魔法少女リリカルなのはViVidー人喰らいし、古の血ー 作:ダラケー
リュイ「う~ん…」
目を覚ましたリュイの視界に見覚えのある屋根があった。
リュイ「おうち…だ…」
起き上がって辺りを見回したリュイは自分がシグナムたちと暮らしている家の部屋だと気付く。
リュイはベッドから降りると部屋から出た。
寝起きで少しフラついてはいるが確りとした足取りでリュイはリビングに向かう。
リュイがリビングに着くとシグナムとはやて、そしてティアナがいて何かを話していた。
リュイ「しぐまま~♪」
何か話してはいるがシグナムを見て甘えたくなったリュイは後ろからシグナムに抱きついた。
シグナム「リュイ。もう起きて大丈夫なのか?」
リュイ「うん…てーなの…おかげ…」
シグナムに言われてリュイはティアナを見ながら言う。
ティアナ「覚えてたんだ。私が運んだの」
リュイ「うん…ありが…とう…てーな」
ティアナ「どういたしまして」
はやて「リュイ、ティアナと少し難しい話をするからあっちでザフィーラと遊んででや」
リュイ「うん」
はやてに言われてリュイは窓際で寝ていたザフィーラに向かってダイブ、遊び始めた。
ティアナ「それで八神部隊長、例の件はどうですか?」
リュイがザフィーラで遊び始めてティアナは真剣な顔になりはやてに言う。
ティアナがはやてとシグナムと話していたのはティアナ自身が追っている事件で、どうやらアマゾンが関わっているらしくリュイに協力を求めに来ていたのだ。
はやて「せやなぁ…ウチとしては協力してもえぇけど、
シグナム「私は…本音を言えばリュイにこれ以上、危ないことをしてほしくない」
ザフィーラで遊んでいるリュイを見てシグナムは言う。
シグナム「アマゾンと互角に戦えるのは今の局にはいない。人々の命や財産を守りたい…だが…」
本音はリュイにこれ以上は戦いを強いたくない、だがアマゾンと互角に戦えるのは管理局にはいない。
人々の命や財産を守ろうとするばリュイに負担を強いる。
シグナムはリュイの保護者として迷っているのだ。
ティアナ「無理にとは言いません。私だってエリオやキャロより幼い子に戦いを強いたくありません…でも現状ではリュイの…アマゾン ガンマの力が必要なんです」
シグナム「………」
ティアナの言葉を聞いてシグナムはザフィーラで遊んでいるリュイの姿を見る。
そして何かを決めたようにティアナに視線を戻した。
シグナム「分かった。リュイには私から言っておく。ただし!作戦には私も参加させてもらう!!」