魔法少女リリカルなのはViVidー人喰らいし、古の血ー 作:ダラケー
『…………』
ナカジマ家にてリュイとノーヴェに連れられたヴィヴィオ、アインハルト、コロナ、リオの間に気まずい空気が流れていた。
ノーヴェ「かなり気まずい空気だな」
シグナム「あぁ。だが当人同士で話さねばなるまい」
気まずい空気を感じてノーヴェたちは言う。
このままじゃダメだと思い意を決してリュイは口を開いた。
リュイ「みんな…ご…ごめん!」
アマゾンだったことを隠していたことを言ってヴィヴィオたちに頭を下げて謝るリュイ。
ヴィヴィオ「り、リュイくんが謝ることじゃないよ!」
アインハルト「むしろ謝るべきなのは私たちです」
コロナ「リュイくんは私たちを守ろうとして危ない目にあってたのに…」
リオ「なのに私たち、リュイくんを酷い目で見て…傷付けちゃた…だから…」
「「「「ごめん!/なさい!」」」」
自分たちを守るために命をかけてくれたリュイを酷い目で見てしまったことを謝る4人。
リュイ「びびお…はる…ころ…りお…」
謝られてリュイは少し困惑していた。
こんな時、何と声をかければいいか分からずにいた。
ノーヴェ「よーし、仲直りしたんならもう良いじゃねーか。これ以上何か話すこともないだろ?」
困惑しているリュイにノーヴェが助け船を出して言う。
ノーヴェに言われてリュイたちは頷いた。
その後、ナカジマ家でリュイたちは夕御飯を食べて帰ろうとしていた。
ヴィヴィオ「あ、リュイくん!」
帰ろうとしたリュイにヴィヴィオが呼び止めた。
呼び止められたリュイはヴィヴィオたちの方を振り向いた。
ヴィヴィオ「あの…リュイくん…その良かったら私たちの合宿、一緒に行きませんか?」
リュイ「がっしゅく?」
リオ「うん。リュイくんの格闘技…私たちも参考にしたいし…」
コロナ「私たちとの模擬戦もまだだからね」
理由を言う面々。
リュイ「しぐまま…」
合宿の誘いを受けてリュイはシグナムを見た。
その目には行って良いかなという目であった。
シグナム「良いんじゃないか?リュイが行きたいなら、私は構わない」
リュイの意を汲んだのと何よりリュイ自身に良い経験になるかもしれないと判断してシグナムは言う。
リュイ「………うん…いく!」
ヴィヴィオ「本当!?やった!!」
シグナムから許可を貰ってリュイは嬉しそうに頷き、返事を聞いてヴィヴィオも頷いて言う。
ノーヴェ「ならお嬢たちに1人追加って連絡しとかないとな。詳しい日程は後でシグナムさんの端末に送りますよ」
シグナム「そうしてくれ」
リュイが来ると確認したノーヴェはそう言うのだった。
その頃、管理局の模擬戦場では…。
ヴィータ「お、おい。いくらなんでもこれは…」
バインドで縛られたヴィータが怯えた状態で、相手言う。
なのは「うふふふ…ダメだよヴィータちゃん。ちゃーんとお話ししないと」
黒い笑みを浮かべながら相手をしているなのははヴィータに言う。
ヴィータ「お話しってなんだよ!?」
なのは「幼い子に変なこと吹き込んだでしょ?」
リュイに"管理局の白い悪魔"を吹き込んだと言うとヴィータは慌て出した。
ヴィータ「あ、あれか!あれはその言葉のあやってか…その…」
なのは「問答無用!ディバインバスター!!」
言い訳するヴィータになのはの問答無用のディバインバスターが炸裂した。
ヴィータ「ああぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
ディバインバスターを喰らい、ヴィータは光の中へ消えてしまったのだった。