の龍騎サイドのライダーと違って和風ベースにしました。気に入ってもらえれば幸いです。(ネーミングセンスの無さは許してください……)

次回は龍騎サイドというよりかは魔法少女育成計画をベースに進めます。そしてあのヒロインが遂に覚醒します。

次回もお楽しみに。

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