魔法少女リリカルなのはViVidー人喰らいし、古の血ー   作:ダラケー

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hunting 46

ガンマ「ガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

戸惑いなくガンマはシグナムにアームカッターで斬りかかった。

 

シグナム「リュイ!」

 

斬りかかってきたガンマのアームカッターをシグナムはレヴァンティンで受け止める。

 

ガンマ「グガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

力を入れてレヴァンティンを押してシグナムを斬ろうとする。

 

シグナム「ぐっ…く…り、リュイ……」

 

押されるシグナムがそう発するとガンマのアームカッターに入れる力が弱くなった。

 

ガンマ「しぐ…ま…ま…」

 

レヴァンティンからアームカッターを離しながらガンマは数歩下がった。

 

同時に数歩下がると目の色が赤から元の青に戻っていた。

 

シグナム「リュイ…」

 

近付くとガンマは変身を解いてリュイに戻った。

 

リュイ「しぐまま…?」

 

シグナムを見てリュイは首を傾げた。

 

下の階の通路で、兵隊アリアマゾンたちの相手をしていたのは覚えているが、なぜ屋上にいたのか分からないでいた。

 

シグナム「リュイ、よかった」

 

元に戻ったリュイを見て、シグナムは安心して抱き締めた。

 

リュイ「しぐまま…いたい…」

 

シグナム「すまない。リュイ、疲れてるかもしれないが一緒に来てくれ」

 

リュイ「うん…」

 

よく状況が分からないリュイは言われるがままシグナムに抱きついた。

 

リュイが抱きついたのを確認したシグナムは落ちないように抱えると浮遊してはやてたちの方に向かった。

 

はやて「よし、アギト!放水や!」

 

アギト「よっしゃあ!」

 

シグナムがリュイと空から向かって来るのを見たはやての合図でアギトは一旦マンション内に戻ると、スプリンクラーの近くで火を起こして火事だと誤認させて水を噴射させた。

 

兵隊アリアマゾン『シャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?』

 

スプリンクラーから出た薬入りの水を浴びて兵隊アリアマゾンたちは体から白い煙を噴射しながら苦しみ倒れドロドロに溶けて死んでしまった。

 

ヴァイス「おら、これでも食らえ!!」

 

スプリンクラーから逃れてか来た兵隊アリアマゾンにヴァイスはホースと貯水タンクを連結して放水、薬入りの水を浴びせ倒していく。

 

兵隊アリアマゾン『シャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?』

 

1体また1体と兵隊アリアマゾンたち薬入りの水を浴びて苦しみながら死んでいく。

 

貯水タンクの水が無くなり水が出なくなった頃、マンションにいた180体近くいた兵隊アリアマゾンたちは1体も残らずにドロドロの液体になって蒸発、レジスターだけが転がっていた。

 

アギト「終わった…のか?」

 

ヴィータ「みたいだな…」

 

ヴァイス「いや、でもシグナム姐さんのとこにまだ1匹…」

 

兵隊アリアマゾンたちが全員倒したと思い、安心しているとヴァイスがシグナムといるリュイを指差した。

 

ヴィータ「あれはアタシらの家族だよ。他言したらダメだからな」

 

ヴァイス「え!?でもアマゾンですよ!?まさかシグナム姐さんのことをママって言ってるの…」

 

アギト「お察しの通りだ」

 

ヴァイス「あのガキ!今すぐ駆逐して…」

 

シグナムをママと呼ぶ子がリュイだと分かり、ヴァイスは水を浴びせようとした。

 

はやて「よぅしヴァイスくん、この報告書を今日の午後23時59分59秒までまとめて出してや。誤字脱字、コンマ1秒でも遅れたらなのはちゃんが考案した地獄のスペシャル特別訓練メニューの刑に処すからな」

 

ヴァイス「はぁ!?なんでそうなるですか!?」

 

はやて「リュイを傷付けようなら帰ったら直ぐに処すで」

 

ヴァイス「いくらなんでも横暴ですよ!?」

 

はやて「やらんのか?」

 

ヴァイス「やります!ぜひやらせてください!!」

 

これ以上言ったら何されるか分かったもんじゃないと判断したヴァイスは保身に走るのだった。

 

しかし結局間に合わずになのはの地獄のスペシャル特別訓練メニューの刑に処されたのはまた別の話である。




おまけ
アマゾンマンションの後処理を後から来た後続の部隊に任せてはやてたちはヴァイスとアルトの操縦するヘリにて一足先に帰還していた。

リュイ「すー…すー…」

ヘリの中でシグナムの膝枕でリュイはぐっすり眠っていた。

たった1人で50近くの兵隊アリアマゾンたちを倒してきたのだ、疲れていないハズがない。

はやて「すっかり寝とるね」

ぐっすり眠っているリュイを見てはやては言う。

シグナム「はい。何かとリュイ1人に負担をかけてしまいました…」

リュイの頭を撫でながらシグナムは言う。

ヴァイス「良いなぁ…俺もシグナム姐さんに膝枕してほしい…」

羨ましそうに言うヴァイス。

アルト「それより早く帰って報告書出さないとなのはさんに殺られますよ?」

ヴァイス「ぐっ、聞いてたのかよ…」

はやて「因みにすでになのはちゃんにはアルトも参加するように言っとるからな~」

アルト「えぇ!?なんで私まで!?」

はやて「ヴァイスの責任はアルトの責任でもあるんやで」

アルト「私はとばっちりじゃないですかぁ!」

はやて「ほなら胸を揉ませてくれたなら話は別やで」

アルト(それが狙いか!!)

はやて「楽しみやな~!早くつか…」

楽しみにしてるとはやての顔を掠るようにレヴァンティンが刺さった。

はやて「し…シグナム…?」

シグナム「リュイが寝ているから静かにしていただけますか?」

はやて「は…はい…すいません…」

シグナムの出す殺気にはやては冷や汗をかいて言うのだった。

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