魔法少女リリカルなのはViVidー人喰らいし、古の血ー 作:ダラケー
ヴィヴィオの部屋にてリュイはヴィヴィオと対戦ゲームをしていた。
下の台所にてフェイトとなのはは昼食の準備をしており、その間の暇潰しだ。
ヴィヴィオ「ま…負けた~」
画面に出た『You Lose』を見てヴィヴィオは気落ちした。
リュイ「かった…」
対してリュイは『You Win』の文字が画面に出ていた。
ヴィヴィオ「まさかこうも早く超えられちゃうなんて…」
最初対戦ゲームをする時、やり方が分からなかったリュイにヴィヴィオは丁寧に教えてやると最初の一戦以外ヴィヴィオは負け越していた。
ヴィヴィオ「リュイくんってゲーム強いんだね」
リュイ「びびおも…つよい…」
ヴィヴィオの顔を真っ直ぐ見ながらリュイはそう言う。
すると…。
なのは「二人とも~、ご飯出来たよ~!」
ヴィヴィオ「はーい。行こうリュイくん」
リュイ「うん…」
なのはに呼ばれて二人は部屋を出た。
二人がリビングに行くとテーブルに沢山の料理が並べられていた。
ヴィヴィオ「うわぁ~、こんなに沢山作ったの!?」
なのは「うん、リュイくんが沢山食べるって聞いたからフェイトちゃんと張り切って作ったんだ」
ヴィヴィオ「それにしても、多すぎない?」
そう言うヴィヴィオの視線の先にはタワーのように山盛りになっている唐揚げ、エビフライ、サラダなどがあった。
フェイト「ちょっと多かったかな?」
なのは「ま、まぁヴィヴィオも成長期とかだし大丈夫だよ!」
ヴィヴィオ「えぇ~…」
なのはの台詞にヴィヴィオは呆れていた。
リュイ「おいし…そう…」
山盛りの料理を見てリュイは食べたくてうずうずしていた。
なのは「それじゃあ、食べようか?」
なのはに言われて席に着くヴィヴィオ。
リュイはヴィヴィオの隣に座った。
なのは「それじゃあ…」
「「「いただきまーす!!」」」
リュイ「いただき…ます…」
手を合わせていただきますして食事を始めるなのはたちだった。
食事をしているとリュイは途中途中でなのはの顔を見ていた。
なのは「ん?私の顔に何か付いてる?」
視線に気付いたなのはが聞くとリュイは横に振った。
ヴィヴィオ「どうしたの?」
リュイ「んー…きいてた…のと…ちがう…」
フェイト「それってなのはが?」
リュイ「うん…」
なのは「何を聞いたの?」
リュイ「えっと…びーねえねが…」
それは昨晩のこと。
ヴィータ「いいか?リュイ、絶対になのはを怒こらせるなよ?」
リュイ「なん…で…?」
ヴィータ「アイツは管理局で白い悪魔って言われてるからだ。もしも怒らせたら…お話しと言う料理にされちまうぞ。いいな?」
リュイ「う、うん…」
ヴィータに言われてリュイの中で、なのはへの恐怖が出来そうになった。
リュイ「…っていってた…」
ヴィヴィオ・フェイト「「………」」
ヴィータから聞いたなのはのことをリュイが話し終えると、ヴィヴィオとフェイトは顔をひきつらせた。
なのは「あははははは…そうかぁ、ヴィータちゃんがそんな事を…じゃあ、出張から帰ったらお話ししないとね~」
片やなのは、黒い笑みを浮かべながら言う。
ヴィヴィオ・フェイト((ま、マジだ…ヴィータ(副隊長)…ご愁傷さまです…))
心の中で、ヴィータに合唱するヴィヴィオとフェイトだった。
リュイ「ん~♪」
対するリュイは唐揚げを頬張って幸せそうに笑っていた。