魔法少女リリカルなのはViVidー人喰らいし、古の血ー   作:ダラケー

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hunting 07

ガンマ「グルルルル…ガアァァァァァァァァァァァッ!!」

 

象型のアマゾン―『エレファントアマゾン』に構えたガンマはエレファントに向かって走りだした。

 

エレファント「バロオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ガンマ「ハッ!!」

 

迫り来るガンマにエレファントは長い鼻を動かしてガンマを叩き潰そうとするがガンマは体を回転させながら右腕のカッターを使い、エレファントの鼻を切断した。

 

切断された鼻は床に落ち、水揚げされた魚のようにビチビチと動いた。

 

エレファント「バロオォォォォォォォォォォォォォォ!?」

 

鼻を切断されたエレファントは怯む。

 

ガンマ「ハアァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

エレファントが怯んだ隙に接近しようとするガンマ。

 

その時、エレファントの切断され床に落ちた鼻がガンマの首に巻き付いた。

 

ガンマ「ぐ…が…」

 

首を絞められるガンマは走るのを止めて鼻をほどこうと足掻く。

 

エレファント「バロオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ガンマ「がはっ!!」

 

そこへエレファントがタックルしてきてガンマを吹き飛ばした。

 

吹き飛ばされたガンマは壁に激突して床に倒れ込んだ。

 

ガンマの首に巻き付いた鼻はピクピク動いているが直ぐに動かなくなった。

 

エレファント「バルルルル……」

 

タックルしたエレファントは倒れ込んだガンマに近付く。

 

ガンマ「フッ、ハアァァァァァァァァァァァァァァァ!! 」

 

エレファントが近くに来た瞬間、ガンマはエレファントの足を掴んで持ち上げる形で立ち上がった。

 

エレファント「バロオォォォォォォォォォォォ!?」

 

足を掴まれ持ち上げられたエレファントはそのまま後頭部床にぶつける。

 

ガンマ「ウオォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

足を掴み立ち上がったガンマはエレファントを振り回しす。

 

ガンマ「ウオォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

5周くらいしてガンマはエレファントの両足を離し、投げだ。

 

エレファント「バロオォォォォォォォォォォォォォォ!?」

 

投げられたエレファントは窓ガラスを突き破り外に放り出された。

 

ガンマ「……」

 

エレファントの後を追おうとしたガンマだが窓枠に飛び乗り看護婦Cの方を見た。

 

ガンマ「すぐに…おわるから…」

 

そう言ってガンマは壊れた窓から飛び降りた。

 

エレファントとガンマが飛び降りた所は8階部分。

 

そこから平気で飛び降りたのだ。

 

エレファント「バルルルル……バロオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ガンマが着地するとエレファントが咆哮を上げて構えていた。

 

ガンマ「ハアァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

エレファント「バロオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ガンマも構えると走りだし、同時にエレファントも走りだした。

 

その時、二人の目の前に何かが飛んできた。

 

ガンマ「!?」

 

エレファント「バロオォォォォォォォォォォォ!?」

 

これには驚き二人は動きを止めた。

 

飛んできた何かは軌道はそれぞれだったが同じ方に戻った。

 

二人はその方向を見ると黒い髪に、黒い服で首からは何かの顔の装飾がされたネックレスをしている青年がいた。

 

その青年の両手に、さっきの二本の刀があった。


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