魔法少女&仮面ライダー育成計画 〜Episode of Mirror Rider〜   作:スターダストライダー

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今回からいよいよ対人戦が目立っていきます。


26.大乱闘勃発

ねむりんの死から1週間が経ち、今宵は2回目となる脱落者の発表日。あと15週間で、15人の魔法少女や仮面ライダーは死ぬ。次に死ぬのは誰か。緊張感漂う中、スノーホワイトは未だに鉄塔の上で体操座りしていた。

 

「? 帰らないのか?」

「1人で発表見るの、まだちょっと怖くて……」

「……そうか」

 

そう言って九尾は彼女の隣に座った。それに続いてラ・ピュセルとライアも近くに座る。

 

「なら、発表出るまではいてやるよ。帰ってもやる事ないし」

「僕は……、ちょっと怖いかも。一緒に結果を見よう」

「ありがとう、みんな……」

「でも大丈夫だ。キャンディーの譲渡機能もあって、僕達4人の獲得数に差は出なくなった。元々あった分も考えると、今週も乗り切れるさ」

「……うん、そうだね!」

「……」

 

スノーホワイトが少しだけ安心感を持ったが、どういうわけか、ライアは何かを真剣に考え込むかのようにマジカルフォンを睨んでいた。

 

「……ライア? どうかしたんですか? 何か心配でも?」

「……いや、何でもない。ただ、ちょっと気になってな」

「気になる事?」

「バージョンアップによる譲渡機能の追加。その理由が気になってな……」

「えっ? それって、チームやパートナーが最下位にならないように助け合う為の措置ですよね?」

「……だと良いが(考え過ぎ、か)」

 

ライアが顔を上げたその時、彼は反射的に立ち上がった。

何事かと思った九尾とラ・ピュセルはライアの視線の先に目をやった。途端に彼らも立ち上がってスノーホワイトの前に出た。3人の行動に疑問を持ったスノーホワイトはそこで初めて目の前に人影が見えている事に気付いた。

その人影は2つあり、片方は左から、もう片方は右から天使の翼が生えていた。4人はその人影に見覚えがあった。

 

「あれって……」

「ピーキーエンジェルズ。なぜここに……?」

 

4人の目の前に突如として現れた、双子の魔法少女、ミナエルとユナエルが不敵な笑みを浮かべながら鉄塔の周りを旋回しだした。一同が警戒していると、不意に双子は方向を変えた。そして九尾を前後から挟み込む形で足を突き出した。

 

「! 危ない!」

「「せぇの!」」

「!」

 

が、九尾は慌てる事なく高く跳躍し、ピーキーエンジェルズからの蹴り攻撃を避けると鮮やかに着地した。そして2人を睨んで呟いた。

 

「当たるかよ、んな攻撃」

「へぇ。新入りのくせにやるじゃん」

「やるじゃん」

 

それから双子は高笑いしながら下降していった。当然彼らも黙っているはずもなく、ラ・ピュセルがいち早く叫んだ。

 

「おい、待て!」

「! ラ・ピュセル!」

 

ライアの制止を無視して、ラ・ピュセルはピーキーエンジェルズの後を追った。それを見てから、ライアは2人に顔を向けた。

 

「九尾はここに残るんだ。スノーホワイトを守ってやれ」

「……分かりました」

「? 私をって、どういう事ですか?」

「向こうは俺達が何とかする」

 

そう言ってライアも3人の後を追った。残されたスノーホワイトは困惑と不安の表情を浮かべているが、九尾は周りを警戒するかのように見渡しながら、スノーホワイトに近づいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピーキーエンジェルズを追いかけているうちに、鉄塔からそこそこ離れた、人気のない港にたどり着いた。ラ・ピュセルが着地すると、顔を見上げた。そこには宙に佇んでいるピーキーエンジェルズがいる。

 

「へぇ。結構早かったね」

「ライダーじゃないのにそんなに鎧着込んで、よく走れるね」

「これは一体何の真似だ! 何のつもりでこんな事を!」

 

ラ・ピュセルの問いに対し、ピーキーエンジェルズはこう答えた。

 

「何のつもりだって」

「そんなの見れば分かるじゃん」

「「キャンディーちょうだい!」」

「なっ……⁉︎」

「やはりそう来たか」

 

ラ・ピュセルが絶句していると、ライアが後方に降り立った。

 

「ライア! やはりってどういう……!」

「ただでさえ、この事態の意味合いが理解されているこの状況下で新たに導入された譲渡機能。チームやパートナー間で共有する事も可能だが、おそらく別の意味合いも含まれているはずだ。それが今、ピーキーエンジェルズやルーラチームがやろうとしている事。そうなんだろ?」

「! まさか……!」

 

ラ・ピュセルがハッとしたのと同時に、2人の後方から気配を察し、振り返ると3人のライダーが立ちふさがっていた。ルーラチームのガイ、タイガ、インペラーだ。

 

「へぇ。やっぱあんたも気づいてたんだ。ま、そうだよね。これぐらい誰でも気づけそうだし」

「無理やり力ずくでキャンディーを奪おうという魂胆か……!」

「あれ? その感じだと、気づいてなかったってクチ? 賢そうに見えたけど、案外しょーもないね、お前」

「……っ!」

 

ガイの言葉とピーキーエンジェルズのあざ笑いを耳にして、ラ・ピュセルは頭に血が上るのを感じた。

信じられなかった。マジカルキャンディーの強奪という愚かな思考へと走る魔法少女や仮面ライダーがいるとは。気づいた時には背中に背負っていた剣を鞘から引き抜いていた。そのまま前進しようとしたその時、ライアに肩を掴まれた。

 

「冷静さこそが、お前の力を存分に発揮する最大の武器だろ?」

「ライア……」

「俺もお前と同じさ。奴らのような意識の低い魔法少女や仮面ライダーは苦手だ。だが、怒りに身を任せれば、墓穴を掘るぞ」

 

ライアの言葉を受け、ラ・ピュセルは一旦剣を下ろすと、深呼吸をした。そしてイメージしたのは、強敵と戦い、勝利する自分の姿。意識を切り替えたラ・ピュセルはライアの方を振り向いた。

 

「ありがとう。もう大丈夫だ」

「そうか。なら良かった」

「臭い芝居はもう済んだ? ならやろうよ。別にそっちから奪いに行っても良いけどね。それぐらいじゃなきゃ面白くないし」

「生憎だが、お前達の思惑通りに動くと思ったら大間違いだ。運命は変われるものだからな」

「あっそ。じゃあいくよ」

 

ガイはそっけなく答えると、カードを1枚取り出してメタルバイザーにベントインした。

 

『STRIKE VENT』

 

ガイの右腕にサイの角を模した武器『メタルホーン』が装着され、インペラーも続いてカードをガゼルバイザーにベントインした。

 

『SPIN VENT』

 

インペラーの右手に現れたのは、ガゼルの頭部の角を模した武器『ガゼルスタッブ』。タイガもデストバイザーを構えてインペラーの横に並んだ。

 

『SWING VENT』

 

ライアがエビルウィップを構え、地面に叩きつけた。ラ・ピュセルは剣を強く握りしめて構えた。

ライアとラ・ピュセルの周りを5人が囲み、波の音だけが辺りを支配する中、最初に動いたのはタイガとインペラーの兄弟だった。

 

「ダァァァァ!」

「ふっ!」

 

ライアとラ・ピュセルは難なくかわし、続くガイの一突きも避けて背中に蹴りを入れた。

 

「「てぇぇぇぇぇぇい!」」

 

ピーキーエンジェルズが低空飛行で奇襲を仕掛けてくるも、飛び上がって剣やエビルウィップを振るった。ピーキーエンジェルズに起動力はなかなかのもので、2人の攻撃を素早い動きで回避していた。

 

「ヘヘーん! そんなの当たんないよ〜!」

「よ〜!」

「なら、これでどうだ!」

 

再び上空に舞い上がったピーキーエンジェルズに対し、ラ・ピュセルは剣の先端をピーキーエンジェルズに向け、魔法で肥大化させて突き出した。想像以上のリーチの長さにピーキーエンジェルズは慌てて横に飛んだ。が、そこである事に気づいた。

 

「(! もう1人は……⁉︎)」

「ハァッ!」

「「!」」

 

2人が気づいた時には、ライアは壁を蹴って跳躍し、エビルウィップを振るった。ピーキーエンジェルズはバランスを崩して地面に落下した。

 

「! ミナエル、ユナエル!」

「よそ見をしてる場合かな!」

「おわっ⁉︎」

 

助けに行こうとしたインペラーに、ラ・ピュセルの一撃が当たり、後方に吹き飛ばされた。その間に、ライアは地面に着地してピーキーエンジェルズを見下ろした。

 

「今のはわざと外したまでだ。このまま大人しく引き下がると誓うなら、今回の件は見逃そう」

「調子良いコトをつべこべ言う奴、大っ嫌い!」

「大っ嫌い!」

 

悪態をつきながら再び上昇しようとする2人に、ラ・ピュセルの大剣が迫った。2人はギリギリのところで直撃を避けるが、風圧に押されて吹き飛ばされた。そして方向を切り替えて剣を横に振るい、離れた所にいるガイ達に向かって弾き飛ばそうとした。

が、その攻撃が当たる直前でガイが1枚のカードをベントインした。

 

『CONFINE VENT』

 

「⁉︎」

 

その瞬間、ラ・ピュセルの持っていた大剣が元の大きさに戻り、リーチの短くなった剣はガイ達に命中する事なく空を切り裂いた。何が起こったのか分からなかったラ・ピュセルだが、瞬時に状況を理解した。

 

「魔法が、打ち消された……!」

「へへっ。こういうカードもあるんだよね」

 

ガイがメタルバイザーを指差して、能力を一定時間打ち消して無力化する『コンファインベント』のカードの力を自慢した。反撃とばかりにタイガとインペラーがラ・ピュセルに接近した。魔法が使えなくなっている今、短い剣と鞘で抵抗する他なかった。完全に戦況が逆転している。

 

「! ラ・ピュセル!」

 

ライアの気がパートナーに向いたのを、ピーキーエンジェルズは見逃すはずもなく、先ほどと同様に低空飛行で迫ってきた。

 

「(同じ低飛行パターン……。……いや!)」

 

ライアが何かを察してエビルウィップを左手に持ち替えたと同時に、ライアの足元が振動と共に直径1メートルほどの穴となって、足場がなくなった。

 

「⁉︎ 落とし穴が⁉︎」

「バーカ! ひっかかった!」

「やっちゃえ、たまー!」

 

ラ・ピュセルが目を見開き、ピーキーエンジェルズが高笑いしている間にも、ライアは落下し始めた。

伏兵か。ライアがそう推測した通り、ライアのいた地点の真下にはたまが潜んでおり、タイミングを見計らって魔法でライアを落とす事にしたのだ。助けに行こうとするラ・ピュセルだったが、魔法も一時的に使えず、3人のライダーに囲まれているこの状況で一歩も動けずにいた。

そんな中でも、ライアはいたって冷静だった。跳び退かなければ穴に飲み込まれる。が、無闇に跳べば体の自由が利かない空中でピーキーエンジェルズの攻撃をまともに受けてしまう。

 

「(どちらにせよ、地獄を見る……か)」

 

[挿入歌:果てなき希望]

 

そんな未来はさっさと変えるか。

そう呟くと同時に、エビルウィップを足元に放り、カードデッキから素早く引き抜いたカードをエビルバイザーに素早くベントインした。

 

『ALTER VENT』

 

ライアがエビルウィップを踏みしめると同時に、エビルウィップの幅や長さ、厚み、それら全てが飛躍的に上昇し、穴の両端に突き刺さってライアの落下を阻止した。ラ・ピュセルの魔法を駆使して穴に蓋をするように足場を作ったのだ。

 

「パートナーカード……!」

「マジか⁉︎ あの状況で使おうって考えれるか普通⁉︎」

「……凄い!」

 

ライアの無事を知って、ラ・ピュセルは笑みを浮かべ、タイガとインペラーは驚きを隠せなかった。

やはりライアは素晴らしいセンスの持ち主だ。常に冷静沈着で、状況に応じてトリッキーな動きを繰り出す。彼の下で指導を受けていたラ・ピュセルは改めてそう思った。

当然ピーキーエンジェルズもこの展開を受けて動揺を面に出した。

 

「何なのあいつ⁉︎ 穴に落ちてないしデカくなってるし!」

「そんなのズルいぞー!」

 

ピーキーエンジェルズが喚いているが、ライアは聞く耳を持たない。ピーキーエンジェルズは急降下を中止しようとするも、1度勢いをつけてしまった為に止まる事が出来ない。今度はその隙を逃さんとばかりに、ライアは肥大化したエビルウィップをバネ代わりにして跳び上がり、ピーキーエンジェルズよりも高く舞い上がった。インペラーが逃げるように示唆するが、もう間に合わない。

中空でバランスを崩している今がチャンスと思い、ライアは左腕を振り上げた。

 

「投降の意思はないと見た。少々痛い目にあってもらうぞ」

 

そう言ってライアは、手刀のようにエビルバイザーをつけた左腕を振り下ろした。エビルバイザーによる殴打を避けられなかった2人は地面に叩きつけられる……かに思われたが、地面に当たる直前に2人の姿が変化した。ミナエルはゴム鞠に、ユナエルはカラスになって、カラスがゴム鞠を足で掴んだ。そしてそのまま地面に降り立つと、ゴム鞠とカラスの姿は歪み、ゴム鞠はライアの攻撃を直に受けて片腕を抑えているミナエルに、カラスは心配そうにミナエルを抱きしめるユナエルに戻った。

 

「変身能力……⁉︎」

「あれがあの双子の魔法か」

 

ライアがバランスをとりながら落下していると、足元に広がる穴から何かが飛び出した。

 

「だ、だいじょ……」

 

どうやらたまが心配になって顔を出したようだ。が、たまが上空を見上げると同時にライアの足が直撃。踏み倒されて、くぐもった悲鳴と共に穴の中へ逆戻りした。

 

「むっ……? すまない」

 

わざとではない為、軽くではあるが落下するたまを見て謝るライア。ラ・ピュセルが駆け寄ると、改めてライダー達と向き合った。

 

「へぇ、結構やるじゃん。ちょっとは楽しませてくれそうだね」

「まだそんな事を言ってるのか! これ以上続けるなら、もう容赦はしない!」

 

ラ・ピュセルが剣をガイ達に向ける。それに対し、ライアはある疑問を抱いた。

 

「(妙だな……。今の段階ならともかく、戦闘が始まった時点で人数差は圧倒的に向こうが多く、戦況は有利だった。キャンディーの強奪が目的なら、数の暴力で俺達のマジカルフォンを奪う事だって出来たはず。にもかかわらず、ここまでその気配を見せていない。だとしたら、この戦闘の意味は……)」

 

ガイ達が戦いを挑んできた意図を考察していたライアだが、不意にある仮説がよぎった。

 

「(最初から俺達を狙ったわけではないのか……! だとしたら奴らの標的は!)」

 

ライアは顔を少し上げ、遠方に見える鉄塔の上に目をやった。ライダーや魔法少女は視力に限らず、身体能力が通常の人間よりも向上しており、遠く離れた鉄塔の全てを見るのも造作ではない。そしてライアは見つけてしまった。鉄塔の上にある人影は、2つだけではない事に。

ライアはとっさに駆け出し、3人に飛びかかってその場から引き離さないようにした。突然攻め上がったパートナーの行動に、ラ・ピュセルは困惑した。

 

「ど、どうしたんだ⁉︎」

「こいつらの目的は、俺達の足止めだ! 本命はおそらく、マジカルキャンディーを1番多く所持している……!」

 

ライアの言葉を最後まで聞く事なくラ・ピュセルは鉄塔に目を向けた。そこでようやく敵の真の狙いに気づいたラ・ピュセルは、

 

「くそっ!」

 

高潔な騎士にあるまじき罵り文句を一声発し、駆け出した。

 

「ここは俺が抑える! ラ・ピュセルは2人の所へ!」

「分かった!」

「行かせるかよ!」

 

ライア達の頭上を飛び越えて先へ進もうとするラ・ピュセルを逃すまいと、インペラーは新たなカードをベントインした。

 

『ADVENT』

 

ラ・ピュセルの後を追いかけるようにどこからともなくギガゼール、メガゼール、オメガゼールが飛び出してきて、背後からラ・ピュセルを襲おうとした。

 

「ハァッ!」

 

だが飛びかかる直前で横から何者かが体当たりして、3体の契約モンスターをまとめて海へ突き落とした。

 

「! 龍騎!」

「早く行って!」

「あぁ、恩にきる!」

 

ギガゼール達を追い払ったのは龍騎だった。ラ・ピュセルを先に行かせた龍騎は、続いてライア達の所に向かい、ライアを3人から引き離した。

 

「龍騎か。何故ここに?」

「偶々だ! 何かよく分かんないけど、ヤバそうだったからさ!」

 

どうやら偶然近くを通りかかった際に、鳴り響く轟音に導かれて介入したようだ。

 

「ライア、お前もラ・ピュセルと一緒に行ってくれ! ここは俺が何とかするから!」

「しかし……!」

「何かヤバい事になってんだろ⁉︎ 俺は大丈夫だからさ! ほら、早く!」

「……分かった。だが無茶はするなよ」

「おう!」

 

多少不安はあるものの、龍騎の言葉に押され、ライアは3人の相手を龍騎に任せて、ラ・ピュセルの後を追った。ある程度回復したピーキーエンジェルズもライアを追いかける為に空を飛んだ。これにより、港に残ったのは気絶しているたまを除いて龍騎、ガイ、タイガ、インペラーだけとなった。

 

「せっかく盛り上がってきたばっかなのに、KYかっつうの」

「お前ら、何を企んでるか知らないけど、2人の邪魔はさせないからな!」

「……ま、いっか。代わりに遊んでくれるなら別に良いし。じゃ、第二ラウンドって事で。いくよ」

「お、おう!」

「……」

 

依然として余裕を崩す事のないガイの両隣りに、無言のタイガと若干緊張気味のインペラーが並び立った。

 

「ッシャア!」

 

戦力の差に臆する事なく、龍騎は3人を足止めしようと立ち向かった。

 

 




やっぱりガイの『コンファインベント』は万能ですよね。

次回はスノーホワイトと九尾サイドの話になります。

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