魔法少女リリカルなのはViVidー人喰らいし、古の血ー 作:ダラケー
hunting 52
ミウラ(いまだ!!)
リュイの隙を突こうとミウラの蹴りが迫る。
だがリュイは直ぐに体を低くしてかわす。
リュイ「ほい」
そしてミウラの脚を掴むと立ち上がって投げ飛ばした。
ミウラ「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
投げられたミウラは驚いて声を上げてしまった。
ミウラ「う~…また負けた~」
投げられたミウラは砂浜に寝ん転がって言う。
リュイ「みう…だいじょう…ぶ?」
心配そうにミウラの顔を覗き込むリュイ。
ミウラ「リュイくん…うん。大丈夫だよ」
リュイ「よかった…」
ミウラが大丈夫と分かってリュイは嬉しそうにしていた。
その日のリュイは八神家がしている道場の模擬相手をしていた。
勿論、力を抑制するリストバンドを着けてだ。
はやてとリイン、アギトはアインハルト用のデバイス完成のお披露目とお渡し会をしているのだ。
でヴィータ、ザフィーラ、シグナムの見守る中でインターミドルが近いミウラの調整がてらの模擬戦をしていたのだ。
ヴィータ「やっぱりリュイとは余り確りとした模擬戦にはならないか…」
ザフィーラ「だがいろいろと学べる点はあるな」
シグナム「だが抜剣が使えねば…」
模擬戦を見てヴィータたちは話していた。
ヴィータ「そうだなぁ…」
ザフィーラ「いっそのことリュイにわざと受け止めてもらうというn…」
ザフィーラが意見を言っていると目の前に刃があった。
シグナム「何か言ったか?ザフィーラ…」
ザフィーラ「い…いや…なんでも…ない……」
シグナムの目力にザフィーラは引いた。
リュイ「みうら…」
ミウラ「なに?」
リュイ「みうらの…わざ…うけて…みたい…」
ミウラ「え!?」
リュイの一言にミウラは驚いた。
ミウラの技は近接型の収束魔法である『抜剣』だ。
練習で何度も放っているがその都度、標的の棒を破壊している。
それを受けたいなど狂気の沙汰ではない。
リュイ「だめ?」
ミウラ「だ、ダメだよ!危ないし、下手したら大怪我しちゃうよ!!」
リュイ「だいじょうぶ…ちゃんと…うけとめるから…」
ミウラ「で、でも…」
チラリとヴィータたちの方を見る。
リュイのことを過保護しているシグナムに何をされるか分かったものではないのだ。
ミウラの心配ごとが分かったのかリュイはシグナムの方に向かった。
リュイ「しぐまま…」
シグナム「どうした?」
リュイ「みうらの…わざ…うけたい…」
シグナム「な!?」
リュイの一言にシグナムは絶句してザフィーラを睨む。
睨まれたザフィーラは首を横に振って違うとアピールする。
リュイ「ボクが…いったから…ワンワン…かんけい…ない…」
シグナム「だが下手をすれば大怪我に…」
?「そうそう、怪我されたらこっちが迷惑だって」
声の方を見ると1人の青年が立っていた。
ヴィータ「だ、誰だ?」
海東「僕は海東 大樹。またの名を…」
『海東 大樹』は名乗るとどこからか銃とカードを取り出して銃にカードを装填した。
【KAMEN RIDE!】
海東「変身!」
【DIEND!】
銃を天に向かってトリガーを引くと海東が変身した。
ディエンド「仮面ライダーディエンド。ただの通りすがりの仮面ライダーさ」
青い体にバーコードに似た姿をした仮面ライダー『仮面ライダーディエンド』になって名乗るのだった。