女提督は金剛だけを愛しすぎてる。   作:黒灰

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既に本編2も始まっている状況ですが、一応その前の情報の整理として今更ながら投稿致します。

2017/01/15
誤字報告反映。

2018/04/02
MBTI性格検査結果をメインキャラ5人のみ追加記述。
瑞鶴は筆者自身も彼女を語り得ないので除外です。
追加できそうなキャラは随時追加していきます。

2018/07/08
神通の階級を訂正。
軍学校出てるんだからまあ川内と同等でしたね。


<本編1、番外編1,2時点で分かっている登場人物の紹介>

提督(中佐)

 

元陸軍少佐、現海軍中佐。元は大陸まで出張って大隊長を務めていた。大湊警備府の提督。戦傷による歩行障害があり、車椅子を使用している。

容姿は黒髪を伸ばしっぱなしにしており、ロングヘア。スタイル良し顔良しの超絶美人。

超合理主義。データ厨。頭の悪い映画が好き。”コマンドー“をヘビーローテーションしても何度でも笑える体質。モンティ・パイソンに幼少から親しんでおり、本人の趣味嗜好に大きく影響を与えた。

SPAM®狂い。

 

診断を受けていないが自閉症スペクトラム障害。

孤独に苦しむ、愛を理解出来ないなどの時期を通り、現状のように人間味を失った人格となった。

かつてのセックスへの関心は大きく、それは愛の理解への欲求でもあったが、それを感じることが出来ずに絶望している。現在は性的行為に関する興味は薄れ、身体への接触そのものとして苦手としている。

人形マニアで、“世間的に恥ずかしいとされている”から周りには隠している。

本来の口調は女言葉であり、現在のものは人格が捻じ曲がったときに固まったもの。

実は英国人の父を持つハーフ。地毛は金髪。頻繁に黒髪に染め直しており、瑞鶴がそれを任されている。

 

ISTJ-A ”管理者”

 

 

 

金剛(大佐・元提督)

 

元海軍大佐。現・艦娘“金剛”。金剛シリーズタイプ1”金剛”タイプ。

海軍では軍医を務めており、少佐のときに大湊の提督というポストが用意され、中佐への昇進と同時に着任となった。

当時の容姿は前髪を揃えた長い黒髪、顔は作りが”良すぎる”。瓶底眼鏡着用だったが、瑞鶴の義眼埋め込みを機会にコンタクトレンズに変えた。スタイルはモデル体型。胸はない。

博愛主義。大湊の障害持ち艦娘達のために仕事の殆どを自分で背負い込み尽力していたが、当然の帰結として過労で倒れ、瀕死となった。そこから艦娘への改造を受け、大湊へと帰還。そして再び過労とそれを補うための覚醒剤自己投与、それらにより廃人となり現在に至る。

 

金剛四姉妹は実の姉妹であり、その下の三人の介護をしていたのが過労の一因となっていた。

出自は良くなく、両親がいつの間にか居なくなっており、金剛本人もその時期を記憶していない。ただ、“居た”ことは覚えているので、半ば”なかったことにしている”フシがある。

後に比叡となる上の妹のことを思って医者を志し、軍医学校へ進学。ただ、そのうち医学でも妹の障害はどうにも出来ないことだろうと考えを改め、精神医学を専攻することにして世のために尽くそうとした。その中で下の双子も障害者となり、在学中と陸にいる間はヘルパーを雇っていた。

大湊着任にあたって、警備府の近くに家を借りて妹三人の世話を手ずから行っていたが、それと肥大化していく仕事量に耐えかね、権力を濫用し、妹たちの治療と称して艦娘への改造を行わせた。

 

ISFJ-A ”擁護者”

 

 

 

 

瑞鶴

 

翔鶴シリーズタイプ2、“瑞鶴”。

秘書艦。もとい提督の介護係。そして自主的に鎮守府の監査を行っている。

髪はツインテールではなく右肩に一つまとめにして垂らしている。

顔の振りが大きい。

アルコール中毒一歩手前で、バルカンというウォッカを愛飲している。

幻覚が見える。独り言が癖。

 

元は呉鎮守府所属だったが前提督の手引によって大湊への転属が行われた。

練度はそれなりに高く、北方海域へ出撃する艦隊に組み込まれたこともある。しかし、その艦隊の成果は惨敗に終わり、正規空母六人中帰ってきたのは彼女だけだった。

呉鎮守府帰還後、発狂した提督に暴行、強姦を受けて重傷を負い、左の眼球を喪失した。

大湊の提督に電話で助けを求め、救出されて大湊入り。明石と提督自身によって救命される。

精神を失調し発狂していたが、提督による懸命な治療によって寛解する。

その後提督にべったりと懐き、精神的に安定していたが提督が倒れると精神的に不安定になり、瀕死となった時点で再び発狂。金剛が戻ってくるまでそのままだった。

 

 

 

 

叢雲

 

元海軍主計中尉。鎮守府では人員管理。出身は大阪府大阪市。

性格はかなりドライ。この鎮守府で提督以外唯一の”外様”であり、前提督について知っていることは少ない。基本的に他人にタカる質かつ金にシビア。

最初は提督と仲良くしようとしたが提督を”宇宙人か何か”と見切りを付けて一線を置くことにした。ただし提督の趣味であるモンティ・パイソンのDVD鑑賞を否が応でもしなくてはならなくなり、ハマりかけた。

酒好き。ただし自分の金では呑まない。

 

孤児院出身。物心つく時から両親はなく、捨て子だった。実家である孤児院・教会の貧乏さに耐えかねて金持ちの彼氏の玉の輿に乗ろうとするも本人が本気で惚れ、かつ冷めてしまったために破局。実家に負担を掛けないため、かつ仕送りをするために主計学校進学を選び見事合格、高席次で卒業したなど紛れもない才媛。高校時代に彼氏に付き合って喫煙者だった頃があり、本人は”広義の不良”と言っている。

 

ESTJ-A ”幹部”

 

 

比叡

 

意識障害を患う高速戦艦娘。

金剛シリーズタイプ2”比叡”。仕事は資料室でもっぱら資料整理、たまに書式作成。異常な敏さを発揮する時があり、本人は”予知能力”と言っている。が、提督からは当てにされていない。現在観察下にある。金剛の世話役の一人。

 

幼少期から植物状態と健常状態を行ったり来たりしており、ほとんど情緒面や知能面で成長がない。ただし艦娘化に伴い比叡の人格から大いに影響を受け、見た目相応もとい”比叡”相応の精神年齢に引き上がっている。意識を失っている間は未来に起こること・他人の秘密・この世の真理などを覗き込んでおり、その情報の中から3つ、4つほどを目覚めるときに持って帰ることが出来る。ただし、箇条書きのような形で持って帰るため、知り得た未来の事柄について詳細を把握していないことも多々ある。

 

 

榛名・霧島

 

金剛シリーズタイプ3,4”榛名”・”霧島”。

かつての大破の後遺症で、榛名は歩行障害、霧島は視覚・聴覚障害を発作的に発症する。仕事内容は経理事務など。

人間関係を形成する能力をほとんど失っており、常に二人セットで行動している。触れ合える他者は肉親以外にほぼいない。比叡と違って敏さはなく、むしろ常に状況に受動的である。提督からすると”言うことだけ聞く”ため扱いやすいと見られている。

 

実際のところはこれらの障害は人間だった頃に受けた暴行によって負わされたもので、それが人間関係の難しさ、他人を嫌がる原因になっている。障害等級はそれぞれ二級と一級だった。人間だった頃はヘルパー、大湊に来てからは大佐の世話を受けていたが、大佐の疲れと精神的に追い詰められていたことで艦娘への改造を受けさせられ、現在に至る。

 

 

鳳翔

 

空母艦娘。鳳翔シリーズタイプ1、”鳳翔”。慰安施設の一つ、”居酒屋鳳翔”を切り盛りしており、資金は鎮守府から注入されているため値段は良心的かつ材料の質が良い。

性格は善良そのものに見えて極悪で、行動そのものは普通だが、その原理が悪意の塊である。最悪のときは善意の行動が裏目に出るのではなく、最初から裏目に出ることを見計らって行動する。酔うと状況を掻き回そうとする。(ex.川内三姉妹の呑み比べを煽るなど)

 

かつて別の提督と結婚しており、子供まで生まれていた。しかしその子供が取り上げられた挙句DVを受け、大湊に流された。そのときに脳に障害を受けたか単純に人格が歪んだかで現在のようになった。

 

 

 

山城

 

扶桑シリーズタイプ2、”山城”。喫煙者。昼戦担当。望まれざる盾役として艦隊のメンバーの被弾を一身に受ける役を負っている。

言うほど不幸ではなく、単なる“不幸になりたがり”。

 

 

 

伊勢・日向。

 

伊勢シリーズタイプ1,2、”伊勢”と”日向”。喫煙者。共に改艤装を使用している。

昼戦担当。援護砲撃と航空支援を担当しており、あまり前に出る方ではない。水上機狂いで、伊勢は微笑んで、日向は無表情でキレる。大湊に流された理由は水上機に関する諍いで他の艦娘を半殺しにしてしまったことから。要は懲罰隊として送り込まれている。戦力としては命中率以外は申し分ない。

 

元パイロット。

 

 

夕張

 

夕張シリーズタイプ1、”夕張”。戦闘担当。たまに自主的に工廠で明石の手伝いをしているが、体力的に無理はしていない。対潜戦を主に担当する。

レズビアンで、前鎮守府である佐世保鎮守府でハーレムを形成したため追い出され、大湊に流された。現在は自重しており、一人とのプラトニックラブを貫くと宣言している。また、自分から告白することはせずに受動的に告白を待つようになった。タガが外れるとマズいということで酒の量も控えている。

明石の工廠に留置で通販を利用しており、アダルトグッズを購入していることが明石にバレている。

 

 

 

五十鈴

 

長良型シリーズタイプ ”五十鈴“。戦闘担当。対潜戦の鬼。

人間の出す物音に敏感で、それがきっかけで発狂した経験もある。現在は大音量テレビ・大音量コンポなどがあるときだけ話しかけても大丈夫になった。那珂が所属していたバンドのファン。

 

 

 

北上・大井

 

球磨シリーズタイプ3,4、”北上”と”大井”。戦闘、主に夜戦担当。雷撃戦の鬼。

レズビアンのカップル。他人が入ることを拒むため艦隊を組むことが難しかったが、“引き離すことで盛り上げる”という誰かが考えた策で艦隊行動を行わせることに成功している。

北上はぼーっとしている感じで、大井は少しキツめ。

単体であることがまずないが、基本的に共依存関係にあること以外は比較的善良で気のいい人間。

 

 

 

大鯨

 

大鯨シリーズタイプ1、”大鯨”。特務艦。主に給糧、被服、清掃などを担当している。

 

元は主計軍人であるが、志願兵。前職は小学校教師だった。国民の手本として新任教師が率先して行け、という圧力を受けていた。

ロリコンで、10歳以下の女児しか愛せない。ただし、それは癒やされたい欲求が主で、性的関心については実はそこまででもない。

男好きする容姿と性格のために艦まるごとからセクハラを受けて淫蕩の渦に叩き込んでしまったために女児以外に恐怖症を抱くようになってしまった。今は女性ならばなんとか、というところまで回復している。

 

使用済み下着に関心があるが堪えている。

 

 

明石

 

明石シリーズタイプ1、”明石”。元陸軍軍人。工兵。

現提督が少佐だった頃の大隊に所属していた。そのため為人をある程度理解しており、新提督着任を一番喜んだのは彼女。

ポジションは工廠と医務室で、装備メンテナンス・開発、それと医務室での救護を任されている。

聴覚障害者。障害等級にして一級相当。手話は使わず読唇術と筆談で話す。腕は良く、土木工事までこなせる芸達者。能天気。

夕張に懐かれており、仕事をたまに手伝わせている。

大淀とは仲がよく、現在使っているタブレットは大淀からプレゼントされたもの。

自身を改造した軍医と交際中。彼の居場所が分からないが多分遠距離。

 

ESFJ-A ”領事官”

 

 

 

大淀

 

大淀シリーズタイプ1、”大淀”。元一般人。鎮守府の財政担当。

資金運用を生業として生活していた一般人だが、恋人に振られたショックで虚脱、その間に大損を出して借金を背負った。その救済策として兄から艦娘化という方法を聞き出して実行。戸籍上は“死んでいない”し、マグロ漁船に乗ったことになっている。

プレゼント癖があり、有り余る金で気に入った人間や家族に高額プレゼントをするのが趣味。

 

レズビアン。振られた恋人というのも同性で、明石のことも熱烈な恋愛感情で見ている。読唇術習得を提案したのもアプローチの一環で、唇と顔を見つめてほしいという下心しか無い。

 

 

那珂

 

川内シリーズタイプ3、”那珂”。喫煙者。戦闘担当。昼戦・夜戦共に対応可能。艤装と制服を改変しており、カラーは黒主体。夜戦時は対空戦兵器を全てオミットしており、アームに予備の弾薬を積み込むなど、砲撃戦・雷撃戦に特化する。戦闘の天才であり、状況によっては姉二人を一人で打倒することも可能。

読書家。集中力が非常に高く、多少の物音では全く気付かない。

パニック障害持ち。

情緒と人格、人称が不安定で、もう一つの人格である”那珂”を受け入れられない。

”私”と自分で言っているときはローテンション、”那珂ちゃん”を名乗っているときはハイテンションで所謂”那珂”のイメージ通り。”サーカス”、”ピエロ”、”クラウン”という言葉を多用し、自身を”サーカスのヒロイン”、”天才クラウン”と称することもある。

高級軍人の家系に生まれ、才能からしてエリート軍人としての未来が期待されていたが、極度のおっちょこちょい・ものぐさだったためにその道が閉ざされ、現在に至る。

人間だった頃はアイドル・ロックバンドでドラマーをやっており、艦娘になった経緯は、防衛のためとは言え殺人を犯してしまったことで裁判となり、それから逃れるためだった。改造の最終段階、”艤装との初回接続”に”失敗”して”拒絶され”、失敗作の烙印を押される。

順当に大湊に配属されるが、これは失敗作であると同時に父親らの圧力による取り計らいがあったことが理由。

初訓練にて”那珂ちゃん”に目覚め、そのまま姉二人を打倒した。

 

実はADHD。集中力の過剰さはそれに由来しており、片付けができない、飽きっぽいなどの性質もあったが、パニック障害の診断以外を貰っておらずに大湊で診察されるまでわからなかった。

そして”那珂ちゃん”をもう一つの人格と捉えていたが、実際は極限集中状態への暗示によって起こる”なりきり”、イタコの現象であり、正確には”解離性トランス障害”である。

防衛のために殺害した少女が無理心中の企図があったと明確に示す遺書を残しており、それが発見されたことによって精神が一気に安定し、”那珂ちゃん”という無意識の戦闘本能を受け入れた。

 

INFP-T ”仲介者”

 

 

川内

 

川内シリーズタイプ1、”川内”。喫煙者。夜戦担当。昼は行動できない。極端な夜型の上に色素欠乏により太陽の光を浴びることが出来ない。そのため夜戦が長引いて払暁戦までもつれ込むと完全なお荷物と化す。それと引き換えに夜は無類の強さを誇り、神通を超える実力を発揮する。奇跡的に視力は高く保たれており、普通自動車運転免許も保有している。

那珂、神通の実の姉であり、元は海軍軍人。現段階での最終階級は少尉。昼に行動が制限されるというハンデを超えて余りある活躍ぶりだった。

軍人になる前は不良娘として地元で有名で、夜に家を抜け出しては悪人退治に勤しむなどのツッパリだった。

 

自認しているとおり戦闘狂であり、艦娘に志願した理由も”敵を倒せる”から。その点で自分がまっとうな感性をしていないと感じており、多少コンプレックスを感じている。

 

 

神通

 

川内シリーズタイプ2、”神通”。戦闘担当。夜戦、昼戦両方に対応可能。戦闘に置いては他の姉妹と違って常時高い能力を発揮することが出来るため、実質的には彼女が川内型最優となる。ただし訓練というものにトラウマがあり、ヒステリーを起こす。

川内、那珂とは実の姉妹であり、次女。元は海軍軍人で、最終階級は少尉でまだ新人の域だった。実は艦娘として勤めている方が長い。

軍人になる前は一族きっての秀才として地元でも名を馳せており、文武両道・才色兼備の完璧人間とも言うべき人物。軍学校も主席で卒業しており、軍人として出世することが約束されていた。

 

曹長だったころに新任の海兵との訓練を行い、その内容がハードすぎて新兵を死なせるという不祥事を起こし、軍人としての未来が閉ざされたと思い、自棄になって艦娘へと志願した。

 

 

 

 

雪風

 

陽炎シリーズタイプ8、“雪風”。戦闘担当。夜戦、昼戦両方対応可能。

豪運の持ち主として認知されており、自動拳銃ロシアンルーレットという必死の状況でも“確実に”生き延びるなどの奇跡を起こす。理不尽の塊であり、“絶対に死なない”。ドアなどの遮蔽物を”ありえないことはない”という理屈で通り抜けることが出来る。

 

見た目相応の性格をしているわけではない。


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