野蛮な男の生きる道(第3話までリメイク済)   作:さいしん

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あっそうだ(唐突)
0~7話も読んだ方が、主人公に共感し易いかもしれませんよーってメッセージを幾つか頂いたゾ。
以前は、読まなくても大丈夫!って「あらすじ」に書いてたけど少し変えさせて貰いました。

確かに過去を読んで本編に戻るとしぶちーの報われっぷりに涙がで、出ますよ(ステマ)

と云う訳で本編どぞー



第60話 宴の始まり

楽しい時間はあっという間である。

 

現在夜の7時14分22秒―――

 

大宴会場にて、皆が夕食の時間を満喫している。

 

「うん、うまい! 昼も夜も刺身が出るなんて豪勢だなぁ」

 

一夏が嬉しそうに刺身を箸で突っつく。

 

「うんっ、おいしい! やっぱ松実館の...料理を...」

 

シャルロットを一夏と挟む形で座っている恭一も舌鼓を打つ。

ちなみに、今は全員が浴衣を着ている。

ずらりと並んだ恭一含む生徒達は座敷なので正座である。

 

「おい、このわさびって本わさじゃないか!」

「本わさ?」

 

一夏の驚いたような声にシャルロットが反応する。

 

「言葉通り、本物のわさびをおろしたやつの事さ」

 

一夏による簡単なわさび講習中、1人の男の目が光っている。

 

「ふぅん。じゃあこれが本当のわさびなんだ?」

 

刺身が乗ってある皿の端にちょこん、と置かれたわさびにシャルロットが目を向けた。

 

(―――ここだッッ!!)

 

「一口でパクッといくのが通なんだぜ?」

 

あくまで自然に言う恭一

 

(うひひ、このフランスっ娘最近やたら俺に口撃してくるからな。そろそろ格の違いってモンを分からせてやる)

 

この男、シャルロットに対しては器が小さくなる時があるようだ。

 

「へぇ...」

 

恭一の言葉に軽く頷き、わさびの盛を箸で掬うと

 

「食べさせてあげるよ恭一。ほら、あーんしてあーん」

「は? 俺は俺の分がほがっ...やめっ...」

 

恭一の言葉を待たずに箸を口に突っ込む。

 

「~~~~~~~~ッッ!??!」

 

鼻を押さえて涙目になる哀れな狂者。

 

「間接キッスだね恭一♪ 涙を流すほど喜んで貰えるなんて、僕も嬉しいよ!」

「へ、へめぇ...ほぼえてやがれよ.....」

 

恭一はシャルロットを睨むがその瞳は涙目である。

 

(ああっ...その顔いいよ! たまらない...たまんないよ!)

 

恭一限定の嗜虐心を制御出来ないシャルロットだった。

しかし、何故彼女は狂者の策から逃れられたのか。

 

(...甘いね恭一。悪巧みしている時の顔だったよッッ!!)

 

恭一ストーキングの成果が発揮された瞬間である。

 

 

悶絶している恭一の横ではセシリアがやけに大人しい。

いつもの彼女なら対抗心を出し

 

『私もアーンしてさしあげますわッッ!!』

 

と、言ってきそうなものなのだが。

 

「っ.....うぅ.....」

「ど、どうしたのセシリア? さっきから辛そうだけど...」

 

シャルロットもセシリアの様子に気付いて声を掛ける。

 

「だ...だい......ぶ.....ですわ....」

「どう見ても大丈夫そうには思えないんだけど」

 

次第にプルプル震えだすセシリアは、それでも平静を装う。

どうやら彼女は正座が苦手らしい。

 

「.........」

 

恭一も心配そうにセシリアも見つめる。

 

「ふふっ...そんなお顔しなくても、私は平気でしてよ?」

 

恭一の視線に気付いたセシリアは、ニコッと微笑む。

 

(恭一さんの隣りの席を獲得するのに掛かった労力に比べれば、このくらい何ともありませんわッッ!!)

 

誇り高きイギリス代表候補生は、此処でも輝きを放っていた。

 

 

―――つん

 

「ひゃんっ...」

 

―――つんつん

 

「ぁんっ...きょ、恭一さん? ひゃ...うぅんっ....何を....ッッ」

 

―――つんつんつん

 

「やんっ...だ、だめですわっ....このような処で....っ...」

 

ひたすら無言無表情でセシリアの足を突っつく恭一。

何て事はない、ただの八つ当たりである。

この男小さい、今夜は本当に小さい。

 

 

((((( な、何かやらしい... )))))

 

 

そんな様子を少し顔を赤らめながらも静観している女子達。

 

「やめんかッッ!!」

 

―――ゴンッ

 

「あでっ....」

 

離れた場所で食べていた千冬が恭一の後頭部をはたきに来た。

 

「全く...オルコット、貴様まるで食が進んでいないようだが?」

「そ、それは....」

「はぁ...もういい。渋川食べさせてやれ」

 

「「 ッッ!? 」」

 

千冬の言葉に反応を見せる2人の乙女。

 

(どういうつもりでしょうか、織斑先生...しかしこれは素晴らしいチャンスですわ!)

(なっ...何を考えてるんだ千冬さんッッ!! 貴女らしくもない!)

 

千冬の意図は分からないが、とりあえず喜ぶセシリアと少し離れた場所で食べていた怒れる箒の心の声だった。

 

(臨海学校は今日だけでは無い。それに夜はまだまだ長いからな...ふっふっふ)

 

王者の風格を醸し出している千冬だったが、決して教師がして良い顔では無い。

 

「で、では恭一さん。お願いしても宜しいでしょうか?」

 

少し照れながらも、期待の眼差しでセシリアが恭一に身体を向ける。

 

「めんどくせぇからやだ」

 

 

―――ピキッ

 

 

固まるセシリアに目もくれずモグモグと食事を再開する恭一である。

 

 

『あぁ...渋川君はどこでも渋川君だなぁ』

 

 

見守っていた1組の女子は平常運転の恭一に何故かほっこりしてしまう。

それを見兼ねた少女が1人。

 

「ふーん...恭一は人に食べさせるのがド下手なんだねぇ?」

「...なんだと?」

「ちがうのー? 下手な処見られるのが怖いんでしょー? ぷぷぷ...」

 

口に手を当てて可愛らしく笑うシャルロット。

 

「上等だよ...俺の箸捌きはマジで日本男児ってトコを見せてやんよッッ!!」

 

箸を掴み

 

「オラァ!! 口開けやがれセシリアッッ!!」

「はっ、はい!」

 

勢い付いた掛け声と共に、毎回慎重にセシリアの口へ一つ一つ丁寧に運ぶ。

何処までもシュールな恭一の姿が其処にはあった。

 

(し、幸せですわ...ありがとうござますシャルロットさん)

 

何にせよ、セシリアはシャルロットに感謝したとか。

 

 

________________

 

 

 

楽しい(?)食事を終え、部屋でまったり過ごしていると

 

「温泉行こうぜ恭一!」

 

若干、テンション高めの一夏が入ってきた。

 

「温泉か...旅行の定番ってヤツらしいな」

 

座っていた恭一は立ち上がり

 

「アヒル隊長持って行こうぜ!」

 

何だかんだ彼もテンションが高いようだった。

.

.

.

脱衣所に着き、浴衣を脱ぎ終わると風呂場へ入って行く2人。

 

「おお! 露天風呂とか良いなぁ。風流だと思わないか?」

「風流かどうかは分からんが、グッとくるモンはあるな」

 

さて、まずは身体を洗わなくては。

 

「なぁ恭一」

「あー?」

 

頭を流し終え、タオルにボディソープを―――

 

「背中の洗いっこしようぜ」

「洗いっことか言うなよ! 変な感じに聞こえるだろがッッ!!」

「なんでだ?」

 

無邪気な一夏の言葉に恐怖する恭一だった。

 

「ババンババンバンバン」

「アビバノンノン」

 

2人は鼻唄を歌いながら、ゆったりお湯に浸かる。

恭一の前でプカプカ浮かぶアヒル隊長もご満悦の様子だ。

 

(...風呂に上がったら、何すっかなぁ)

 

外の景色を眺めながら、ゆっくり身体を温めた。

 

 

________________

 

 

 

「「 あっ 」」

 

旅館の廊下でばったり鉢合う箒とセシリア。

 

「「.........」」

 

何やら視線で牽制し合う2人。

 

「こっちはもう教員室しか無いぞ?」

「あら、それなら箒さんもこちらの道に用はございませんでしょう?」

 

そこで箒はふと、セシリアに何かを気付く。

 

「.....くんくん」

「きゃっ...もう! レディの首元を嗅ぐなんて―――」

 

セシリアは箒の行動に抗議するが

 

「...何故香水をつけている?」

「さ、さぁ...? 何の事やら」

 

ジトーっとセシリアを注視していた箒は

 

―――ツカツカツカ

 

もう一度近づき

 

「な、何ですの? きゃあっ!?」

「なっ....なななんだ、その下着は!?」

 

セシリアの浴衣を開けさせた箒が目を開く。

どう見ても15歳が着けるような下着では無かった。

豪奢なレースを編み込んだ、面積の少ない所謂『大人の下着』。

両サイドを紐で縛ってあるそれは、脱がされる事を前提にしたものであり、性的魅力を遺憾なく発揮させるモノであった。

 

「こ、これはその...身だしなみ.....そう! 淑女としての身だしなみですわ!」

「そんなエロい淑女がいてたまるか!」

「なっ...エロとは何ですか! レディが使う言葉ではなくってよ!?」

 

しばらく醜い言い争いをしていた2人だが。

 

「...もういいだろ」

「そ、そうですわね」

 

不毛な会話である事をお互いが認めた。

 

「渋川の部屋に行くのか?」

「ええ。恭一さんも楽しんでらっしゃるのか、いつもよりもハイですからね。もしかしたら、あんな事やこんな事が起きるかもしれませんわ!」

 

腰をくねらせて、やんやん言っているセシリアに呆れつつも、恭一を思い浮かべる。

 

(そう言えば...千冬さんが渋川にき、キスしようとしてたな...)

 

「....わ、私も行くぞ!」

「あら...顔が赤いですわよ箒さん?」

「うるさいな!」

「...エロエロ撫子」

「お前の方が品の無い言葉じゃないかッッ!!」

 

結局、ギャーギャー言いながら目的の部屋がある廊下近くまでやって来た。

そこから2人は目で会話する。

 

(音を立てるな)

(分かっていますわ)

 

彼女達が求める先には一つ通らねばならない関門がある。

 

(あの修羅に見つかるわけにはいかん)

(こっそり通れば、いくら織斑先生とは云えども...)

 

抜き足差し足忍び―――

 

―――バンッッ!!

 

「「 !? 」」

 

「何処へ行くつもりだ小娘共...」

 

速攻、見つかる2人だった。

 

「な、何故....」

「ふん。ヨコシマな邪気を感じたからな」

 

(( 意味が分からない ))

 

そんな2人を千冬は

 

「ふむ...そうだな、良い機会だ。ラウラとデュノア、凰も呼んで来い」

「は、はぁ...」

 

言われた通りに2人は呼びに行く。

 

「おい、一夏。お前はもう一度風呂にでも入ってこい」

「ええ? 何でだよ千冬姉ぇ」

「女の時間ってヤツだ。渋川でも誘って行ってこい」

「まぁ風呂は好きだから良いけどな」

 

一夏は恭一の部屋へ

 

「おーい、恭一。もう一度風呂入りに行かないかー?」

 

そう言って部屋に入るも

 

「あれ? 何処行ったんだアイツ」

 

 

________________

 

 

 

「...何で雀卓?」

 

風呂上りの恭一は旅館を探検していた。

フラフラと目的も無く歩いていたが、遊戯室のような所に来ていたようだ。

 

「興味お有りですか?」

「ん?」

 

振り向くと2人の女の子が立っていた。

 

「君たちは...?」

「私は松実玄っていいます! お見知り置きください!」

「ま、松実宥と申します...」

 

(ああ、もしかして)

 

「ここの女将さんの?」

「はい! 娘です!」

 

松実玄と言った子が元気良く応えた。

 

「麻雀...興味あるんですか?」

 

少しオドオドしながら、松実宥と名乗る子が聞いてくる。

 

「まぁ昔取った杵柄ってヤツだな...」

「そう云う事なら私達、姉妹がお相手しますよッッ!!」

「健麻ですけどね。これも私達の仕事なので~」

 

どうするか。

 

「ふっ...俺の運はマジでライジングサン―――

 

「―――打てますか?」

 

恭一のキメ台詞を遮る声。

全身に黒を纏った男がいつの間にか其処に居た。

 

 

________________

 

 

 

「「「「「..........」」」」」

 

千冬に呼ばれた5人は座った処で止まってしまっている。

 

(どういうつもりなのだ、千冬さん...)

(ううっ...本当なら今頃恭一さんと...)

(教官はいつ見ても美しいなぁ)

 

箒とセシリアとラウラは平常運転である。

 

「おいおい、どうしたお前達? 今はプライベートな時間と言っただろう。いつものバカ騒ぎはどうした?」

「い、いえ...その.....」

「あ、あはは...織斑先生とこうして話すのは...えっと」

 

シャルロットと鈴は少し呑まれていた。

 

「全くしょうがないな。冷蔵庫から各々好きなモンを取れ。私が奢ってやる」

 

それぞれが渡され、千冬も自分の飲み物を取る。

 

「あれ? 千冬さんはビールじゃないんですか?」

 

「「 ちょっ 」」

 

千冬と箒の間柄を知らないシャルロットと鈴が彼女の発言に驚く。

 

「今はまだ飲まんよ」

 

箒の軽口に千冬は怒る素振りも見せずに返した事がさらに2人を混乱させた。

 

「お前達を此処に呼んだのは、まぁアレだ。男共2人について聞いてみたくなってな」

 

その言葉に皆がそれぞれ反応する。

 

「まずは...そうだな。うちの愚弟からいくか」

 

―――ピクッ

 

鈴が僅かに反応を見せる。

それを千冬は見逃さない。

 

「ほう...この中では凰だけか」

「なっ...あたしは、腐れ縁なだけだし....」

 

スポーツドリンクの蓋を触りながら、もごもごと言う鈴。

 

「ふむ。では一夏にそう伝えておこう」

 

しれっと言う千冬に

 

「い、言わなくていいです!」

 

そんな鈴を笑い声で一蹴する剛毅な千冬だった。

 

 

________________

 

 

 

一方、その頃―――

 

「―――御無礼一発です。18000の1本場でトビですね」

「はうっ!?」

「く、クロちゃん!?」

 

 

________________

 

 

 

舞台は乙女達の場に戻る。

 

「まぁ確かにアイツはガキの頃から超が付く程モテていたな。実際、家事も料理も中々だし、姉の贔屓抜きでも顔だって良い。付き合える女は得かもな。どうだ、欲しいか?」

「く、くれるんですか!?」

 

鈴が食いつく。

 

「さぁな? アイツの自由だ。私は首を突っ込むつもりは無い。欲しけりゃモノにするんだな」

 

其処まで話すと千冬は自分の飲み物に口を付ける。

皆もそれに習った。

 

 

________________

 

 

 

「ロンだ。12000で妹さんのトビだな」

「はうっっ!?」

「く、クロちゃんっ!?」

 

 

________________

 

 

 

「さて...問題はもう1人の男だな」

 

千冬の言葉に少なからず全員が反応を見せる。

 

「ほう...学園一の嫌われ者に対してのお前らの反応は興味を唆られるな」

 

面白そうに顔を綻ばせる。

 

「まずは...そうだな、凰だ。何故お前まで反応する? お前は一夏が好きなんだろう?」

 

 

鈴は

 

「あたしはアイツが...何を考えているのかよく分かりません。でも、強い。それだけは分かる。悔しいですけど...」

 

何か思う処があるように。

 

シャルロットは

 

「僕も鈴と同じかな...後は何て言うか掴みようの無い、雲みたいな人だと思います」

 

苦笑しながら。

 

ラウラは

 

「世界で一番大きい人です!」

 

瞳をキラキラさせて堂々と。

 

セシリアは

 

「私に誇りを取り戻してくれた、決して高貴では無い素晴らしい御仁ですわ」

 

矛盾した言葉を好み。

 

箒は

 

「私に道を示してくれた、かけがえの無い人です」

 

恥らう事なくはっきりと。

 

 

________________

 

 

 

「―――御無礼、トビですね?」

「はうっっ」

「クロちゃん!?」

 

「これでトビだな...あンた背中が煤けてるぜ?」

「はうはうっっ」

 

―――バタン

 

「クロちゃあああああああッッ!?」

 

 

________________

 

 

 

「なるほど...お前達の想いはよく分かった」

 

満足気な千冬に対し

 

「まだ千冬さんが残ってますよ」

「ん? 私も言うのか?」

「当然でしょう」

 

箒の言葉に皆も興味を引かれる。

織斑千冬はあの問題児に対し、何を想うのか。

 

 

「アイツは私の初恋の人だ」

 

 

「「 ぶううううううううううううッッ!!!! 」」

 

 

躊躇無く言い放った千冬にシャルロットと鈴が吹き出す。

 

「「 ゴホッゲホッ... 」」

 

「...お前ら、ジュースが鼻から垂れてるぞ?」

 

引き気味に指摘する千冬に

 

「「 誰のせいですか!! 」」

 

2人は声を荒げるしかなかった。

乙女達の夜は始まったばかりである。

 

 

________________

 

 

 

「ぽひぽひ......」

 

雀卓に突っ伏している玄の頭を姉の宥が優しく撫でている。

久しぶりの麻雀を堪能した恭一はホクホク顔である。

 

「そういやアンタの名前聞いてなかったな。是非教えてく.....れ....?」

 

同じく雀卓に座っている男に話しかけた。

瞬間、恭一は吃驚仰天を迎える。

 

「ッッ!!?」

 

(なっ...馬鹿なっ!? 確かに今、此処に座っていたッッ!!!)

 

急いで辺りを見渡しても、黒の男は何処にも居ない。

 

「あれ...そう言えばあの人....」

「何か知ってるのか?」

「えっと...今日ってウチの旅館はIS学園の人は以外泊まっていないはずなんですよね」

 

「「「...........」」」

 

宥の言葉に玄と恭一が沈黙する。

 

「そ、それってもしかして...おば―――

「それ以上いけない」

 

夏の旅館に怪奇など、ベタ過ぎて笑えなかった。

 





しぶちーと卓を囲んだ3人は別作品のキャラです。
ゲスト出演して頂きました。

何か怪談話でも、と思ってたのに何故こうなったのか。
理解に苦しむね(憮然)

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