魔法少女&仮面ライダー育成計画 〜Episode of Mirror Rider〜 作:スターダストライダー
とはいっても、今回もそれほど大きく動く事はありません。
「あ、こんばんは」
「よう」
チャット会に参加した次の日の晩。スノーホワイトはラ・ピュセルから、九尾はライアから連絡を受けて、顔合わせをする為に指定された場所にやってきた。予定していた時間より少し早めにたどり着いたスノーホワイトと九尾が鉢合わせた先には、2人が待ち合わせ場所に指定した鉄塔が堂々と佇んでいる。
「九尾も、ライアに呼ばれてこっちに来るって、メールにあったけど、どうして同じ場所に……?」
「さぁな」
九尾がそっけなく答えた後、鉄塔に向かって跳躍した。スノーホワイトもそれに続いて飛び上がる。
「(仮面ライダーはともかく、他の魔法少女と会うなんて、緊張するな……)」
九尾以外の同胞と会った事のないスノーホワイトは、緊張の面持ちで鉄塔の頂上に足をついた。スノーホワイトと九尾の目線の先には、腰から生えた尻尾を地面まで垂らしている騎士姿の魔法少女『ラ・ピュセル』と、後頭部に弁髪を持ち、エイに似た形の召喚機『エビルバイザー』を左腕につけた仮面ライダー『ライア』が背中を向けた状態で立っていた。
「(やっぱり、チャットと同じ格好なんだ)」
2人の教育係を目の前にして、スノーホワイトはそう思った。
「来たみたいだな」
「やぁ、スノーホワイト。九尾も久しぶり」
2人の気配を察知したのか、ライアが振り向いた。それに続いてラ・ピュセルも振り向き、手を振る。
それから、スノーホワイトは2人に向かって挨拶をする。
「は、初めまして、……で、良いのかな?」
「あぁ。呼び出してすまない。教育係を申し出た以上、早めに始めた方が良いと思ってね。ライアと相談して決めたんだ」
「……所で、スノーホワイトだったな。随分そわそわしてるようだが、大丈夫なのか?」
ライアが気になった事を呟くと、スノーホワイトは慌てて首を横に振った。
「だ、大丈夫です。九尾以外に他の方々と会うの、初めてで緊張しちゃって」
「まぁ、それぞれ担当地区があるから、そんなに会う事もないだろうしな」
「それじゃあ、みんな揃ったみたいだから、行こうか」
そう言ってラ・ピュセルとライアは、スノーホワイトと九尾をある場所へと案内した。
やってきたのは、これまでスノーホワイトと九尾が活動していた所から大分離れた地区の、人気のないビルの屋上だった。さすがに気になった九尾は質問をした。
「なぁ、ここって他の担当地区になるんじゃないのか?」
「お互いの仕事の邪魔をしなければ、問題ないさ」
ラ・ピュセルがそう説明すると、ライアが補足説明をした。
「だからといって、無闇に他のテリトリーに足を踏み入れるような事は慎んだ方が良い事もある。特に、城南地区……」
ライアが指差した先には、遠くからでも分かるぐらいに出店が密集する繁華街を照らすネオンが見えた。
「あそこにも、魔法少女や仮面ライダーがいるんですか?」
「あぁ。あの地区は、カラミティ・メアリと、王蛇が担当している。だが奴らはかなり野蛮で無法者だ。縄張りと称して、あの地区を中心に荒事を行っている。近づいただけでも撃たれる可能性もある。現に、昨日チャットに参加していたシスターナナも被害に遭っている」
「縄張り……か」
「だから、あまり近寄らない方が良いんだ。みんなも避けてるからね」
ラ・ピュセルとライアの説明を聞いて、頬を膨らませて不満を口にしたのはスノーホワイトだった。
「無法者って……。魔法少女も仮面ライダーも、清く正しく、美しくなきゃいけないのに」
「……フフッ」
スノーホワイトの意見を聞き、ラ・ピュセルはクスクスと笑い始めた。九尾とライアも声には出さなかったが、仮面の下で笑みを浮かべている。
「あれ? 私、変な事言いました?」
「いや、ごめん。何でもない」
ラ・ピュセルは謝ると、尻尾を揺らしながらこう言った。
「何が正しいのかは本人次第さ。魔法少女も仮面ライダーも、人間社会の法律には、縛られないからね」
「ま、人知を超えているのは間違いないからな」
「そういう事」
「それからもう一ヶ所、門前町の方の事も教えておこう」
そう言って次にライアが指を差した場所は、山の近くに広がる住宅街だった。そこは寺の数が多く、目を凝らしてもどこを指しているのか、スノーホワイトと九尾は見当もつかなかった。
「あの辺りには、計10人の魔法少女と仮面ライダーがつるんで活動している」
「10人も⁉︎」
「その人達って、チームで活動してるって事ですか?」
「あぁ。ただ、そのチームのリーダーとして君臨しているルーラは、かなり面倒な性格だ。それに、あのチームの1人でもある仮面ライダーベルデにも注意しておいた方が良い。腹の底で何を企んでいるかも分からない」
「因みに、昨日参加してたアビスも、ルーラチームのメンバーの1人だ。多分、情報収集の役割を務めているんだろう」
「なるほど……」
どうやら魔法少女や仮面ライダーだけの社会の中でも、それなりに複雑な構成があるのだろう。
「ルーラ達みたいにチームを組む事もあるし、単独で活動している者達も少なくない。ただ、ほとんどの場合がコンビを組んだりして活動している。カラミティ・メアリと王蛇もその1つさ。それに、僕とライアもコンビを組む仲なんだ」
「へぇ。そうなんですか」
「そうそう、昨日チャットでも見た通り、トップスピードは……」
「お、やってるねぇ」
ラ・ピュセルが説明していると、ちょうどそのタイミングでトップスピードの声が上空から聞こえてきた。一同が見上げると、ラピッドスワローに跨ったトップスピードと、その後ろに座っているリップル。その真上からは、ドラグレッダーに乗った龍騎と、ダークウィングを背中につけたナイトが降りてきた。
「あ! スノーホワイト、九尾! それにラ・ピュセルにライアも。こんばんは!」
「やぁ、トップスピード、リップル、ナイト。それに龍騎も」
「こ、こんばんは!」
一通り挨拶を済ませた後、トップスピードは近況を確認した。
「そっちはどう? 新人の教育は」
「これからさ。君達もそうかい?」
「おうよ。先ずは高速道路の見回りから叩き込んでやるのさ。なっ」
「あぁ! ちゃんと勉強して一人前にならなきゃな!」
「お前が一人前に……? 無理だな。お前の知能じゃ」
「ちょっと! そんな風に言わなくても……! リップルからも何とか言ってくれよ! こいつさっきから俺の事バカにしててさ……」
「……」
どうやら現時点で龍騎とナイトの仲はそれほど良くないみたいだ。龍騎はリップルに助け舟を求めるが、当の本人は目線を逸らし、沈黙を貫いている。それを見たトップスピードは茶々を入れるようにリップルを指差して笑いながら言った。
「あぁ、気にしないで。こいつ結構ツンデレなんでさ」
そう言われたツンデレ魔法少女(?)リップルはスノーホワイト達にも聞こえるぐらいに舌打ちして呟いた。
「……チッ。とっとと行けよ。夜が明ける」
「そっか? んじゃあまたな! 行くぜ、ナイト、龍騎!」
「おう! それじゃあな!」
龍騎が手を振ってトップスピードの後を追うようにその場を去った。ナイトは一瞬だけ九尾とスノーホワイトの方を見てから、3人の後を追った。スノーホワイトと九尾が呆然とその姿を見つめていると、ライアがこんな事を話し出した。
「元々は俺がナイトの教育係を担当していたんだ」
「え、そうなんですか?」
意外そうに呟いたのはスノーホワイトだった。
「ただ、自然と向こうから遠ざかるようになって、しばらくしてコンビは自然解消された。まぁ、物覚えも良いし、そこそこ強くなってはいたから大して不安はなかった。それからしばらくして、ナイトはリップルの教育係になった。それから後にトップスピードと共に行動するようになって、それがあのチームが出来たきっかけらしい」
「そこに今回、新たに龍騎が加わったって事か」
九尾が納得する中、スノーホワイトはトップスピードとリップルの衣装を思い返していた。
「(でもやっぱり、あの格好は魔法少女っていうより魔女だなぁ……。もう1人は忍者だし)」
「疲れたかい?」
不意にラ・ピュセルがスノーホワイトの顔色を伺うように見つめてきた。スノーホワイトは慌てて意識を現実世界に戻した。
「い、いえ。全然……!」
スノーホワイトがそう言うも、ラ・ピュセルは一向に目線をスノーホワイトから離さない。気になったスノーホワイトは尋ねた。
「……何です?」
「私達31人の中で、君が一番魔法少女らしいよ。多分」
褒められたのか、スノーホワイトは顔を赤くしながらダンスを踊るように体をクネクネと動かし始めた。
「え? そうですか? 私、子供の頃から魔法少女にずっと憧れてきて、やっとその夢が叶ったんです! だから、理想の魔法少女を目指したいんです!」
「(そりゃあ、あんだけ同級生に魔法少女の事を熱く語ってるぐらいだし……)」
九尾がバスの中での事を思い出しながらそう思っていると、ラ・ピュセルに異変が生じているのを感じた。何故かスノーホワイトの話が進むにつれて顔を紅潮させているのだ。スノーホワイトもそれに気付き、声をかけた。
「どうしたんですか? 顔が赤いですよ?」
「あ、いや、別に……。そ、それより、提案があるんだ」
ラ・ピュセルは無理やり話題を変えて、こんな提案をしてきた。
「ここにいる僕達4人で、チームを組まないか?」
「えっ? 私達と?」
「あぁ。君達が魔法少女や仮面ライダーとして現れた時から、そう決めていたんだ。ライアもそう思わないかい?」
「うん。君達との相性は抜群だと、占いでも告げられたからね」
占い……?
聞き覚えのあるワードに、首を傾げる九尾。つい最近もそれに関わっていたような気がしたのだ。
すると、そんな九尾の思考を他所に、ラ・ピュセルがある事を呟いた。
「それにスノーホワイト」
「? はい」
「昔描いた絵のまんまだったし、すぐに分かったよ」
ラ・ピュセルの言い方に、今度はスノーホワイトが首を傾げる。
「(そういえば、ラ・ピュセルってやけにスノーホワイトの事に敏感だったよな……)」
一昨日の夜での会話を思い返していると、ラ・ピュセルは不意に男らしい口調に変えて、こう言った。
「お前、小雪だろ」
「えっ⁉︎」
「何でお前が小雪の名前を……?」
九尾を思わずそう呟いた。突然本名を言われた事に動揺するスノーホワイトに対し、ラ・ピュセルは恥ずかしそうに目線を逸らし、自分の本名を告げた。
「……き、岸辺 颯太だよ」
「……え」
「一昨年まで僕や大地と同じ小学校だっただろ? 忘れたなんて言わせねーぞ」
「え、えぇ、えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ⁉︎」
ここでようやくラ・ピュセルの正体が颯太である事を知ったスノーホワイトの絶叫が鉄塔を中心にこだました。が、その直後に、九尾はある疑問を抱いた。
今、ラ・ピュセル……もとい颯太は自分だけでなく小雪も同じ小学校の出身だったと告げていた。つまり、大地と小雪はお互いに知らぬまま、同じ学校の同級生として過ごしてきた事になるのだ。
スノーホワイトも途中でその事に気付いてハッとして、九尾に向き直った。
「……あれ⁉︎ でもちょっと待って! どうしてそうちゃんが九尾の本当の名前を知ってるの⁉︎」
「当然だろ? 僕と大地は小学校に入学してからずっと遊んでた友達だぞ。小雪もどっかで見た事あるんじゃないのか?」
「えぇっ⁉︎ じゃあ、私達、あれが初対面じゃなかったって事⁉︎」
「……って事に、なるよな」
道理でバスで見かけた時に初めてとは思えなかった訳だ。九尾はそう納得させた。
「あの……。話が見えてこないんだが、君達は知り合いなのか?」
唯一話の展開についていけてないライアがそう呟くと、3人は順々に詳細を明かした。
「なるほど。すると君達は、小学生の頃からの友人、もしくは幼馴染みの関係だったのか」
「とは言っても、俺と小雪はほとんど接点が無いんですけどね」
狂乱していたスノーホワイトを落ち着かせ、説明が済んだところで、ようやく合点がいったライアが頷いた。
現在、4人は並んで腰を下ろしている。
「でも、びっくりしたよ。まさかそうちゃんが魔法少女になってたなんて」
「俺からしたら、お前がそうちゃんなんて呼ばれ方してるとは思わなかったけどな」
「は、恥ずかしいから、これからはあんまり人前ではそう呼ばないでくれよ……」
ラ・ピュセルが顔を赤くしてそう呟いた。
「でも、いつから魔法少女になってたの?」
「まだなって1ヶ月ぐらい。小雪まで魔法少女になるなんてさ」
「私はずっと魔法少女が好きだったもん。そうちゃんの方が意外だったよ。仮面ライダーならまだ分かるけど」
「こないだ大地にも同じ事言ってたんだけど、僕だって魔法少女は好きだったよ。誰にも言わなかっただけで」
でも……、とラ・ピュセルは言葉を区切って、一度深呼吸をしてから再び口を開いた。
「中学でそんなのバレたら変態扱いされるからな。隣町でDVD借りに行ったり、魔法少女の漫画やラノベとかも、机の奥にこっそり隠したり、そりゃあもう苦労してるんだ」
「まさに隠れキリシタン並みの苦労だな」
ライアがそう呟くと、次第に4人の口から笑い声が響き渡った。こんなに大勢で笑いあうのも、本当に久しぶりだな、と大地は感じていた。家の都合で誰かと付き合う事すら乏しくなった大地にとって、この時間は最高のものだった。
「学区がそうちゃんや大地君と違ってたから、中学は別々になっちゃったけど、朝からそうちゃんがサッカーやってるの、時々見かけてたよ。だから魔法少女なんて忘れちゃって、サッカーに夢中なんだと思ってた」
「サッカーも楽しいけど、魔法少女とは別腹だから」
「ハハッ。別腹って良いね」
それから、不意にある疑問を抱いたスノーホワイト。
「でも、魔法少女って男でもなれるものなんだね?」
「ファヴが言うには、正体が男っていうのは世界的にも珍しいそうだよ」
「もう君達も気付いているかもしれないが、あのファムというライダーは、女が変身している。そのパターンは、数えるほどでしか無いが、ラ・ピュセルのパターンよりは多いらしい」
「そういえば……」
と、今度は九尾が質問をした。
「ライアは最初から知ってたんですか? ラ・ピュセルの正体が男だって事に……」
「あぁ。ラ・ピュセルと出会う前に、占った事がある。数奇な運命に選ばれた魔法少女と出会う時が近いってね」
「占い……ですか?」
「うん。趣味の一環でやっていて、それを基に人助けを続けている。その最中にラ・ピュセルと出会った。それですぐに分かったのさ。そのラ・ピュセルこそが、占いに出た少女であるとね」
「あの時はショックだったなぁ。まだ魔法少女になって日が浅いのに、早速その事がバレたから落ち込んでたよ。でも、ライアはそんな僕を受け入れてくれた。そして、僕達はコンビを組むまでに信頼しあえる仲になったんだ」
「優しいんですね」
「男が夢にまでみた魔法少女になれた事は、決して悪い事じゃ無いと思っていたからな。それに、どことなく親近感もあった」
そう呟くライアは、どこか寂しげに夜空を見上げていた。
「……それでそうちゃん。本当に女の子になってるの?」
「変身すれば、完全に女だ。……うん、間違いない。……多分」
おそらく相当イタイ所を突かれたであろうラ・ピュセルは、モジモジしながら小声で答えた。
「へぇ〜。そうなんだ」
スノーホワイトは特にそれ以上追求する事なく関心した目つきでラ・ピュセルを見つめていた。すると、ラ・ピュセルがスノーホワイトと九尾の方に顔を向けた。
「そ、それより! どうかな?」
「?」
「さっきの、チームの話……」
その問いに、2人は迷う事なく答えた。
「もちろん! 大地君やそうちゃんも一緒なら、私もすっごい心強いもん! もちろん、ライアもね!」
「ありがとう」
ライアがお礼を言うと、ラ・ピュセルは唐突に立ち上がった。
「まだ、僕の力を教えていなかったよな」
「?」
スノーホワイトが首を傾げていると、ラ・ピュセルは背中に背負っていた剣を引き抜いて、肥大化させると高く掲げて叫んだ。
「この剣に誓う! 魔法騎士ラ・ピュセルは、ライア、九尾、そしてスノーホワイトを守り、共に協力し合い、この街の平和を守る事を! なんてね。
「危なくなっても、3人がいてくれれば安心だね」
「普通に生活している人々を脅かすのは、全部モンスターだからな」
九尾がそう呟いていると、ライアが手を挙げた。
「君達の正体がある程度このメンバーで共有出来ている以上、俺も正体を明かした方が良いだろう。それに、大地、だったな。俺の予想では、前に君と会っていると占いで出ている」
「えっ? それじゃあもしかして……」
大地には心当たりがあった。
目の前にいるライアの正体。もしかすると、あの日大地の運命が大きく変わるきっかけを教えてくれた人物では無いのか、と。
九尾とライア。2人のライダーはVバックルを外し、変身を解いた。互いの素顔が明らかになった途端、大地はアッと小さく叫んだ。
「やはり、あの時の彼だったか」
そう呟いた青年の顔に見覚えがあった。それは小雪とバスで出会った日の帰り道、偶然すれ違った際に占いをして、退屈な日々が終わると告げた、あの占い師だったからだ。
「あんた、やっぱりあの時の……!」
「言っただろ? 俺の占いは絶対に当たるって」
「えっ? どういう事なの?」
全く会話についていけていないスノーホワイトやラ・ピュセルに対し、大地は事の次第を話した。
「へぇ。そんな事があったのか」
「まさかあんたもライダーだったなんでな」
「
「あ、あぁ」
手塚が手を差し出してきて、大地も戸惑いながら同じように手を伸ばし、互いに握手した。
「どうだった? 退屈な日常から抜け出せた気分は」
「えぇ。まぁ、それなりに上手くやっていけてるつもりです。こうして颯太や小雪ともまた会う機会が増えたぐらいですし」
「それなら良かった」
それから、大地と手塚は再度変身し、スノーホワイト、ラ・ピュセルを含めた4人は手を突き出した。
「それじゃあ改めてよろしく。スノーホワイト」
「よろしくお願いします。ラ・ピュセル、ライア」
「これから忙しくなるが、同じチームとして頑張っていこう」
「あぁ」
こうして、ラ・ピュセル、ライアのコンビに、九尾、スノーホワイトの2人が加わった計4人のチームがここに誕生したのであった。
今後の流れですが、後5話ほど、本編に向かわずに別の話を進めていこうと思っています。この5話の間に、様々なライダーとの絡みや、解決しておきたい事、さらに短編集を読んで、これは面白いなと思った話をベースに進めていきたいと思っておりますので、生き残りをかけたゲームの開始は今しばらくお待ちください。