魔法少女リリカルなのはViVidー人喰らいし、古の血ー   作:ダラケー

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hunting 20

八神家出張の間高町家に預けられているリュイ。

 

今日はヴィヴィオと一緒に公園に来ていた。

 

理由は昨日の晩、ヴィヴィオにミウラとの手合わせ(リュイ本人は手合わせの意味をまだちゃんと理解していないが、猫のじゃれ合い的なのと思っている)の話しをしたら格闘技をしているヴィヴィオである、食い付かないわけがなく出張先にいるはやてたちに連絡して許可を貰いヴィヴィオの格闘技の師匠である『ノーヴェ・ナカジマ』の引率の元、チームナカジマの面々と模擬戦をすることになったのだ。

 

因みにヴィータにも許可を貰っているとブラックオーラ全開のなのはが現れて何やら話しており、ヴィータは泣きながら頭を下げていたが途中でブツンと通信を切った。

 

通信を切ったなのはの顔は不適に、それは不適に笑っていた…ブラックではなくダークネスなオーラを出しながら…

 

それを見たヴィヴィオとフェイトは合掌していたがリュイは意味が理解できず、首をかしげていた。

 

ヴィヴィオ「あ、おーい!ノーヴェ~!」

 

先に公園で待っていた女性に手を振るヴィヴィオ。

 

手を振られた相手―『ノーヴェ・ナカジマ』も手を振り返す。

 

ノーヴェ「おせーぞ、ヴィヴィオ。そいつか?昨日話してたのは?」

 

ヴィヴィオの後ろにひょっこりと顔を覗かせるリュイを見るノーヴェ。

 

ヴィヴィオ「うん。そうだよ」

 

リュイ「やがみ…りゅい…です…」

 

ヴィヴィオの前に出て名乗るリュイ。

 

ノーヴェ「リュイか…私はノーヴェ・ナカジマ。ヴィヴィオの師匠…てか格闘技を教えてる。でこっちにいるのが…」

 

コロナ「初めまして、コロナ・ティミルです」

 

リオ「リオ・ウェズリーだよ」

 

水玉模様のキャンディを模した髪留めでツインテールにしている少女『コロナ・ティミル』と八重歯のある元気っ子の『リオ・ウェズリー』が名乗る。

 

ノーヴェ「それで最後が…」

 

アインハルト「アインハルト・ストラトスです。皆さんとは僭越ながら一緒に練習をさせてもらってます」

 

碧銀の髪でツインテールで大きな赤いリボンと左が青、右が紺のオッドアイが特徴の少女―『アインハルト・ストラトス』が名乗った。

 

ノーヴェ「ま、自己紹介もこれくらいにしてリュイは準備運動してろよ。で最初にリュイとやるのは…」

 

アインハルト「あの…差し支えなければ私からやらせてもらってもいいでしょうか?」

 

ノーヴェ「お、珍しいな。お前が最初に手を上げるなんてな」

 

自分から模擬戦すると言い出したアインハルトにノーヴェは言う。

 

アインハルト「いえ。何となくあの子とはやってみたいと心が言ってるんです」

 

ノーヴェ「そうか。お前らは異存はないか?」

 

ヴィヴィオ「アインハルトさんなら最初でいいよ!」

 

リオ「ヴィヴィオに同じく!」

 

コロナ「私もです」

 

アインハルトが先にリュイと模擬戦することにヴィヴィオたちは反対せずに言う。

 

ノーヴェ「よし。んじゃアインハルトとリュイは準備運動しろ。あとはその間に次やる順番を決めろよ?」

 

「「「はーい!!」」」

 

ノーヴェに言われてヴィヴィオたちは元気良く返事をしたのだった。


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