魔法少女&仮面ライダー育成計画 〜Episode of Mirror Rider〜   作:スターダストライダー

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今回は魔法少女は出ません。次回からになります。

あとがきの方で、アニメを視聴し終えた感想を書きますので、よろしければどうぞお読みください。


37.アンティークショップの怪

その日、正史が訪れたのは仕事場でもなく、取材現場でもなく、市内にある小病院だった。

 

「令子さん。何かやらかしたんですか?」

「この状態をどう見たらそう解釈出来るのよ? 被害者は私よ」

 

ベッドの上で不機嫌そうに答える令子の頭には、包帯が巻かれていた。

通勤途中、編集長の大久保から見舞いに行くように告げられた正史は、慌てて病院に直行し、現在に至る。

一体何が彼女の身に起きたのか。正史が首を傾げていると、ノックと同時に1人の男性が入ってきた。

 

「お待たせしました。……おや、あなたは」

「あっ! こないだ三条さんの家にいた……! えぇっと確か……、須藤さん!」

「またお会いしましたね」

 

そこに現れたのは以前、元魔法少女『ねむりん』こと三条 合歓が亡くなった事件で捜査を担当していた須藤 充だった。どうやら令子が巻き込まれた事件の担当になったようだ。すでに令子との間で挨拶やある程度の概要の説明は済ませていたらしく、正史は話の途中から加わる事となった。

 

「……で、令子さんは何で怪我を?」

「昨晩、駅前近くのアンティークショップで何者かに襲われたらしいのです。そうですよね?」

「えぇ。取材中の事でした」

 

そう言って令子は、正史に淡々と説明を始めた。

令子は依然として行方不明事件の調査を続けていたのだが、しばらく調査を進めるうちに、行方不明者の何人かに共通するものが出てきた。それは昨晩令子が襲われたアンティークショップに、行方不明になる前まで出入りしていたという事だ。

何かしらの解決の糸口になるかもしれないと直感した彼女は、夜になって現場にやって来て、聞き込みを始めた。聞き込みを続けていくうちに、そのアンティークショップの店長が数ヶ月前から姿を見せていない事が判明した。市内で頻発している行方不明事件に関係あるのだろうか。探究心を抑えきれなくなった令子は、鍵のかかっていない店内に入り込み、しばらく散策していたのだが、そこで突然背後から何者かに襲われたのだという。令子も必死に抵抗し、近くにあった品物を投げつけたり振り回したりしていたのだが、やがて後頭部を殴られて気絶したのだという。

令子の悲鳴を聞きつけた人が、令子が倒れているのを見て慌てて助けを求めた際、偶然近くを巡回していた須藤が駆けつけ、病院に運んだのだそうだ。

 

「そうだったんですか。ありがとうございます」

「いえいえ。警察として当然の事をしたまでです。……しかし、店長が行方不明とはいえ、無断で侵入するのはあまり感心しませんね。今回は偶々怪我で済んだとはいえ、近頃は物騒ですから、以後気をつけるように」

「え、えぇ」

「それに、いくらあの店の常連客が行方不明になっているとはいえ、それが一連の行方不明事件と関係があるとは思えませんよ」

「でも、あの店の店長まで行方不明になってるんですよ? 関連性を疑いたくなりませんか?」

「あぁ、確かに」

 

正史も深く頷くが、須藤は否定的だった。

 

「まぁ、少なくともあなたの場合はちゃんとした傷害事件として捜査が進むと思いますので、同時並行で調べておきましょう。後は我々に任せてください」

「お願いしますね。警察は昔から頼りにしてますから」

「ご期待に応えるように頑張らせていただきます。では」

 

須藤は頭を下げると、病室を後にした。

それを見送った令子は、不意にテーブルの引き出しからメモ帳を取り出して、何かを書き込み始めた。

 

「城戸君。分かってると思うけど、見ての通り、私はもうしばらく動けそうにないから、代わりに調べてきて」

 

ちょっと不安だけど、と付け足して、令子は正史に一枚のメモを渡した。正史は受け取ったメモに目を通す。そこには『加賀 友之』という名前と、彼が店を構えているアンティークショップの住所が書かれていた。

 

「頼んだわよ」

「加賀 友之ですね……。分かりました! 行ってきます!」

 

正史は力強く頷くと、病室を後にした。お大事に、と告げるのも忘れずに。

病院を出た正史は原付バイクにまたがり、ヘルメットを被った。

 

「(そういえば、久しぶりにこんな大仕事に取り掛かった気がするなぁ)」

 

ここ最近はマジカルキャンディー集めや、それによって起きている奪い合い等々で忙しく働いていた為、正史はそう思えた。すでに3人も脱落しているが、かといって本職を疎かにするわけにもいかない。

 

「ッシャア! やるぞ!」

 

気合いを入れた正史は、事件の真相を追う為に街中を走り回った。

が、勢いよく走り出して間もなく、正史の持つマジカルフォンから電子音が鳴り響いた。モンスターの出現を知らせるものだ。

 

「何でこんな時に……!」

 

正史は愚痴りながらも、反応のあった場所へと急行した。

そこはアンティークショップから少し近い、公園のすぐそばにある地下道だった。バイクから降り立った途端、地下道から男性の悲鳴が。急いで現場に向かうと、そこには見た目からしてイカついスキンヘッドの男性が尻餅をついて後ずさりしていた。男性の目の前には黄色いカニ型のモンスター『ボルキャンサー』がおり、両手に鋭いハサミを構えて男性に掴みかかった。外見上は怖そうに見える男性だが、未知の敵に遭遇して完全に戦意を喪失しているらしい。

 

「た、助けてくれぇ!」

 

無論正史は放っておくわけもなく、飛び蹴りでカーブミラーからミラーワールドへ男性を連れ込もうとするボルキャンサーに攻撃し、ボルキャンサーは男性から離れてミラーワールドに消えていった。

 

「早く逃げて!」

 

男性はパニックになりながら、奇声をあげて逃亡した。正史は周りに人がいない事を確認すると、カーブミラーに取り出したカードデッキをかざす。Vバックルが腰に巻かれると、右手を左に突き出して叫んだ。

 

「変身!」

 

Vバックルにカードデッキが装填され、正史は鏡像と重なりながら龍騎に変身した。

 

「ッシャア!」

 

龍騎はミラーワールドに入り、逃げようとしているボルキャンサーは発見し、頭上を飛び越えて行く手を遮った。

 

『SWORD VENT』

 

龍騎はドラグセイバーを出してボルキャンサーに斬りかかった。ところがボルキャンサーには全く効いていないのか、背中を斬りつけても、ビクともしない。その硬さに舌を巻いていると、ボルキャンサーは反撃とばかりにハサミを振り下ろして龍騎を攻撃してきた。龍騎は勢いあまって背中から叩きつけられた。

 

「くっそぉ。野良の割に硬いじゃねぇかよ……! こうなったら」

 

龍騎が新たなカードをベントインしようとしたその時だった。

 

「何をしているのです?」

 

龍騎とボルキャンサーの間に、人影が割り込んだ。よく見るとそれは、龍騎と同じ仮面ライダーであり、今は亡きねむりんのパートナーであったシザースだった。

 

「あっ! シザース! ちょうど良かった! 手伝ってほしいんだ! そこのモンスター結構強くてさ……!」

 

シザースが龍騎に歩み寄る中、龍騎はシザースに協力を要請した。

が、シザースから返ってきた返事はというと……。

 

「フンッ!」

「グァッ⁉︎」

 

左腕についたシザースバイザーを振りかぶり、龍騎を殴りつけるというものだった。

 

[挿入歌:果てなき希望]

 

慌てて龍騎は狭い通路から外に逃げ出した。振り返ると、シザースの横にボルキャンサーが並び立ったのが見えた。そこで龍騎はハッとした。よく見れば、目の前のライダーとモンスターはデザインが酷似している。つまりボルキャンサーは、シザースの『契約モンスター』だったのだ。

 

「! じゃあ契約モンスターが、人を襲ってたって事なのか⁉︎」

 

常識では考えられないが、そう理解した龍騎はシザースを咎めた。

 

「おい何してんだよ! その契約モンスター、さっき人を襲ってたんだぞ! 自分のモンスターならちゃんと手なづけないとダメだろ⁉︎」

 

が、シザースには反省の色はない。むしろ憤りを覚えているようにも見えた。

 

「それはこっちのセリフですよ。私の仕事を勝手に邪魔しないでもらいたい」

「仕事って……?」

 

龍騎が首を傾げるが、シザースはお構いなしに龍騎に飛びかかった。

 

「お、おい待てって! 俺はあんたと戦うつもりなんてないんだ!」

「だとしても、私の仕事の邪魔をしたのは事実。それなりの報いを受けなさい」

 

シザースからの攻撃を避けている龍騎だが、その隙を狙ってボルキャンサーが背後から攻撃しており、龍騎は防戦一方だった。

再び左腕を振るったシザースだが、それを受け止める者が現れた。

 

「ハァッ!」

「何……⁉︎」

 

シザースの攻撃を止めているのは、最近仲間になったライアだった。さらに龍騎の後方から飛び出してボルキャンサーを退けたのは、ライアより前から行動を共にしているナイトだった。

 

「ライア! それにナイトも!」

「何をモタモタしている」

「大丈夫か?」

 

ナイトはダークバイザーを構え、ライアは龍騎に駆け寄った。龍騎の無事を確認したライアはシザースに顔を向けた。

 

「シザース。これはどういう事だ。なぜ龍騎を襲った」

「何度も言うようですが、私の仕事を邪魔した罰ですよ」

「だから仕事って一体……!」

「どうでもいいだろ。向こうがその気なら、戦うまでだ」

「ちょっと待てって! そんな簡単に決めるなよ……!」

 

龍騎がナイトを止めようとしている様子を見て、シザースは呟いた。

 

「とはいえあなた達3人を相手は少々厳しいですね。ここは退かせてもらいますよ」

「! 待て!」

 

ナイトが龍騎を振り払い、死角に逃げ込んだシザースを追いかけたが、すでにシザースやボルキャンサーの姿はなかった。

 

「逃げられたようだな」

「……フンッ」

 

ライアもそれを確認し、ナイトは鼻を鳴らしてその場を後にしようとした。その背中を見て、ライアは龍騎に言った。

 

「とにかく無事でなによりだ。先ずは外に出るぞ」

「あ、あぁ」

 

そして龍騎とライアはナイトに続いてミラーワールドを後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミラーワールドを出た3人はその場で変身を解いた。

 

「あぁ、さっきはありがとな。けど、珍しいよな。2人が一緒に来るなんて。特に蓮二とか、華乃ちゃんといつも一緒にいるイメージあったから」

「普段から同じ時間で働いていると思うな。それに手塚とは偶々出くわしただけだ。モンスターの反応を追ってな」

「あぁ、そうだ。近くで占いの仕事をしていたからな。それで反応をたどるうちにバッタリと会ったんだ。……そういう君は、なぜここに?」

「あ、あぁ。実は今、ある事件の調査を代理で頼まれててさ」

「事件……?」

「うん。ここからそんなに離れてない所だけどさ……」

 

そこまで呟いて、正史は不意にある提案をした。

 

「あ、そうだ。もしアレだったら、一緒に来てくれないかな? あんまり土地勘ないし、ちょっと心細いっていうか……」

「俺は構わない。仕事も終わったしな。秋山もどうだ?」

「何で俺がこいつの仕事に付き合わなきゃならない。帰るぞ」

 

そう呟いて立ち去ろうとする蓮二だが、正史に腕を掴まれ、手塚に肩を叩かれた。

 

「つれない事言うなって。俺達仲間だろ?」

「家に帰っても暇だろ? 偶には寄り道も気分転換に必要だ」

「おい、離せ!」

 

一喝する蓮二だが、2人のしつこさに呆れ、とうとう抵抗を止めて、半ば強引に連れられる形で、現場となっているアンティークショップに足を運んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原付バイクを押しながら、正史は2人に事の次第を説明した。

 

「なるほど。その加賀 友之という人物が経営している店の常連客が、立て続けに行方不明になっている、と」

「うん。ひょっとしたら、モンスターが絡んでるかもしれないけど」

「……で、それを調査していたお前の上司が襲われたというわけか」

 

蓮二が気だるそうに呟いた。

しばらく歩いているうちに、目的地のアンティークショップにたどり着いた。

 

「ここだな」

「あぁ。この店で、令子さんは襲われたんだ」

 

正史がそう呟いたその時、3人の持つマジカルフォンから音が鳴り響いた。が、一瞬でそれは途切れた。しかし、3人はそれを聞き逃す事はなかった。

 

「今のって……!」

「モンスターだな。それも、あの店から反応が出てた。それにこの反応、さっきシザースと会った時と同じものだ」

 

手塚の言葉を聞いた蓮二は1人、納得したような表情を浮かべた。

 

「なるほどな。あの店のオーナーが、シザースで、あの店を拠点にしているというわけか」

「えっ? でもこの店のオーナーの加賀さんも、行方不明だって言っただろ? モンスターに襲われたんじゃないのか?」

「だが間違いなく気配はあるんだ。隠れ潜んでいる可能性だってある。このまま正体を暴けば、こっちの方が有利になるな」

「おいおい、それってシザースと戦う気満々じゃねぇか。話し合うって手段はないのかよ」

「さっきの件で、それが通じる相手だと思うか?」

「そ、それは……」

「いずれにしても、調べてみる必要があるな」

 

手塚の提案で、正史はアンティークショップに潜入した。手塚と蓮二もその後を追った。

扉を開けると、付けられていたベルが鳴り響いた。店の中は静まり返っており、3人以外の気配は現時点では見受けられない。ガラス細工の所々に埃が溜まっており、何日も掃除されていない事が伺える。奥へ進むと、様々な商品が床に散乱していた。ここで令子は襲われ、抵抗していたのだろう。しかし、特に変わった様子はない。

 

「加賀さ〜ん、いますか? いたら出てきてくださ〜い」

「それでハイそれと出てくるようなら苦労しないだろ。少しは頭を使えバカ」

「うるさいなぁ。俺はお前と違って無闇に戦う気は無いんだよ」

 

正史と蓮二が小喧嘩をしている中、手塚は黙々と辺りを見渡していた。やがて手塚の目についたのは、壁に立てかけてある大きなアンティーク製の鏡だった。真下に置物が落ちており、鏡自体は大きくひび割れている所から、令子が抵抗している時に置物が投げられて割れたのだろう。だが手塚は、その鏡に自分でも分からない違和感を感じて、ジッと鏡を見つめ続けた。

 

「……おい、手塚? その鏡に何かあるのか?」

「……いや、モンスターの気配がないか確かめてたが、特におかしなところはなさそう……」

 

正史が尋ね、手塚が首を横に振ってそう呟いていたその時、ベルの音が大きく鳴ると同時に扉が勢いよく開け放たれて、人が入り込んできた。3人はハッとして身構えていると、やって来た人物は怒鳴りながら詰め寄った。

 

「そこで何してるんですか!」

「……あ! 須藤さん」

 

それは少し前に病院で出会った刑事の須藤だった。が、先ほどとは態度を変えて怒りながら正史に言った。

 

「またあなたですか! 後は警察に任せるように言ったじゃないですか!」

「す、すいません! すぐ出ます! ほら、行くぞ!」

 

すっかり萎縮した正史は慌てて2人に呼びかけてアンティークショップを出た。手塚も一瞬だけ鏡に顔を向けてから正史についていった。蓮二は須藤に体を向け、しばらく睨み合った後、店を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや〜、参ったなぁ。まさか須藤さんが来るなんて」

 

店を出た3人は、角を曲がって少し歩いたところで立ち止まった。

 

「……彼は?」

「須藤 充さん。刑事さんで、三条さんの事件の時に令子さんと会った事あるんだ」

「三条……。確か、ねむりんの変身者がそうだったな」

「……あぁ」

 

正史は当時の事を思い出した。思えば彼女の死を知った事で、この争いの意味合いは大きく変わった。彼女の死を無駄にしない為にも、生き残らなければならない。正史が改めてそう決意する中、蓮二はポツリと呟いた。

 

「しかし、随分と切羽詰まっていたな。よほど部外者を嫌う性格のようだが」

「そうかな……? でも、こないだ会った時と違って、本気で怒ってたなぁ……」

 

正史が、須藤の豹変した態度に首を傾げていると、手塚は懐からコインを取り出し、わずかに見えるアンティークショップの方を向きながら指で弾いて、手のひらで止めた。その動作を3回繰り返した後、アンティークショップをジッと見つめ続けた。いつもの占いをしているようだが、今までとは雰囲気が違っていた。

 

「手塚……?」

「……何を占った」

「……城戸。この事件、ただの失踪事件とは考えない方がいい」

「えっ?」

「だろうな。少なくとも加賀がシザースだと考えると、俺達も無関係とは言えない」

「まぁ、加賀 友之がシザースかどうかはさておき、このままでは終わらないはずだ。俺の占いは当たるからな」

 

コインをポケットにしまった手塚は、正史の方に向き直った。

 

「城戸。この事件、俺の方でも調べてみようと思う。手伝わせてくれ」

「えっ? 良いけど……」

「なら俺も今回だけは関わらせてもらう。言っておくが、俺が確認したいのはこの店のオーナーがシザースかどうかだ。事件の方はそっちでやっておけ。俺は加賀 友之の素性を調べる」

「お、おぉ。ありがとう……」

 

2人が積極的に協力してくれる事に驚きつつも、正史は感謝した。

こうして始まった、店長不在のアンティークショップにて起きた行方不明事件の調査。しかしこの時、3人は大きな勘違いをしている事に気づくことなく調査を進めていたのであった……。

 

 

 

 

 




アニメ『魔法少女育成計画』がとうとう終わりましたね。なんというか……、とにかく最後の最後まで鬱要素全開でしたね。まどマギよりダークな感じがしました。

そして何より……。スノーホワイト、リリカルなのはシリーズやプリキュアシリーズのような、今までの魔法少女系アニメの中で一番主人公らしさが出て無かった気がします。どちらかというとリップルが主役感丸出しだった感じですよね。(個人的な意見)

そして。全てを視聴し終えて、思った事、そして決意した事があります。少し堅い感じですが、素直な気持ちで語ります。

私は、この『魔法少女育成計画』、もとい『魔法少女人材育成計画』内で行われた悪行の全てを、否定したい。絶望だけで終わらせたくないです。
これから先、この作品でも、救いばかりではなく、閲覧者を辛い思いにさせたり、私に不快感を抱かせてしまう事もあるかもしれません。

……それでも、この作品の中だけでも、結末を変えたい。私の思い描いている展開に、全員が納得してもらえるとは思っていません。果たしてその選択が正しいかどうかも分かりません。ですが私自身、最後まで結末を見届けた視聴者の1人として、それ相応の責務を果たす為に、この作品を絶望だけで終わらせたくない。結末を変えたい。……それが、私の見つけた、今生きてる中で一番やりたい事です。

そんなのは自己満足の偽善じゃないかと思う方もおられるかもしれませんが、これが私の決意です。やりたい事です。
今後も応援よろしくお願いいたします。

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