野蛮な男の生きる道(第3話までリメイク済)   作:さいしん

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『たんれんぶ』達の軌跡第二弾。
かなり簡略して書いてますので、あぁこんな事もあったなぁ位に思って頂ければ!



《 軌跡-その2- 》

《 軌跡 -その2- 》

 

はい、よーいスタート(棒読み)

 

 

 

《 織斑一夏 》

 

 

" 皆を守るために、俺は強くなるッ!! "

 

 

流されるままに過ごしていた第一部の頃とは違い、悩み考えた末に、自ら恭一に歩み寄った一夏。

皆を守る為にはどうすれば良いのか。どうすれば、自分も強くなれるのか。その答えはきっと『たんれんぶ』の中にある。その想いの元、一夏は恭一達と共に、鍛錬に汗をかく毎日を過ごす。

 

最初の内こそ、他の『たんれんぶ』メンバーとの実力の差を痛感し、焦りを見せていた一夏だったが、恭一から指摘されて以来、基礎からしっかり鍛え直す様になった。

 

恭一から『IS学園の盾になれ』と言われ、漠然とした『皆を守る』という想いに具体的なイメージが付いた事で、今では一層気合が入っている。

 

恭一がプレゼントしたタイヤを使用しての鍛錬や、メモを片手に、たんれんぶの皆に教えを乞う一夏の姿に対し、恭一も人知れず目を細めている。

そんな恭一との仲は非常に良好と言える。恭一が世界征服した暁には、彼は皇帝の座を約束されている程に。

 

そんな一夏は、マッサージで恭一にリベンジする為に、日々腕を磨いている。

最近の少年の悩みとしては、恭一が自分の事を名前で呼んでくれない事らしい。

 

 

 

《 篠ノ之束 》

 

 

" 束さんもこの世界がすっごい楽しいよ! "

 

 

箒とドツキ合いの果に仲直りを果たしてから、更にこの世界を謳歌する様になれた、恭一がこの世で最も信頼している姉であり、世界で二番目の実力者。

 

たんれんぶの特別顧問を担当しており、皆の成長を促すためにゴーレムを用意してみたり、クロエにワールド・パージを仕掛けさせたり、と裏でも色々と楽しんでいる。

 

他にも恭一に影響されたのか、自分が気に入った者は殺さないし、引き込む場合もある。その例が織斑マドカだろう。

最近の束の日課といえば、彼女が成長していく様子を見守りつつ、毎晩『キョー君映像データ』を観せては『キョー君好き好き洗脳』を敢行中だとか。

 

基本的に気分屋ではあるが、恭一の頼みだけは何でも聞く程に溺愛している。

彼に女として見られていない事にショックを受けるも、いつかは姉である自分の元に帰ってくる筈……と淡い期待を抱いている。

 

恭一への誕生日プレゼントもようやく完成したらしく、近々恭一に渡しに来る予定。

 

 

 

《 クロエ・クロニクル 》

 

 

" 今の私はとても幸せです "

 

 

恭一と束を『兄』『姉』と慕っているだけあって、この二人にかなり影響を受けた性格になっている。図々しい処や、人を喰った様な態度をする処など、恭一と束にソックリだと千冬がドン引きする位である。

 

性格だけに留まらず、実力も世界トップクラス。恭一からひたすら捌きの鍛錬を受けた事で、生半可な攻撃では彼女には一切通じない程になっている。

 

そんなクロエだが、彼女もたんれんぶの特別コーチを担当。

ワールド・パージでは、たんれんぶの幻夢を全て余す所無く把握している。その際、千冬が恭一を性的に食べている映像を、リアルタイムで観る羽目になってしまい、危うく失血死する処だったそうな。

 

同じ遺伝子強化試験体であるラウラとの邂逅を経て、姉妹(スール)の契りを結んだ。ラウラから『お姉様』と慕われ、クロエ本人も結構嬉しそうである。立場上、中々会えない二人だが、毎日メールのやり取りしつつ、姉妹の仲を深めている。

 

最近では、織斑マドカの鍛錬相手を務め、夜にはやはり束と共に『恭一お兄様』の素晴らしさを説いて聞かせているらしい。

 

 

 

《 織斑千冬 》

 

 

" アイツの隣りに立つのは私だ "

 

 

本作のヒロインの1人であり、クロエ曰く『ドスケベ変態ショタっ子大魔神』との事。

たんれんぶの顧問を担当。

 

初代ブリュンヒルデに輝いた現役時代に浸透した二つ名『羅刹姫』の名は伊達では無い。ワールド・パージ編ではISを纏った『アンネイムド』の隊長を生身で圧倒。

二代目ブリュンヒルデであるアリーシャ・ジョセスターフに、ISでの勝負で敗北するものの、結局生身で倒してしまうという、恭一と同じく常軌を逸した存在である。

 

恭一に呼ばれると、何処からでも駆け付けられる召喚獣的な固有能力を持ち合わせている。そんな彼女も第二部では、恭一の恋人になり、彼の初めてを無事ゲットした。

 

戦闘スタイルと一緒で、恋愛に於いても攻めてなんぼの精神な千冬に、引くという言葉は無い。常に押して押して押しまくる形で、恭一をアタフタさせて楽しんでいる。

 

最近ではアリーシャとの激戦の末、動けなくなった処にラウラから、物理的愛の告白(ハートブレイクショット)を心臓に受けてしまい、結果これを承諾。恭一公認で、まさかの恋人関係に。

 

 

 

《 篠ノ之箒 》

 

 

" 私の人生は私のモノであるために "

 

 

本作における圧倒的メインヒロイン枠を勝ち取った少女は、第二部でも絶好調である。疎遠であった束と姉妹喧嘩の末に、過去の自分を取り戻した彼女は、夏に晴れて恭一と恋人関係になり、共に学園生活を遺憾なく謳歌している。

 

たんれんぶを作ったきっかけとなる発言をしたのが彼女であり、副部長を担当している。

 

千冬の様にガンガン来るタイプかと思わせつつ、乙女的行動でやはり恭一をアタフタさせている。

 

恭一の影響で、彼女も原作とは異なる点が多い。

まず専用機『紅椿』の存在である。この世界の箒が専用機を貰うのは、宇宙へ行く時だと束と約束している。

髪型も違い、肩に届く位に留めて整えている。

竹刀やら木刀やら日本刀を振り回さない。

人見知りする性格は何処へやら。気付けばクラスの頼れる委員長的存在に。

 

恭一と千冬と楯無からの鬼鍛錬の毎日を過ごした結果、訓練機でありながらも、専用機組と互角に渡り合える実力を身に付けた箒。

故に、専用機を持たない生徒達から『希望の巫女姫』と尊敬されており、箒自身は知らないがファンクラブまで発足されている。1年生内で最も人気があるのは、彼女かもしれない。

 

篠ノ之箒の最愛の人は恭一。最愛の友はセシリア。

 

 

 

《 セシリア・オルコット 》

 

 

" オルコット家の誇りを守るためですわ! "

 

 

下手な日本人よりも日本人しているイギリス淑女であり、たんれんぶ部員。

苛烈に人生を歩むと誓ってからは、どんな事にも積極果敢に挑んでいる。ISに関してもそうだが、第二部では千冬と箒のヒロイン戦に割って入る様にもなった。

急いては事を仕損ずる精神を持ちつつも、恭一へのアピールは忘れない。

 

『サイレント・ゼフィルス』の偏向射撃を見せつけられ、彼女もそれを追い求める様になるが、恭一から基礎の重要性と応用の自然獲得性を説かれたセシリアは、無理な鍛錬をやめて、改めて基礎から自分を見直す鍛錬にシフトチェンジしている。

 

鈴曰く、恭一のアホな処が似てきているらしい。なお、セシリア自身にその自覚は無い模様。

 

ワールド・パージ編で恭一に告白するも、返答は敢えて聞かなかったセシリア。勝負は12月と考えており、自身の誕生日12月24日のクリスマス・イヴまでに、もう一度改めて勝負を仕掛けるつもりでいる。

 

そんな彼女も、箒を最愛の友としている。

口癖は『そげなアホな』。

 

 

 

《 凰鈴音 》

 

 

" アンタ達だけ強くなるのを指咥えて眺めてる訳にはいかないのよッ!! "

 

 

第一部では恭一達と違うクラス、一夏に恋心を抱いているキャラという事で、どうしても他のキャラクターに比べ出番が少なかったが、第二部では……?

 

恭一の狂気を感じ取り、疎遠だった鈴だが、海で溺れかけた処を助けられてから、第二部では恭一への印象が少しずつ彼女の中で変わっていく。

一夏の誕生日を共に買いに行ったり、恋愛に悩む姿を見たりしている内に、気軽に殴り合いをする悪友的なポジションに。

 

たんれんぶでは今のところ、一番最後の加入者。

 

「自分や一夏達の事をどう思っているのか」改めて聞いた鈴だが、恭一から返ってきた思わぬ言葉に、照れながらも大きく心が揺れ動いた。

 

第二部から何とか出番が増えてきた凰鈴音。

そんな彼女だが、実は本編では無くIFルートにて、輝きを放っていたりする。

中継ぎエースとしてこれからも、彼女の力投には期待したい。

 

 

 

《 シャルロット・デュノア 》

 

 

" 恭一をギャフンと言わせたいからね "

 

 

恭一とよく謎の争いをしているドS少女(恭一限定)。

恭一をもってして、恐る存在『デーモン』(恭一限定)。

調子に乗って恭一をイジメまくって楽しんでいたら、いつの間にか「うんこ」呼ばわりされる様になってしまった。

 

シャルロットをうんこ扱いする主人公なんて、このアホ位である。

 

第一部にて、知らない処で自由を得たシャルロット・デュノア。

しかし、恭一に思わぬ侮辱を受けて、涙を流して悔しがった彼女もたんれんぶに所属している。

理由は恭一を見返すには、強くなるしかないから。

 

しかし、恭一の言動の意味を知った彼女に変化が訪れる。見返す為に強くなるのではなく、恭一に認められる為に強くなる事を決意。

 

更に言えば、恭一がお節介焼きである事を看破した、数少ない1人である。故に、恭一が遠回しに誰かを鼓舞している時、いつも微笑ましい表情で見ているシャルロット。

 

ワールド・パージ編でのパトラッシュ事件。そして修学旅行で見てしまった夢が、彼女の心に少しずつ影響を齎す事になってしまった。

 

そんな彼女の動向は、今後果たして……?

多分IFルートになると思いますけどね。

 

 

 

《 ラウラ・ボーデヴィッヒ 》

 

 

" 強くなけりゃ嫁になってくれんからな! "

 

 

VTシステム事件後の邂逅の中で、恭一の前世を唯一知る少女であり、たんれんぶの部員である。

そんな彼女には二つの想いが。一つは千冬を恋慕う気持ち。もう一つは自身を助けてくれて、家族となった恭一を『世界一位のパパ』と敬愛する気持ち。

 

誰が相手でも、気に入らなければNOと言える恭一が、唯一甘えさせてしまうのが、このラウラである。恭一にライオンの着ぐるみパジャマを着させられる猛者など、彼女以外には居ない。

 

恭一を『兄』と尊敬するクロエと出会い、その結果彼女を『姉』として尊敬する様になる。

 

そして、とうとう念願の『教官を嫁にするぞ~!』作戦が実を結ぶ事となったラウラ。今後は恭一だけでなく、千冬にも思う存分甘えたら良いと思う。

 

 

 

《 更識楯無 》

 

 

" 妹の簪ちゃんを守るためよ "

 

 

第一部では恭一に恋心を抱いていた楯無だったが、第二部ではその想いのベクトルの違いに気付いた。

 

恭一に兄になってほしい、そう思う様になって、それでも中々言い出せない日々が続いていたのだが。簪のアシストであっさり兄妹関係に。

 

それ以来、2人きりもしくは簪と虚だけが居る場面では、恭一の事を『お兄ちゃん』と呼んでいる。

 

彼女もたんれんぶの一員であり、同時に生徒会長も兼任していたのだが、恭一の奇襲を喰らい生徒会長の座を明け渡した。

 

IS学園の中でも恭一の動向を、千冬の次に知る人物で、無茶な事ばかりする恭一の事を心から心配しているのだが、止めようとは思わない。

自分が強くなって彼の背中を支えていこう。その決意を胸に、日々鍛錬を続けている。

 

 

 

《 更識簪 》

 

 

" お姉ちゃんを守るため "

 

 

疎遠だった姉の楯無と仲直りを果たし、専用機も一緒に製作完了。沈んでいた表情を浮かべていた彼女はもういない。

 

楯無の背中を守る為に強くなりたい。その想いから彼女もたんれんぶに参入。

 

意外に物怖じしない性格であり、恭一にも思った事をズバッと言ってのける一面も。楯無の為に『桃園の誓い』を恭一の前で、あっさり提案したのも彼女の豪胆な性格故である。

 

アニメが好きで、最近ではキン肉マンにハマッている彼女だが。恭一がゴーレム相手にカマした『キン肉ドライバー』を見逃した事を、激しく後悔していた簪。

 

その映像を束が持っている事を聞きつけた彼女は、束の前で土下座して懇願したとか。流石の束も、その行動には呆気に取られてしまったらしい。

 

ちなみに恭一の事は『兄者』と呼ぶ様になった。

 

 

 

《 渋川恭一 》

 

 

" 好き勝手に生きるには強くねぇとなァ "

 

 

第一部を終えて、第二部でもハチャメチャに楽しんでいる本作の主人公は、隻眼になろうが、今日も面白おかしく元気に学園生活を謳歌している。

 

『インフィニット・ストラトス』の世界なのに、滅多にISに乗らない主人公。

それは第二部で更に加速。試合ならまだしも、喧嘩が増えたからだと思われる。

第一部が終わって以降、恭一がISに乗ってる描写は……無人機ゴーレムⅢにキン肉ドライバーを仕掛けた時……だけかもしれない。

 

そんな彼であるが、第二部では阿修羅と羅刹を恋人に迎え、たんれんぶの部長、更には生徒会長の座も楯無から奪い取った。

 

『地上最強』を謳い『全生物の生殺与奪は自分にある』と宣う傲慢っぷりは第二部でも健在。なお、喧嘩以外では勝つ方が珍しいと思える程に、負けまくっている模様。

 

第一部では自分さえ楽しければそれで良い、と思っていた恭一。

その想いは今もあるが、その中身に『たんれんぶ』が加わった。

 

自分は箒達たんれんぶの面々と、共に過ごしている時間が好きだ。それを壊そうとする者は許さない。

 

第一部、第二部という紆余曲折を経て、他人を想う気持ちが恭一に芽生える。そして、その想いの為に1人でIS学園を狙う存在に、立ち向かい続ける。

作者の中では、この二つが本編のメインテーマでした。

 

学園での恭一に対する心象はキャノンボール・ファストを経て『珍獣』にレベルアップ。結果、学園内での悪意・敵意はそこそこに鳴りを潜めた模様。

 

更に12月に入れば、正式に生徒会長就任の発表も控えていたり、他にも年末のイベントがあったりと、これからも諸々事が彼に飽きさせない日々を続かせそうだ。

 

 

 

終わり! 閉廷! 以上!

 

 





他のキャラクターに関しては、これから書いていく話の最後に一人ずつ『人物紹介』として、載せていこうと思います。


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