野蛮な男の生きる道(第3話までリメイク済)   作:さいしん

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思春期に特徴的な、過剰な自意識やそれに基づく振る舞いの事を?
自分が特別な存在であるという根拠の無い思い込みを?
というお話



・しぶちー初めての修学旅行編
第肆話 耐えるのもお仕事


「1年生だけ旅行なんてずるい、ずるくない?」

「お嬢様も去年行かれたでしょう」

「記憶にございませーんっ!」

 

今日から待ちに待った修学旅行である。

この旅行を全員が憂い無く満喫するために、恭一は1人で『亡国機業』を潰したと言っても過言では無い。

それは生徒会長としてでもあり、勿論自分自身のためでもある。

 

前世を含めても、恭一にとっての『旅』とは必ず内容に『殺』が入り組まれていた。

 

たまには血塗皆無な旅があっても良いだろう。

そう思うようになったのは良い事なのか、悪い事なのか。

 

(ううむ......分からんッ!)

 

「今、お兄ちゃんが何を考えてるか当ててあげよっか?」

「あ?」

 

恭一の部屋にはわざわざ生徒会の仲間として、楯無と虚が見送りに来てくれていた。

他人の前では恭一の事を兄呼ばわりしないと言った楯無だが、虚は家族も同然との事らしく、今は遠慮無く彼を兄と呼んでいる。

ちなみに簪は恭一の事を『兄者』と呼ぶようになった。

その響きに対しては、恭一も満更では無かったりする。

 

「後顧の憂いも絶てたし、めいっぱい楽しむぞ~! でしょ?」

 

楯無の目の前で、無表情のまま恭一は肘を少し曲げつつも、両腕を高く掲げた。

 

「な、なにそのポーズ?」

「コロンビア」

「は?」

 

「若旦那」

「...........」

「若旦那?」

「あ、ああ。何ですか布仏さん?」

 

恭一が頭を悩ませているのがコレだ。

楯無から恭一との間柄を聞いた虚も、恭一の呼び名を変えたのだ。

それは別に良いのだが。

 

(何回呼ばれても慣れねぇ......ヤー公みてぇだし)

 

最初は『お坊ちゃま』だったのだが、生徒会のメンバーから「それは無い」と満場一致で変更になったらしい。

何でも恭一は『お坊ちゃま』って容姿では無いとか。

簪曰く

 

「渋川君って制服着てなかったら、カタギに見えないよね」

 

結構ショックだった。

 

そんな事もあり、何故か『若旦那』と呼ばれるようになってしまった訳である。

 

「生徒会長心得、その56は?」

「覚えてませんッ!」

「胸を張って言う事じゃないわよ、お兄ちゃん」

 

面目無い。

言い訳になるが、覚える時間があるようで無かったんだ。

結局あれからも毎日、誰かしらが看病ツって遊びに来るんだもんよ。

 

「帰ってきたら、みっちり指導させて貰いますので。そのおつもりで」

「.......ういっす」

 

約束された地獄予約再び。

これを迎え撃つには、全力で旅行を楽しむしかぬぁい!

気力を全快まで養わねぇとな。

 

「いってらっしゃい、お兄ちゃん!」

「いってらっしゃいませ、若旦那」

 

いざ、集合場所へ。

 

 

________________

 

 

 

「久しぶりだね、渋川君!ってどしたのその眼っ!?」

「け、怪我をなさったのですか? インフルエンザが長引いていると聞いていましたが」

 

学園のゲート前にやって来た恭一。

既に1年の生徒はクラス毎に集まっている。

クラスメートの前に恭一が現れたのは実に10日ぶりなのだが、案の定突っ込まれた。

 

本音と一緒に居た清香と静寐が、心配そうに声を掛けて来る。

 

「わ、わわわ私の祈祷が未熟なせいでッ......私に癒しの力があればっ......くぅぅぅ.....!」

「はいはい、大丈夫だからねー」

 

久々に恭一と同じ空気を吸えている事に喜びを感じつつも、彼が怪我を負った事に本気で落ち込むガチ信者、霜月美佳。

崩れ落ちる彼女の背中をポンポンと励ましてあげている、自称7月のサマーデビルこと、谷本癒子。

2人共、中々に久しぶりの登場である。

 

 

(ううむ......此処での返しは一体、どれが正解か)

 

正直に話してみるか?

 

 

『目ん玉くりぬいてムシャムシャ!』

 

 

「「「「 ひぇっ 」」」」

 

駄目だな、うん。

引かれるってレベルじゃねぇわ。

 

少し脚色入れてみるか?

 

 

『敵の矢の的になってな』

 

 

いやこれこそ却下だろ。

只でさえ、この学園はイベントの度に襲撃されてんだ。

外敵と闘ってた事が知れ渡ったら、余計な不安の種を蒔く事に成りかねない。

 

思い付いたのはあと一つ。

これが多分、一番良いんだと思う。

 

(やだなぁ.......)

 

そこそこ精神的ダメージを負う事になるのは必須。

 

(......くっそう! やってやるッ! やるなら徹底的にだッ!!)

 

恭一は覚悟を決めると

 

「ぐっ.......!」

 

 

仰々しく左眼を押さえて、その場で膝を突いた。

 

 

「ど、どうしたの渋川君!? 痛いの!?」

「織斑先生をお呼びした方が―――」

 

清香と静寐、それに周りに居たクラスの女子達が心配そうに

 

 

 

「また......混沌の闇が俺の中で......暴れやがるッ.......!」

 

 

 

「「「「 は? 」」」」

 

刹那、目が点になった。

 

 

 

「ぐぅっ......共鳴が.......凶夜の刻にはまだ......っ......!」

 

 

 

これはまさか。

まさかまさかの。

 

恭一は近くに居た女子達の中から瞬時に見極め

 

(り、鈴! 合わせてくれ!)

(......はぁ、しょうがないわねぇ)

 

事情を知り、尚且つ察してくれる者の存在にアイコントで会話。

 

「コイツはインフルエンザと一緒に、もう一つの病に罹ってしまったのよ。アンタ達の中学時代にも居たんじゃないかしら?」

 

鈴は、やれやれと肩を竦めてみせた。

 

 

 

「ククク......邪眼の力をナメるなよ」

 

 

 

(((( 中二病だーーーーーっ!! ))))

 

 

恭一と鈴の様子にピンときた本音も

 

「しぶちー、しぶちー! その左眼には何が封印されてるの~?」

 

「フッ......それ以上近づくと灼かれちまうぜ? 俺の瞳に眠る『真紅眼の黒竜』によォ」

 

空気を読んで、ギャラリーを畳み掛ける事に手を貸してくれた。

 

「そっかぁ! 渋川君はまだ発症してなかったんだねぇ!」

「うふふ。男の子にはそういう時期があると、私も伺ってますので」

「流石は恭一様です! 闇をも受け止められる大器の持ち主ッ!!」

「まぁ、20歳超える前に罹って良かったじゃん?」

 

周りから、とてもとても生温かい目を向けられる恥辱。

少年にとってこれ以上無い面恥、汚辱、屈辱。

 

(......仕方ねぇんだ、うん.............ちくせう)

 

生徒が旅行を楽しめるように、周りに気を配るのも生徒会長の役目と聞かされた恭一は拳を握り締めて、唯々耐えるのみ。

 

(ドン引きしてくれた方がまだ......いや、贅沢言っちゃいけねぇ)

 

これも自分が選んだ道なのだから。

それに不幸中の幸いか、アイツが居なくて本当に―――

 

「あはァ.......♥ 恭一ってば、闇を統べる者だったんだぁ♪」

「で、デーモン.......」

 

振り向けば奴が背後で嗤っていた。

絶対に聞かれたくなかったアイツが。

可愛らしい顔してるのに、まるで可愛くない悪魔の貴公子が。

 

(どうしてこんな仕打ちをなさるのですか)

 

心の涙を流す恭一の前で笑ってはいるが、シャルロットだって鈍くは無い。

恭一の言動の意図など分かっている。

 

皆に余計な心配を掛けさせないため、だよね。

やっぱり恭一って不器用だけど、優しい。

 

(ふふっ......箒やセシリアもこういう処に惹かれてるのかな)

 

わざわざ道化を演じる恭一に対し、心の中で敬礼を。

 

(でも、それはそれ。これはこれってね♪)

 

今、彼を揶揄ってしまえば、恭一の被った泥が水泡に帰してしまう。

なので、皆のいる前ではこれ以上言うまい。

 

(むぷぷ......忘れた頃に突っついてやろ~っと)

 

また此処に、恭一の敗北が予約されてしまった。

 

 

________________

 

 

 

「おはよう、恭一!」

「箒......お、おはよう」

「.......? どうした? もしかしてまだ傷が痛むか?」

 

心配そうに顔を覗き込んでくる箒の手前で、大きく手を振り

 

「い、いや大丈夫だ! ほれ、行こうぜ!」

「あ、ああ」

 

学園近くの駅まで皆で歩いて行く。

その波に遅れないように、恭一と箒も歩き出した。

 

(うーあー......)

 

 

『恭一を愛する気持ちは誰にも負けんッ!』

 

 

昨日の食堂で彼女が叫んだ事を思い出し、つい誤魔化してしまった。

そして今朝、それとなく昨夜の事を本音から聞いて、どういう経緯でそうなったのかも既に恭一は知っている。

 

(嬉し恥ずかし何とやらってヤツか)

 

 

『俺も愛してるぜ、箒ッ!』

 

 

あの場面で、そんな事を言い返せる訳も無く、真っ先に逃走したのだが

 

(いやでも、言えねぇだろ非常識的に考えても.......普通の奴なら叫び返したンかなぁ)

 

普通が何なのか、時々分からなくなる恭一だった。

 

.

.

.

 

「ほ、ほわぁぁぁぁ......」

 

場所は東京駅、各々が自由に新幹線到着を待っているのだが、売店横のショーケースの見本に食いついている銀髪子犬を発見。

 

「何やってんだラウラ?」

「む......パパか! これっ、これを見てくれ!」

 

余程、興奮しているのか。

普段の呼び名では無く、プライベートの呼び名で恭一の腕を掴むや、ブンブンと振りながら、指先でとあるモノを指差す。

 

「えーっと、なになに......東京名菓ひよ子......菓子物か」

「可憐だ! キューティフルだ! そうは思わないか、パパ!」

 

どうやらラウラは目の前のお菓子の形状に惚れたらしい。

早速、黒ウサギカードを取り出すラウラを制止し

 

「ふむ。ならば此処はパパが買ってやろう」

「ほ、本当か!?」

「おうおう、パパは嘘など付かんよ」

 

財布を取り出す恭一の横で、ラウラは嬉しそうに身を乗り出し、売店のおばちゃんに

 

「こ、こ、これをあるだけ売ってくれッ!! 金なら払う! この世界一位のパパがなッ!!」

「ファッ!?」

 

(全部とは言っていない)

 

財布を握り締めた恭一は、ザッと棚に並べられた『ひよ子』を見る。

流石は東京名物、それはそれは膨大な数だった。

 

「えへへっ、なーパパ♪」

「ふぐっ」

 

何という純粋無垢。

我が娘の何と穢れ無き瞳か。

 

(ど、どうする......)

 

可愛い娘のために、何より世界一位だと慕ってくれるラウラの望みなら、出来るだけ聞いてやりたい。

だが、普通に全部は買いたくない。

というか、絶対に嫌だ。

そもそも仮に相手がラウラじゃなければ、フルボッコからのゴミ箱行きの刑なのだ。

 

「なぁラウラよ」

「どうしたのだー?」

 

 

「 " 三矢の教え " を知っているか?」

 

 

「むっ、何だそれは?」

「矢は1本では簡単に折れるが、3本束ねると折ろうとしても簡単には折れない、と云う意味だ」

 

一個のひよ子なら大した金額では無いが、全部となると高いんだよ。

入れ物が箱なだけに、荷物もいっぱいになっちゃうよ。

だから一つにしておくれって事である。

 

その思いを込めて、遠回しに言ってみるが

 

「成程、結束が大事だって事だな!」

「.......うん、ラウラは偉いな」

 

(我が娘のなんと物分りが良い事か.......ははは)

 

恭一、知的な感じで誤魔化そうとするも失敗。

 

「な、なぁラウラ」

「どうしたのだー?」

 

可愛らしく首を傾げるラウラが今は恨めしい。

 

「どうして全部買う必要があるんだ?」

「うむ! こんな可憐なひよこ達を置いてはいけまい! コイツ達を救いだしてやらねば!」

 

(何言ってだコイツ)

 

まるで意味は分からんが、糸口は見つかった。

 

「まだまだ甘いなラウラ、実に甘い」

「むっ」

 

鼻で笑われ、ムッとなるラウラだが、続けて恭一は

 

「今此処にある全てを救えば、確かにこのひよこ達は喜んでくれるだろう」

「そ、そうだぞ。だから私は―――」

 

「囚われたひよこ達はこれで本当に全員なのか?」

「っ......そ、それは」

 

売り場は此処だけでは無い。

更に言うなら、ひよこは今この瞬間にも産まれ落ちているのだ。

此処に捕まったひよこ達など、たった一部にしか過ぎない。

 

「な、なら私は......どうすれば......」

「逆転の発想だ、ラウラ」

「ぎゃく.....てん......?」

 

しょんぼりしているラウラの頭を優しく撫で

 

「此処で全部買ってしまえば、もう誰にもコイツ達の魅力は伝わらない。だがちゃんと残して置けば、俺達以外にもコイツ達の魅力は知れ渡り、何れ世界のひよ子は救われるだろう!」

「おおっ.......おおおっ! パパの言う通りだ!」

 

恭一は財布を改めて開き

 

「なら俺達が買うのは?」

「一個だぞ!」

 

(やったぜ)

 

成し遂げた恭一、妙な達成感を得る。

『東京名菓ひよ子』の箱を一つ手に取り、売店のおばちゃんへ

 

「やっぱりパパは世界一位だな!」

「フッ......危うく三位になりかけたが、パパはいつでも世界一位さ」

「すごいなぁ!」

 

恭一の隣りでピョンピョン飛び跳ねているラウラに、大いに頷く。

 

「ラウラよ......パパは今年は一位だが、来年は何位だ?」

「一位だ!」

「再来年は?」

「一位だ!」

 

お金を支払い、商品を受け取る。

 

「よしんばパパが二位だったとしたら?」

「世界一位だぞ!」

「フッ......」

 

満足気にお釣りを

 

「それは二位でしょ」

 

おばちゃんから控えめに突っ込まれた。

 

 

________________

 

 

 

「中々良い暇潰しになったな」

 

ホームへ移ると自分達が乗る新幹線も到着した。

一年生全員という規模のおかげで、幾つかの車両は貸し切りである。

ぞろぞろと移動を始めるIS学園の一年生達だが、その特徴的な制服姿もあって、周囲の一般人の目を引いている。

 

「うっそ、あれってIS学園よね!?」

「って事は、織斑一夏君が居るって事よね!? どこっ!? どこどこっ!?」

「ミーハーねぇ」

「そういう貴女だって、必死に探してるじゃない!」

 

きゃあきゃあ騒ぐ周囲を余所に、生徒達は新幹線に入って行く。

百数十名の女子の中にたった2人の男子なのだ。

ウォーリーを探すよりも見つけるのは簡単だった。

 

「あっ、あれじゃない!? 男だし!」

「きゃーっ! 織斑くーんッ!」

 

列の後方に居た少年の背中に黄色い声を

 

「.......?」

 

何やら騒がしい後ろに怪訝な顔を傾け

 

「なぁんだ、アレおまけの方よ」

「うわぁ......野蛮そうな顔してるわ~」

「声掛けて損したわーもうー」

 

(((( おいバカやめろ、やめてくれ ))))

 

IS学園の生徒は皆、嫌という程知っている。

今、蔑まされている少年の無法っぷりを。

 

巻き込まれませんように!

 

まだ新幹線に入れてない生徒達は皆祈った。

 

「貴様らッ―――」

 

少年の隣りに立つ箒が怒鳴り返そうとした処で

 

「なっ、恭一......?」

「野蛮だってよ。バレバレじゃねぇか、うわはははは!」

 

箒の腕を掴んだ恭一は爆笑だった。

 

IS学園の生徒ってのは、千冬さん曰くエリートの集まりらしい。

それならあんな小者を箒が相手にする必要は無い。

 

(赤点塗れの俺は含まれてぬぁい!)

 

久々の罵声に胸を高鳴らせ

 

「喰うぞコラァッ!!」

 

「「「 ヒッ!? 」」」

 

そのまま殺気を―――

 

「何やってる馬鹿者が!」

「サモハンッ」

 

千冬から後頭部を叩かれ、新幹線へと引きずり込まれて行った。

 

.

.

.

 

「恭一、こっちだ!」

「.........うん」

 

先に最後列の座席を確保していた箒から手招きを受け、トボトボ歩いてくる恭一。

彼女の隣りに座った恭一の頭には、立派なタンコブが。

 

「随分と絞られていたな」

「まぁテンション上がっちまった俺がいけねぇや」

 

恭一は唯の生徒では無いのだ。

それに生徒会長が外で騒ぎを起こすなど、言語道断である。

千冬も本心をグッと堪え、馬謖を斬る思いで恭一を敢えて厳しく叱った。

 

「箒もさっきはありがとよ」

 

自分に悪意を向けてこられるのは嬉しい。

だが、自分が貶されて怒ってくれた事はもっと嬉しかった。

 

「こ、恋人を馬鹿にされて怒らない奴などおらん!」

 

面と向かってお礼を言われると、箒も恥ずかしくなったらしい。

顔を窓の方へ背けるが、そんな彼女の手を恭一は優しく握った。

 

「ひゃっ......き、恭一?」

 

この席なら、手を繋いでいる位であれば周りからも早々バレやしない。

基本的に受身な恭一なりの、精一杯の行動である。

 

「あー、なんだまぁアレだ......良かったらこのままで.....なんて」

「あ、ああ!」

 

箒も彼の手を握り返し、互いに笑い合った。

 

新幹線が走り出し、車内も一層賑やかになる。

皆、この日を楽しみにしていたのだから、当然だろう。

 

「箒」

「ん?」

「俺はすっげー楽しんでやるからな」

「ふっ......それは私もさ!」

 

 

漸く、修学旅行の始まりだ。

 

 





渋川君
恭一君
恭一さん
渋川
恭一

――――――(デフォルトライン)

キョー君
お兄様
しぶちー
恭一様
恭一殿
パパ
お兄ちゃん
兄者
若旦那


うーん、この呼び名(呆れ)

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