野蛮な男の生きる道(第3話までリメイク済)   作:さいしん

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恭一と原作の主要キャラクターの軌跡を簡単にまとめてみました。



《 軌跡 》

はい、よーいスタート(棒読み)

 

 

《 九鬼恭一 》

 

○前世編

 

幼少期、実の母親に『鬼』呼ばわりされ、殺される。

奇跡的に蘇生するも、目の前の母親の亡骸を見て自分は人間じゃないと気が狂う。

10年間を森の中で過ごしていた処、マフィアに追われていた男と出会った事を機会に人里へ降りる。

1年をその男と過ごしたが、結局襲われ返り討ちにした処で疑問を抱いてしまう。

 

『自分は何故生きているのか』

『強さとは何なのか』

 

それから3年間、強さの意味を探す旅に出る。

そこで恭一は運命的な出会いを果たす。

自称、『宇宙最強』の男に手も足も出ず、なし崩し的に弟子となる。

当初は反抗していたが、紆余曲折あり次第に尊敬の念を抱いていく。

『本能』のみで生きていた自分に『理性』を与え、『鬼』から『人間』に戻してくれた師匠に対して今でも大きく感謝している。

それからは師匠を超えるため、ひたすら『武』に生き、最期は自分を慕う多くの弟子に看取られ笑って逝く。

 

○死後編

 

突如現れた自称『転生神』に挑もうとするが、結局それは叶わない。

また人生をやり直せると聞き、もう一度『武』を高められる、と喜びを見せる。

『転生特典』の概要を聞くや、即座に修行時間を増やす事を考え『健康体』『疲れない』を願う程の『鍛錬バカ』である。

その願いは叶うのだが、最後の特典で『転生神』がミスを犯してしまう。

結果、師匠と会う前までの『本能のまま生きたケモノ』の精神が転生されてしまう事態になり、転生先の影響を憂いた『九鬼恭一』が『理性』になる事となった。

 

○現世編

 

本作の主人公『渋川恭一』の『理性』兼『守護霊』的存在。

現世での恭一が突発的に破天荒な振る舞いをするのは『九鬼恭一』が頑張っているおかげである。

もしも『九鬼恭一』が『理性』としての役割を放棄してしまうと、破天荒処では無くなってしまうので、人知れず今日も彼は踏ん張っている。

恭一の事は『自分』としては見ておらず、『息子』のように思っている。

前世で叶わなかった自分の分まで人生を謳歌してほしい、と親のように恭一を見守っている。

 

 

《 渋川恭一 》

 

本作の主人公。

前世で師匠と出会う前の精神+『九鬼恭一』(理性)を司った『武人』と『狂人』が混ざり合わさった存在。

捨て子であり、『渋川剛気』に拾われ育てられる。

身体能力は継承しておらず、0からのスタートなのでひたすら記憶を頼りに『鍛錬』する日々を送る。

『篠ノ之束』と出会うまでは、前世と同じく『地上最強』になるために己を鍛えていたが、この出会いをキッカケに『己が楽しく生きるために強くなっていこう』と誓う。

今はこの世界を誰よりも謳歌している。

『超唯我独尊超天上天下』が服を着て歩いている状態なので、自分さえ楽しければ他人など知った事じゃない精神を地で行く者だったが、様々な出会いから少しずつ変化が訪れつつある。

ちなみに強さに関しては全盛期にはまだまだ程遠い模様。

 

好きなモノは『強い者』『成長を見せる者』『意地を貫く者』『面白い火種』

苦手なモノは『自販機』『折り紙』

 

 

《 織斑一夏 》

 

原作の主人公。

シャルル事件・VTシステム事件・福音事件の展開が合わなかった作者の都合により、アニメでのワンサマーを省かれた存在。

流されるまま何となく日常を過ごしており、恭一の行動に対して度々反感を抱き、不信感を持っていたが、タッグトーナメント戦終わりから少しずつ変化を見せる。

臨海学校で自分がどう生きていきたいのかを本気で考えるようになり、自分の信念をハッキリさせ、貫くために『強さ』を求めるようになる。

結果、この世界の一夏は『皆を守りたい』という想いは原作以上であり、『強さ』を求める貪欲さも上回っている。

『挫折を経てから成長していく主人公』を書いているつもりだけど、少しでも伝わってくれたら嬉しいです。

ちなみに彼は『ノンケ』であり『ホモ』では無い。

 

 

《 篠ノ之束 》

 

サバンナで恭一がライオンとじゃれ合っている処で邂逅。

世界に絶望し、どうでも良いと拗ねていた自分に真っ向からぶつかってきた恭一に惹かれる。

夢は恭一とクロエと箒と宇宙へ行く事。

彼がIS学園へ入学するまでの5年間、ほぼ毎日下らない理由でど突き合いする日々を過ごす。

恭一が離れてからも『鍛錬』は欠かさない。

妹の箒とは臨海学校での『姉妹喧嘩』を経て確執を失くす。

対人コミュニケーションは原作よりも緩和されている。

ちなみに束は恭一が死んだら自分も死んでも良いと本気で思っている。

 

 

《 クロエ・クロニクル 》

 

遺伝子強化試験体として生み出されたが、失敗作として処分される処を恭一と束に救われる。

それからは2人と共に過ごし、それぞれを『兄』『姉』と慕う。

2人に追いつくために恭一が学園に行ってからも束と共に日々『鍛錬』を行っている。

 

 

《 織斑千冬 》

 

幼い一夏を守るため『篠ノ之道場』で稽古していた折に『渋川剛気』の存在を聞かされ、自分の強さを確かめるために試合を申込みに行く。

其処で出会った8歳の恭一に不意打ちで意識を飛ばされ、再戦を願うも歯牙にもかけられなかった事で、悔し涙を流し約7年間恭一を倒す事だけを考え己を鍛えに鍛える日々を過ごす。

再会後に恭一と激闘を繰り広げ、名前を交わし合った時に自分の想いに気付く。

学園では恭一の理解者の1人でもある。

皆の前では厳格な『ブリュンヒルデ』なのだが、恭一が居ると『ぶりゅんひるで』になる事が玉に瑕。

恭一を慕う者が増えてきた事に危機感を覚えたのか、最近では他の者よりも積極的に迫るようになる。

ちなみに恭一を懸想する時の姿は決まって8歳児であり、その事からショタコン疑惑が伺える。

 

 

《 篠ノ之箒 》

 

紛う事無き本作のメインヒロイン。

出会った頃は恭一の事を『ヘラヘラ笑う軟弱者』と忌避していたが、クラス代表決定戦、その後の鍛錬風景を見て評価を改める。

恭一に対する想いに苦悩していたが、無人機襲来後に恭一から道を照らされた事で恋心をはっきりと自覚する。

それからは『ISを発明した博士の妹』としてでは無く、『篠ノ之箒』として人生を楽しむために己を高める日々を過ごす。

臨海学校では『殻に閉じこもった自分』から卒業するために、『篠ノ之束』に挑み、其処で姉妹仲も自分の姿も取り戻す事になる。

この世界の彼女は恭一の影響で竹刀や木刀を振り回さない。

さらに彼と共にいる事で何処かお節介気質を育み、困っているラウラやセシリアにも積極的に話しかける。

圧倒的ヒロイン力を遺憾なく発揮し、恋愛面に疎い恭一と胃がもたれる程甘い空間を度々作り出す。

彼女は最早モッピーとは呼べない。

 

 

《 セシリア・オルコット 》

 

原作でチョロインと揶揄された彼女はこの世界でもチョロかった。

クラス代表決定戦にて恭一に精神的フルボッコを喰らった彼女は、恭一と深く関わる事を恐れる。

しかし、ラウラとの模擬戦にて『オルコット家を守る』『IS学園に来た理由は研鑽を積むため』だと云う事を思い出す。

笑顔で過ごす箒を羨ましく思っており、自分も同じ景色を見たいと望むようになる。

千冬や箒のように恭一を恋慕っていると言うよりは、『オルコット家の夫』として相応しいと云う感じに思って彼に接している。

この世界のセシリアは箒とは親友兼ライバルであり、息の合った良いコンビである。

 

 

《 凰鈴音 》

 

一夏に恋心を抱いている隣りのクラスの女の子。

無人機襲来事件での恭一の「気まぐれで助けた」と云う発言から激怒すると共に彼の狂気に恐怖し、距離を取る。

今でも恭一の事は「何を考えているのか分からない」と信用は出来ないが、『強さ』だけは認めている。

 

 

《 シャルロット・デュノア 》

 

恭一に胸を揉みしだかられた結果、自由を得る事になる。

『シルバーバーク』社がバックに着く事になり喜ぶが、恭一が休んでいた日の出来事なので「もしかしたら彼が...」と思い、問い詰めるが返ってきたのは嘲笑と挑発。

散々馬鹿にされた彼女は恭一を嫌い、ギャフンと言わせようと画策するがタッグ戦にて「甘い」と指摘され『全力で挑む』事を決意する。

此処までは良かったのだが、何をどうトチ狂ったのか『恭一を研究』している過程から『恭一のストーカー』に進化(?)してしまう。

武ではまるで歯が立たない彼女だが、口では恭一ですら一目置く程の能弁者である。

言葉で彼を言い負かした時にイケナイ感情が芽生えてしまい、暇があれば良く恭一をからかって楽しんでいる。

ちなみに恭一もシルバーバーク兄妹も『デュノア社の真相』についてシャルロットに打ち明けるつもりは無い。

 

 

《 ラウラ・ボーデヴィッヒ 》

 

出来損ないだった自分を見捨てずに成長させてくれた千冬を恋慕う。

その結果、千冬の想い人である恭一を殺す事を決意するがVTシステム事件後、恭一の前世に触れる。

家族に捨てられた恭一と自分を重ね合わせ「私と家族になろう」と提案し、恭一も受け入れた結果、紆余曲折あった末に恭一の娘となり彼を『パパ』と呼び慕う。

それからは『千冬を嫁にする』事を目標にさらなる研鑽を積むようになる。

もしかしたら恭一が最も甘く接しているのは彼女かもしれない。

千冬と恭一を慕うあまり、アホの子属性が付きつつある今日この頃。

 

 

《 更識楯無 》

 

恭一の強さを映像で、試合う事で感じ入り彼のファンとなる。

『恭一愛慕同盟』に参加してはいるものの、どちらかと言えばその状況を楽しんでいると言った方が良いかもしれない。

妹である簪とは恭一による『更識クラッシュ』を経て仲を修正する事に成功する。

彼女は簪を守るために恭一達と共に鍛錬に打ち込むようになる。

ちなみに彼女は恭一の影響で生徒会長としての仕事も怠らず、真面目に働く様になり副会長の虚からは密かに「あの会長は偽者だ」と疑われていたりする。

 

 

《 更識簪 》

 

IS整備室での『ウォーズマン理論事件』を経て恭一と同志になる。

姉である楯無に劣等感を抱いて避けていたが、恭一の『名奉行』により無事解決する。

楯無と話し合った結果、皆でISを作り上げる事を決める。

「簪ちゃんを守るために私は強くなりたい」と楯無が言った事から「お姉ちゃんが私を守ってくれるなら、私がお姉ちゃんを守りたい」と言い共に強くなる事を決意する。

 

 

終わり! 閉廷! 以上!

 




改めて見ると誰が一番しぶちーと接して変わったかな?

僕はフランスの貴公子だと思います(小声)

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