魔法少女リリカルなのはViVidー人喰らいし、古の血ー 作:ダラケー
詠夢「えぇ!?か、仮面ライダー!?」
ポッピー「なんであんな子供が!?」
作「な、なんで!?」
バガモン「バガモンも驚いたガー!!」
リュイがガンマとなったのを見て【仮面ライダーエグゼイド】の変身者【宝生 詠夢】と詠夢の仲間の女性であり、バグスターの【ポッピーピポパ】、そしてバガモンが実体化する要因のゲーム【ジュージューバーガー】を作った【ゲンムコーポレーション】(←ゲーム会社)の社員【小星 作】とバガモンは驚く。
ゲンム「どうやってライダーの力を…ガシャットも無しに…」
パラドクスP「まあ、何だっていいじゃないか。楽しくなってきた」
黒いエグゼイドこと【仮面ライダーゲンム】とバグスターであり、仮面ライダー【仮面ライダーパラドクス パズルゲーマーLV50】は言う。
ガンマ「これは…わたさ…ない!」
ゲンムとパラドクスを見てガンマは【ジュージューバーガーガシャット】を握りしめながら言う。
パラドクスP「へぇ、なかなか威勢がいいな。楽しめそうだな」
《KNOCK OUT FIGHTER!》
《The strongest fist!》
《"Round 1" Rock & Fire! 》
《DUAL UP!》
《Explosion Hit!》
《KNOCK OUT FIGHTER!!》
ジュージューバーガーガシャットを奪われないように構えるガンマを見てパラドクスは厚みに加え、赤と青の絵柄が半分ずつ描かれた丸いダイヤルが付いているガシャット【ガシャットギアデュアル】を左に回すと姿が変わった。
青い姿のパズルゲーマーLV50から赤い姿で、両肩にあったアーマーが両手にグローブのように装備した【ファイターゲーマーLV50】(以後:パラドクスF)に変わった。
パラドクスF「さあ、楽しもうぜ!」
ファイターゲーマーに変わったパラドクスはガンマに向かって走り出した。
ガンマ「ガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
向かって来るパラドクスにガンマは向かって行く。
パラドクスF「そらっ!!」
パラドクスの左ストレートが放たれた瞬間、ガンマは跳躍してバク宙してパラドクスFの後ろに着地した。
《バイオレント・ブレイク!!》
着地したのと同時にガンマはバトラーグリップを引き抜いてアマゾンブレイドにするとパラドクスを斬り付けた。
パラドクスF「ぐっ、やるじゃないか」
斬り付けられたパラドクスは少し後退しながらも効いていないらしく言う。
ニコ「あの子つよっ!?」
大我「アイツ、かなり戦いなれてやがる」
パラドクスに一太刀浴びせたガンマを見て【仮面ライダースナイプ】の変身者『花家 大我』と大我を支える女子高生【西馬 ニコ】は驚く。
ガンマ「グルルルル……」
アマゾンブレイドで斬り付けたハズなのに効いていないパラドクスにガンマは次の手を考える。
基本的に
パラドクスは明らかに自分より上の実力者、どこまで戦えるか…。
パラドクスF「こないならこっちが行くぜ!」
攻撃してこないガンマにパラドクスは殴りかかってきた。
ガンマ「はっ!」
殴りかかってきたパラドクスをガンマはバク転して回避する。
ガンマ「セヤッ!!」
4回バク転して回避するとガンマはブレイドを構えてパラドクスの懐に入り斬り付けた。
パラドクスF「ぬうっ…やるなぁ、お前。心踊るなぁ!」
ゲンム「よせ」
斬られながらも戦おうとするパラドクスをゲンムは止めた。
パラドクスF「なんだよ、シラケることすんなよ」
ゲンム「彼は仮面ライダーであるがどうやらこことは異質、すぐに消えるだろう。ここは一旦退くぞ」
パラドクスF「ガシャットの回収はいいのかよ?」
ゲンム「レベル4のガシャットは確かに回収せねばならないがいつでも奪える」
パラドクスF「はいはい」
少し不満なのかパラドクスはそう言うと構えを解いて納得する。
パラドクスが納得するとゲンムはどこかへ歩いていき、パラドクスもそれに続く。
ガンマ「…………」
去っていくパラドクスとゲンムを見てガンマは構えを解いて詠夢たちの方へ歩いていく。
ガンマ「これ…」
詠夢の前に着くとガンマはガシャットを差し出した。
詠夢「ありがとう。ガシャットを守ってくれて」
ガンマからガシャットを受けとる詠夢。
するとガンマの姿が消えてリュイの姿に戻ったが体がうっすらと消えかけていた。
バガモン「リュイ!?」
消えかけているリュイにバガモンは驚く。
リュイ「ばがもん…」
消えかけているリュイはバガモンを見ると笑った。
自分は大丈夫だよっという意味を込めているのだ。
リュイ「ばがもん…みんなと…なかよく…ね…」
そう言うとリュイは完全に消えてしまった。
バガモン「リュイ…」
詠夢「大丈夫だよ、また会えるよ。きっと」
バガモン「そうだガー。リュイが来たら美味しいハンバーガー作るガー!」
リュイがいなくなってしょんぼりしていたバガモンを詠夢が励ますとバガモンは元気になったのだった。
シグナム「リュイ、リュイ!目を開けるんだ、リュイ!」
リュイ「ん…あ…れ…?」
声でリュイは目を開けると心配している顔をしたシグナムがいた。
いつの間にか木に背にして眠っていたようで、辺りはすっかり暗くなっていた。
リュイ「しぐまま…ばがもん…は…?」
シグナム「バガモン?なんだ、それは」
リュイ「えっと…はんばーがーの…ようせい?」
シグナム「………夢でも見たんだろう。ほら、おんぶしてやるから乗れ」
そう言ってシグナムは背中を向けてリュイに言う。
リュイ「うん……」
シグナムに言われてリュイは背中に乗る。
だがリュイは確信していた。
あれは…バガモンたちは夢じゃなかったことを。
また、いつか会えるといいなっと思っていたのだった。