魔法少女リリカルなのはViVidー人喰らいし、古の血ー   作:ダラケー

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恐怖のたまり場
hunting 36


その日、ミッドのとあるマンションにて一人の若い男性が来ていた。

 

目的の部屋に着くとチャイムを鳴らした。

 

女性『はい』

 

チャイムを鳴らすと女性の声がした。

 

会社員「どうも、水道の修理に参りました」

 

愛想よく、水道会社の会社員は返事をする。

 

女性『どうぞ』

 

会社員の言葉を聞いて女性は鍵を開けて、扉を開いた。

 

会社員「お邪魔します」

 

扉が開いて、水道会社の会社員は女性の部屋に入り、扉が閉まったその瞬間だった。

 

会社員「え…う、うわああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

会社員の悲鳴が響くがそのマンションの住人は誰一人として反応する者はいなかった。

 

 

 

シグナム「ここか…」

 

アギト「らしいな」

 

その日シグナム、アギトの2人はマンション前に来ていた。

 

理由は3日前に遡る。

 

リュイがヴィヴィオたちの誘いで、カルジーナへ向かって2日後、シグナムはアギトとともにはやてに呼び出されていた。

 

シグナム「潜入調査ですか?」

 

はやて「せや。ここ3週間の間にミッドチルダのとある一角で行方不明者が続出しとるんよ」

 

シグナム「やはりアマゾン…ですか?」

 

はやて「まだ分からんけど行方不明者は全員職業も性別も年齢もバラバラやから可能性は高いで」

 

シグナム「そうですか…」

 

はやて「本当はリュイにも協力してほしいんやけど…」

 

アギト「あぁ、今日だっけリュイが帰ってくるの」

 

はやて「せや。でも2人には悪いのは分かってるけど…」

 

シグナム「任せてください、主はやて。アマゾンの1体や2体、私とアギトが斬り伏せてみせます」

 

はやて「頼んだでシグナム」

 

そして現在、2人は姉妹という名義ではやてが用意した部屋に入り、荷物を整理していた。

 

シグナム「くっ、任務でなければノーヴェを八つ裂きにしたものを…」

 

アギト(あっぶなぁ~!命拾いしたなアイツ(ノーヴェ)…シグナム、リュイのことになると何も見えなくなるからなぁ…)

 

荷物を整理していて黒オーラを出して言うシグナムを見てアギトはそう思うのだった。

 

アギト「しっかしここまで来るのに住民に会わなかったな」

 

シグナム「あぁ。何人も失踪者出るともっぱらの噂だったから人があまり住んでいないのかもしれないな」

 

アギト「そうか。ま、ともかく今日は挨拶だけして様子見だな」

 

シグナム「そうだな」

 

アギトに言われてシグナムは菓子入りの箱を出した。

 

すると2人のいる部屋のチャイムが鳴り響いた。

 

「「!?」」

 

チャイムを聞いて2人は構えた。

 

シグナムはレヴァンティンを待機状態にしてドアに近付いた。

 

チェーンロックを掛けてシグナムはアギトに合図ちを送った。

 

シグナムの合図ちを見てアギトも合図ちで返した。

 

そしてシグナムはノブに手を掛けたのだった。


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