魔法少女リリカルなのはViVidー人喰らいし、古の血ー 作:ダラケー
シグナム「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
兵隊アリアマゾン『シャアァァァァァァァァァァァァァ…………』
シグナムの斬撃が屋上への行く手を阻む兵隊アリアマゾンたちを切り裂く。
シグナム「あと少し!止まるなアギト!」
アギト「分かってるよ!」
後ろを振り向かずに2人は屋上へ走る。
兵隊アリアマゾンたちを押し退け屋上への扉を蹴破り屋上に到着した。
シグナム「アギト!」
アギト「あぁ!」
シグナムは入り口に構えて兵隊アリアマゾンたちの侵入を防ごうとする。
アギトははやてたちと連絡を取ろうとする。
はやて『アギト、無事やったんやね!?』
通信が繋がりはやてがアギトの無事を確認する。
アギト「はやて!大変だ、マンションにアマゾンがいっぱいいて…」
はやて『分かっとる、こっちでも反応を確認しとる。シグナムとリュイは?』
アギト「シグナムはこっちにいる。でもリュイは…アタシらを行かせるために下でアマゾンたちと戦ってる。早く助けに行かないと、もうリュイは限界なんだ!」
はやて『大丈夫や、もうちょいしたらそっちに着く。リュイを助け出したらある作戦を決行する。それまで持ちこたえてや!』
アギト「分かった!」
通信を切りシグナムの方を見るとすでに何体もの兵隊アリアマゾンが屋上へ上がってきていた。
アギト「シグナム、ユニゾンだ!」
シグナム「あぁ、来い!アギト!!」
シグナムを取り囲もうとする兵隊アリアマゾンを見てアギトはシグナムに言うとシグナムの中に入り
アギトは『融合型デバイス』、『融合騎』とも呼ばれるデバイスで、古代ベルカ発祥のデバイスである。
簡単に言えば意思を持つインテリジェントデバイスを極端にしたもの。
アギトと
バリアジャケットの色が赤から紫に、髪も八重桜から肌色に変わっていた。
シグナム「火竜一閃!!」
アギトの『烈火刃』によって強化した炎の鞭でビームのように放つ『火竜一閃』が兵隊アリアマゾンたちを凪ぎ払った。
兵隊アリアマゾン『シャアァァァァァァァァァァ…………』
火竜一閃を喰らい兵隊アリアマゾンたちは次々に撃破された。
シグナム「アギト、主はやてとの連絡は?」
アギト『何とか出来た!もうちょいしたらこっちに着くって、それまで踏ん張れってさ!』
シグナム「ならば行くぞ!」
アギト『おうよ!』
はやてたちが到着まで踏ん張ろうと構えたその時だ、シグナムは何かに掴まれたかと思いきや肩に痛みが走った。
アギト『シグナム!?』
シグナム「な…に…!?」
首を後ろに向けるとシグナムに抱き付くようにしている女王アリアマゾンが後肩から伸びる蟻の脚状の部位をシグナムの肩に突き刺していた。
女王アリアマゾン「キリャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
歯を出してシグナムの首に向かって行く。
液体が噴水のように天に向かって吹き出し、屋上の地面に雨のように降り注いだ。