魔法少女リリカルなのはViVidー人喰らいし、古の血ー 作:ダラケー
リュイ「~♪~♪」
アインハルト「………」
その日、リュイはルンルンで、アインハルトはクリスを持って少し緊張していた。
理由は通信端末を弄っているルーテシアだった。
アインハルト(管理局の魔導騎士 八神 はやて司令…いったいどんな方なんだろう…リュイくんの保護者で、色々な事件を解決した歴戦の勇士という話だからやっぱり怖い方かな?)
初めて会うはやてのことを色々と考えているアインハルト。
アギト『あー、ルールー!オーッス!』
ルーテシア「おいーっす、アギト」
リュイ「あぎねえね~♪」
アギト『リュイ~♪元気してたか?』
リュイ「うん!」
アギト『それは良かった~。シグナムがかなり心配してたからな』
シグナム『なんだ、リュイからなのか!?』
アギト『あ、ちょっ、シグナム!?』
シグナム『リュイィィィィィィィィィィィィィィ!!無事なのか!?怪我はないか!?』
アギトの言葉を聞いて遠くにいたのかシグナムが猛ダッシュで現れて聞いてきた。
リュイ「しぐまま~♪うん…だいじょうぶ…でも…ちょっと…おぼれた…」
シグナム『そうか、良かったぁ…って、なんだとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?』
リュイが無事かと思ったら溺れかけたと聞いてシグナムは大声を上げる。
シグナム『い、いいい、今なんと言った!?溺れた!?溺れたとはどういうことだ!?』
リュイ「にょーえから…およぎ…おしえて…もらった…だけ…だよ?」
シグナム『ノーヴェか…帰ってきたら斬る!!』
リュイ「しぐまま?」
いつなく豹変しているシグナムに首を傾げるリュイ。
はやて『シグナム~、そろそろええか?』
奥からはやての声がしてシグナムに言う。
シグナム『あ、はい。今からレヴァンテインの切れ味を上げてきますので』
はやてに言われてシグナムは恐ろしいことを言ってどこかへ行ってしまった。
ルーテシア(これ…ノーヴェは帰ったら土に還っちゃうわね…)
ノーヴェのことを(色々な意味で)心配するルーテシアだった。
はやて『はぁーい、ルールー、お久しぶりやー♪』
タヌキの面をして現れるはやて。
ルーテシア「八神司令、お久しぶりです」
リュイ「はやぱぱ~♪」
はやて『リュイ~♪うん、元気そうやね』
ルーテシアとリュイの姿を見て言うはやて。
ルーテシア「あ、それで今日はですね。この子の…」
はやて『あ、聞いてるよー。覇王イングヴァルト陛下の正統血統 ハイディ・E・S・イングヴァルト、格闘戦技『覇王流』を継承してて、ちょっとヤンチャもしてたけど今はノーヴェ師匠やヴィヴィオたちと一緒に魔法戦競技に一生懸命で、ウチのリュイと仲ようしてくれとる真面目で一生懸命なええ子やって。そんな子にならいくらでも協力するよー♪』
嬉しそうに言うはやて。
はやて『えっと公式魔法戦用のデバイスやったっけ?どんなのがええかもう決まっとる?』
アインハルト「あ、は、はい!」
最初のアギトから次のシグナムからのはやてに呆気にとられていたアインハルトは少し裏声になりながら待て言う。
リイン『装着型とか、武器型とか…』
アギト『なんでも相談に乗るよー!』
はやての左右からリインとアギトが現れて言う。
アインハルト「えと……その、格闘技だけで戦いたいので武器ではない方が…」
はやて『そーかー…格闘家さんやもんねー。ほんなら体の動きを阻害するような装着型もよくないかなー。スバルのナックルやキャリバーもあれ、なんだかんだてまめっちゃ重いしなー』
リイン『そーなんですよねぇー』
アインハルト「ですから…その…この子のような補助・制御型がいいなと」
クリスを見せながら言うアインハルト。
はやて『なるほどなー。ほんならクリスの性能を
クリスを見てはやては言う。
アギト『補助・制御型か、それなら機体自体はすぐにできそうだな』
リイン『ですね。あとは性能設定と調整です』
はやて『そやねー。ほんならアインハルト』
アインハルト「は、はい!」
はやて『覇王の愛機、まずは軽く取りかかってみるな。八神 はやてとリイン&アギトがノリノリで組んであげよ』
リイン・アギト『『おまかせだ!/です!』』
アインハルト「あ、ありがとうございます!」
デバイスを作ってもらえると聞いてお礼を言うアインハルト。
アインハルト「あの…ご迷惑でなければ1つ聞きたいのですが…」
はやて『ん?なんや?』
アインハルト「あの…八神司令は女装がご趣味の男性の方なんでしょうか?」
アインハルトの問いにはやてはずっこけた。
はやて『ちゃうちゃう!女や女!!』
アインハルト「え?でもリュイくんがパパと…」
はやて『リュイが呼びやすいようにしたらそうなったんや~!勘違いせんどいて~…』
男性と間違われて泣いてしまうはやてだった。