魔法少女リリカルなのはViVidー人喰らいし、古の血ー   作:ダラケー

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はい、同時進行でのクロス第2話です!

ではどうぞ!


kamenrider×kamenrider

―数分前―

 

シグナム「ザフィーラ、リュイはいたか?」

 

ザフィーラ「いやいない。だがこの近くなのは確かだ」

 

散歩中にいなくなったリュイをシグナムとザフィーラは慌てて辺りを捜していたが見付けられずにいた。

 

シグナム「どこに行ったんだ、リュイ…」

 

不安がシグナムを包む。

 

その時、近くの廃工場から大きな物音が響いて見ると屋根から何かが飛び出してどこへ飛んでいっていた。

 

ザフィーラ「なんだ!?」

 

シグナム「あの廃工場からか!」

 

何かが飛んでいっていった廃工場に向かう二人。

 

シグナム「リュイー!リュイ、どこだー!!」

 

呼びながら中に突入すると体にバーコードに似たのが描かれた灰色の仮面ライダーがリュイに何かしようとしていた。

 

シグナム「奴め!!」

 

灰色の仮面ライダーを見てシグナムはバリアジャケットを纏いレヴァンティンを出して首に突きつけた。

 

クライム「え?」

 

首にレヴァンティンを突きつけられて灰色の仮面ライダー、『仮面ライダークライム』は驚いて振り向いてきた。

 

シグナム「貴様、リュイに何をしている?」

 

ザフィーラ「!?」

 

いつもクールなシグナムが珍しく怒りで満ちているのを感じてザフィーラは少しビクッとした。

 

クライム「いや、危ないところを助けただけだって!」

 

シグナム「言い訳は局で聞く!」

 

クライムに斬りかかるシグナム。

 

クライム「問答無用かよ!?」

 

驚きながらもクライムは跳躍して空中回転してからのシグナムの後ろを取る。

 

シグナム「逃がさん!!」

 

追撃しようとクライムに向かうシグナム。

 

クライム「あーめんどくせぇなぁ」

 

そう言ってクライムは1枚のカードを取り出して銃に差し込んだ。

 

KAMEN RIDE TORANS

 

『KAMEN RIDE TORANS』と音声が流れるとクライムは銃を向け、トリガーを引いた。

 

トリガーを引くと紫黒色で、左肩から斜めにタイヤのようなのをつけた仮面ライダー―『仮面ライダートランス』が現れた。

 

シグナム「なにっ!?」

 

突然現れたトランスに驚いて止まるシグナム。

 

クライム「その人を抑えてろ!」

 

クライムの指示を聞いてトランスはシグナムに襲いかかる。

 

シグナム「くっ!」

 

トランスの攻撃をシグナムはレヴァンティン盾にして防ぐ。

 

トランス「ハッ!」

 

一旦距離を取ったトランスは拳を握ると再びシグナムに接近する。

 

シグナム「レヴァンティン!!」

 

接近するトランスを見てシグナムはレヴァンティンに指示をするとレヴァンティンは形を長剣型になりカートリッジ1つを消費した。

 

シグナム「紫電一閃!!」

 

魔力を刀身に集めて縦の斬撃を繰り出す技―『紫電一閃』を繰り出した。

 

トランス「フッ!!」

 

シグナムの繰り出した紫電一閃を跳躍してかわしてそのまま空中回転してキックを繰り出した。

 

シグナム「チッ!」

 

後ろに飛びキックを回避する。

 

クライム「さてと今の内に…」

 

シグナムがトランスと戦っている隙にクライムは離脱しようとする。

 

ザフィーラ「そうはいかん!」

 

クライム「うおっ!?」

 

離脱しようとしたクライムの背後からザフィーラ(人間形態)が羽交い締めにする。

 

クライム「いつの間に!?くそっ!」

 

ザフィーラ(最初からいたのだが…まぁいいだろう)

 

狼での姿が多いザフィーラは自身の人間形態での影の薄さ少しショックを受けながらも羽交い締めにしたクライムの首にチョップを叩き込んだ。

 

クライム「がっ………」

 

チョップを叩き込まれたクライムはバタリと気を失った。

 

クライムが気を失って変身が解けたのと同時にトランスの姿が無くなった。

 

 

 

―取調室―

 

「氏名『神崎 朧』、職業は無職。あちこちの異世界を渡っては悪の組織を撃滅しているが八神部隊長の子…もとい養子であるリュイくんを襲い変質な行為をしようとしたところを管理局の武装隊所属のシグナム隊長たちに拿捕…で合ってるかな?」

 

取調室にて係りの男性局員が仮面ライダークライムこと『神崎 朧』に報告書の内容を言ったあと確認する。

 

朧「後半だけ間違いだらけだ!!」

 

机を叩きながら言う朧。

 

ザフィーラに気絶させられたあと、管理局のベッドで目を覚まして直ぐに取調室に連れてかれて事情聴取されていた。

 

「そう言われてもシグナム隊長がそう言っているんだから…」

 

朧「俺はショタコンじゃねーよ!俺はむしろそのリュイってチビを助けたんだ!!」

 

「とか言ってそこから変質行為をしようと…」

 

朧「断じてしない!!」

 

怒りながらそう言う朧だった。

 

 

 

―地下―

 

どこかの地下にてシャドウは膝を付いて人物の前にいた。

 

その人物は体が少し透けているので立体映像だと分かる。

 

シャドウ「申し訳ありません。仮面ライダークライムに邪魔をされました」

 

そう言ってシャドウは立体映像の人物に向かって謝罪していた。

 

?『仮面ライダークライム…ヤツメ、コノ世界ニ現レルトハ…何トシテモコノ世界ノ仮面ライダーヲ必ズ抹殺セヨ!!』

 

シャドウ「ハッ」

 

人物に言われてシャドウは返事をした。




ではまた次回にてお会いしましょう!

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