魔法少女リリカルなのはViVidー人喰らいし、古の血ー 作:ダラケー
hunting 58
リュイ「ここ…どこ…?」
その日のリュイはインターミドルの会場に来ていたが余りにも人が多く、一緒に来ていたはやてたちとはぐれてしまっていた。
今日はミウラが出る大事な試合で応援に来たのだがこの状況になのだ。
必死になってはやてたちを捜すリュイ。
その時、辺りの風景がガラリと変わった。
色が無くなって白黒に、時が止まったように何もかもが動かなくなっていた。
リュイ「?」
何が起きているのか、突然のことでリュイは混乱していた。
?「やっと会えたな」
混乱しているリュイに1人のスーツを着た男性が現れた。
リュイ「おにーさん…だれ?」
ネバー「そうだな…ネバーとでも名乗っておこう」
リュイに聞かれて男性は『ネバー』と名乗った。
リュイ「その…ねばあが…なにか…よう…なの?」
ネバー「ふっ、俺の目的はただ1つ。八神 リュイ…いや、アマゾンガンマ!お前の命だ!!」
ネバーはそう言うとリュイより黒く、両目のような部分が紫色のアマゾンズドライバーを出して腰に巻いた。
シグマ!
ネバー「アマゾン…」
左側のグリップを捻り、そう言って再び捻ると辺りに熱気と衝撃波を放ちながら姿を銀色の体表面、わずかにオレンジ色に染まった胸部装甲、紫色の複眼を持つアマゾンライダーになった。
シグマ「仮面ライダー…アマゾンシグマ、見・参…」
リュイ「!?」
ネバーが変身したアマゾンライダー―『仮面ライダーアマゾンシグマ』に驚くリュイ。
だが驚きながらもリュイはアマゾンズドライバーを出して左側のグリップを捻った。
ガンマ!
リュイ「アマゾン…」
再び捻りながらぽそりと呟きリュイはガンマに変身した。
シグマ「やっと来たか…お前はそうだな…」
シグマは指を5本見せると親指を折った。
シグマ「4手で潰す」
ガンマ「グルルルル……ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
4手で自身を潰すと宣言したシグマの挑発にガンマは乗ってしまっていて真っ向からっ込んでいく。
同時に異空間のようなのが消えて元の空間になっていたがガンマは気づいていない。
ガンマ「ウワアァァァァァァァァァァ!!」
ガンマのアームカッターがシグマの首を切り裂く。
ガンマ「ウラアァァァァァァァァァァ!!」
続けてレッグカッターを顔に叩き込んで転倒させる。
そして一旦距離を取り跳躍した。
バイオレント・ストライク!!
ガンマ「ウオォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
倒れているシグマにバイオレント・ストライクを放つ。
ガンマのバイオレント・ストライクが決まり土煙が舞い上がる。
ガンマ「やった……!?」
土煙が収まるとそこには自身の脚を掴んでいるシグマの姿があった。
シグマ「その程度か?お前の力は…オラ!!」
掴んだガンマを投げ飛ばすシグマ。
シグマ「1!!」
シグマは投げたガンマに一気に追いつくと蹴り上げた。
シグマ「2!!」
蹴り上げたガンマを追って跳躍するとアリーナの方に殴り飛ばした。
シグマ「3!!」
手刀にした手をガンマに向かって繰り出す。
ガンマ「ぐっ…ウオォォォォォォォォォォォォォ!!」
ガンマも殺られているばかりにいかずにレッグカッターで対抗しようとする。
2人のアマゾンライダーの姿が重なるとアリーナに屋根を突き破った。
アリーナではインターミドルの予選が行われていた。
しかし突然屋根が崩れたために予選の大会は止まり、ざわついていた。
ザフィーラ「何だ!?」
ヴィータ「屋根が崩れたみたいだがなに…!?」
突然屋根が崩れたのを見てミウラのセコンド役になっていたザフィーラとヴィータは警戒していたが埃が晴れてあったのはシグマの手刀に胸を貫かれたガンマの姿があった。
シグマ「しまった…1手早く過ぎたか」
1手早くガンマを倒したシグマは貫いていた手刀を引き抜いた。
ガンマ「が…あ…あぁ………」
手刀を引き抜かれたガンマは3歩後退して仰向けに倒れてしまった。
誰かの悲鳴がアリーナに響き渡った。